第32回 冬11月場所の1 お題は【帰り花/冬の海】でございまぁぁぁ〜す!
18年11月16日〜29日
優勝 大関復帰
三丁目関
大関昇進、連続負越し、大関陥落と嬉し悲しのめまぐるしい土俵生活。
戦国時代突入の昨今、しばらく復帰は無理だなと諦めておりましたが、
優勝という思いもよらぬ形で復帰が叶い、嬉しい限りです。皆様ありがとうございました。 三丁目
トピックス
三丁目関:大関陥落後、関脇を保持しながら七場所ぶりに大関に復帰。
値札関:11場所大関の座を守ってきたが今場所で陥落。/酔魚関:角番大関ながら古狸の風格よろしくどろん古巣の座に座り直した。
小紫関:新大関早くも角番、来場所の活躍はさていかに。/楽が鬼関:勝ち越し13場所、大関昇進場所プレッシャーから負け越し。
日曜生関:五場所勝ち越し、今場所敢闘賞の成績により、新三役小結に昇進。/はじめ関:初の技能賞受賞
事務局手違いで、小酔関、珍念関の選句を漏らしておりました。幸いにも態勢にはなにも影響はありませんでしたが、今一度ご自身の採点を確認ください。

優勝:10
得点:28
累積:350
合計:388

小石川:必ずや始まる季節へのおののきと覚悟。そんな日々を思いつつ明日が消えてもそれはそれ。ひしひしと“今”を感じさせてくれる句です。
小酔:なぜだか気に入ってしまった。近眼の犬が飼い主とともに遠くを見つめる砂浜の景色が冬の海の雰囲気をよく表わしている。
与作:眺める犬の眼が自分の心持と一緒に冬の海に溶け込んでいます。
めだか:波打ち際に佇んでいる人と犬の様子が目に浮かびそうです。
はじめ:厳寒を生きる強さを感じました
天布留:りんとして背筋がのびる思いです。
日曜生:冬の海は心がしんとするでしょう。ずっと波を見ていてふと隣を見たら、愛犬も同じ目をしていた。大きな風景の中で命が二つ、そんな感じが素敵です。
佳:利口そうな柴犬が思い浮かびました。美しい物語の一場面のようです。
孤風:一人と一頭の視線の先は波の花か
風花:キレイですね。
楽が鬼:また、と自分に重ねる手法は多々見るが、犬の目に重なった作者の心と立ち位置、その眼が見つめる世界は深く空が垂れた海、水平線まで見えてくる。
冬樹:「犬」というフィルターを通しておのれのことを語る。見事に成功していると思います。
笑い猫:今は見ぬ紀州犬や秋田犬がピッタシ来る景色かも。
舟酔:猫ではない犬の良さが出ていますね

阿佐ヶ谷俳句草相撲協会審議委員会満場一致にて、大関復帰を認めます(復帰大関・・・この場合何代目にあたるのだろう?)。

殊勲賞:5
得点:19
累積:124
合計:148

玄伍:冬の海では平凡になるので、冬海のにしたのが工夫ですがちょっと苦しいか?
佳:「婆と婆」が楽しくもあり逞しくもあり。
孤風:「婆と婆」の明るさに救われ楽しめる。
小石川:彼岸の“婆”、此岸の“私”。冷気の中の乖離が、「むしる」の一言で結び合わさる時間を感じます。小紫:日本海の冬の海を思い浮かべました。厳しさと穏やかさがあっていいですね。
笑い猫:その昔、下北半島の小泊あたりで見た風景。
舟酔:のどかなようで、鬼気迫る光景です。
豆菊:冬の海の仕事は厳しいですね。
風花:発想がおもしろい

敢闘賞:3
得点:14
累積:100
合計:117

利根ノ雫:何か意味深ですが、耐えることの苦しさが伝わって来ます。
舟酔:わたしは泣いています。
閑鳥:美しくもなし、と言い切ったところに辛さを感じた。
酔象:老齢のセンチメンタルもよし、泣きなさい枯れるまで
紫琴:やせ我慢の背中は美しいですよ。美学ですかね。
マユ:期せずして咲いた花に感動している姿を思い浮かべました。きっと、その花は美しかったに違いありませんね。
小紫:恐ろしいまでの女性の怨念を感じました。こういう句大 好きです。

五場所勝ち越し、今場所の敢闘賞により審議委員会は満場一致にて、三役小結昇進を認めます。

技能賞
得点:11
累積:32
合計:43

冬樹:全くの偶然ですが、私、一昨日象潟に行ってまいりました。象潟では見られなかったのですが、途中の「吹浦」で「波の花」を見ました。「岩に花咲く」という表現、いいですね。
楽が鬼:象潟といえば芭蕉。厳海の象潟の泡立つ波の花の写生句。この俳句会で珍しい正統俳句。清々しい思い、天に戴きました。
めだか:象潟、日本海の波しぶきはさぞや白く、細かいことでしょうね。
酔魚:きれいな句で俳句らしくきまっている。

○○○○○○

得点:12
累積:118
合計:130

素松:おだやかな冬の海は自分にとって新発見
豆菊:素直で、自然の光を感じさせる。
楽が鬼:湘南の海は光る・・・ 剣投ぜし古戦場は若やぎ明るく光っていてほしい。そうでなくてはですよね。車窓から写生する作者、さて何処へ行くのやら。
利根ノ雫:最近は湘南の海も行かなくなりましたが青春を思い出します。
はじめ:寂しさの中で「光る」がきいて美しいです。

