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第114回　4月場所の1
お題は　花疲れ　でございまぁぁぁ～す！
締めきり：4月30日
優勝
天布留関

優勝

優勝：10
得点：18
累積：241
合計：269
6点以上

●楽が鬼：花あれば西行の日とおもふべし　など数多、花と西行は語り尽くされている。しかし西行の花疲れを詠んだ作句者がいただろうか？浅学の私には答えはないが、素晴らしい発見と作者の諦観に感服しております。我が草相撲俳句史に残る、いやいや俳句界に、世に残すべき句ではなかろうか・・・すばらしいぃぃぃぃぃ！
●土羊：西行、花疲れ、なるほど。上手い。
●三丁目：なるほどなあ、あの歌の西行さんだもんね。と大納得。
●夏草：願わくは花のもとにて春死なむ…花と言えばやはり西行ですね。着眼と技巧に長けておりまする。
●酔魚：西行さんどうなんでしょう？
●小酔：西行を持ってきた発想が素晴らしい。西行に花疲れは無いよね。
●幻灯齋：花見をやめた西行桜の西行でしょうか？私にとっては西行が今ひとつピンときませんでしたが、何か格調が高そうだったので。。。

敢闘賞

敢闘賞：3
得点：12
累積：534
合計：549
6点以上

●めだか：和風漢詩「春暁」といった感じがしました。
●珍念：眠れぬ夜に風の音。外では花が舞っているのでしょうか。
●鷹目：ついピッチを見失い爆睡。盛り上がりを逃した残念さと、タイムスリップしたかのような空気の変化を感じます。
●はじめ：中七の「て」がないほうがよかったとおもいます
●写汰：呑み疲れただけではない、何かを思った瞬間を詠めていると思います。
●豆春：花と夜と風でとてもロマンチックだと思います。嵐が丘のような絵が浮かびました。夜半に風を聞いたのだから、目覚めて、と言わなくてもいいかもしれないなとも感じました。
●天布留：飲み過ぎで、のどの乾きで目が覚めたのかしら。風で花が散るかしらと思いやったのでしょうか

○○○勝ち越し○○○

得点：10
累積：532
合計：542
5点以上

●阿美土：「具体」の言葉に哲学的な意味まで含まれるか。人生の総体を振り返るようだ。
●夏草：ひとり身の人間にとって極めてリアル（具体的）な句です。
●土羊：季題の意味を丁寧に詠んでいるのが好感できます。
●日曜生：中七の深刻ぶった言い回しが面白い。花見帰りの一人居の静けさはいっそう淋しい。
●小酔：「具体のほどや」が面白い。何となく解ります。

得点：9
累積：50
合計：59
5点以上

●日曜生：場所取りして、職場の花見でしょうか。歓迎会かねたりして。こういう花疲れは風情が無いな、というところを「地下鉄の車窓」で言い尽くされたと思いました。
●楽が鬼：良い例の三段切れ。中七の「車窓に映る」自分に対し、観音に開いた「柔」の花と、無機質な」地下鉄「剛」の両扉が、宴の後のもの憂げな景色を的確に捉えている
●めだか：鏡やガラスには真実の姿が映りますよね！
●三丁目：映る姿を見ての花疲れが新鮮。地下鉄が効いている。

得点：9
累積：390
合計：399
5点以上

●幻灯齋：取り合わせの距離感が好きです。気持ちがシャンとしていないと確かに歯ごたえのあるきんぴらにならない気がしますね。
●冬樹：この感覚は非常によく解ります。が、それはあくまで「出来ぬ」の「ぬ」を口語体の否定形として捉えた場合であって、文語体の完了形として鑑賞すると、意味が全く逆になる訳で・・。まさかそれはないですよね？
●楽が鬼：季語に寄り添ったべたべた句のなかで、「シャキッと出来ぬ」と呻きながらも、季語と付かず離れずいい塩梅でべたつかずシャキッと味わいましたよ。ごちそうさま。
●日曜生：ぼんやりして火を通しすぎましたか？何だか気になる句です。
●三丁目：けだるい感じと多少のイライラ感がおもしろい。
●夏草：〈シャキッ〉という擬音によって、切れ味のいい句となりました。

得点：7
累積：322
合計：329
5点以上

●はじめ：暮れて雨でひと心地つきました
●利根ノ雫：花見の宴会でかなり楽しく遊ばれた感じがします。
●酔象：こころしっとりと贅沢な状況である。暮れて雨がいい。花を思い、ふたたび気だるく楽しめそうな夜がやってくる。
●めだか：すこし、言葉が盛りだくさんの感じがしたのですが、雰囲気わかります！

得点：7
累積：479
合計：486
6点以上

●佳：桜の季節の帰郷、名勝があるのでしょうか。疲れてまどろむ、故郷ならではの安心感がいいです。
●写汰：酔いどれた時にふと感じる郷愁が伝わります。
●冬樹：素直に読むと、遠くに国訛りを聞いて余計に花疲れが深まった、ということなのでしょうが、逆に、国訛りを聞いて多少は花疲れが和らいだ、というような印象も無きにし非ずですね。その辺の曖昧さは残りますが、雰囲気はよく解ります。

得点：7
累積：170
合計：177
5点以上

●酔魚：春の陽にきらきらと輝く川の眩しさも物憂いという感じが分ります。
●小酔：流れ去る川の輝きが、花疲れという思いの流れを表し、付かず離れず。「かがやけり」という切れも素敵です。
●土羊：川を使って時系列で「花疲れ」を表現しているのが妙。

得点：6
累積：226
合計：232
5点以上

●豆春：疲れている感じが出ていると思いました。膝枕は無かったのでしょうね、まさに空。
●舟酔：いつまでもあると思うな膝枕
●阿美土：花見の甘味な味がよくでています。

得点：5
累積：59
合計：64
5点以上

●阿美土：桜は虚ろか嘘か。少しほろ苦い気もしますね。
●酔象：虚（うつ）など、二つ三つ数えればもう十分だ。幾千万の虚を纏った桜にみた無常の現れ。高貴な思いを秘めた人の句だと思う。
●鷹目：お花見は季節の異様さと面子の多さから言わんでもいい事を言ってしまい、微妙な脚色をし続ける羽目になったりしますね。

得点：5
累積：377
合計：382
5点以上

●酔象：あと少しはきっと、あと少しなんかじゃない。桜の向こうに何かをみたいのだ。でもそれはかなわない。それをわかっているから、言ってしまうのだろう。情緒たっぷりの下五に天。
●写汰：騒々しい宴の後、早く帰りたいのに帰れない。その場の空気がよく表わされていました。

得点：5
累積：789
合計：794
6点以上

●鷹目：深く共感します。ケータイ、SNS、Twitter、どいつもこいつも同じような写真ばかり。何処で撮ったかも判らぬ、ただ花ばかりの芸のなさ。
●かぼす：撮った相手は感動して送ってるとしても、あっちからこっちから桜の写真が送られてきては有難味も薄れてくるというもの。そういう作者もまた花の下から写メ送ってるのでしょうか。

● ●●関脇負け越し●●●