【解説】
伊達邦彦は戦争で心に傷を受けた世代の生き残り。書物を読みあさるインテリだが、心の奥には暗い憎悪と怒りが渦巻く。頼れるのは金と武器。やがて彼は犯罪世界へ惹かれていく。最初の殺人、強盗を犯し、逃げおおせる伊達。伊達邦彦“野獣”の人生が幕を開けた…。

【配役】
仲代達矢、小泉博、団令子、白川由美、佐藤允、三好栄子、横山道代、清水一郎、白坂依志夫、東野英治郎、滝田裕介、田武謙三、谷晃

オリジナル・サウンドトラック
●野獣死すべし

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　モダン・ジャズへ本格的に取り組んだ黛敏郎の画期的作品。

小説
邦　題	野獣死すべし
原題
ジャンル	ハードボイルド
作者	大藪春彦
訳者
出版年度	1958年
出版社	光文社

主な著書に「汚れた英雄」「蘇える金狼」「傭兵たちの挽歌」「みな殺しの歌」などがある。

1958年、大学在学中『野獣死すべし』でデビュー。過激なアクション描写などでハードボイルド作家として活躍。　大藪春彦のデビュー作となる正編に加え、「週刊新潮」に連載された続編となる復讐編を収める。
1996年、没。翌年、ミステリーやハードボイルド分野の優秀な作品に贈られる文学賞として「大藪春彦賞」が創設
シリーズ
* 野獣死すべし　* 渡米編　* 野獣死すべし　復讐編　* 血の来訪者　* 諜報局破壊班員　* マンハッタン核作戦　* 日銀ダイヤ作戦　* 不屈の野獣　* 優雅なる野獣　* 野獣は甦る　* 野獣は、死なず