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            名作中の名作で、ご存知名曲「As
         time goes
         by(時の過ぎゆくままに)」と、ボギーの名セリフ「君の瞳に乾杯」や「そんな昔のことは忘れた」「そんな先のことは分からない」はメッチャクチャ格好よかったし、最後に警察署長ルノーとの間に交わされた「これも友情の始まりだな」という名ゼリフの小気味の良さは未だに語り継がれている。
               | 映 画 |  
               | 邦 題 | カサブランカ |  
               | 原題 | Casablanca  |  
               | ジャンル | ラブストーリー |  
               | 監督 | マイケル・カーティス |  
               | 脚本 | ジュリアス・J・エプスタイン/ハワード・コッチ |  
               | 撮影 | アーサー・エディスン |  
               | 国・年度 | 米 103分 1943-1946  b&w
                   |  
               | ソース | DVD |  
        【逸話】
 1994年に、この映画で脚色賞を獲得したハワード・コッチのオスカーが、<サザビー>のオークションにかけられ
         たそうだ。受賞から50年も経っている・・・コッチの身に何が・・・真実は?/この作品でイングリット・バーグマンはスクリーンで日本初登場/革命家ラズロの配役に、最初は元大統領・元俳優ロナルド・レーガンが予定されていたそうだ。
 | 【解説】時代は1940年第二次世界大戦下。今でもス〜と戦乱のヨーロッパを避けアメリカに逃げようとするヨーロッパ人たちでごった返す、フランス領モロッコはカサブランカにあるリックの店に飛んでいけるのだ。しかし、見たな〜!この映画。何度見たのか自分でもわからない。
 そこには、あの男がいる。ちょっとおしゃれで渋め、小柄だがしゃがれ声でいなせなアメリカ人。酒場の経営者は表向き、実は裏商売の顔を持つリック。なんの解説の必要もいらない名画中の名画。ボギーの魅力、バーグマンの息をのむ清冽は喩えようがないとりあえず、すこし解説しておこう。ボギー演じるところのリックの酒場に、ある夜、反ナチの革命家のリーダー・ラズロが妻のイルザと共に現れた時から、リックの生活は思わぬ方向に事態が発展していく。ラズロの目的はリックが隠し持つパスポートを買い取るためだ。妻のイルザは、リックの店で忘れがたい思い出の曲を、黒人ピアノ弾きが歌う(永遠に語り継がれていく名場面)のを聞きリックの存在を知る。イルザとリックはかって恋人同士で、いつか二人でアメリカへの亡命を誓い合った仲だった。しかし、ある事情によりイルザはリックを裏切ってしまったのだ。今カサブランカの地で再会したふたりの愛情は再び燃えがっていく。リックの心は揺れ動く。逃亡の果て、疲れ果てるラズロにとって、イルザが心の支えになっていることが痛いほどわかってしまう男だから。愛情と男心の板挟みになりながらも、ついには無記名のパスポートにリックはふたりの名を書き込む・・・。
 【受賞】
 1943年度アカデミー作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞受賞
 【配役】
 ハンフリー・ボガード(米国人リック)、ポール・ヘンリード(リーダー、ラズロ)、イングリット・バーグマン(その妻イルザ)、クロード・レインズ(仏人警察署長)、コンラド・ファイト(独軍将校)、ドゥリー・ウィルソン(ピアニスト、サム)
                               | 
   
