106-tohyo.html

第117回　5月場所の2
お題は　滝　でございまぁぁぁ～す！
締めきり：5月31日
優勝　該当者無し

八代目大関昇進力士　日曜生関
この機に、興味の無かった相撲界の検索をしてみました。（ウィキペディア）
大関というと把瑠都と同じ・・・ぴんときません。
大関最長在位は千代大海。横綱昇進したのは武蔵丸。
おお、これはあやかりたい。写真をＰＣの壁紙にいたします。
続けて見ると、短命力士一覧・・・。ふと真顔になりました。平常心で精進したいと思います。
殊勲賞いただいた「滝」では、句作をしてみて、記憶の中の温かい情景を発見しました。
俳句はいいですね。ありがとうございました。

殊勲賞

殊勲賞：5
得点：19
累積：591
合計：615
6点以上

●写汰：そこにある荘厳な感じが伝わりました。
●阿美土：浄心の清らかさにつつまれます。手を合わせたくなりました。
●夏草：千歳の滝の音の前では読経もまた人間の業を払う、生の営みに過ぎない。〈読経〉と〈滝の音〉という二物を上手く詠み込んで秀逸。
●酔魚：読経は止むが、滝の音は止むことはないという対比、永遠を感じました。
●はじめ：読経の声も本来の滝の音も響いているのであろうに変化の瞬間を捉えて辺りの静寂をいっそう感じた。
●楽が鬼：タ行の音で一気に読み下す（滝行）「どっきょうのやみてちとせのたきのおと」たちつてと五文字のリズム感が良し。自然と人知の対比も滝行で煩悩落ちる思いです。
●舟酔：千歳とはこういう風に使うんだとうなりました。とても俳句らしい俳句です。
●佳：滝の音も長い祈りのようですね。

敢闘賞

敢闘賞：3
得点：17
累積：301
合計：321
5点以上

●黒髪：滝の荘厳な雰囲気が伝わります。「黒柳徹子の黙る」は絶妙です。
●小酔：何と言っても発想が面白い。最高です。地球上で徹子さんを黙らすのは滝の音しかないのだ。
●珍念：荘厳な滝の情景を実によくあらわしている？
●幻灯齋：面白いんでないかい？取り合わせが考えつかないものでした。滝の轟音にうるさい声も聞こえてきません。
●鷹目：ユーモラスで真摯で。プロは喋る時と同じように黙るタイミングも外さない。
●日曜生：うーん・・・。選んでいいものかどうか・・・。だけどわかるんです、これ。
●酔魚：おかしいデス。限りなく「地獄」に近い「人」です。
●草千里：賛否両論ございましょうが、インパクトに負けました。
●楽が鬼：むうっ～～～～～～～～う～～～～～～～～～～～う～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～damaru ku nomae～～～korette　haiku ka~~~~~~!

○○○勝ち越し○○○

得点：15
累積：159
合計：174
5点以上

●鷹目：深々と聞き入るさまが浮かびます。
●舟酔：馬群に見立てるとは驚きです。夜の滝に立ってみたくなりました。
●佳：音の迫力をこう表すとは。イメージが広がります。
●土羊：夜滝は未経験なので想像力をかきたてられます。
●かぼす：上五は説明が過ぎますが、音だけの世界を詠もうとしたところが面白いです。だから「暗闇」はもったいないですね。それと「ごとし」は「ごとく」ではないでしょうか。
●三丁目：滝の様を的確に形容した「馬群のごとし」が素晴らしいだけに、暗闇と夜滝が残念でした。
●幻灯齋：暗闇か夜のどちらかを活かすようにしてはいかがでしょうか？滝の音を馬群と例えにはかなり共感出来ました。
●素松：夜の滝の音は押し迫って来るぐらい心に残りますね。
●利根ノ雫：夜の滝には行った事がありませんが想像が凄いです。

