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第113回　3月場所の2
お題は　踏青/三鬼忌　でございまぁぁぁ～す！
締めきり：4月15日
優勝
小酔関
「踏青」なる御題、生を受けしより初めての対面なり、
当初「青鞜社」と関連ありやなしやとの疑惑ありて「歳時記」を紐解けば春のハイキングと知る、
直ぐに落語の「愛宕山」を思い出し、秩父の山並みに思いは至る。
このところの連戦連敗の最中、優勝の知らせに落涙止まることを知らず。
選句して頂いた皆々様感謝感激雨霰でごんす。

優勝

優勝：10
得点：24
累積：288
合計：322
5点以上

●夏草：何とも気持ちのいい句です。〈塩むすび〉でむすんだところが〈踏む〉の〈む?も呼応して何とも良ぉござんす。
●珍念：爽やかですね！
●緑地：元気が出てくる句。ダイナミックな言葉のチョイスが良い。男前の句。
●豆春：青き踏む塩むすびが色がきれいで好きです。標語のような硬さは気になるけど元気だし、この後七七と楽しい話が続くような感じもいいですね。
●冬樹：上五、中七と読み進む内に、これは見事な立句になるのでは・・という期待が裏切られ、「塩むすび」ですか・・。作者の思惑通り、一本取られた感じです。次回は、立句を期待いたします。
●草千里：塩むすびがきいてます。
●黒子坊：春の遠足を思い出しました。小学校の遠足で秩父方面に行くことが多かったのです。句もリズムよく軽快。
●酔魚：塩むすびがいい。
●阿美土：塩むすびに惹かれました。
●三丁目：この季節のハイキングの心地よさが感じられるが、焦点があまいのが惜しい。

殊勲賞

殊勲賞：5
得点：23
累積：451
合計：479
5点以上

●黒髪：「少女」と「凛」の取り合わせは、とても爽やか。決意を胸に歩む姿は美しい。
●黒子坊：髪を切ったのは失恋か、それとも・・・決意新たな春ですね。
●土羊：目線をキリッと上に向けた少女が浮かびます。
●阿美土：切り立ての髪がいいですね。前後を引き立てます。春の匂いがします、ぴったり。
●素松：素直にすっと入ってくる気持ちいい句でした。
●豆春：ささやかな春の決意でしょうか、気持ちが出ていていいと思いました。同じような句があったのだけど、こちらの主人公に心が強い女性を感じ、季語とも調和が深いなと思いました。
●零下：少女と踏青の組み合わせが、生命力に溢れていて印象的です。
●天布留：うまくいかなかったことに拘泥せず、気持ちをきりかえ、凛とした様子がさわやかです。
●珍念：失恋したんでしょうか？　なんていうとおっさんくさいですかね。
●写汰：幼くても女性なんですよね。いつまでもこうありたいと思える清々しさがあります。

○○○勝ち越し○○○

● ●●関脇負け越し●●●

得点：13
累積：614
合計：627
6点以上

●利根ノ雫：個人的に深大寺、野川が好きなので一票
●はじめ：桜が終わる頃野川を歩いてみます。
●舟酔：普通の感じが好感持てました
●天布留：野川沿いは本当に良いです。深大寺辺りで酒とそば。至福のときですねぇ。
●黒子坊：幼少時三鷹に住んでいたことがあり、親と野川公園あたりを散歩する写真が残っています。こちらもリズムが心地いい句。
●夏草：野川を渉って深大寺に行った～ただそれだけのことゆえに気持ちのいい句で良ぉござんす。

得点11
累積：544
合計：555
7点以上

●草千里：シンプルできれいな句だなぁと。
●かぼす：キラキラと動く光の反射・・・二拍子ン楽しいです
●小酔：青を踏むたびに「二拍子」に輝くお日様。快晴の野原の楽しい行進が目に見えます。
●写汰：春らしく、元気よく。気持ちの良い句です。
●夏草：とても気持ちのいい句です。〈二拍子〉の光というのが春らしくて〈燦々〉とも呼応して何とも良ぉござんす。

得点：10
累積：380
合計：390
5点以上

●阿美土：野辺のスカンポ、ジャワ更紗、歌が聞こえてぎます。懐かしくて清らかな子供の頃の情景がスチールのように映ります。
●楽が鬼：加藤楸邨「百代の過客しんがりに猫の子も」の本歌取り。青踏のこしらえは童話のように可愛らしく心すがしい。が下五の「猫のゆき」は助詞と動詞の関係が疑問。
●天布留：瞬時に情景が浮かび、絵を描いてみたくなりました。
●豆春：絵がきまっていますね。申し分なくほのぼのしていて顔が緩みます。

