第199回
10月場所の2


月心関
以前、紅葉があたりを染める今頃、深山幽谷を訪ねて
深い谷底を覗き込んだことがありました。
その時のことを思い出していたら、何やら自分が天狗になった
妄想にかられ今回の句となった次第です。
天空を自在に操る天狗も、川の透明感に心を奪われるほどの
よき季節ではあります。

優勝

優勝:10
得点:22
累積:141
合計:173
5点以上

●邪愚樂:天狗が覗きこむ情景がみえました。
●利根ノ雫:天狗が覗くとは面白い表現で気に入りました。
●楽が鬼:天狗もと言っていることは、誰か(詠み手とも取れる)も一緒になって好奇心満々に渓の底を覗いていると言うことなのだろう。さてさて山の主である天狗ほどの者が興味を示したものとは、想像を逞しくさせるので面白く詠み取れますね。
●舟酔:好奇心旺盛な天狗さん、なんともユーモラスで温かい句です。
●土羊:天狗の登場に俯瞰の絵が一層の高見になりました。
●はじめ:上空からそっと覗き込む空間の広さを感じた。
●おじや:天狗まで…!身が引き締まるお題なのにとってもファンタジーです。
●三丁目:意表をついた大胆な比喩。この絶景見てみたいものです。
●草千里:真っ赤な天狗が覗いているのさまが面白い。
●阿美土/●幻灯齋/●津和乃/●酔象/●天布留
●日曜生

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:19
累積:730
合計:754
6点以上

●土羊:さらっとしたリズムの中に具だくさん。上手いです。
●はじめ:うっすらとした昼の月を写す穏やかさを伺えた。
●阿美土:沈む昼の月、なんともシュール。静けさを破り河童たちが池から這い出す芝居思い出すな。
●黒子坊:だんだん寒く日も短くなるこの頃がよく表現されています。
●小酔:池之端の池のシチュエーションに感銘しました。
●邪愚樂:響き、リズムがいい句ですね。
●酔象:池之端界隈でなにやら一夜をかけた一大事があって、難航の末、昼前に解決したのか、と勝手に推測してしまった。
●幻灯齋:不忍池はそんなにきれいではないだろう、などと野暮な事は言うまい。昼の月が映るはずのない水底に見えるというファンタジーでいただきました。
●豪力/●利根ノ雫/●津和乃/●長閑/●鷹目
●草千里

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:13
累積:263
合計:279
5点以上

●おじや:すごく美しくてなんだか悲しい句。一番すごい!
●長閑:ダム底の村の気配。深い静けさが伝わります。

●楽が鬼:寒さを増して水もいよいよ澄みはじめたとき、ダム湖と化した沈下村が浮き上がってくるような気配がしたのでしょうね。

●月心:勘違いかもしれませんが、ダムの底に沈んでしまう村の「気配」のようなものを感じました。
●阿美土:沈痛なふるさとの声が聞こえる。時代は人の心を置き去りにする。発展など止めて文化に一杯ひたれ!なんてね。
●緑地:湖底に佇む在りし日の人々の姿が強烈なノスタルジーとともに浮かんできます。
●黒子坊/●はじめ/●豆春

○○○勝ち越し○○○

得点:12
累積:1092 合計:1104 6点以上

●天布留:中七がいいと思いました。水のあるところをすべて青に。いいですねぇ。
●鷹目:水面を初めて見たような驚きを感じました。

●日曜生:居住まいの正しいような季語のこういう崩し方、上手いなあと思います。
●酔象:天から地への急降下、その一直線のスピードが魅力です。
●楽が鬼:初冬の冷え冷えとしてきた景色の中で、澄かえった水面の真青を、空が落ちてきたとの比喩にしたのは素敵だが、中七の終止形が不安定なので「人」でいただきました。
●三丁目:子供のような感性が羨ましいですね。中七の語尾と水澄めりのアンバランスさがちょっと気になりました。
●豆春/●草千里

得点:13
累積:737
合計:750
8点以上

●酔象:水が澄むこと、清明なること、(刀、包丁を)研ぐことが、姿勢を正すという表現に一直線に修練しています。
●緑地:仕事に向き合う職人の緊張感がこちらの背筋も伸ばします。
●豆春:砥石は好きな道具ですが、水澄むで思いつくなんてすごい。すばらしく合ってます。
●天布留:凛とした姿勢が見えるようです。
●舟酔:刃物の砥ぎ方がよく判らない自分には、ひれ伏すような句です。
●月心:刃物を研ぐには背をただす真剣さが必要ですが、そんな無言の質感を「水澄めり」が増幅しています。
●邪愚樂:必殺仕事人を連想しました。
●長閑/●はじめ

