第127回
10月場所の2
該当者なし
お題は【鰯雲】でございまぁぁぁ〜す!

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:18
累積:97
合計:120
5点以上

●夏草:海と空、世界を自由に往来する鰯と雲、鰯雲、大きか句、おおどかな句で気持ち良かですばい。人知及ばぬ鰯雲や良し。
●酔魚:空を仰いで、ナショナリズムに思いをいたす、壮な りです。
●長閑:ヨーロッパを鉄道で旅したとき、境界ってなんだろうと思ったものです。明確にある国境と、境界のない鰯雲の対照がきれい。

●珍念:空に国境はなく、人の心に国境がある。そんな世界でしょうか。
●めだか:鰯雲に国境はなし!
●舟酔:モンゴル平原あたりの鰯雲、状大さを、眺めてみたいものです。
●はじめ:空には境はないのですね
●酔象:最初、「に」と「の」が逆なんじゃないのと思って、ちゃんとイメージを思い浮かべてみたら、まったく視点が 逆だった。人と国を詠んだ句だった。そしたら、人間の条件なんて 映画を思い浮かべた。

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:16
累積:611
合計:630
8点以上

●天布留:直感的に好きと思いました。なんだろう?音の響きかもしれない。
●楽が鬼:月並みと言えば月並み、だけどね、どでかく尾をひろげて薄れて行くラの字を見送っている身としては、薄れたラの字が愛おしいのだ。

●酔象:別れの言葉を叫んだのじゃなく、強く思い、 つぶやいたのだろう、相手への愛惜の思いが、らの余韻と一緒に鰯雲に見えた。なにやら山崎ハコの曲が頭を駆け巡った。
●三丁目:離れる船に向ってサヨナラと手を振る娘(?)。消え行くものが響き合っています。
●阿美土:人の無情、成らぬものが、時間とともに流れて行きます。また明日から生きていこう。
●長閑:ラの軽い音感がさっぱりした別れのようで明るい。なんか、寅さんみたいな。
●幻灯齋:カタカナでサヨナラと見えたんですね。薄れ行くのがはラ以外だと俳句にならないですね。
●素松:ラのうするゆくの少しせつない表現が好きでした。

○○○勝ち越し○○○
 

得点:15
累積:585
合計:600
8点以上

●幻灯齋:競馬か競輪か?いずれにしても羨ましい。勝った空には鰯雲。今日はどこで呑んだくれようか?気分の高揚している気持のいい夕暮れです。
●豆春:かっこいいです、昭和の風来坊って感じで。この後、喧嘩の仲裁をしそうです

●夏草:銭があるということは、この御仁、またまた風まかせで競馬、競輪、博打場をさすらっていくのでありましょう。自由人と鰯雲や良し。

●酔魚:なんとなくおかしくうらやましい。
●めだか:そのあぶく銭は競馬が似あいそう。
●阿美土:これからどうしようかと、虚しさも懐に。流れのままに気のままに、いい風情があります。
●天布留:パチンコ屋を出て見上げると鰯雲、懐は暖かいけど、秋を感じ感傷的になっているのかしら?
●黒髪:パチンコ店から出た瞬間、鰯雲を見てふと我に返る。はたまた、ボートか競輪か。いや、散歩に出ようとしている瞬間を詠んだのです。
●冬樹:競馬か競輪、はたまたパチンコかなんかで得たお金でしようか。さて、時間はまだ早いけれど、焼鳥屋にでも行って一杯引っかけてくるか・・、そんなささやかな浮き浮き感と共に、ほのかな哀愁も感じます。
●鷹目:大人なりの控えめな青雲の志ですね。

得点:13
累積:690
合計:703
6点以上

●黒子坊:まだら広がる雲に、1つの嘘くらい許せよ、と思う様なのでしょうか。人を思うあまりに大きな嘘をつかざるを得なかったのでしょうか。
●写汰:誰へのどんな嘘なのか、ドラマを感じさせます。
●阿美土:嘘がなんと愛しいのでしょう。残されし者の哀惜が胸を衝きます。
●冬樹:「鰯雲」という季語は、誠に寛容な季語だと思います。かなり離れた「もの」や「こと」を持ってきても、不思議に一編の詩になってしまう、そうした懐の深さがある季語ですね。この句もその典型。別に「鰯雲」である必然性は何も無いのに、見事な一行詩足り得ています。秀句。
●楽が鬼:嘘句の羅列のような今回の投句中でも飛びきりの嘘ひとつ・・・これは一票入れざるをえない一句であります

得点:11
累積:214
合計:225
6点以上

●鷹目:猫を眺めている人もまた「一味」ですね。
●黒髪:猫が並んで空を見上げている様子が目に浮かびます。猫には雲が魚に見えているかも。

●楽が鬼:天高く馬肥ゆる季節とはいへ、この港町の猫一味は飽食のかぎりのギャング団。空いっぱいに広がった鰯雲さえ、舌なめずり。空間構成も漫画的発想で面白いです。

●土羊:目を細めて鰯雲を見ている猫。長閑なり。
●舟酔:ノンビリと可愛らしく、馬場のぼるの絵本の猫そっくりです
●豆春:いわしとネコ…。あったかくて気持ちいいんです、と言ってる猫たちの顔が浮かんできます。

