第137
3月場所の2
優勝 該当者なし
お題は【当季雑詠】でございまぁぁぁ〜す!

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:17
累積:524
合計:546
5点以上

●酔象:脳の奥深く眠る静かな原始の海の記憶・・と 春雷・・なんと深みのある句なのだろう。
●酔魚:海馬の中に魚がいる、シュールでいいな。子供の頃、頭の形から金魚鉢と呼ばれていた友達がいた。
●長閑:ちょっと要素が多すぎる気もしたのですが、海馬の底で眠る魚のイメージがとてもきれい。視点が底から上に上がるところも素敵だと思います。
●かぼす:この人の頭の中には、静かに眠る魚がいるのでしょう。春雷と魚の繋がりはわかりませんが、こういう詩情がある句は好きです。
●緑地:春のまどろみを、意表を突く言葉で表現していて、面白い。
●幻灯齋:昨年は前頭葉に蛸のいる句がありましたが、今年は海馬に魚ですか?シュールな暗〜い絵が浮かんできましたが同じ作者でしょうか?もしそうなら、このシリーズは是非続けてください。楽しみにしています。

●小酔:ワカラン、わからん、解らん。でも海馬が刺激されて眠っていた記憶が起こされました。
●豆春:海馬って脳のことと思って読んだのですけど、色々あるのですね。樺太の村の名とか。いずれにせよ、漢字が素敵と思いました。
●日曜生/●鷹目/●三丁目/●月心

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:16
累積:142
合計:161
5点以上

●冬樹:大地震発生直後のためか、どの句も震災に関連して詠まれたものかと深読みしてしまうのは、私一人ではないと思います。そのことの善し悪しは別として、「ひこばえ」というのは、まさに生命力の象徴、換言すれば「希望」そのものと言ってもいいかもしれません。いかなる困難があろうと、それに「マケ」ない強さを持って欲しい・・それは、もちろん作者自身の覚悟でもあるのでしょう。秀句。
●三丁目:小さな生命力にはいつも感心しますが、たまには、こんな呟きを吐いてみたいものです。
●楽が鬼: 鎌倉大銀杏ひこばえ再生のニュースは心温まることでしたね。未曾有の大地震の後もこうした明るいニュースに出会いたいものです
●緑地:おもわず呟いてしまう、人は皆蘖の様なものですね。

●酔象:ひこばえ・・この句、賢治と共にいまの東北 の人々に捧げた命と魂の応援句と受け取りました。
●はじめ:震災を思うと励みになります
●天布留/

○○○勝ち越し○○○

得点:16
累積:80
合計:96
5点以上

●幻灯齋:今年の春にまた桜餅を分けあえながら食べる人が側にいる。人生の歩みを共に出来る人のいる事の幸福感が伝わってきます。
●酔魚:よく判る。小生、逆流性胃炎のためあんこは大敵。大福、饅頭、桜餅の類は半分は側近の女に下賜することにしております。
●冬樹:大地震がなければ、夫婦の、あるいは恋人同士の微笑ましい日常吟と読んだかもしれませんが、やはりこの句にも震災の影を見てしまうのは、私の過剰な思い入れなのかもしれません。「安堵」という言葉には、「安心する」という意味の他に「居所に安住すること」という意があると、国語辞典は教えてくれます。一個の小さな「さくら餅」を分け合うというささやかな行為に、仮に避難所であったとしても、今ここにある幸せが確かに伝わってきます。
●舟酔:まさかの時の夫婦かなですね。さくら餅に相手を思いやる気持ちが込められて、安堵の分絆が深まるのでしょう。

●黒髪:半分ずつの微笑ましさは、けんか仲裁にも役立ちそう。
●おじや:春らしい。安堵しました。
●楽が鬼:何度も朗唱してるうちに、あ〜〜そんな人がいたらいいな〜〜とほんにゃらら〜〜と心が解けてしまった。でもねなんど詠んでも下五が堅いのよね〜〜。
●利根ノ雫:誰と分かち合うのかですが、そこに老いた愛が見えてきました。
●はじめ/●珍念/●日曜生/●土羊/●草千里/
●緑地/

得点:16
累積:738
合計:754
7点以上

●素松:温かな春が伝わる句でした。
●草千里:いい景色。花も咲いてますね、きっと。
●利根ノ雫:春になると本当にどこでも賑やかになりますが、それを単線にしたところがいい。

