第112回  2月場所の2
お題は
土筆/石鹸玉でございまぁぁぁ〜す!
締めきり:3月31日


該当者無し

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:18
累積:41
合計:64
5点以上

●三丁目:風をも一緒に切取り、春の土手に揺れる様が一幅の絵となしている。
●はじめ:春だなぁという気になりました。
●写汰:美しい句ですね。何度も声 出してよみました。
●阿美土:文をしたためたい感傷を覚えます。春の華やかさに侘しさも滲ませ、格調高い句です。
●酔象:中七、風残りたるがいいのである。もしかしてオールマイティな中七なのかもしれない。
●夏草:かすかな風に土筆が揺れたのでしょうか、スクエアな冬から円く柔らで繊細な春への移り変わりが見えました。
●鷹目:地面に近いところから、数を恃むわけでもなく、それでもしっかりと春を主張しています。

●珍念:微妙に情景が浮かびづらい感じもするのですが、言葉のバランスが非常に心地よかったので。

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:17
累積:594
合計:614
5点以上

●小酔:あの丸い玉には艶やかな沢山の色が詰まっている。そのことを「色を尽くして」という表現でまとめたことに感服しました。
●酔象:口にしてみてまた格別の味わいのある句です。1670万色よりすごいぞ

●零下: しゃぼん玉の、光によって変化する何とも言えない色をよく表わしているくだなあと思いました。
●幻灯齋:光の三原色で確かに様々な色が透けて見えま すね。色を尽くしてがやや大げさか?
●写汰:よくよく目をこらして対象を見ている。その感じがうまく詠めていると思います。
●黒子坊:美しいものとそれを楽しむもの、どちらも永遠とは続かないのかもしれませんね。
●豆春:抽象のようで具象のような句。「色を尽くして」という言葉が好きなので取りました。絵を描くならば色を沢山使って描きますね。
●素松:色を尽くしても足りないくらい綺麗ですよね。

○○○勝ち越し○○○

得点:13
累積:545
合計:558
7点以上

●夏草:1000年と10年と一瞬、すべては夢幻の如し、夢が石鹸玉の如く泡(バブル)と消えた時代もありましたなあ。
●素松:ぱっとみて面白く後からも楽しめる句でした。

●小酔:「しゃぼん玉」との離れ具合が面白く、まあパチンと消えゆくものも多いしね。
●幻灯齋:句の意味が今ひとつ分かりませんが、シャボン玉が時空を超える面白さでいただきました。
●日曜生:この10年、シャボン玉ってこともないよな、とよく考えてみたら、やっぱりシャボン玉だったかも。
●土羊:最近の日本は充実感に乏しい国に感じます。無駄な10年かぁ。
●舟酔:この10年、なんだったんだろう。10年はあっけなく、次の10年はゴム風船かな!
●鷹目:過ぎてしまえば、それなりに華やかで儚くて。子供の頃思い描いたように力強くもなくて。

得点:13
累積:287
合計:300
5点以上

●豆春:シャボン玉でこれかぁ! 気がつかなかったうまいなあ、と思いました。
●日曜生:シャボン玉の「夢のように飛んでいく」イメージを、陳腐にならない言葉を探してみましたが、マルコポーロとジパングには膝を打つ思いです。これくらいのロマンスがちょうどいいですね。
●幻灯齋:シャボン玉がマルコポーロと一緒に渡ってきた かどうかは問題ではありません。リズム感のある楽しい句です。
●天布留:十三世紀に石鹸があった知りませんが、カタカナのリズムが楽しく感じました。
●素松:ロマンがあって好きです。

得点:12
累積:348
合計:360
5点以上

●舟酔:山頭火の句みたいですね。そのシャボン玉もイメージ出来ます。
●冬樹:この句を天に採るのは、いささか勇気が要りましたが、類想を排し、多分作者が実際に見たであろう眼前の景として、事実のみを詠んだ潔さに敬服いたしました。しかし、この超破格・・どうにかならんか・・?どうにもならんでしょうね・・。
●かぼす:こんな情景見たことあります。一気にしゃぼん玉までをつなげて読むとより大きく長い形が強調されて面白いですね。
●楽が鬼:大同芸人のシャボン玉・・・まではただのインフォメーションなのに「長し」の三文字でばしっと俳句に仕立て上げてしまったこの手にやられました

得点:10
累積:222
合計:232
6点以上

●舟酔:灰色の虹色のハーモニー・・・・。
●冬樹:シャボン玉も実は、コンクリートジャングルの中ではなく、緑の草原や森の中で舞いたがっているのでしょうね。作者の現在の心の内側が、ちらりと見えたような感じがいたしました。
●かぼす:硬質なものと薄くまあるいシャボン玉との対比が静かな絵を見ているようです。
●めだか:街のシャボン玉の悲哀かな

●小酔:コンクリート、森、しゃぼん玉の三題噺。何となく謎めいて想像力をかき立てられますね。
●黒髪:ビルの窓から石鹸玉を吹いてみた。都会のビル街 に消え行く石鹸玉たちは、多忙な都会人の寂しさと儚い夢。「摩天楼の妖精」が多くの夢を紡ぎだしている。

得点:8
累積:423
合計:451
5点以上

●土羊:ユラユラと春風に揺られる穂先が目に浮かびます。
●日曜生:土筆を草書の形に見た面白さ。野原に文字が賑やかに書かれている、イラストのような面白さ。土筆のメッセージは何だろうと首をかしげる面白さ。
●かぼす:たくさんの土筆が描く春の便り…草書の便りというのがちょっとくどいかなという気もしますが。それと「満てり」という言い方はどうなんでしょう。「満つる」かな。
●三丁目:春らしい趣のある見立て。ただ、種明かしは最後のほうが効果的と思いますが。

