第31回 秋10月場所の2 お題は【秋高し/蟋蟀】でございまぁぁぁ〜す!
18年11月1日〜14日
第31回・阿佐ヶ谷俳句草相撲は秋・10月場所の2。お題は「秋高し/蟋蟀」でございまぁ〜す
優勝
楽が鬼関

優勝:10
得点:30
累積:195
合計:235

はじめ:万策も尽きて名句が出来にけり
閑鳥:いっそ清々しい
日曜生:万策が尽きたら野原に行って、大の字に倒れて空を見上げよう。そうしよう。こんな腹の決め方、なんて気持ちが良いのでしょう。心の大きさと、空の大きさ。「秋高し」にぴったりです。
冬樹:ご同情申し上げます。しかし、人間万策が尽きた時、俯いて地面を見つめるのではなく、この句のように、空を見上げていたいものです。
めだか:いい句が考えつかなくて、公園の芝生にごろり、ということにしておきましょう。憂うことなし、ケ・セラセラ!
小石川:醒めた大いなる開き直り。この気分を持続できるのも、青空の限りなき広き秋なればこそ。
紫琴:途方にくれて見上げる空は、雲が流れただけで胸にくるものですよね。
三丁目:空を見上げりゃ元気も出るさ。そお、なんとかなるさ
天布留:地に、張り付いた背と高い高い空がいいですねぇ。
焚火古:この国は何処に向かっているのでせう。
孤風:あまりの爽やかさに諦めもつく。
酔魚:空を見ている余裕があればまだまだ大丈夫。地べたばっかり見るようになるとアブナイ。 
笑い猫:まったく同じ心境の今日この頃です、頼みの綱の「馬」も外しっ放し・・・トホホ。
小紫:どうしようもない状況なのでしょうか?大の字で見上げる高い空が救いです。
阿美土:まあいいっか、大の字に投げ出した姿が急がずの生き方を思わせる。
珍念:ま、何とかなるかって感じですかね。いや、なんともならない?
素松:清々しいシンプルな句でよかったです。

13場所連続勝ち越し、今場所優勝という成績を鑑み、審議委員会は来場所好成績の場合、第五代大関に推薦いたします。

殊勲賞:5
得点:21
累積:81
合計:107

楽が鬼:久米の仙人の如く下界を見るあなた、それも足の裏に視点が、それが強かです。凡庸に生きてませんなぁ。まぁ言ってしまうとその視線スケベです。
めだか:「足の裏」がいいですね!なるほど!発見です。「高し」も掛詞のような感じですね。
天布留:映像があざやかに飛びこんできます
値札:足の裏が美しいです
小紫:空に吸い込まれるように高く上がった足。棒高跳びを使ったのが面白いです。
珍念:スポーツの秋とまったく縁がなくなったのはいつからでしょうか?
閑鳥:空の高さを一層感じる句。秋は、いろんなものが遠く、けれど明確。
はじめ:浮浪雲につきささるような「足の裏」なかなかいいです
風花:決まり過ぎていますが.....
焚火古:この視点と発想に降参。

敢闘賞:3
得点:10
累積:229
合計:242

日曜生:色を一言も入れないで、こんなにカラフルな情景を見せるとはすごいです。秋の日の眩しさ、空気のきれいな香りを思い起こしました。
佳:風船の赤青黄、カラフルな道化師、遊びの色彩がぱっと広がります。
幻灯齋:風船が空に吸い込まれ、青い背景にカラフルな風船がくっきり見えますね。子供の歓声が聞こえてきそうです。
阿美土:碧き空に赤い風船を解き放つ我が道化。哀しく澄んだ心根が優しいな。

6場所勝ち越し、内優勝一回、殊勲賞一回という成績を鑑み、審議委員会満場一致にて、阿佐ヶ谷俳句草相撲協会、第四代・大関として認定いたしました。

得点:10
累積:139
合計:149

紫琴:こころ穏やかになる優しい句ですね。またねチロロ!
舟酔:こんなやさしい人がいるのでしょうか?
楽が鬼:日暮れ指・・・の言葉遣いが日頃身近にないので気になりますが、中七下五の心豊かな暖かさにほだされて、地にいただきました。
小酔:「日暮れ指」という表現が晩秋を感じさせる。自然派の拙としてもコオロギ野に帰すのはうれしい限り。

○○○○○○

得点:9
累積:341
合計:350

幻灯齋:快晴で無風状態。横断歩道の縞で分かったんですね。公園か、山里かいずれにしても時間に縛られず、車もあまり来ないような場所でしょう。いかにも秋らしいのんびりした風景がイメージ出来ます。
冬樹:情景が見えてきます。赤信号であたかも雲(の影)が律儀にも横断歩道の手前で止まって待っているようなおかしみを覚えます。酔象:わからない、でも言葉が目に止まる、人が止まった、つまり、心をイトメタ
風花:絵本の一頁のようですね。
佳:雲も横断歩道で一旦停止をしたのでしょうか?くっきり白い雲が見える、本当に空が真っ青なんですね。

審議委員会は、来場所三賞獲得の場合、大関復帰を認めます。

得点:9
累積:74
合計:83

焚火古:マイルスとチチロのコラボは如何でせう。
笑い猫:なんだかブニュエルしてますねぇ、この出鱈目なシュールさ!
素松:もの悲しく迫力がありました。
値札:これは正しい笑いです

得点:9
累積:31
合計:40

小石川:空を仰ぎ見て、我執を解き放つ一瞬の、心地よいつぶやきを感じます。
風花:イライラも秋の空は解消してくれますね。
土羊:空を見て血圧が下がる。情景が浮かびます。
三丁目:秋晴れの日の心持がうまく表現されています。