得点：15
累積：424
合計：439
5点以上

●三丁目：実際に山歩きする人にしか詠めない、ピンポイントの着眼点が秀逸。お見事。滝に取り付くクライマーの姿までもが浮かんできます。
●酔魚：この句にはクローズ・アップの映像を感じました。
●天布留：この情景には、悲しいドラマがあるのでしょうね。合掌。
●豆春：物語をここから始められそうな句で好きでした。
●草千里：冷たい壁に金属を打ち込んだ人間の情熱がみえる。
●素松：なにか物語を想像してしまう句でした。
●小酔：私はハーケンを使うような滝は登っていませんが、涸れ滝に残る先人の足跡には感慨があります。残っているのが１つだからいいのでしょう。
●鷹目：無音の音。かつての滝の音、かつてのハンマーの音が、登攀の興奮を呼び覚まします。

得点：12
累積：321
合計：333
5点以上

●楽が鬼：奥入瀬瀑布街道東北随一景勝地。勢い観光バスでど～と、閑な女房殿もど～と。この恐ろしい煩悩風景「集いし」とユーモラスに解きほぐした妙味がいいですね
●夏草：奥入瀬を何度も訪れたことがある人間には実によく解る、景色がはっきりと眼に浮かぶ句であります。
●はじめ：奥入瀬の小さな滝ごとに可愛い山の神が住みついているのかと思った。
●阿美土：川瀬の小さな滝の音に誘われ来たる神々、愉しささえ感じます。
●利根ノ雫：神聖な気分になるのが分かります
●黒髪：いかにも、という句です。イオン効果は「山の神」がもたらしてくれるのかもしれません。

得点：11
累積：794
合計：805
6点以上

●草千里：華厳の滝を見に行っても雨で全く見えなかった経験を持つ者としては、なんと素晴らしい描写かと！
●舟酔：すっごくキレイ！というか清澄ｆです。音が舞い戻るとは、いい感性です。
●珍念：色の対比がきれいだったので。
●日曜生：「舞い戻りたる」は「青空に舞い戻っていく」ではなくて、青空に舞い上がって、そして戻り落ちてくるとよみたいのです。滝の音が空を経由してくる。大きいです。
●かぼす：止まって見えるような滝の流れが見えてきそうな大きな捉え方が絵画のようです。

得点：10
累積：477
合計：587
5点以上

●素松：神のような雰囲気が滝にはありますね。
●幻灯齋：たまにはこういうとっぱずした句もいいと思います。自然の中の壮大な営みですね～
●緑地：観音浄土にふさわしいスケール感を感じさせてくれました。
●はじめ：「まぐわい感ず」にしたいと思いました

得点：10
累積：16
合計：26
5点以上

●天布留：まさしく句のような観をいだきます。
●冬樹：「滝」が「落ち」るのは当たり前、また「流れ」るのも当たり前のことです。もし中七が違う表現をされていたら、全く注目しなかったと思います。中七「不動の如く」とは、不動明王のように雄々しく、というような意味でしょうが、字面通りに「動かざる」とも解釈できる訳で、そうなると俄然「落ち」「流れ」が活きてきますね。言葉のレトリックを尽くした名句だと思います。
●黒髪：「不動の如き流れ」は、滝の姿をよく捉えています。とても怖いですね。
●緑地：人が滝そのものを神と崇めてしまうそんな力強さです。

得点：9
累積：345
合計：354
5点以上

●酔象：額面通り一気にこの滝登りの勢いを受け取りました。きっと一心不乱無心でしょう。
●日曜生：ざーっと降る雨と激しい滝、水の交差の景色が雄大に思い浮かびました。奥多摩の緑、濃さがいいです。
●冬樹：「ハーケン」の句も、印象深い写生句だと思っておりましたが、こちらは一転、主観を詠じた?動」の句。「雨中一気に」と言い切ったところに、作者の気概が感じられ、鑑賞者もその場に立ち会っているかのような錯覚を覚えるほどです。
●夏草：〈滝登る〉の表現はちょっとへんですが、落ちて来る雨と滝の水の流れに逆らっているところに感じ入りました。