第133
1月場所の2
該当者無し
お題は【雪】でございまぁぁぁ〜す!

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:17
累積:611
合計:633
7点以上

●酔魚:雪掻く小さな老婆、なにやら怪しげな雰囲気。ちと不気味。
●めだか:今年は北国の豪雪は大変でしたね。

●はじめ:腰が曲がりさらに前かがみでもくもくと掻く姿が目に浮かびます

●楽が鬼:老婆が小さく丸くなり雪を掻いているよ・・・よくある景だ。が「老婆らの」と複数形で言った事により、過疎の農家の哀切が浮き上がってきた。
●写汰:「ら」としたところがいいですね。懐かしさにあふれています。
●珍念:過疎の町では、雪かきや雪下ろしが深刻な問題のようですね。東京の雪は、すぐ溶けるけど……。
●天布留:老いて、ただでさえ小さくなった体、雪掻く姿はさらに小さい。「生きる」姿を見たように思いました。
●長閑:単に風景を描いただけなんですが、「小さくなりて」が効いて、光景が浮かんできます。
●酔象:腰も背中も曲がった老婆たちの懸命な雪かき作業。生きるためのこの姿は、美しくもある。
●利根ノ雫/●土羊/●冬樹/●豆春

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:14
累積:509
合計:523
5点以上

●三丁目:雪を喜ぶ素直な気持ちが、明るく楽しそうです。
●冬樹:一読して歌人の道浦母都子さんが自著で語っておられた「毎朝、今朝私は生まれたと思うようにしている」という言葉を思い出しました。この句「毎朝」ではないにしろ、雪の朝に接した折のみずみずしい感性に溢れています。中七、下五の措辞が素晴らしい。

●土羊:衒いの無い出来立ての句。新鮮さが際立ってます

●酔象:新しい私なんて、とても素晴らしく、天にも取りたいのだが、雪が<来て>が説明風に読めてとても惜しいと思う。
●幻灯齋:雪が降るではなく来るとし、何か特別な意味を持つものがやって来た感があります。極めて散文的で、報告的ですが言い切り、断言が気持ちのいい句です。
●日曜生:この断定が爽やか。寒いとか思っていないところが爽やか。若くて姿勢のいい女性を思い浮かべます。「来て」なんだと思いますが、ちょっとひっかかってしまって、私としては惜しいのですが。

●かぼす/●楽が鬼/●阿美土/●舟酔/●黒髪
●おじや/●豆春/●素松

○○○勝ち越し○○○

得点:12
累積:380
合計:392
5点以上

●豆春:雪の美しいところを、はっきりと情景として描いている。とてもうまいなあと思いました。
●黒子坊:艶やかでありながら、儚い美しさを感じる句だと思います。
●利根ノ雫:記憶の中の情景がこんなに美化されているのかな

●鷹目:ひととき結晶を輝かせる、冷えた肌に見とれるのか、一瞬に溶かす思いがけない体の熱さに驚くのか。
●おじや:死に別れの恋人のよう。ミラクル儚い。

得点:12
累積:115
合計:127
5点以上

●珍念:雪の日の静けさは、他の日にはない何か森厳なモノを感じます。
●長閑:雪降る音、ってないんだけど、ひそむれば聞こえてきそうな感じがよく伝わる佳句だと思います。息す音も、雪の時にこそ聴こえるもの。
●佳:微かで力強い音です。降り込められて会話も無くて二人。

●小酔:生物と無生物との調和。「息す音」が面白いですね。哲学的な感じがします。
●利根ノ雫/●日曜生/●利根ノ雫/●写汰/●鷹目
●酔魚

得点:12
累積:683
合計:695
5点以上

●写汰:切りとられたワンシーンがくっきり目の前に浮かびました。
●阿美土:激動の昭和、二・二六事件なども想起します。薄くなる記憶を象徴しています。
●夏草:イメージは笠原和夫脚本、中島貞夫監督『日本暗殺 秘録』&荒井晴彦ほか編著「昭和の劇」ですかね、酔魚関。ただ白色テロ、桜田門外ノ変(昭和ではないけど)も二二六事件も明け方の印象が 強いですね、私は。

●長閑:街灯に抜かれる雪はまさに劇的な感じが、昭和っぽい。
●豆春:ならん効果か、唄みたいで音が気持ちいいです。昨夜見ることができましたが、闇に降る雪は芝居のように劇的でした。
●冬樹:「昭和の雪」と言えば、やはり二・二六事件を想起してしまいますが、ひょっとして「劇」というのは比喩ではなく、本物の芝居そのもののことなのかもしれませんね。その辺りの作句意図をもう少し明快にしていただければ・・。
●緑地:男の背中が眩しかった時代もありました。