得点:8
累積:92
合計:100

酔象:昭和のひと言がすごくいい。不安な現在に感じるのはレトロの意ではないのだと思う。
佳:「昭和の畳」はちょっと変ですが、なんとなくわかるところが面白い。
天布留:我が家のことですねぇ。せんべい布団で虫の音を聞いています。
孤風:青畳は清々しいが古畳は温い。
閑鳥:昭和の畳に惹かれました。

四場所勝ち越し、来場所好成績の場合、三役小結昇進を勧進します。

得点:7
累積:201
合計:208

珍念:ビルばかりの町並みでも、その気があれば季節は感じられるものです。空を見上げる心の余裕がいいですね。
三丁目:違う視点で捉えると、対象がよりはっきり見えくる。俳句なら ではの複眼力。
めだか:丸ビルや高層ビルの狭間にあって、空がやけに高く感じるような印象があります。目の錯覚でしょうか。

得点:6
累積:125
合計:131

素松:秋の夜はラジオのノイズさえ蟋蟀の音に聞こえてきますね
土羊:明るさが素晴らしい。

得点:5
累積:89
合計:94

笑い猫:「カマドウマ」もコオロギ科だなんて、閻魔様がかわいそうになります。けど、子供の頃の汲み取り便所での「恐怖のジャンプ」の光景を久々に思い出させてくれたので  。おーコワおーコワ!
楽が鬼:まさにいまいずこ・・・子供の頃、厠で尻を降ろすとびょうぉ〜〜んと尻に飛びつくカマドウマのあの恐怖。こういう時代考証的な面白人事俳句は、大好きです。
土羊:急な跳躍にビックリ。雪隠の心情は理解できます。

得点:5
累積:83
合計:88

小酔:シャッターが降りっぱなし寂しい街。アーケードが切れた空は澄んで高い。何と言っても3つ目の路地の空ですね、秋の空は。
小石川:『ポッカリ空いた心の穴を少しずつ埋めてゆくんだ』というタイトルの本がありましたね。
値札:暇な商店街にもちゃんと秋空はありますね

大関の勝敗分岐点7点に足らず揃い踏みにて負け越しでございまぁ〜す。さぁ〜阿佐ヶ谷俳句草相撲大見世冬興業、来場所角番大関、大向こうを楽しませるでゴンス!!!

降格:10+1得点:6
累積:266
合計:255

酔魚:落ちないものが落ちる面白さ。万物は落ちる、とニュートンも安吾も言ってるけど。
日曜生:笑って読んでいましたが、晴れた空を見ていたら、本当に隠れるところがないなあ、とわかりました。でも鳥は落ちてこないと思うのです。天使と一緒に何が落ちてきたら楽しいかなあ、と考えて楽しみました。
冬樹:これは虚の句ですね。なかなか鋭いイメージだと思いますが、下五にもうひと工夫加えると更に良くなったかも。
酔象:まっすぐなスピードを感じる。墜ちるだったら、それこそ天に向かったかも・・

降格:10+3得点:4
累積:289
合計:276

小紫:青空に白い飛行船、きれいです。尻を向けて去っていくと ころがいいです。
幻灯齋:急に曲がったんでしょうね。航跡が見えてきそうです。

●●●●●

降格:3+1
得点:4
累積:125
合計:121

阿美土:ただただ込み上げてくる在り方と生きてきた長さを思わせる万感の素直な句ですな。
舟酔:そう、私もよくあります。幸せなような、悲しいような、動物園へ行きたくなります。

来場所負け越しの場合、三役小結陥落

降格:3+3
得点:2
累積:124
合計:118

はじめ:「枕辺にちちろ音かすか夢現」ではいかが

降格:3
得点:2
累積:8
合計:5

舟酔:偽悪は男の特権ですよね。これって殺し文句のようにも聞こえます

降格:1+3
得点:2
累積:27
合計:23

酔魚:美味しい酒が出来たようだ。作者はきっと「酒男行李背負いし..」の方だな。乾杯!

降格:2+4
得点:1
累積:66
合計:60

小酔:高い秋の空の下ならスカンクの屁も吸い上げられ臭くない感じ。秋はバキューム空ですな。

3場所勝ち越し、敢闘賞獲得の成績により審議委員会は、前頭10枚目に昇進を認めます。

降格:4
得点:1
累積:8
合計:4

紫琴:エ杯の予言!? すごい‥‥

降格:5
得点:0
累積:-1
合計:-6

降格:1+5
得点:0
累積:38
合計:32

降格:3+5
得点:0
累積:136
合計:124

来場所負け越しの場合、関脇陥落

降格:5
得点:0
累積:2
合計:-3

降格:1+5
得点:0
累積:38
合計:32

降格:2+5
得点:0
累積:91
合計:84

降格:5
得点:0
累積:11
合計:6


降格:2
合計:20

無断休場

降格:2
合計:51

無断休場

合計:26

届出休場(公傷)

 
選句投票者  総勢25名

はじめ

小酔

めだか

珍念

利根雫

酔象

冬樹

小紫

三丁目

小酔

幻灯斎

楽が鬼

天布留

笑猫

舟酔

酔魚

焚火古

値札

孤風

風花

豆菊

日曜生

小石川

紫琴

素松

阿美土

土羊

豆菊

四等歌

玄吾

土羊

マユ

与作

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句合・阿佐ヶ谷俳句草相撲協会