水の中のナイフ  A Knife in the Water Noz w Wodzie  
 映画
邦 題

水の中のナイフ

原題

A Knife in the Water Noz w Wodzie

ジャンル

サスペンス

監督

ロマン・ポランスキー

脚本

ロマン・ポランスキー、イエジー・スコリモフスキ、ヤクブ・ゴールドベルク

撮影

イエジー・リップマン

国・年度

ポーランド 東和 1965/06/ 94分

AV

DVD

 

亡命作家ポランスキーが祖国ポーランドに残した唯一の長篇で、ポランスキー監督のデビュー作。、ポーランド時代作品三部作「反撥」、「袋小路」のなかの最高傑作。強烈な戦争体験から メッセージ性の強い作品を放ったワイダなど旧世代とは異なる、より内省的な作風が彼らの共通項で、本作も登場人物は僅か3人。沢地帯の空と水の光陰を鮮やかに切り取るリップマンのキャメラが素晴らしい。当時、音楽学校の学生だったヒロインのウメッカの官能的な存在感も忘れ難い(後に一本に出演して映 画界を退いた)
【解説】
裕福な知識階級の壮年の夫と美しいその妻のヨット遊びに、ヒッチハイクで拾った反抗的な貧しい若者が同行する。ヨット上で過ごす二日の間に起こる、それぞれの感情の揺れを鋭利な映像感覚で紡ぐ。ことごとく対立る夫と若者の新旧の価値観の間で不安げに佇む妻はやがて青年に傾斜していく
【配役】レオン・ニェムチック、ヨランタ・ウメッカ、ジグムント・マラノウッツ


 音楽
音楽監督

クリシトフ・コメダ

主題曲・邦題

袋小路&水の中のナイフ

主題曲・原題

A Knife in the Water

ジャンル

Jazz

作詞

作曲

ソース

EP/CD

コメダがポランスキーと組んだ比較的初期作品の「袋小路」と「水の中のナイフ」のカップリング作品。「袋小路」には今回テーマ曲のヴォーカルトラックも含まれた特別盤となり、全16曲収録。

オリジナルサウンドトラック
●袋小路&水の中のナイフ  Harkit/Rambling Records 2010/4/15 CD
「袋小路」
1. Cul-de-Sac 、2. Pushing the Car 、3. Walk on the Water 、4. Radio One 、5. Radio Two 、6. Dicky's Death 、7. Cul-de-Sac (Orchestral) 、8. Cul-de-Sac く(Jazz vocalese)
「水の中のナイフ」
9. Towing the Boat ボートを引、10. Come Aboard! 乗船!、11. Knife in the Water水の中のナイフ 、12. Walking on the Water 、13. Heading Back 、14. The Crocodile 、15. The Buoy 、16. End Title

(ポランスキーによるポーランド、シネマジャズ・ジャンルを誕生させた貴重な作品で、ポーランド・ジャズ・シーンの鬼才クシシュトフ・コメダのヨーロピアン・ジャズ・サウンド)
50年代のコメダ・ジャズのレパートリーはスタンダード・ナンバーが主体だったが、60年代に入るとオリジナル曲が多くを占める


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