第121回
7月場所の2
九代目 大関昇進
舟酔関
嬉しいけど、自分のことじゃない見たいというのが正直な気持ちです。
俳句のことよく知らなくて作っているのでいつもこれでいいのかなという思いはあります。
ただ俳句は妙な得体の知れないものとして私の中に入ってしまいました。
好きだからこれからも頑張ります。皆様本当にありがとうございました。 舟酔
お題は【浴衣】でございまぁぁぁ〜す!

優勝

優勝:10
得点:21
累積:472
合計:503
6点以上

●酔魚:大人になる直前の少女のデリケートな一瞬の姿が見 事に捕えてた佳句。一葉の小説など思いました。
●めだか:少女の初々しさがほほえましいですね。
●酔象:この少女、たったいま、女になりました。ある瞬間の感情を切り取った、なにげないすごい句かも。

●小酔:私は男ですが何となく雰囲気解ります。そして何か美しい情景ですね。●写汰:いつもと違う自分に恥じらう年頃の様子がよくあらわれています。
●夏草:少女と浴衣の取り合わせの妙、多感な少女が気慣れぬものを着たときの心模様を〈無口〉の一語で表したところに一票です。
●素松:可愛い少女を想像させられ微笑ましい光景でした。
●かぼす:いつもは「オレ」とか言ってる少女だって、しとやかな気になるもんです。そういう感じが出ていますね。

●三丁目:少女の年齢で読みが多少振れるでしょうが、大和撫子成長のステップとして、やはり欠かせない儀式でしょう。
●豆春:着せてもらうと不思議とみな無口になりますね。少女は自分で演出してるのですね。

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:18
累積:575
合計:598
7点以上

●素松:浴衣のイメージがすごくわかる良い句でした。
●日曜生:毅然と着ることもできれば、どうにもならないほど、だらしなくもなる。でも、もともとの浴衣は四角四面の厳しい形をしています。そんな発見を楽しく思いました。糊の香りは、ふと懐かしい気がします。
●天布留:浴衣はバスローブのようなもの。でも今どきは句のようなのが普通なのでしょう。宿の浴衣はいつもバリバリでしたね。
●鷹目:糊をを剥がしながら袖に手を通す。堅い襟にこすれる首。四面四角が手触りを表しています。
●黒髪:パリパリカチカチに糊付した浴衣をバリバリとはがすとき、どうしてこういう糊付なのだろう、と疑問に思っていました。「四 角四面」が秀逸です。
●冬樹:「はんなり」の句と同じような構造を持っている句ですが、こちらは、固く糊の効いた浴衣を着た折の印象(身体感覚)を、「四角四面」と捉えたところに、作者の発見がありました。「はんなり」句と甲乙付け難い佳句ですね。

●利根ノ雫:四角四面と浴衣のギャップが面白く鋭いですね
●めだか:四角四面が効いていますね。
●小酔:素直に宿屋の浴衣を思い出します。四角四面が面白い。

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:16
累積:604
合計:623
6点以上

●豆春:「非番の巡査」明治風というか漱石風という か、突き放した観察眼がかっこいいです。
●かぼす:いつもと違う姿に、新鮮な驚き!浴衣と巡査の意外性が面白いです。
●三丁目:日本の夏にふさわしい?納得の取合せで、話が勝手にどんどん膨らみます。
●酔魚:昔の巡査なんでしょうね、
●珍念:昔は、まわりさんは地元に住んでいたんですよね。
●鷹目:背筋が伸びて、それとなく目配りしてしまう仕草から、稼業がわかる微笑ましさを感じました。
●阿美土:粹ですね。巡査がかわいくみえます。
●夏草:巡査と浴衣の取り合わせの妙、〈非番〉の一語が浴衣と呼応して、場が和やかになった感じがよく出ています。

○○○勝ち越し○○○

得点:10
累積:245
合計:255
5点以上

●夏草:マネキンと浴衣の取り合わせの妙、ちょっと真夏の怪談めいた雰囲気もあって涼をとらせていただきました。
●豆春:似合ってませんよね、マネキン達。今どきの着こなしも、どうなのか?と日々思っているので共感しました。