●土羊:朗らかな春の情景。笑顔が浮かんできます
●かぼす:小学生の遠足か、行楽の人たちの乗ったにぎやかな電車と、下五が気持ちよく合っていると思います。今回一番好きな世界ですが、「にぎやかな声」をもう少し考えてもらえたらよかったなと思います。
●日曜生:水温むより、はしゃぐ声のほうが強い。人が季節を押していく感じが逞しくていいと思いました。
●黒子坊:昔、福知山の廃線跡を歩いたことを思い出しました。ちょうど春休みでした。
●三丁目:心地よいのどかな田園風景。いすみ鉄道の旅を彷彿とさせました。

●天布留/●はじめ/●阿美土/●舟酔/●黒髪/
●緑地/●楽が鬼


得点:15
累積:705
合計:720
10点以上

●月心:万と千が韻を踏んでいるようでリズムがある。
●夏草:中句で具体を登場させて一拍置き、観察によって〈万〉から〈千〉へと対象がより具体化するさま、一瞬の時の推移を見事に写しています。
●鷹目:万と千、一行4文字、リフレイン、とスクエアな律動が沈丁花のマッスを強く再現していて小気味いいです。
●阿美土:香の高い群生の花の景色が浮かびます。万、千だけで美しさが強調されている。
●素松:沈丁花の事を始めて気にして調べてみました。
●長閑/●写汰/●豆春/●草千里/●幻灯齋/
●酔魚/

得点:13
累積:864
合計:877
5点以上

●黒髪:どんな内容を占っているのでしょう。ほのぼのと した日常風景の大切さを痛感します。
●舟酔:この時期の炬燵ならではの雰囲気が、うまく出てると思います。一人の気楽さと寂しさのハーモニー。

●天布留:冬は誰かと一緒の方がいいけど、春の炬燵はひとりでも淋しくない気がします。何をを占っているのか想像が広がります
●日曜生:今年の春は寒い。本当に心身寒いです。このまったり感が平和で懐かしい。
●小酔:春ののほほんとした感じが、さらっと切り取られた叙景句。春らしさが出ていると思う。
●幻灯齋:しまうにしまえないでいる炬燵。微妙に寒い夜、一旦入ってしまったらもうおしまい。出たくなくなる。テレビも飽きて漫画も飽きた。そこで始まる一人占い。都合の良い結果が出るまで占いは延々と続きます。
●鷹目:いい天気だなと思っていても、外に出るタイミングを逸してしまいがちです。
●冬樹/●写汰/

得点:13
累積:239
合計:252
5点以上

●長閑:「ためらわぬ」の簡潔さが美しい句です。そのまま行くと女性っぽくなりそうですが、「みたり」のところが大向うの目線っぽいといいますか、かっこいいですね。
●かぼす:首が落ちるようで武士は嫌ったといいますが、まさにそんなドキリとする一瞬を切り取って句自体もスパッと切れがいい

●楽が鬼:自然の営みであるその姿を、冷淡なまでに言い切る言葉の選択と、その視線のあり方に心が向いた。
●おじや:ストン、と音が聞こえてきそう。とても美しい。
●舟酔:まるで椿に意思があり自分で落ちたような錯覚を覚えます。 白椿かしら?
●月心:椿の散る潔さがいいです。

●写汰:ぽとり、と、音まで聞こえてきそうな、情景がよく伝わる句です。
●阿美土/●利根ノ雫/●黒髪/●小酔/●土羊
●夏草/●緑地/●酔魚/

得点:8
累積:417
合計:425
8点以上

●写汰:ドラマチック!生々しさが面白く感じました。
●小酔:あり得ないことが起こる。そのあり得ないことの衝撃を衝撃的に切り取っている。

●珍念:昼間から、何をしているのでしょうか?
●酔魚:ドラマを感じます。西村賢太の女かな?
●阿美土/

得点:8
累積:265
合計:273
5点以上

●おじや:相当辛い。春なのに…。この春は、そういうひとがたくさんいた。
●黒子坊:悲しい内容の句なのですが、変な重苦しさを感じさせないですね。
●阿美土:たんぽぽは命であろう。逞しく生きよ、と教えられる。
●三丁目/

得点:6
累積:184
合計:190
5点以上

●天布留:卒業生が後輩たちに送られている様子が手を取るようにわかります。ほほえましい。
●土羊:ラグビー?動きがあって好きな句です。
●鷹目//●豆春/●夏草

得点:6
累積:478
合計:484
6点以上

●三丁目:秋とはいわず、早く故郷に帰ることができよう、祈るばかりです。
●緑地:取り残されたか、己の意志で、留まるのか。ポツンと一羽下界を見下ろす雁は、誰かの化身なのか?
●冬樹:大津波に直撃された岩手、宮城、福島の凄惨な航空撮影をテレビで見るに付け、大自然の猛威・脅威に身が竦む思いです。鳥達はあの情景をどのように見たのでしょう。今年の春、北へ向かって帰っていく雁達が、秋、再びこの「ふる里」に舞い戻ってきてくれる、そのことを作者と共に願わずにはいられません。
●素松:中七の留めで止まっている感じがとてもよかったです。