●緑地/●楽が鬼

得点:10
累積:177
合計:187
5点以上

●舟酔:雪の日の朝をシンプルにうたってあるのでシンプルに共感出来ました
●天布留:静寂さが伝わってきます。無音は感じられる音ですねぇ。
●めだか:本当に静かすぎて、なんだ?どうしたんだ?って思って外を見ると、雪の朝なんですよね!
●夏草:なるほどなるほど、音がない(あるいは静まる)か ら目を覚ますのか。あっ、雪が降ってるかもしれないと感じる(気づ く)のはそういうことだったのですね。
●写汰:ふとした瞬間ですが誰もが経験したことをうまく詠んでいると思いました。
●素松:雨にはない雪の静かな気配。すきです。

●はじめ/●佳/●幻灯齋/●珍念

得点:9
累積:551
合計:560
6点以上

●天布留:この冬の日本海側の大雪は句のごとし。ひらがなだけの鈍りことばにより陽雄閑雅な句よかったと思いました。
●舟酔:ウーンおもしろい。選ぶしかなかべ。
●おじや:やるしかなかべってえが、あだん、やしきよりおみが命の方がまっとでいじだら。ちいとでも危なきゃあって思ったあば、公民館げえぶっ飛んで行きやれよ。きっとどうてよう。思おわよ〜い。
●はじめ:しかたなかべ、やるしかなかべ この一点(人の点数)
●珍念:しょうがないですよね、自分でやるしか……。実感。
●かぼす/●酔象/●黒髪/●冬樹/●三丁目
●幻灯齋

得点:9
累積:467
合計:476
6点以上

●土羊:「きしきし」にやられました。朝キシキシ!雪国也。
●日曜生:少し薄くなり始めた夜の群青色、黒い人影、雪の白、息の白。きしきし・・・。色と音がなんとも言えず綺麗です。夜明け前にこの人どこへ行くのか、ストーリー性もあります。絵本の第一ページのように想像が広がりました。奇を衒わない作風が好きです。
●はじめ:片栗粉のようなパウダースノーの感じがよくでています。
●天布留/●長閑/●豆春

得点:9
累積:95
合計:104
5点以上

●おじや:こんなところまで迎えに来てくれたの!初い奴、初い奴。雪原の一本道のイメージでした。雪の中一直線で来てくれるなんて嬉しい!
●楽が鬼:いけないいけない眼をつぶりなさいと思いながらも犬俳句に気持ちを持って行かれてしまう自分が愛おしい句もありおぞましい句もあり
●佳:元気で嬉しそうですね。童謡みたいです。
●めだか:かわいいですね!そんな犬がほしいですね。
●かぼす/●長閑

得点:8
累積:32
合計:40
4点以上

●緑地:だから、山男にゃ惚れるなよと言ったのに。
●阿美土:極上のシャンソンのリズムのように心地好く心に染みます。せつなさも美しい。
●黒髪:雪のため、お目当てのチョコレートを買いに行けなかった。詠み手の「あの場所」はどこだろう。

得点:9
累積:32
合計:41
4点以上

●鷹目:白に埋もれやがて来るブラックアウト。暗黒の中に顔を覆う白く細い指が浮かびます。
●酔象:多佳子をも超える官能の叫びの句に我も生き埋めです。言われた人間の心が雪崩(なだれ)ます。

●日曜生:これなら思「い」出でいいんじゃないかとか、「思ひ出の雪崩」は本当に季語だろうかとか、いろいろ抵抗しましたがやっぱり捨てられません。「あたし」という、ちょっとお馬鹿さんな語感がずるいと思いつつ上手いです。何しろこの句は、一番雪がどっさりあります

●舟酔:これはよく解らないけれど、ノックアウトされた感じです。
♪かぼす:あの頃の私をいっそ消してほしいというには生き埋めは何とも残酷ですが、面白い。でも兼題は冬の「雪」。春の「雪崩」とは分けてほしいと思いました。季寄せなり歳時記を丁寧に読むことも大事だと自戒を込めて。
●阿美土/●冬樹/●三丁目/●幻灯齋

得点:8
累積:200
合計:208
5点以上

●素松:下五の仇にしてがとてもかっこいい。
●酔魚:この怨念のごときものが何なのかは、よくわからないのですが・・・・。
●阿美土:いろいろな人生模様を雪が抱く、厳しく、美しい景色です。
●利根ノ雫:白一色になった世界を色に対する仇とは面白い表現です
●土羊:色への仇という発想が面白い。
●小酔:おかげさまで「雪はなぜ白いか」という疑問が解けました。雪は色々な色に嫉妬しているんだ。
●珍念/●夏草

