第106回  12月場所の1
お題は
湯豆腐/白鳥でございまぁぁぁ〜す!
締めきり:12月28日


天布留関
優勝の知らせを受け「えぇ〜」との声をはりあげました。
こんな栄えあることで一年の締めくくりを出来るなんて贅沢です。
嗚呼、嬉しくて仕方がありません。
選者の皆様に心から感謝しております 

優勝

優勝:10
得点:27
累積:165
合計:202
5点以上

●楽が鬼:「酒飲みは奴豆腐にさもにたり最初四角で後はグズグズ」てな川柳をお思い出した。「不器用な箸」この音感がとても良い、不器用好きです。
●蠱冬:湯豆腐好きの不器用者。鍋を囲む楽しさ、ちょっと笑える雰囲気に惹かれました。
●幻灯齋:箸さばきが上手くないんですね。ただでさえ上手に食べられないのにまして湯豆腐など。。。ついつい迷い箸にでもなっているのかしらん。
●珍念:私も箸使いが悪くて豆腐は苦手です。
●土羊:微笑ましい情景設定が巧みです。
●黒子坊:私は典型的な不器用箸につき、非常に共感しました(笑)
●緑地:湯豆腐に遊ばれている図がほのぼの面白い。
●かぼす:「不器用の箸」は「箸不器用に」でいいかなという気もしましたが、雰囲気が出ていたのでいただきました。
●夏草:箸使いの下手さ加減を〈遊びおり〉としたところがお上手です。
●鷹目:箸の持ち方のなっちゃないヤツ。なんとも憎めない感じに心が温まりました。
●佳:やっぱり。塗りの箸からつるんと落ちて壊れる、ここが微かに憂鬱どころ。
●酔魚:湯豆腐を前にじっと手を見ているこの方、きっと生> き方もあまり器用な方じゃないんでしょう。
●写汰:箸で食べる時のもどかしさを楽しげに表しているところがよいと思います。

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:22
累積:193
合計:221
5点以上

●はじめ:侘びていて閑居の楽しみがつたわります。
●天布留:ぐちるのではなく、鍋のポコッポコッという音を楽しみながら、至福のときですね。
●三丁目:自分の愚痴を湯豆腐に語らせたところが、技の冴えです。
●夏草:気泡を浮かばせながらぐつぐつと湯豆腐が煮えていく様は愚痴を呟いているようにも見えるし、耳を貸す気分も分かりますなあ。
●楽が鬼:湯豆腐の愚痴は、当然オノマトペ・・・しかし面白いところを見つけたものですね・・・着眼点の勝利。
●幻灯齋:湯豆腐の愚痴に耳を貸しているようですが、自身の愚痴を湯豆腐に託しているのでしょう。一人湯豆腐はちょっとイタイいですね。
●日曜生:雰囲気がわかりやすく面白いです。湯豆腐の「ことこと」、愚痴と詠んだのが新鮮。
●土羊:確かに「ブツブツ」と愚痴っています。
●黒髪:ちびちびと呑む酒の趣。ぐつぐつという音を愚痴に喩え、湯豆腐との対話に仕立てたところに温かみがあります。
●雷雀:「湯豆腐→哀愁」という句が多い中、こちらが 演歌的で好きでした。
●小酔:23番と重なる風景でどっちかと迷った末の指運。「愚痴に耳かす」が面白い。
●豆春:ちょっと寂しい。でもわざわざ湯豆腐を仕立 てたのだから、一人を楽しんでいる感じもして、いいです。

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:19
累積:483
合計:505
5点以上

●かぼす:「湯豆腐」と「寡黙な親子」という取り合わせがよかったです。
●舟酔:なにか自分の家族がこんなだったらただけどありそうで笑えます
●豆春:静かな絵におさまっていてとても上手いと思 いました。湯豆腐にぴったりです。
●はじめ:寡黙といえば蟹を喰う時と思っていまいたが食べることに集中するとなんでも寡黙になりますね
●珍念:少し酒でも入れば、話も弾むでしょう。
●佳:鍋料理と違って湯豆腐は寡黙になりがちです。何故でしょう。
●黒子坊:寡黙になるゆえ、鍋物は気まずさを隠すのによい、ということもありますね。
●利根ノ雫:父と子の妙な時間を巧く表しています。
●楽が鬼:頑固者の似たもの親子が膳を挟んで湯豆腐を黙々と箸をつついている。日本の男の原風景いいな〜!厳とした親子と、湯豆腐・・・剛と柔の対比が絶妙。