得点:8
累積:47
合計:55
5点以上

●酔魚:率直で素直で大胆、ズバリと詠んだいい句だと思い ます。一種の写生句なんでしょうね。
●楽が鬼:幼稚な句なのになぜか捨て置けない味をかもしている・・・なんなんだろう妙な句だ
●はじめ:大空を全部とは雄大ですね
●夏草:〈全て〉ではなくて〈全部〉としたところが気に入りました。
●めだか:漢語の「全部」を「すべて」にしたらどうかな?と思いましたが、イメージ的に素敵ですね。

得点:7
累積:527
合計:544
7点以上

●珍念:シャボン玉の小さい球の中に、壮大な自然を垣間見るような気がしました。
●三丁目:石鹸玉のあの光彩にオーロラを重ねて見せた力技がすごい。
●黒髪:石鹸玉の姿をよく捉えています。石鹸玉に浮かぶ七色を オーロラに例えた大きな視点が素晴らしい。(オーロラは冬の季語かどうか気になりましたが、手元の歳時記に掲載されておらず、9月にも観測できるので冬の季語ではないと考えました)

得点:7
累積:224
合計:231
5点以上

●黒髪:公園かどこかで子どもたちと石鹸玉で遊んでいた のでしょう。賑やかなひとときから一転、ひとり残された大人の姿が 痛々しくも、これからどう歩んで行くのか気になるドラマ性があります。少子高齢化と独り身世帯の増加という社会現象を鋭く詠んでいる。
●草千里:呆然と立ち尽す様が目に浮かびます。祭りのあとの寂しさに似てますねぇ。

●写汰:さびしい感じがよく出ています。でも、嫌いなさびしさではないんですよね。
♪小作:この句は所謂、三句切れ、あるいは三段切という禁じ手であります(一句の中に三ケ所の断ち切れを有するもの)。切れが三つの動詞、これもいけません。


得点:6
累積:518
合計:524
5点以上

●黒子坊:しゃぼん玉の舞う様、思いの大きさ、そして弾ける儚さが爽やかに伝わってくる句です。
●はじめ:はかなくても思いを遂げたのならよかった
●豆春:思いを遂げて、ってちょっと大げさかなと一瞬よぎったのですが、確かにそんな風に弾けますね。

得点:6
累積:521
合計:627
6点以上

●阿美土:構築の大きさに擬える美、様々な様式にみるを言い当てる。心眼の確かさに憧れます。
●酔象:構築とは、また堅苦しいことばであるが、土筆がモスクに見えてしまった。
●酔魚:確かに、土筆って接眼で見るとガウディの建築みた いです。面白い発想と思いましたが「構築の美の最小」はいささか理屈っぽい。
●楽が鬼:どんな視線で見降ろしているの、しかもよくもま〜ここまでおっそろしくカチカチな構成ができたものだと、と感服のいたりであります。

得点:5
累積:169
合計:174
5点以上

●土羊:大人吐息が詰まったしゃぼん玉の苦さがいいですね。
●佳:そうそう、そうでしたね。はしゃいだ後の、あれ?って感じでしたね。
●草千里:うん、うん、よく嘔吐いたりしたもんだ。着眼点が好きですねぇ。

得点:5
累積:316
合計:321
5点以上

●めだか:シャボン玉って本当に幸せな気分にさせますね。
●黒子坊:老若男女を問わない、どこか穏やかな気持ちが感じられる句です。
●零下:しゃぼん玉を見たときに、人々が無邪気な気持ちになる様子をよく表わしている句だなあと思いました。

得点:5
累積:48
合計:53
5点以上

●鷹目:しゃぼん玉の綺麗さ儚さは恋そのもの。自らの心揶揄してみても図星。
●零下: はかなく消えてしまうしゃぼん玉を恋に例えたところが、切ない気持を表現しているなあと思いました。

● ●●関脇負け越し●●●
● ●●小結負け越し●●●

得点:4
降格:3+2
累積:391
合計:386
6点以上

●天布留:つくしが、つんつくと音をたてて出てきそうな気がしまいた。
●冬樹:上五「つんつくと」というオノマトペ一点で、選ばせて頂きました。下五をもう少し工夫できれば、さらに良くなったかもしれませんね。

得点:0
降格:3+6
累積:804
合計:795
6点以上


●●●前頭以下負け越し●●●

得点:4
降格:2+1
累積:184
合計:181
5点以上

●珍念:子供はそんなもんですね。実際、土筆を食べて喜ぶ子供はあまりいませんし。
●草千里:春の野はつくし以外にも魅力的なものがわんさかありますもんねぇ。

得点:3
降格:2+2

累積:385
合計:380
5点以上

●佳:土と小さな草花の香り、シャボン玉を流す穏やかな風。これは素敵な空気の句ですね。

得点:3
降格:2+2
累積:292
合計:288
5点以上

●酔魚:この句の素直さな優しさは、しゃぼん玉を追っかけてる子供のようです。「追われて」は「追はれて」でしょう。
●天布留:急に風向きが変わったりして、困苦のような経験をした事あります。

得点:1
降格:1+4
累積:49
合計:44
5点以上

●佳:シャボン玉の歌は遊女の思いだという説もあるそうですが。これは無邪気な分、深い句ですね。

得点:0
降格:2+5
累積:114
合計:107
5点以上

得点:0
降格:4
累積:17
合計:13
4点以上

得点:0
降格:3
累積:-18
合計:-21
3点以上

得点:0
降格:2+5
累積:88
合計:81
5点以上


届出休場
累積:92
合計:
5点以上

届出休場
累積:48
合計:
5点以上

無届休場
降格:10
累積:41
合計:31
5点以上

退会

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