|  ア・グレイト・デイ・イン・ハーレム
                  〜57人のジャズミュージシャンの肖像〜 A
                  Great day in Harlem
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                     ナレーション:クィンシー・ジョーンズ
                        | 映画 |  
                        | 邦 題 | ア・グレイト・デイ・イン・ハーレム〜57人のジャズミュージシャンの肖像〜
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                        | 原題 | A
                           Great day in Harlem |  
                        | ジャンル | 音楽ドキュメンタリー |  
                        | 監督 | ジーン・バック |  
                        | 脚本 | ジーン・バック |  
                        | 撮影 | スティーヴ・ペトロプロス |  
                        | 国・年度 | 米 1994年 60分 カラー |  
                        | AV | DVD |  
         | ターミナル』でトム・ハンクス演じる主人公がアメリカを訪れたきっかけになった1枚の写真。ジャズ史に残る“ビッグ・ピクチャー”と呼ばれる実在の写真に隠されたもうひとつの感動ストーリーを、関係者の証言と名演シーンで綴ったドキュメンタリー。【解説】1958年8月、NYハーレム。「エスクァイア」誌の呼びかけで、ジャズミュージシャン57人が集まった。ベイシー、ブレイキー、ガレスピー、モンク、ロリンズなどが、NYハーレムに世代も流派も越えて初めて一堂に会したジャズ界の巨人たち57人の演奏風景や関係者のインタビュー等で構成されている。アート・ケインが撮った、後に“ビッグ・ピクチャー”と呼ばれるこの写真は、ジャズ最盛期の一頁を記録した、記念碑的作品として今に伝わる。これはジャズ音楽界との交流厚いジーン・バックが、初公開の8ミリフィルムや、各ミュージシャンの演奏風景、関係者へのインタビューで構成した作品。1995年アカデミー賞長篇ドキュメンタリー賞ノミネート。
 【出演:演奏】レッド・アレン、バスター・ベイリー、カウント・ベイシー、エメット・ベリー、アート・ブレイキー、ローレンス・ブラウン、スコーヴィル・ブラウン、バック・クレイトン、ビル・クランプ、ヴィック・
                  ディッカーソン、ロイ・エルドリッジ、アート・ファーマー、バド・フリーマン、ディジー・ガレスピー、タイリー・グレン、ベニー・ゴルソン、ソニー・グリア、ジョニー・グリフィン、ジジ・グライス、コールマン・ホーキンズ、J・C・ハード、J・C・ヒギンボサム、ミルト・ヒントン、チャビー・ジャクソン、ヒルトン・ジェファーソン、オジー・ジョンソン、ハンク・ジョーンズ、ジミー・
                  ジョーンズ、ジョー・ジョーンズ、タフト・ジョーダン、マックス・カミンスキー、ジーン・クルーパ、エディ・ロック、マリアン・マクパートランド、チャールズ・ミンガス、ミフ・モール、セロニアス・モンク、ジェリー・マリガン、オスカー・ペティフォード、ルディ・パウエ
                  ル、ラッキー・ロバーツ、ソニー・ロリンズ、ジミー・ラッシング、ピー・ウィー・ラッセル、サヒブ・シバブ、ホレス・シルヴァー、ザッティ・シングルトン、スタッフ・スミス、(ウィリー・スミス)、レックス・スチュアート、マクシン・サリヴァン、ジョー・トーマス、ウィルバー・ウェア、ディッキー・ウェルズ、ジョージ・ウェトリング、アーニー・ウィルキンズ、メアリー・ルー・ウィリアムズ、レスター・
                  ヤング
 【協力】アート・ケイン,スティーヴ・フランクファート,ロバート・ベントン,ロバート・アルトシュラー,ナット・ヘントフ
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                        | 音楽 |  
                        | 音楽監督 | ジョニー・マンデル |  
                        | 主題曲・邦題 |  |  
                        | 主題曲・原題 |  |  
                        | ジャンル |  |  
                        | 作詞 |  |  
                        | 作曲 |  |  
                        | ソース |  |  | 【劇中曲】1.ne O'Clock Jump、2.Open All Night、3.Carolina
                  Shout、4.Echoes of Spring、5.Nothin'、6.Blue
                  Monk、7.The Lady Who Swings the Band、8.The Man I
                  Love、9.Wild Man Blues、10.Twelth Street
                  Rag、11.Easy Does it、12.Fine and Mellow、13.Some
                  of These Days
 
 本編のミュージシャンの演奏シーンには当時CBSテレビで放映されていたボブ・ヘリッジ・プロデュースの「ザ・サウンド・オブ・ジャズ」からの映像も
                  使われている。特典映像の後半で、その番組の収録セッションで、レスター・
                  ヤングのソロをにこやかに見つめるビリー・ホリデーの姿を見る事ができる
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               |   | タワーレコード発行フリーマガジン『イントキシケイト』4月号
                  、青木和富氏が本DVDのレヴューより抜粋アート・ブレイキーがインタヴューに答えて言う。「(アメリカのジャズは)
                  世界一の音楽だ。他と混同しないでくれ。」 そう、米国のジャズがひとつの頂点を迎えていた1958年。エスクァイア誌の
                  ジャズ特集のために撮影された57人のジャズメンの集合写真(実際に集まったのは58人)をめぐるドキュメンタリーを収めたのが本DVDだ。その集合写真の撮影現場には別にカメラを持った者やカラーの8ミリを回していた者もいた。
                  それらの写真や映像とそこに居たミュージシャンや関係者へのインタヴュー、さらに写真に写っている代表的なミュージシャン・歌手の演奏や歌唱シーンを「枝葉」にして、「幹」となる動かない1枚のモノクロ写真が豊かな実りを見
                  せる小一時間のドキュメンタリー映画。 エスクァイア誌のための写真がその時に切り取ったのは、ジャズ・ジャイアンツが一同に会したと云う奇跡の瞬間だけではなかった。写真を見ながら当時を回想してバド・フリーマンは言う。「この写真に写っている人たちは全員ソリストとして活動していた。皆いい人たちで、嫉妬深くも自己中心的でもな
                  かった。」 撮影のための集合の中で再会を喜びながら、互いに認め合い敬慕の念を抱く彼らの笑顔が、映像の中にも何度も何度も登場する。後世有名になったその1枚の写真は、おとしめたり、やっかんだりしない事のその先にある豊潤の瞬間を見せてくれた写真でもあったのだ。その事をこのドキュメンタリー映画は見事な編集で見せてくれる。ディジー・ガレスピーの次の言葉で映画はエンディングを迎える。「有名な写真だろ? 誰も彼も好きな人たちばかりだ。」
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