第24回 夏 7月場所の1 お題は【雷】でございまぁぁぁ〜す!
18年7月14日〜30日
 優勝
関脇 貫井冬樹
おめでとぉ〜でごんす!

優賞

優勝:5
得点:17
累積:155
合計:177

楽が鬼:ただ十七文字の世界にト書き、効果抜群。白塗りの白石加世子演じる情念の舞台が浮かび上がってくる。
酔象:なんという描写、心理表現、静かな発狂、具体ではない、心象が見えます、すごい句です。
三丁目:雷との距離感を的確に掴んだ心理描写。巧みですなぁ。
阿美土:発狂すは瞬間にそう思う。深層の心言い当ててる。鮮烈な句。
笑い猫:70年代の沖山秀子をイメージ。
小酔:「発狂の卵」は、「遠雷」のように場所も理由も不明で、どこか遠く自分には関係ないと思いつつ、しかし、いつか自分にも落雷するのではないかというオソレ。背景の「遠雷」が「発狂」と「心しずか」という反語をうまく結んでいる。エンライコッチャ。

殊勲賞

殊勲賞:3
得点:16
累積:84
合計:103

与作:夕立でしまい忘れることってありますよね。「しまった」って感じがひしひしと伝わってきます。
豆菊:慌ただしく雷雨に備える夏の風景を切り取っている
風花:シンプルな言葉で慌てた様子が伝わる。
酔魚:些細だけど心に残る日常の一景。 
日曜生:大粒の雨が降ってきてあれこれ取り込む慌しさ、鉢に気づいた時は稲光の本降り。大丈夫かなあと思いながら窓越しに見ている。失敗の巻、なのでしょうが、ざんざん降りの庭の風景が気持ち良い。室内用の観葉植物が嵐の中で生き生きしているようです。
小石川:とりたてたこともなく流れゆく夏の日々、『乱れ雲』の如くに。
マユ:稲光は秋の季語ですが、「鉢二つしまい忘れて」の臨場感がいいなと思ったので。

敢闘賞

敢闘賞:1
得点:15
累積:149
合計:165

天布留:身に覚えあり。遠雷はBGMになるけど、近いとこわい。
はじめ:ひとときの涼しさにうとうとと。
:薄暗くて蒸し暑い嵐の前。だるくて少し不安で、とろとろまどろんでいる。体感できる句です。
豆菊:心地よい眠り、風も起こって夏の昼寝は懐かしい
山路紫琴:粋ですね。
幻灯斎:遠くから聞こえる雷の音は結構気持ちがいいものです。休日の、何もする事のない午後の昼寝の気持ち良さでいただきました。ただ、雷鳴を遠くで聞くのであれば「遠雷」として作ってもよかったのかなと思いました。
小酔:月並みの面白さ、凡中の真。遠雷をバックミュージックにうつらうつらする昼寝の醍醐味は、いかばかりでしょうや。極楽と永久の眠りに着きにけり。
風花:雷鳴は夢かうつつか。浅い眠りの心地よさ。

技能賞

○○○○○○

得点:14
累積:42
合計:66

小酔:沈黙の「道祖神」に「雷」のヒステリーが落ちるシーン。この句は、奥方にいつも小言を言われている無能無口な亭主が、捨てないでー、とコワイ奥方に「なほ寄り添わねばならぬ」という悲しい現実を活写したもの。作者の無事を祈っ天。
玄吾:はいはい、勝手にしてください。うらやましい。
与作:いつも寄り添っている道祖神が、雷でさらに寄り添う恋人たちのように見えたのか。
小石川:雲垂れ込める田園での醒めた眼差し、『鰯雲』のワンシーンか。
小紫:とても絵になります。道祖神には落雷しないのでしょうね。
はじめ:雨にも負けず雷さえ負けない

得点:13
累積:322
合計:335

冬樹:「もう一杯」という口語調が、飄々としたこの句の味わいを一層深めています。しかし、「遠雷」のうちに早く帰った方がいいかも。
楽が鬼:わたせせいぞうの絵がぴったりに合う。都会的なこんな句を生涯一句も出来そうもない。代々続いた都会っ子の小生だというのに・・・残念だぁ!
焚火古:BGMはスローなブギかしらん。
豆菊:CMみたいだけど飲もうか帰ろうか遠雷に委ねてやっぱり飲んでしまう
はじめ:ムッとした暑さがもどりはじめた時のジントニックはさわやか
与作:一雨流してくれた後のジントニックは格別の味です。
利根ノ雫:雷を遠くで聞きながら酒を一杯とはいいですね。
笑い猫:80年代の桃井かおりをイメージ。
めだか:遣らずの「雨」も「遠雷」か。

得点:12
累積:214
合計:226

小石川:句界の黒澤かコッポラか!これはズバリ『羅生門』ですね。
焚火古:痛快無比。天下無敵
三丁目:時代劇仕立てが効果的。路地を逃げまどう人々の状況がうまく読まれています。
種無四等歌:コンパクトでビビット、うまいなあ〜ほれぼれする
玄吾:連句用ですね、鳴神や横に小走り五人斬るに付けて、男の子には似合う赤チン
日曜生:雷の空の上、大たちまわりの真っ最中と思うと楽しいですね。言葉に勢いがあってかっこいい。稲光は剣先の火花でしょうか。殺陣芝居を観たくなりました。