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            Casablanca: Original Motion Picture
         Soundtrack映画史上最高の主題歌といわれている「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」は、この映画のために書かれたものではなく、31年のレビュー「エブリボディ・ウェルカム」で使われたもので、ハーマン・ハプフェルドが1931年に作詞、作曲したもの。
               | 音 楽 |  
               | 音楽監督 | マックス・スタイナー |  
               | 主題曲・邦題 | アズ・タイム・ゴーズ・バイ |  
               | 主題曲・原題 | As Time Goes
                  By |  
               | ジャンル | JAZZ |  
               | 作詞 | ハーマン・ハプフェルド |  
               | 作曲 | ハーマン・ハプフェルド |  
               | ソース | CD |  【受賞】
 劇映画スコア賞ノミネート
 【挿入歌】
 「ノック・オン・ウッド Knock on
         Wood」/「もしあなただったら It Had to Be
         You」他シャンソン、ラテンなど12曲が使われた。
 | オリジナルサウンドトラック●Casablanca 
         EMIミュージック・ジャパン 1999.1.27  CD
 1. メドレー:メイン・タイトル~プロローグ 、2.
         メドレー:イット・ハド・トゥ・ビー・ユー~シャイン 、3.
         ノック・オン・ウッド、4.
         リックとルノー警視の会話(ダイアローグ) 、5.
         カサブランカへようこそ(ダイアローグ) 、6.
         “あれを弾いてサム,あれよ「時の過ぎゆくままに」”(ダイアローグ)
         、7.
         “世界に星の数ほど店はあるのに,彼女は俺の店に…”(ダイアローグ)
         、8. メドレー:パリの想い出 、9. メドレー:ラ・ベル・オーロラ
         、10. イルザの来訪(ダイアローグ) 、11.
         メドレー:ラインの護り~ラ・マルセイエーズ 、12.
         イルザの訴え(ダイアローグ) 、13. リックの作戦(ダイアローグ)
         、14. ファイナル:空港~君の瞳に乾杯(ダイアローグ) 、15.
         メドレー:シャイン~イット・ハド・トゥ・ビー・ユー(別ヴァージョン)
         、16. ダッツ・ワッツ・ノーア・ダン(アウトテイク) 、17.
         ノック・オン・ウッド(別ヴァージョン) 、18.
         メドレー:イルザの来訪~時の過ぎゆくままに他 、19.
         メドレー:ラズロ~時の過ぎゆくままに他 、20.
         時の過ぎゆくままに
 1.Medley: Main Title/Prologue 、2. Medley (It Had To Be
         You/Shine) 、3. Knock On Wood 、4. Rick And Renault* (The
         Very Thought Of You) 、5. Arrival Of Ilsa And Victor At
         Rick's (Love For Sale) 、6. Play It Sam... Play 'As Time
         Goes By' (Avalon/As Time Goes By) 、7. Of All The Gin Joints
         In All The Towns In All The World... 、8. Medley: Paris
         Montage 、9. Medley: At La Belle Aurore 、10. Ilsa Returns
         To Rick's 、11. Medley (Die Wacht Am Rhein/La Marseillaise)
         、12. Ilsa Demands The Letters 、13. Rick Confronts Ilsa And
         Laszlo 、14. Airport Finale/Here's Looking At You, Kid 、15.
         Medley (Shine/It Had To Be You) (Alternate Orchestral
         Version) 、16. Dat's What Noah Done 、17. Knock On Wood
         、18. Medley (Ilsa Returns/As Time Goes By) 、19. Medley
         (Laszlo/As Time Goes By) 、20. As Time Goes By
 【演奏】
 ドゥーリー・ウィルソン(p,voc)/アバロン(vo)
 
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               | 小 説 |  
               | 邦 題 | カサブランカ |  
               | 原題 | As Time Goes
                  By |  
               | ジャンル | ラブストーリー |  
               | 作者 | ムーレイ・バーネット/ジョアン・アリスン |  
               | 訳者 |  |  
               | 出版年度 |  |  
               | 出版社 |  | 
 | 「あの曲をもう一度 play
         it again」スティーブン・ハンフリー・ボガード著 
         飯島宏訳 角川文庫(1998)
 どこか親しみを覚えるこの名前の作者・・・そう、紛れもなくあの映画俳優ハンフリー・ボガードとローレン・バコールの一人息子なのだ。この作品は、幼い頃に死別した映画スターを父親に、元ハリウッド大物女優を母に持つ私立探偵R・J・ブルックスを主人公とした、ボガード・jrのミステリー系ハードボイルド小説の処女作なのだ。(かなり私生活が反映しているようだ)。シリーズ第2弾として「as
         time goes
         by」を出しているそうで、ともに親父の出演した映画「カサブランカ」から戴いたタイトルだ。本書は親の七光りの後押しもさておき、なかなかの力を持った作者だと思う。
 原作「カサブランカ」は見つけたが、翻訳物が見あたらない。
 
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