第29回 秋9月場所の2 お題は【月/秋桜】でございまぁぁぁ〜す!
18年10月1日〜14日
値札関優勝コメント
俳句に本流も前衛もないと自信が持てました。
これからはもっと思い切って言葉を押して生きたいと思っています。
ありがとうございましたー値札。

優勝:10
得点:24

累積:225
合計:259

冬樹:芭蕉さんの言葉に「虚に居て実を行ふべし・・・」という有名な虚実論がありますが、この句など、その真骨頂とも言うべき味わいがあります。どうせ嘘を付くならこれ位大胆に!?
めだか:4つに畳んで、というところがステキで、言えそうで言えないですね!
日曜生:太陽はみんなのものだから持ち帰ってはいけませんが、月はそれぞれ私のものなので持ち帰ってもいいのです。4つに畳んだらポケットに入りますね。帰ったら壁に画鋲で止めて部屋でお月見しましょう。眠りに落ちるまで見ていられますよ。嬉しいなあ。
三丁目:まるごともち帰るのが一般的だが、四つに畳めることに気づくとは。スゴイ。
風花:あんまり月がきれいなので、たたんでカバンに入れて持ち帰る。帰ってカバンを開けると折り跡のついた月がふわりと浮いて天井に貼り付くのかな?
笑い猫:「や」はやっぱり「や」なんでしょうか?「「を」ではダメですか?可愛らしい発想です。
酔象:ペーパームーンを口ずさみつつ、私はハサミを入れ、半分だけにしませうぞ
天布留:持つ帰った月はらいに入れてくださいね。
焚火古:面白い、降参
はじめ:帰ったら窓の外にひろげるのですか、それとも引き出し日誌舞い込むのですか、ポケットの中のまま忘れないでよ。
小石川:突然にモダンアートの世界に迷い込んだ気分。意表をつく句の流れに脱帽です。
酔魚:「満月を」の方がもっと面白いと思うんですが。
豆菊:ユーモアが、御伽噺の世界みたい。

殊勲賞:5
得点:22
累積:157
合計:184

天布留:昼の白い月と大あくびの妙味を感じました。
三丁目:おいおい、しっかりしておくれ。平和な国ニッポンを鋭く切り取る?
酔魚:のどかな昼下がりの一景がユーモラスに詠まれている、成田東交番?。
玄伍:もうひとひねり欲しい気がするけれど、短歌じゃなきゃ無理か?
幻灯齋:中年の警官でないのがミソですね。若くて、気の緩みからくる緊張感のなさでしょうか。でも、あくびをのんびりしていられるのは平和でいい事かも。
小酔:ボーと淡く浮かぶ「昼の月」とボーとした「巡査の大あくび」の組み合せが付かず離れずでいい感じ。
はじめ:平和がなによりです
小紫:平和が1番ですね。昼の月がいいです。
めだか:昼の月のもうろうとした感じと事もなくのんびりとあくびするお巡りさんの取り合わせの妙!
酔象:のどかな日、昼の月を見せてくれたのが素直に新鮮でした。

敢闘賞:3
得点:12
累積:106
合計:121

酔象:首一つ抜き出ているよ貴方の句……ぶっちぎりです、頭が垂れます。
日曜生:暖かい陽射しを惜しみつつ歩く野道、独り言は不安や寂しさでしょうか。コスモスは癒してくれる花だな、と思っていましたが「頷き返す」はぴったりですね。読んでいたら見に行きたくなりました。背の高い野生のコスモスが見たいです。
小酔:「頷き返す」という表現に滑稽味がある。花言葉「乙女心」を頷かせるなんて漂泊の俳人か、恍惚の廃人かの独り言でしょうけど。
孤風:秋桜はそうそう(草々)と頷くのです。
マユ:風に揺れるコスモス。確かに頷いているように見えますね。

○○○○○○

得点:10
累積:321
合計:331

素松:盃に映る月。飲んでみたいです。
冬樹:この句も24番の句同様、「虚実皮膜の間(近松の芸術論)を地で行っている趣があります。句柄も大きくていいですね。
四等歌:盃をもう飲めぬ体力ではなく、飲む気が失せている淋しさなのか。微妙ではっきりせぬ男心とでもいえばいいのか。
玄伍:剣豪なら水に映った月を斬ることぐらいならできるそうだけど・・・
小酔:飲み干したら「天」だったのに。ウズラの卵でも落としたらどうです。「腑」の字を使った工夫が面白い。
孤風:月と酒で二首あり。返歌とも思えるこちらに共感。