得点:10
累積:387
合計:397
5点以上

●舟酔:この子は小児結核病棟の窓から、空を眺めています。もうすぐ憧れのナースが来る時間です。
●写汰:子供の頃、まだよくわからない不思議な感情を抱きながら見上げた空を思いだしました。
●冬樹:天句の選評とも関連しますが、「鰯雲」という季語は、その有り様を描いた写生句よりも、何故か心象風景を詠んだ句の方に心が惹かれます。この句もそうですね。「八才の初恋」というのはかなり早熟なお方だとお見受けしますが、来し方への回想が「鰯雲」と見事に響き合っています。
●日曜生:少年はときめきながら空をみたのでしょうか。鰯雲で空の大きさを測ったのでしょうか。世界も好きになったかな。空を仰ぐ小さな後姿を思い浮かべました。どんな大人になったやら。
●素松:鰯雲を切ない気持ちではなく可愛くてニヤリとしてしまう様に読んでるのが好きです。
●幻灯齋:私も記憶にある初恋は8歳です。名字も名前も今でも覚えています。鰯雲と取り合わせることによって一層の郷愁を感じさせますね。

得点:8
累積:619
合計:627
7点以上

●日曜生:久し振りに「新世界より」聴いてみました。鰯雲、あんまり遠くに広がっていくので悲しくなります。
●黒子坊:遠き山に日は落ちて・・・という感じでしょうか。我が家では「新世界」はお正月の定番曲?になっておりました。
●豆春:すごく、合ってますね。これを読んでから空を見るとドヴォルザークが流れるようになりました。
●小酔:家路でしょうか、いわし雲との相性は良さそうです。

得点:8
累積:624
合計:632
6点以上

●酔象:この人は約束を破った人を責めているのでなく、自戒してから、自分を許している。ある意味でこころ広き人で ある。その心の移ろいの時が鰯雲に見て取れる。突然、赤塚不二夫 のココロのボスを思い出した。
●鷹目:心の痛みは残りつつ、それでも薄れていくのでしょうか。
●めだか:破られても平気平気の強さが感じられます
●長閑:破られた約束のことなど普段は思い出さないのに、鰯雲とか見てるとふと振り返ってしまうものでしょうか。

得点:7
累積:430
合計:437
5点以上

●小酔:中六下六の変拍子に妙に嵌ってしまい天に抜いてしまった。意味的には、鰯雲と付かず離れず感が良いと感じた。
●日曜生:定型句が好きなんですが。とどまらないものが現実だと厳しい覚悟するのも、鰯雲見ながらならできるような気がしたので。
●酔魚:下五の読み、ミナマボロシでいいのでしょうか。句 意は良いのですが、この字余りはいかがなものか。

得点:7
累積:60
合計:67
5点以上

●珍念:雄大でかっこいいです。切り取られた風景が目に浮かぶようで、気分がよくなりました。
●三丁目:否定しながら際出させているところが巧みな、秋晴れの気持ちのよい句です。

●はじめ:大仏を見上げてその先に目がゆきましたね

得点:6
累積:868
合計:874
6点以上

●はじめ:空の広さを感じました。
●利根ノ雫:不思議と鰯雲を見ると子供の頃を思い出すんです
●夏草:いささか観念的、抽象的ではあるけれど、その茫漠、茫洋とした感じが好もしい。時空を超える鰯雲や良し。

得点:6
累積:-29
合計:-23
3点以上

●利根ノ雫:ドラマを感じますね
●素松:背景にドラマがありそうで想像してしまう句が大好きです。

● ●●大関負け越し●●●

● ●●関脇負け越し●●●

● ●●小結負け越し●●●

得点:0
降格:3+6
累積:361
合計:352
6点以上

●●●前頭以下負け越し●●●

得点:4
降格:2+1
累積:524
合計:521
5点以上

●佳:小旅行に出掛けたくなりました。海、大仏、いわし雲。全部大きいですね。
●利根ノ雫:単なる描写ですが脳裏の記憶が蘇ってきます

得点:4
降格:1+1
累積:183
合計:181
5点以上

●土羊:人生の秋を思い出とともに感じること。いいですね。
●天布留:初老の切ない、後ろ姿が見えてきました。

得点:3
降格:2+2
累積:217
合計:213
5点以上

●土羊:自然体で描く秋。日短を迎える今を感じさせます。

得点:2
降格:2+3
累積:326
合計:321
5点以上

●佳:流れているような留まっているような、という鰯雲ですね。お茶で一休みとしたところがおもしろいです。

得点:2
降格:2+3
累積:99
合計:94
5点以上

●黒髪:洗濯板を使って秋空のもとで洗濯。古めかしい作業をユーモラスに楽しんでいる詠み手の感性が面白いです。

得点:2
降格:2+3
累積:502
合計:497
5点以上

●小酔:その昔、祇園精舎の鐘の声と語り歩いた琵琶法師、ときに眺めたであろう鰯雲と良く似合います。中七の擬音語は好き嫌いあるでしょうが面白い。

得点:2
降格:2+3
累積:232
合計:227
5点以上

●珍念:ううう、まったくもって、同感です。
●三丁目:ホットなネタと鰯雲。鰯雲は我関せずでしょうが、絡み具合がほどよい。

得点:1
降格:1+4
累積:55
合計:50
5点以上

●佳:鰯雲だけが、行方の気になる雲なんです。何処へ行くんでしょうね。

得点:1
降格:1+4
累積:69
合計:64
5点以上

●写汰:考える秋、でしょうか。詩的ですね。

得点:1
降格:1+4
累積:27
合計:22
5点以上

●黒子坊:細かいこと云々というよりも、このような前向きさを感じる句はすきです。


届出休場
累積:26
合計:
4点以上

無断休場
降格:10
累積:61
合計:51
5点以上

無断休場
降格:10
累積:320
合計:310
5点以上


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