得点:7
累積:103
合計:110
5点以上

●幻灯齋:駄洒落俳句ですが、わたしはここまで出来ません。人のやらない事をやるには勇気が必要です。人にどう思われようとやり切ってしまう、そのチャレンジ精神に天です!
●冬樹:面白いですね。かなりの破格(5・3・6・5又は5・9・5)の句なのに、声に出して読んでみると、きちんと俳句のリズムになっていますね。ここから二時間ドラマのミステリーが始まりそう。口語調も効果的です。
●かぼす:思わず「一式紗英」という言葉があるのかと調べてしまいました(笑)ご本人のイメージはあまり黒髪という気がしませんが、ナカマユキエではモヤモヤしてして締まらない。ここはやはり「一式紗英」でしかないでしょう。
●黒子坊/●酔象/●鷹目

得点:3
累積:-13
合計:-10
3点以上

●利根ノ雫:セーラー服の色と雪の白さが対照的に奇麗にまとまっている
●黒子坊/●写汰/●おじや

● ●●横綱負け越し●●●

得点:9
降格:10+1累積:723
合計:712
10点以上

●黒髪:詩的な余韻があり、ほっとする。「乱調の雪」という言い回しは秀逸です。
●小酔:「乱調」がいいですね。乱れ落ちる雪の美しさ、その美を永遠に記憶したくて目を閉じる。昔、真夜中の雪道を歩いていて街灯の光の中を乱れ落ちる雪をじっと見つめたこと●素松:田舎にいた時こんな事をした経験ありました。時静かで気持ちよかったです。
●佳/●緑地/●酔魚

● ●●大関負け越し●●●

得点:3
降格:8+5
累積:404
合計:389
8点以上

●鷹目:ホームを覆う雪の風情と、明くる日の阿鼻叫喚の差はあまりにも深いです。
●かぼす:「とか」が嫌んなっちゃう感を出していていい。「窓の雪」をもう少し投げやりでなく考えてほしかった。
●黒髪:仕事疲れの会社員の心境を素直に表現している。
●佳/●黒子坊/●土羊/●素松


● ●●関脇負け越し●●●

得点:6
降格:5+1
累積:698
合計:692
7点以上

●かぼす:一周忌ではまだまだ悲しみは癒えず、溢れてくるのは雪ばかりではないということでしょう。美しくて悲しい個人との繋がりも見えてきます。
●黒子坊:空より溢れる雪というと、心なしか穏やかな印象を受けました。
●利根ノ雫/●阿美土/●日曜生/●利根ノ雫/●写汰
●夏草


● ●●小結負け越し●●●

得点:5
降格:6+1
累積:649
合計:642
6点以上

●夏草:抒情的というかロマンチックというか、高倉健か鶴 田浩二の殴り込みの図か、〈繁き〉の一語がドラマを形づくり、モノクロながら絢爛たる趣あり。
●幻灯齋:言いたい事が十分伝わって来ないまどろっこしさがあるものの、なんとなく分かるような気がします。「繁き」を「繁く」として使うか、他の言葉に置き換えるかすればすんなり届くように思いますがいかがですか?
●三丁目:どんな激しい雪でも、北の男はじっと耐えるのです。まさか、着流しに雪?。
●土羊/●おじや/●三丁目

●●●前頭以下負け越し●●●

得点:4
降格:5+1
累積:228
合計:222
5点以上

●緑地:紺碧の空にエッジのきいた稜線が映えて、厳しくも美しい景色が味わえました。
●三丁目:輪郭たどるに発見があり、冬山のどっしり落ち着いた姿が感じられます。
●小酔/●酔魚

得点:3
降格:5+2
累積:873
合計:866
5点以上

●佳:祝福とか祈りとか、そんな思いを感じました。お母さんの誕生日なら、雪はふわふわした牡丹雪でゆっくり降っているのが似合います。
●楽が鬼:世に類想の果てもない母もの俳句。そのものがいきなり眼前に・・・おもわぬショックで抜いてしまった。お手つきだいかんいかん?
●舟酔/●黒髪/●素松

得点:2
降格:5+3
累積:315
合計:307
5点以上

●豆春:景色が見え、音も聞こえてきました。主人公だけではなく、句も強いと思います。
●小酔/●緑地/●鷹目

得点:1
降格:2+4
累積:231
合計:225
5点以上

●酔魚:色っぽいのでいただきました。
●はじめ

得点:1
降格:3
累積:22
合計:19
4点以上

●黒子坊:一方、東京は雪が降るだけでニュースになるから、故郷の人はすぐわかりますね。
●舟酔

得点:0
降格:2+5
累積:66
合計:59
5点以上

●楽が鬼/●はじめ/●天布留/●小酔

得点:0
降格:4
累積:45
合計:41
4点以上

●天布留/●日曜生/●酔象/●夏草

得点:0
降格:1+5
累積:289
客」不参加罰則 10点 合計:273
5点以上

●長閑/●珍念


無断休場
降格:10+
累積:36
合計:26
5点以上


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