前場所殊勲賞、今場所高得点と優秀な成績を残したことにより、次場所高得点以上の成績を残した場合、大関復帰。

得点:10
累積:28
合計:38

豆菊:初秋の風。どこにでもある風景が、秋桜には良く似合います。
素松:同じ方向を向いて揺れる秋桜。きれいです。
小石川:秋空のもとで感じる、ゆったりとした気分、そして一抹の寂寥感。「風通過」の下五は、気分の景色を見事に表しているなーと感心しました。
マユ:寒すぎず、肌に心地よい風を感じます。

得点:9
累積:56
合計:64

阿美土:何度読んでも難しくあり。だが、離れられなくなってしまった。野中の暗さと月明かり、記憶の熾烈に杖となり。長く生きるとこうなる想起か。読み人に聞いてみたい、酒でも交わしながら。
四等歌:月は触媒となり一過性の記憶はさ迷うのみ、野路という曖昧さを逆手にとった幻想的なムードを出している。  
孤風:日は明日を照らし月は昨日を照らす

得点:7
累積:-5
合計:2

風花:冴え冴えとした月夜。孤なり飄々たる月、我もまたかくありたいと思うのでしょうか?
利根ノ雫:秋の夜空を照らす月はどんな形でも綺麗で私も好きです。
日曜生:月の周りには月と似たものは無い。夜の空が広すぎることを思い出しました。飄々と冴える、この月は厳しくてきれい。気持ちがしんとして、ちょっと痛い。

得点:7
累積:188
合計:195

めだか:人気のなくなった山村でしょうか、それでも秋桜は静かに咲いているのですね。
豆菊:可憐でありながら、たくましい。秋桜にはこんな場所が似合う。
幻灯齋:北海道の牧場あたりの景色が浮かんできました。どこかで見たような、天気がいいのに寂しい風景が思い出されます。
阿美土:時の風雪に朽ち荒れた土台柱の木目が背景にあり、可憐さの秋桜が映える風情あり。
天布留:寂寥感のなか、秋桜で気持ちがホッとします

得点:6
累積:125
合計:131

珍念:秋風に流れる雲を上から月が照らしている感じがいいですね。
舟酔:こういう空見たことあります。どこまで流れていくのかなぁ

得点:6
累積:114
合計:120

はじめ:そよぐ風いい季節ですねぇ
焚火古:綺麗

今場所の勝ち越し得点ながら低得点により三役復帰は見送り。来場所、高得点好成績による。

得点:6
累積:21
合計:27

幻灯齋:昔、汽車に乗って外を見ていると遠くの電柱が動かず、近くの田んぼばかりが走り去っていく風景を思い出しました。このような子供が書くような句はいいですね。
舟酔:カーブ曲がったら、びっくりする程大きな月が、また先回りしてて。もしかしたら月は何個もあるのかしらん。
素松:子供時代、ついてくる月を見て、自分に特別な力があると思いました。

得点:6
累積:135
合計:141

笑い猫:「や」はやっぱり「や」なんでしょうか?「に」ではダメですか?見た光景です。
佳:がらんとした駅、高く伸びた野性のコスモスに遮られて、見えないのに人の声。きっと唐突なものに聞こえるでしょうね。でも内容は暢気な話なんじゃないかなと思うような風景です。
利根ノ雫:コスモスは何故かこんな風景にも合いますよね。
焚火古:炭鉱町跡か

前回無得点降格。今場所勝ち越しながら低得点。これにより審議会は、幻灯斎関の昇進は二場所見合わせということに決定。

得点:5
累積:21
合計:26

佳:どうしても作者が男性のような気がするのです。その寂しさの耐え方とか静けさとか。気配が素敵です。
利根ノ雫:最近飲んだ後に独り帰る道は月が優しく見守ってくれているようです。
土羊:李白的でいいですね。竹林でしょうか。