●珍念:外人顔のマネキンが浴衣を着ていると、なんとなく不思議なおかしみを感じます。浴衣はやっぱり、寸胴の日本人体形がいいですね。
●土羊:確かに浴衣の似合うマネキンは見たことがないです。
●日曜生:このお題をいただいて何も浮かばず、待ち合わせ場所にあった、デパートのウインドウの浴衣着たマネキン人形をずっと見ていました。ぱりっとした浴衣が人形の肌から浮いて、折り目正しい着付けが味気なく、浴衣というものはからだと一体になって息づくものだと思いました。表現にもう一つほしいと思いますが、作者との共感が嬉しいです。
●かぼす:腰のくびれた八頭身にはしっくりこないですよねぇ。でも、やっぱり夏ですから。
●楽が鬼:子供の頃でデパートに連れられ、これを見てからいやらしいトラウマを持たされた。まったく紅毛碧眼に浴衣は似合わない、違和感感じちゃいますよね〜〜

得点:10
累積:39
合計:49
5点以上

●土羊:浴衣を介した重たい表現が素晴らしい。
●利根ノ雫:情景が浮かぶのと同時に雨が効果的に使われていますね。

●楽が鬼;まさに全くの実体験を持つ身としては、身につまされ心に落ちてくる景色。ちなみに私の場合は、カーテンを開けると雪、外の景色は銀世界。その朝、母は旅立ちました。●酔象:生活実感の哀愁がにじみ出ている。雨で出かけられないのか、いや、雨の日の介護疲れのあと、ふと、解放されたい気持を静めるかのように着てみたのだろう、せつない

得点:8
累積:583
合計:591
8点以上

●三丁目:無意識でもついついそうしてしまうのでしょう。うまい表現です。
●楽が鬼:嫁きおくれ・・・こんな無惨な言葉が世にあったとはなんともはや!ともあれ襟をきっちり着こなす姿は、日本女性の鏡で凛として美しいものです
●はじめ:巷には、開(はだ)けた娘や抜きすぎババァばかりです。会ってみたくなりましたね。
●黒子坊:浴衣をきっちり着こなしている女性はステキなのですが、ガード感が出すぎてしまうのでしょうか。難しいものです。
●冬樹:桂信子の名句「ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜」と内容的に対極にある句ですね。「嫁きおくれ」ても尚、矜持を保つ姿勢に敬意を表しますが、でもその矜持が、益々男を遠ざけることになっているのでは・・といささか心配もいたします。失礼。
●素松:ユーモアがあり、でも俳句らしくまとめられている良い句でした。

得点:9
累積:382
合計:391
5点以上

●黒髪:「さりさり」と「細き肩」が相まって、しなやかな女性の優雅な姿が目に浮かびます。
●黒子坊:さりさりと・・・という表現に惹かれました。
●舟酔:さりさりの手慣れた様子と細い肩がアンバランスで色っぽい感じが出ています

得点:8
累積:641
合計:649
6点以上

●鷹目:藤田に演じてほしい、暑苦しい一シーン。
●めだか:私もそんな最期を迎えたいものです。
●はじめ:成仏出来ましたね
●天布留:最近は白装束の限らず、生前本人が気にったものを着せる というのを聞きました。私ならジーパンとTシャツかな。合掌。

得点:7
累積:816
合計:823
6点以上

●幻灯齋:花が咲く事を笑うと言うんですね。勉強させていただきました。大柄な浴衣の模様が見えてくるようです。
●佳:藍や伝統柄もいいですが、大輪の花柄の浴衣、いかにも嬉しそうです。透明感のある色彩の、きれいな花の絵柄を思い浮かべました。