得点:10
累積:103
合計:113

:子供の動作、「お臍でてるよ」ってからかいたくなる可愛らしさがあります。ぷくっとしたちいさなお腹が思い浮かばれます。
珍念:うちの子供も雷がだいっ嫌いです。
冬樹:そうですね、臍を取られるよりも音の方がよっぽど怖いですよね。
酔象:うん、キュートだ、瞬間の動き、思わず視線が、ありますよく、首は動きません、眼球運動です、かわいいヘソ好きです。
酔魚:こんな子供を目に浮かべると可笑しい。

得点:9
累積:220
合計:229

小紫:奥様もその昔は、キャーと言ったのでしょうね。しか し今はピクリとも動かずいいですね〜。
珍念:テレビを見るほうが忙しいですからね。
風花:強い妻とちょっと気弱な夫の図がおもしろい。
冬樹:同感の至りです。これ以上のコメントは差し控えさせて頂きます。
焚火古:妻の肩を夫はどこから眺めて、何思う。

得点:9
累積:21
合計:30

玄吾:わー、すごい俳句みたい、って俳句か。きれいですね。
利根ノ雫:そろそろ梅雨も明けて欲しいです
酔魚:ぴったりきまってます。
楽が鬼:対岸の火事の如く遠くに雷を知り、人ごとのように季節の変わり目を言い切る薄情な句です、が気分がいい句です。
土羊:今年の気分を捉えてます。暑いけど来るもんが早く来ないと・・・ですね。
種無四等歌:安定には混沌が前提であると言うような、活力ある句

得点:7
累積:62
合計:69

幻灯斎:体感の共有出来る句ですね。心臓の鼓動と胸の感触がいっぺんに伝わってくるようでドキドキします。雷にありがとうですね。
酔象:いいなあ、君の鼓動なんて、なんてこった、うらやましいぞ。上句の漢字がちょっと固く感じた、惜しいな。
阿美土:君をかき抱くなり初々しくて。

得点:6
累積:25
合計:31

利根ノ雫:里山を一気に通り過ぎる雷が想像出来ます。
種無四等歌:爽快、痛快、スピーディ。リズムが実にいい

得点:6
累積:119
合計:125

舟酔:テロリストさん。私を天までつれてって!
天布留:私めには、、思いもよらない句。好きです。
三丁目:雷嫌いの心境はこれほどまでかと、妙に納得させられました。

得点:6
累積:18
合計:24

素松:雷雨の後、、現れてくる虹。絵のようです。
舟酔:虹の橋の上にドラエモンがいる。こっち見て笑っているよ。
:きれいですね。中七の字余りが残念ですが、あまりきれいなので。
天布留:ドライバーになったつもりで虹を見ました。

得点:5
累積:57
合計:62

日曜生:大人になってみるとゲンコツに勇気が要ることがよくわかる。あの大人達は偉かった。
土羊:親爺らしい親爺。自分の中と世間様とどちらも遠くなってます。

得点:5
累積:100
合計:105

土羊:雷好きです。この気持ち凄くわかります。
マユ:その気持ち、分かります。

●●●●●

降格:1
得点:4
得点:11
合計:10

マユ:雷といえば、子供時代を思い出しますよね。
素松:子供時代、自分は雷がとても怖かったです。


降格:1+2
得点:4
累積:44
合計:41

めだか:大人っぽく、包容力があるなと感じがしました。
阿美土:ジャズの神髄が雷の万象なりか。

降格:1+3
得点:4
累積:75
合計:71

幻灯斎:這い松とはいうものの、添い寝するような仲の良い夫婦は羨ましい限りです。この「這い松」はなかなか出て来ない言葉ですね。このような言葉を早く使いこなせるようになりたいものです。
めだか:尾根道を歩いているときの雷鳴の怖さを思い出します。

降格:2+3
得点:3
累積:95
合計:90

素松:雷のことを美しく表現していて良かったです。

降格:3
得点:2
累積:10
合計:7

山路紫琴:目に見えるような描写ですね。

降格:3+1
得点:2
累積:37
合計:33

笑い猫:60年代の若尾文子をイメージ。

降格:3
得点:2
累積:9
合計:6

珍念:一刻といえば2時間ですが、ま、それくらい休憩してもいいですかね。
舟酔:これは大人のメルヘンでしょうか。フフフって笑ってしまいました。

降格:4+3
得点:1
累積:104
合計:97

小紫:紅い河がいいです。先日の雷雨の際にみました。

降格:4
得点:1
累積:29
合計:25

山路紫琴:雨の匂いって独特で好きです。懐かしいような。梅雨時期ならではの句ですね。


降格:5+1
得点:0
累積:32
合計:26

降格:5+3
得点:0
累積:78
合計:70

降格:5+2 得点:0
累積:57
合計:50

降格:5
得点:0
累積:13
合計:8

得点:
累積:53
合計:

届け出休場

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句合・阿佐ヶ谷俳句草相撲協会