●珍念/●長閑/●豆春/●夏草/●月心

得点:.5
累積:210
合計:215
5点以上

●はじめ:平穏な春を感じ癒されました
●写汰:意味を読み取るのがやや難しくもありますが、茨が袖をひく、という表現はよいと思います。
●舟酔/●酔象/●おじや/

得点:5
累積:16
合計:21
4点以上

●草千里:またいつか。思いがあれば機会は必ず訪れる。頑張りましょう。
●珍念:故郷で生まれて故郷で生きて故郷で死ぬ。そんな幸せが大量に、長期に奪い去られたのは、天災のせいばかりではない。
●長閑:今この時だからしみるのかなあ〜。この、今ちょうどこの時の希望のあり方のような気がして選びました。
●天布留/●かぼす/●冬樹/●三丁目/

得点:5
累積:400
合計:405
5点以上

●豆春:自然とは色々なものを包んでいると改めて考えさせられた句でした。俳句が大きな自然を自然に受けとめられる詩なのだな、と改めて思いました。すばらしい。
●月心:まったり感がとてもいい春の雪です。
●長閑/

得点:4
累積:20
合計:24
4点以上

●豆春:「石ふみしめる」に実感がこめられていると思いました。
●阿美土:久遠の思いが仏に届くような浄心を感じます。
●はじめ/●かぼす/●利根ノ雫/●冬樹/●楽が鬼

● ●●大関負け越し●●●

得点:7
降格:8+1
累積:630
合計:621
8点以上

●日曜生:「うふふふふ」の句を敷いて成功ですね。思い合わせて、弟の人となりを想像します。愛嬌があるとか親切だとか。
●鷹目:遅生まれは小学校くらいだと同学年でも年下な感じですよね。甘納豆はぐりぐり坊主なのでしょうか。実は兄弟を知らない一人っ子です。
●夏草:〈弟は三月生まれ〉という極めて私的(個人的)な 事象が〈甘納豆〉の一語によって、なんだか普遍性を獲得しているよう な不思議な気分になります。
●おじや/●写汰/●素松/

● ●●小結負け越し●●●

得点:3
降格:6+3
累積:664
合計:655
6点以上

●利根ノ雫:無口な父が「今日だったんだよ」とつぶやいたのがフラッシュバックしました。
●天布留:それまでのニュースは「東日本大震災」ですべてぶっ飛んでしまいましたね
●黒髪/●草千里/●素松/

●●●前頭以下負け越し●●●

得点:3
降格:1
累積:33
合計:32
4点以上

●珍念:私も桜より梅が好きです。桜は若者で、梅は年寄りのもの? いやいや、好みの問題でしょう。
●酔象/●小酔/●楽が鬼/●月心

得点:3
降格:2+2
累積:314
合計:318
5点以上

●黒子坊:別にウコギ飯好きでもないのですが、こんなに美味そうに表現されるとついつい選んでしまいますね。
●はじめ:湯気が気になりましたが美味そうです
●珍念/●酔象/

得点:3
降格:2+2
累積:542
合計:538
5点以上

●草千里: 一滴、一滴がたまって、福島の暴れん坊をしずめてくれるといいのに。
●酔象:海、水、みず、涙・・一滴の雫が地震の後の様々なもの、ことを思い起こさせる。
●黒髪:この雫は涙でしょう。雨かもしれません。
●小酔/●素松/●酔魚/

得点:1
降格:1+4
累積:271
合計:266
5点以上

●夏草:伊豆半島の沖合からの眺めでしょうか、春ののどか な風景に浮かぶ富士山も休んではいるけれど…緊張感も孕んでいます。 
●かぼす/●幻灯齋/

得点:1
降格:3
累積:23
合計:20
4点以上

●土羊:寺社を旅する崇敬な心が伝わります。
●利根ノ雫/●おじや/

得点:0
降格:4
累積:20
合計:16
4点以上

●日曜生/●幻灯齋/

得点:0
降格:4
累積:50
合計:46
4点以上

●舟酔/●鷹目/

得点:0
降格:2+5
累積:118
合計:111
5点以上

●土羊/

得点:0
降格:2+5
累積:103
合計:96
5点以上

得点:0
降格:-3
累積:-16
合計:-19
3点以上

無断休場
降格:10
累積:679
合計:669
5点以上

無断休場
降格:10
累積:32
合計:22
4点以上


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