○○○勝ち越し○○○

得点:16
累積:116
合計:132
6点以上

●佳:どんよりとした灰色の空に、白糸の縫い目のような白鳥ですね。運針のようにすいすいと見えたのでしょう
●素松:空の青と雲の白を嘴で縫って行くと思うととても綺麗ですね。
●雷雀:白鳥の飛ぶ姿を見たたことがないのですが、情景が浮かびました。
●日曜生:白鳥の大きさや対称の美しさを思いました。「天空」という言葉選びが上手いと思います。
●利根ノ雫:飛んで行く姿を面白く観察されていますね
●鷹目:冬空の高さと、胸苦しいほどの冷気を感じました。

得点:12
累積:307
合計:319
5点以上

●小酔:中七の「ふっと音せり」が一人味わう湯豆腐の雰囲気を醸し出して素晴らしい。
●利根ノ雫:湯豆腐の音が何故か背中から聞こえてきそうです。

●天布留:酒の気配が感じませんけど、一人暮らしを楽しんでいると思います

●草千里:湯豆腐の音なんて聞いたことないけど、一人でいるとそんな音がするような気がします。
●はじめ:静かさの中に安らぎを感じました
●素松:ふっと吹いて冷ましていると思うと一人でも愛嬌がありました。。

得点:12
累積:51
合計:63
5点以上

●めだか:「みにくいアヒルの子」は生まれず?
●酔魚:北の湖の星取表ですね。
●素松:北の厳しさがよく出ていました。
●零下: 北海道の、たくさんの白鳥が飛来する湖の風景を鮮やかに思い出しました。
●かぼす:この際、季重なりは多めに見て、たくさんの冬鳥が集まっている湖の情景が浮かびましたのでいただきました。
●蠱冬:孤高の白鳥の姿が冬らしい句だと思います。
●黒子坊:東京では白鳥が雁に交じってしまうこともあるようですが、北の湖はまだ大丈夫ですね。
♪三丁目:好きな句で最後まで競りましたが、如何せん大横綱のあの顔がチラツキ残念ながら取りきれませんでした。悪しからず。

得点:10
累積:38
合計:48
5点以上

●緑地:寂しげな句が多いなかで軽みと面白味が光っていました。
●土羊:観察力のたまものですね、一切れ毎に名前を付けますか。

●黒髪:こちらは家族で囲む湯豆腐でしょうか。賑やかな 雰囲気が伝わってきます
●舟酔:作者の豪快さ、食欲が伝わってきていいですとても
●天布留:豆腐が肩を押し合っている様子が楽しく詠まれていると思いますねぇ
●珍念:湯豆腐はぐらぐら沸かしすぎると豆腐の風味が損なわれるとか……。

得点:9
累積:492
合計:501
5点以上

●酔魚:湯豆腐はしみじみ淋しいものだ。
●舟酔:ちょっと怖いですね。シミジミと、でも行ったらどんな夜になるんだろうか?
●蠱冬:飲み屋のチラシみたいで、ほんとは?な句なのかも。でもこんな風に誘われたら絶対嬉しいと思うのです。
●冬樹:はい。呼んで頂ければ、いつでもお伺いいたします。平仮名の多用が効果的ですね。
●幻灯齋:5番の「湯豆腐の愚痴に耳貸す」の方に是非、この一句を!こう誘われてはその日の内には帰れないような気がします。

得点:8
累積:214
合計:322
6点以上

●鷹目:不思議な色っぽさに惹かれます。
●夏草:声はともかく白鳥のごとく美麗な女子であったのでしょう?