得点:11
累積:670
合計:681
5点以上

●月心:凛としたビジュアルな情景と静寂の一滴が透き通った緊 張感を醸し出しています。
●三丁目:漢詩調の凛とした佇まいが秀逸です。
●豪力:とてもきれいな情景を思い浮かべることができる
●幻灯齋:格調高いなあ。爽やかな空気感のもと静寂のなかに厳かな雰囲気が漂っています。
●天布留:一滴の音をどのあたりで聞いたものか・・・。清らかさを感じました。

●黒子坊/●利根ノ雫

得点:8
累積:733
合計:741
7点以上

●豆春:きれいです。水の澄むころは空気も冴えてきて静かな気配ですよね。ひんやりとした空気が伝わってきて美しい。
●緑地:夏の賑わいや秋の農繁期を過ぎて冬ごもりしていく農村の風情がしみじみと。

●利根ノ雫:村に冬が来たことを巧く詠んでますね。
●月心

得点:8
累積:108
合計:116
5点以上

●小酔:水は澄み、日暮れは早し。子供たちの声は澄んだ空気の中、遠くまで伝わります。
●豪力:これから冬になっていくという寂しげな様子がわかる
●阿美土:素直で流れるような美しい句。ふるさとの懐かしい情景が写る。
●津和乃:音も無い静かな透き通った世界観が見えました。
●土羊:寒さを子供の声の定規で示す。 風景が動き出します。
●舟酔/●三丁目/●月心

得点:7
累積:474
合計:481
5点以上

●草千里:詰まってた鼻が通るような清々しい空気と気持ちが感じられました。
●日曜生:謝罪の「すみません」は「澄む」と語源が同じだといつか読んだのを思い出しました。この季節、内省が似合うものだなあと思いました。

●豪力:心の落ち着きをうまく表している
●日曜生/●緑地/●天布留

得点:5
累積:57
合計:62
5点以上

●津和乃:あたたかくはっきりとした光が眼に浮かびました。
●黒子坊:清らかであればこそ慈悲の光は差すものですね

●豪力/●小酔/●三丁目/●緑地

得点:3
累積:16
合計:19
3点以上

●鷹目:グラフィカルでいて、沈思しているような・・・。
●小酔:澄んだ水に墨を流す。素晴らしい発想です。
●三丁目/●酔象/●天布留/●草千里

得点:3
累積:14
合計:17
3点以上

●草千里:今の頃ならきっと紅葉も奇麗でしょうね。岩魚、美味しそう。
●はじめ:静かな水面に突然岩魚のはねる一瞬をとらえましたね。

●舟酔/●おじや

● ●●大関負け越し●●●
● ●●関脇負け越し●●●
● ●●小結負け越し●●●
●●●前頭以下負け越し●●●

得点:4
降格:2+1
累積:280
合計:277
5点以上

●長閑:日本とはちがう広びろした秋の風景ですね。
●黒子坊:先日のゴルフを思い出してしまいました。いい天気だったのです
●鷹目:爽やかな景色が浮ぶと同時に、かつて戦場だったのかもと、想像が膨らみます。
●楽が鬼/●おじや/●月心

得点:3
降格:1+2
累積:212
合計:209
5点以上

●津和乃:こどもが覗き込んでいるのでしょうか。校庭にあった小さな池を思い出しました。
●長閑:先日見た番組で作庭家が池は浅いほど底の変化がつけられると言っていた話を思い出しました。澄んだ水越しに色々なものが見えそうです。
●土羊/●利根ノ雫

得点:3
降格:2+2
累積:280
合計:276
5点以上

●幻灯齋:報告句のようではありますが、何気ない日常のひとこまをさらりと詠んでいるのに一票です。
●阿美土/●豪力/●邪愚樂/●津和乃/●鷹目

得点:2
降格:2+3
累積:267
合計:262
5点以上

●日曜生:きりっとした空気、香、紅葉、湯豆腐、そうだ京都行こう。
●利根ノ雫:静かに冬を迎えて行く様が詠まれていますね

●小酔/●幻灯齋/●おじや


得点:2
降格:1+2
累積:58
合計:55
4点以上

●舟酔:素直過ぎますが何となく一票を〜。
●おじや:そこに見えてるのに〜!と悔しがりながら見とれてしまう水中の美しさ
●はじめ


得点:1
降格:2+4
累積:203
合計:197
5点以上

●豆春:小さな場所に小さな生きもの。水が澄むとよく見えるので楽しいですよね。
●邪愚樂


得点:1
降格:1+4
累積:71
合計:66
5点以上

●土羊/●阿美土/●黒子坊/●小酔/●邪愚樂
●長/●緑地


得点:1
降格:1+4
累積:93
合計:88
5点以上

●楽が鬼/●土羊/●幻灯齋/●酔象/●日曜生
●豆春/●鷹目

得点:0
降格:1+5
累積:60
合計:54
5点以上

●楽が鬼/●舟酔

無断休場
降格:10
累積:1388 合計:1378 7点以上

無断休場
降格:10
累積:98
合計:88
5点以上

無断休場
降格:10
累積:84
合計:74
5点以上


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