得点:6
累積:5
合計:11

楽が鬼:電車の車輪の位置に据えたカメラの視線で見ているような錯覚を覚えさせられますね。力強い電車、か弱いコスモスが映画的で、スピード感溢れる情景が浮かんできます。佳:小さな旅行に出掛けたくなります。高尾行きの線路脇には掠めるほどのコスモスの群があるのですね。あの細い花が大騒ぎするのでしょう。楽しそうですね。
珍念:なんか、裸の大将が乗ってそうな電車ですね。
値札:中央線を愛していますね

得点:6
累積:41
合計:47

酔魚:シュールで無頼、凄味がある。
楽が鬼:なんだなんだこの句。奇妙奇天烈耽美情念狂か????こういう怪しいのが気になるようじゃと、思いながらも「人」に抜かせる力業にギブアップ。
冬樹:「黒き月」?「女は・・・湯を沸かす」?一体これは・・・?大きな謎に包まれた句ですが、どうしても気になるので・・・
玄伍:意味が分からないが、なんとなしのおどろおどろしさに
小紫:今回1番気になりました。黒い月と湯をわかす女。

得点:5
累積:28
合計:33

値札:裏高尾ってへんな言葉でいいですね
阿美土:山岳の絶景写真を見るような活写だ。裏穂高が決め。何とも鋭角で澄み切った美しさがある。

得点:5
累積:79
合計:84

楽が鬼:あぁあの夏にへこたれそうになったが、何とか乗り切った。秋桜たちも勢揃いで応援してくれている。うんがんばったね。秋はこんな句に弱いのでに戴きました。
四等歌:理由はともかく子供がまいた紙吹雪なのでしょう、勇気が湧きますね。
風花:苦難を乗越えた、けなげな女性のイメージ。

降格:10+1
得点:6
累積:293
合計:282

小石川:ウオ〜ンとの雄叫び、いやもっと深い意味をうかがわせる「かけら」の一言にひかれました。
小紫:一瞬ドキリとしました。月と狂気、オオカミ男かな

大関責任点数7点に届かず、今場所の得点没収。大関角番 次場所負け越し大関陥落

●●●●●

降格:1+1
得点:4
累積:44
合計:42

珍念:疾走中でよかった。失踪中なら夜逃げだよ。
笑い猫:往年の五木寛之の小説の世界のようだけど、身に覚えありで△。
舟酔:農道の脇のコスモス、車は軽トラかスーパーカブ。心が弾みますね。

降格:2+2
得点:3
累積:102
合計:98

値札:満月は人に教えられるものです
紫琴:気付かぬ人の肩越しに『ほら・・』と教えたりしちゃうのでしょうか?


降格:5+3
得点:2
累積:147
合計:139

土羊:少し複雑ですが、素晴らしい景色を目の当たりにされたのでしょう。


降格:2
得点:3
累積:6
合計:4

土羊:暗くない月、明るい月が好印象。

降格:1+2
得点:3
累積:36
合計:33

紫琴:両方照らせればよいものを、この月夜にては悩む切なさか。

降格:2+2
得点:3
累積:82
合計:78

マユ:メルヘンの世界ですね。

降格:2+3
得点:2
累積:42
合計:37

紫琴:迎えなきに堂鳩の声はこたえますね。そのうえ空なんて蒼すぎる日にゃもう・・

降格:2+4
得点:1
累積:90
合計:84

三丁目:切なさが溢れています。作者がオッサンでないことを祈る。

中日の優勝にかまけ、お相撲に気持ちが入らぬ小酔関。今場所降格低得点により三役小結復帰は白紙とする。

降格:5+5
得点:0
累積:217
合計:207

負け越し無得点、この成績を睨み有無をいわさず審議会は冬樹関の大関取昇進はなしとし、次回以降の成績によっては降格もある。

降格:2+5
得点:0
累積:93
合計:86

降格:5
得点:0
累積:8
合計:3

降格:5
得点:0
累積:-1
合計:-6

選句投票者  総勢30 名

1-阿美

2-笑猫

3-小石川

4-幻灯斎

5-豆菊

6-マユ

7-楽が鬼

8-素松

9-四等歌

10-風花

11-珍念

12-めだか

13-焚火古

14-土羊

15-佳

16-酔魚

17-冬樹

18-玄吾

19- 孤風

20-舟酔

21-日曜生

22-利根

23-値札

24-小酔

25-酔象

26-はじめ

27-三丁目

28-小紫

29-紫琴

30-

31-

32-

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句合・阿佐ヶ谷俳句草相撲協会