●緑地:しわがれ声のカッコいい女の人は、2割増で近寄り難い気がします。
●草千里:しわがれ声ってのが・・・、いい!がぁがぁと吠える女なのかなぁ。

得点:7
累積:415
合計:422
6点以上

●写汰:にぎやかな白鳥の群れの様子をうまく詠んでいると思いました。
●めだか:「忙し」を表す他の表現だといいのではと・・・(言うは易く行うは難し)
●雷雀:次々と舞い降りては飛び立つ様は、きっと壮観なんでしょうね。

得点:5
累積:453
合計:458
5点以上

●阿美土:死界を荘厳なムービー表現にしている。美しささえ感じる。
●小酔:白鳥の死を見事に現しており感銘しました。
●零下 : 白鳥の死に際という観点がとても印象的です。
♪幻灯齋:動詞のざわめき凄まじく地獄と相成り候。「死に」「落ちて」「乱れ」「舞う」ん〜〜。いかにとやせむ。

● ●●関脇負け越し●●●

得点:5
降格:5+2
累積:502
合計:495
7点以上

●草千里:白鳥がいる場所で育ってはないけど、公園で「けんけんぱ」をすると鳩が飛び立っていったのを思い出しました。
●三丁目:飛び立つ様を、実にユーモラスに捉えています。実見の強さでしょう。

● ●●小結負け越し●●●

得点:3
降格:3+3
累積:762
合計:756
6点以上

●阿美土:リズムカルで、小気味がいい。普通の生活が温かく描かれていて好感が持てます。

得点:5
降格:3+1
累積:308
合計:304
6点以上

●冬樹:中七がかなり大袈裟な表現ですが、下五「知命かな」とまとめられたところに共感を覚えました。しかし「焼かる」は、字余りになってもちゃんと「焼かるる」にしないと・・。
●豆春:熱いものが胃に落ちてゆく瞬間の感慨。難し いものがうまく纏まっていていいと思いました。
●三丁目:たわいないことを、大上段に構えて大袈裟に詠んだそのギャップがおもしろく、物悲しい。

得点:3
降格:3+3
累積:380
合計:394
6点以上

●写汰:湯豆腐は、年月を重ねてきた人こそ味わうことができる食べ物なのかもしれませんね。
●めだか:湯豆腐ってマイナーなイメージかな?

●●●前頭以下負け越し●●●

得点:3
降格:1+1
累積:44
合計:40
4点以上

●零下: 寒い日は、湯豆腐とお酒があれば、それだけであたたかく幸せな時間を過ごせるように思います。

得点:3
降格:1+2
累積:59
合計:56
5点以上

●黒髪:素直に心があたたまります。

得点:3
降格:1+2
累積:48
合計:45
5点以上

●冬樹:今回、他の多くの句がいわゆる「解りやす過ぎる」中にあって、この句の異色ぶりには瞠目いたしました。早速、ダ・ウ゛ィンチの描いた「白鳥とレダ」の画像をネットで検索し、改めて眼福を得ました。御礼を申し上げます。

得点:2
降格:2+3
累積:122
合計:117
5点以上

●日曜生:蓋をあけたときの「ぼわん」とした湯気の大きさ、お鍋も大きいのでしょう。同じ食卓の子どもを笑わせているのでしょうか、明るい雰囲気を感じさせる句です。
●阿美土:ふと気づく流れの年月。ほどほどの人生いいもんです。

♪冬樹:火事ではないんだから「煙り」はまずいんじゃないでしょうか。あれはやはり「湯気」でしょうね。
♪かぼす:「煙」だと焦げた鍋になっちゃいますよね。「湯気」を使っていただきたかった。

得点:0
降格:2+5
累積:307
合計:300
5点以上

得点:0
降格:2+5
累積:77
合計:70
5点以上

得点:0
降格:2+5
累積:118
合計:111
5点以上

得点:0
降格:3
累積:-37
合計:-40
3点以上


届出休場
降格:10
累積:15
合計:5
4点以上

無断休場
降格:10
累積:76
合計:66
5点以上

無断休場
降格:10
累積:545
合計:535
5点以上

無断休場
降格:10
累積:282
合計:272
5点以上

無断休場
降格:10
累積:221
合計:211
5点以上

無届休場
降格:10
累積:21
合計:11
4点以上

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