106-tohyo.html

第189回
6月場所の1

優勝

該当者無し

お題は【繭】でございまぁぁぁ～す！

殊勲賞

殊勲賞：5
得点：16
累積：447
合計：468
5点以上

●黒子坊：結局われわれはおおきく抗えないものの中にいるのだから、あれこれ考えても仕方ないのかもしれませんね。
●珍念：生まれてきて生きる意味は何なのか？　深いですね。
●楽が鬼：諸行無常の憂いありを超越した達観・・・・人の心に棲むこの言葉かくあるべきかと思えかくありと地にいただきました。
●豆春：蚕のことを言ってるようで、育ている人のことを言ってるようで、深いなあと思いました
●舟酔：人も虫も同じですね。
●長閑：サラリーマンの小さい安らぎ。
●三丁目：表と裏の解のギャップに面白さを感じましたが、深読みかしらん。
●月心：資本制の社会に生きているわれらも蚕のようではあります。
●草千里：ちいさきものの悲哀が可笑しい。
●小酔：ごもっとも、ごもっとも。アナタもワタシも繭なのね。決して飛べない繭なのね。でも何万か何億分の数匹は繁殖用に繭を破る。それはアナタかもね。
●日曜生/●邪愚樂

敢闘賞

敢闘賞：3
得点：14
累積：29
合計：46
4点以上

●はじめ：残酷さと美しさの対照にどきりとしました
●月心：煮え立った鍋に美しく光る繭。蚕の死と繭の美しさが詠われていて、一種幻想的な雰囲気も醸し出されている秀作です。
●土羊：繭の美しさを強く感じます。
●日曜生：写実でもこういう句は実体験がないとできないのではないのでしょうか。しかも鮮烈。
●舟酔：凄い臭いがしたのでしょうね。
●邪愚樂：すごい言葉のテンポがいいですね。
●利根ノ雫：錆びとひかるの対照的な表現が良いですね
●豆春/●楽が鬼

津和乃×土羊関同点（順位は天地人の純粋得点数が勝り、客一点は次点扱いになります）

○○○勝ち越し○○○

得点：13
累積：245
合計：258
5点以上

●豆春：繭を知ってる方の句だなと思いました。リアルでした。
●三丁目：「痛い」に込められた、繭への感謝の念がしみじみと感じられます。
●草千里：どんな音がするのだろう。音を想像して楽しめる。
●黒子坊：そういえば中の人...痛ましい話です。
●鷹目：命を食らう人の営みでしょうか。
●日曜生：ことさらに痛いですね。繭があまりにも一生懸命だからでしょうね。
●楽が鬼：かさかさというオノマトペを使わずとも聞こえてくる人の世の死生観を巧みに配したこの句、腑に落ちた
●幻灯齋/●舟酔/●津和乃/●天布留/●長閑

得点：12
累積：1354合計：1366　6点以上

●楽が鬼：老人句？と流し詠んだが「叶わぬ」「棺」という忌み言葉は戒めの比喩といただきました。日本語の言葉の発見の愉快さを味いました。
●月心：何か無念をうたっているようでもあり、個人的には共鳴するものがあります。
●利根ノ雫：なんとも哀れな蚕の一生ぞ
●邪愚樂：悲しいけどいいですね。
●津和乃：そう感じた事がありますが、叶わずの表現を用いるところがよいです。
●幻灯齋：かなり堅い印象を受けますが、言いたい事をはっきり表現してると思います。
●黒子坊/●舟酔/●土羊/●酔象/●阿美土
●鷹目/●はじめ/●長閑/●豆春

得点：11
累積：647
合計：658
5点以上

●利根ノ雫：長き年月を繋いできた事を巧く表現してますね。
●酔象：千夜よりも遙かな千年の夜を物語る、千メートルのロマンがそこにある。極上品のシルクの如くの句、知る句ロードではない。
●幻灯齋：千年の夜を紡ぐという発見。上五が惜しいかなという事で、地。
●黒子坊：君が代は千代に八千代に...ですね。
●阿美土：源氏物語の絢爛さの象徴を一つの繭に繋ぐ、すべやかな気持ちのよい句です。
●邪愚樂/●三丁目/●楽が鬼

得点：9
累積：28
合計：37
5点以上

●日曜生：野生の繭なんて見たことありません。自然の中で出会うとしたら、繭ってこういうものなのかな。
●幻灯齋：天然の山繭を見つけた時の嬉しさはいかばかりか。今ではもうなかなか見つけられないでしょうね。
●阿美土：「籔をこぐ」、動くイメージ浮かぶ。そして野生の繭、露、言葉の取り合わせ、新鮮で格調の高い美しい句です。