●阿美土:華やかな絵柄が目に飛び込んできます。すかっと明るくて夏らしい。

得点:6
累積:368
合計:374
6点以上

●阿美土:黒田清輝の「浴衣美人絵」を思わせます。誰を待つのか、時間のたゆたいがいい。
●はじめ:不忍池の蓮の葉と弁天様のシルエットを見るようです

得点:6
累積:534
合計:540
5点以上

●幻灯齋:この方は女性だと思うんですが、女性の一人客は泊めないなどと昔聞いた事があります。やはり疑われるような雰囲気が。。。
●天布留:季節感を大切にし、楽しんで暮らしている人を思いました
●舟酔:何となく温泉宿に来て何となく湯に入り何となく浴衣着ているのが何となくイメージ出来ます

得点:5
累積:54
合計:59
5点以上

●冬樹:「はんなり」という言葉をネットで調べると、「華やかでありながら気取りがなく、上品さと気品を兼ね備えているさま」とあります。京都人以外の人間にとって、なかなか正確なニュアンスを捉えることが難しい言葉だと思いますが、この句、その「はんなり」を見事に咀嚼して生きた言葉にしていると感じ入りました。
●佳:清潔感やくつろぎの雰囲気がいいです。暑さを忘れそうな句です。

得点:3
累積:-2
合計:1
5点以上

●写汰:浴衣は昔から女性のもの。そんな気がします。母と娘の風景がうまく詠まれていました。

得点:3
累積:-29
合計:-26
3点以上

●土羊:浴衣を着る逡巡の気持ち上手く表現されています。
●写汰:大切にしすぎるとこうなってしまうんですよね・・・わかります。

● ●●大関負け越し●●●

● ●●関脇負け越し●●●

● ●●小結負け越し●●●

得点:3
降格:3+3
合計:210
合計:204
6点以上

●利根ノ雫:昭和の風情が漂っていますが、今はこんな母親はいないだろうな。
●酔魚:小さき浴衣としか言ってませんが、背を丸めている 母親の小ささが浮かぶのがこの句の良さだと思います。

●●●前頭以下負け越し●●●

得点:3
降格:2+2
累積:509
合計:505
5点以上

●小酔:ドラマチックで面白い。裏に色々な情景が浮かびます。「真白き」によってその激情は醒めるのでしょう、一時は。

得点:3
降格:2+2
累積:318
合計:314
5点以上

●珍念:つかこうへいの戯曲のワンシーンのようで、なんとなくぐっときました。
♪楽が鬼:地獄の本意から離れてしまうので心苦しいが一言。詩心なし。「金色夜叉」のト書き(とがき)。ト書きとは、戯曲や脚本などにおいて、俳優が声に出す台詞以外の部分のこと。脚本家はト書きによって俳優の出入りや動き、照明や音響の変化などを指示する。(ウィキペディア)。

得点:2
降格:1+3
累積:54
合計:50
5点以上

●黒子坊:浴衣といえばうなじ。永遠のテーマですね。

得点:2
降格:1+3
累積:107
合計:103
5点以上

●日曜生:祭りの日の、もうすぐ祭りの始まる時刻の一風景と読みました。浮き立つような町の雰囲気が伝わります。

得点:1
降格:2+4
累積:93
合計:87
5点以上

●酔象:女物というからには、着せられたのは男の子。着せたのはネエちゃん?カアちゃん?右前?左前?この姿は愛らしいといえるのか?でも、気になる姿。

得点:1
降格:2+4
累積:224
合計:218
5点以上

●幻灯齋:こういう時って、きっといつの間にではないと思います。宿浴衣に象徴されるようなドキドキ感。たまりまへんな〜

得点:1
降格:2+4
累積:330
合計:326
5点以上

●佳:着付けで母や年長者との交流が生まれるのに。それでもパソコン見ながら四苦八苦着ている様子がかわいらしいと思いました。

得点:1
降格:2+4
累積:327
合計:321
5点以上

●黒髪:風刺を効かせた時事性が新鮮です。

得点:1
降格:-3
累積:25
合計:22
4点以上

●舟酔:上句と下句がひっくり返って最初読みづらかったのですが可愛らしくて選びました

得点:
降格:10
累積:224
合計:214
5点以上

無断休場
降格:10
累積:57
合計:47
5点以上


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