得点：10
累積：300
合計：310
5点以上

●幻灯齋：こういう方向性の明確な句が入賞してくれるといいな～とつくづく思います。その世界観に天です！！
●鷹目：ジョージ秋山の描く、強烈な構図の女性像がうかびました。
●珍念：色の対比と人間の有様が実に良く描けていると思います。
●舟酔：インパクト大！どんな女性なんだろう？
●素松：スカート、スッピンで目を引き、面白かったです。

得点：9
累積：232
合計：241
6点以上

●小酔：「一呼吸生を感じて」春の一歩を踏み出す。未だ春を感じられる喜び、再び春を生きられる喜び、希望の句ですね。老いも若きも。
●素松：シンプルなのにぐっとくる句でした。
●三丁目：新緑を感じる気持ちが、一呼吸に凝縮されている。
●幻灯齋：日常的な風景ですが、その景色や草の匂いに今更のように生きている事を実感している様子が伝わってきます。

得点：8
累積：524
合計：532
5点以上

●酔象：友よ静かに眠らせないぜよと、いまわたしは遊び戯れの最中にいるのだろう。深い想いと痛みを思う。
●土羊：寂しさから一歩踏み出さざるを得ない虚しさを感じます。
●日曜生：応援歌のような句が揃った中で、ふっと息をつけるような一句です。
●利根ノ雫：歳とともに感慨深いものがあります
●零下：亡き友人を思いながらの踏青に、深い友情を感じました。

得点：8
累積：44
合計：52
5点以上

●幻灯齋：結果として誰も挑戦しない難しい季語に挑戦したその心意気に１票。
●はじめ：たったひとりの三鬼忌をみごとに詠まれたことに敬服します
●冬樹：「三鬼忌」で詠んだ唯一の句！　作者の勇気と挑戦精神に一票を投じます。しかし、忌日句は、作句も鑑賞も難しいと、つくづく感じます。
●小酔：今回の我選句：天「一呼吸」、地「二拍子」、ゆえに人は自動的に「三鬼忌」に決定。西東さんを選んだ勇気に拍手。官能の素は毎日飲んでいます。
●楽が鬼：一読して「毛の生えた拳銃」という魅惑的なタイトルな映画が思い浮んだ。だからどうしたとお思われようが「魅惑的」だからこの句を選んだのだ、それでいいのだ。
●酔魚：掲示板に三鬼忌の句がひとつもないと書きこんでしまいましたが気がつかないで失礼しました。ただ一人この題を選んだことに敬意を表します。

得点：7
累積：107
合計：114
5点以上

●佳：俗世に現実的な身体が付いてまわるという現実、さらっと詠まれて上手いと思いました。
●めだか：寺を出たら生き生きとしたものを感じたんですね。
●日曜生：暗い静けさから、ぱっと光が射すような対比がいいです。

得点：7
累積：527
合計：534
6点以上

●零下：杖をつきながら歩く音を、ワルツと表現しているところが素敵です。
●舟酔：大正ロマン。思わず踊り出したくなりました。
●酔象：一杖がポイントだろう。少しづつ、そして、軽やかに動き出すに違いない。
●草千里：どうも気になる、ご老人のワルツでいいのでしょうか、だとしたら素敵だなぁと。

得点：6
累積：13
合計：19
4点以上

●冬樹：この句、やはり作者が現在置かれている人生そのものの状態を詠んだ句として鑑賞してさしあげるべきでしょうね。下五「今は行く」という決意にも似た断言の仕方にエールを送ると共に、深い共感を覚えます。
●めだか：早く道がはっきりすると良いですね。

得点：6
累積：321
合計：327
5点以上

●佳：足音も高らかに、という感じですね。
●めだか：その意気でお互い行きましょう！
●鷹目：四季ある国では、そのうつろいを乗り切るだけで体力を使います。暖かくなり、気合いも満ちてきました。
●黒髪：春らしい日を機に、老いる気を爆砕するという意気込みに共感しました。
●かぼす：人は気力で生きるもの。年齢を重ねレバ特にそうなっていくのだろうなと思いｍす

● ●●関脇負け越し●●●