得点:12
累積:5
合計:17

笑い猫:ずいぶんとリアルな狂い咲きだなぁ、怖いけど・・・
土羊:体験句なのか、妙に自戒が響句。
玄伍:やーね一晩だけの遊びよ、本気にしないでよ、これだから中年の親父って・・・。
珍念:おじさんはナイーブなんだから、戯れでいたずらしちゃだめよ!
小石川:そう、ありますよね、こんな気分!。いや、長年連れ添った伴侶とのことですよ!。
はじめ:季語の意味が違った気がしますが艶があります。

得点:11
累積:152
合計:163

小紫:木喰の型破りな感じが冬の海の厳しさにあってると思いま した。
酔象:木彫仏への一心なる力強い一撃、色、音が鮮やかに描かれている
風花:荒ら荒らしい表現がすごい。
与作:冬の海に向かって刻む木喰の後姿が見えてきます。

得点:11
累積:32
合計:43

冬樹:全くの偶然ですが、私、一昨日象潟に行ってまいりました。象潟では見られなかったのですが、途中の「吹浦」で「波の花」を見ました。「岩に花咲く」という表現、いいですね。
楽が鬼:象潟といえば芭蕉。厳海の象潟の泡立つ波の花の写生句。この俳句会で珍しい正統俳句。清々しい思い、天に戴きました。
めだか:象潟、日本海の波しぶきはさぞや白く、細かいことでしょうね。
酔魚:きれいな句で俳句らしくきまっている。

得点:9
累積:51
合計:60

無名:露の滴る窓を拭いて見えた畏怖さえ感じる冬の海も、すぐに曇ってしまう窓の中に消えてゆくのだ、というような儚い(心象)風景に惹かれました
閑鳥:冬の匂いがしました。
豆菊:車内の暖かさと冬の海の対比を窓を拭く行為で表現して新鮮。
佳:部屋の暖かさ、明るさを体感するのに寂しさを感じるのは何故でしょう。

得点:9
累積:276
合計:285

マユ:以前、新潟で眺めていた海の雰囲気そのままで感激しました。砕け散る波の厳しさが伝わってきました。
冬樹:冬の海に対峙していると、人間の小ささが見えてきます。「煩悩?が「砕け散る」というのは、誠に実感がこもっていると感じます。
紫琴:半端じゃないですからね、激寒冬の海。吹雪の日本海で体感しました。
利根ノ雫:凍てつく海では煩悩も砕けて欲しいなー。
天布留:砕けるといててと声が出るそうですね。
無名:率直で、実に気持ちのいい句です。

得点:8
累積:60
合計:68

酔魚:鴉を放て冬の海、で頂きましたが、作者の意図を聞きたいです。
珍念:鴉に託したのは慕情でしょうか、恨みでしょうか……。
玄伍:ドラマとしては崖を覗く帝王も捨てがたかったのですが、イメージの広がりからこちらを。
酔象:鈍色の空なんだろうな、寺山なら銃を一発撃ち放っただろう

得点:6
累積:121
合計:127

紫琴:自分でも驚くほどの感情でしょう。戸惑いも感じられ人間臭くて好きです。
焚火古:デュラスですかしらん

得点:6
累積:83
合計:89

幻灯齋:青い鳥と帰り花をどう解釈するかで見方が変わってしまう、含みを残した面白い句だと思いました。
三丁目:辛くても見ておいたほうが強くなれるかも。
マユ:幸福から取り残された花ですか。寂しげです。

得点:5
累積:4
合計:9

素松:ねずみ色がとてもいいアクセントになっていました。
土羊:自然の寒さより心の寒さの厳しさ。・・・寒い。
日曜生:君がいる時、海は銀色だった。世界の色が落ちてゆくような味気なさ。淋しさを耐えて「ねずみ色」とだけ言った軽さがいいですね。


大関降格

降格:10+4得点:3
累積:255
合計:241

小酔:狂い咲きに「若いコメディアンの死」を重ねて見る目はスゴイ。閑かに1つ咲き、静かに1人逝く。
酔魚:八波むとし、タコ八郎...、最近のジャズメンは長生きだなぁ。
三丁目:返り花にコメディアンの笑顔みえる。中七の多きは?。

大関責任点数7点に届かず二場所負け越し、今場所の得点没収。大関在位11場所値札関陥落です。 次場所、14点以上大幅勝ち越しにより最昇進。

降格:2+1
得点:4
累積:94
合計:91

天布留:寒さを忘れ、私も手裏剣を拾いたい。
珍念:いい年してこんなことしてるカップルは、周りを和ませるのか怒らせるのか?
閑鳥:若い頃って、こんなだったな。うらやましいなと…

●●●●●

降格:5+1
得点:4
累積:242
合計:236

小酔:3番の「言い訳」とリズムも似ていて迷ったのですが、帰り花なら秘め事かと思いコチラ。3番は似ているので選ばずにスイマセン。
与作:ウーン、俳句でなければ書けない心境ですね。
素松:大人な感じのにおいを感じました。

新大関早くも来場所、角番。

降格:3+2
得点:3
累積:131
合計:126

日曜生:ぞっとするほど美しいと思いました。「凍れる朝日」、すっぱり切られた痛みのようにきれいだと思いました。もしこの句が絵だったら、私はその前から動けなくなったでしょう。

降格:2
得点:3
累積:6
合計:4

幻灯齋:スケールの大きさに驚きました。空全体を覆い尽くすような何か得体の知れないものを感じます。

降格:5+2
得点:3
累積:235
合計:228

焚火古:渋いです、枯れてます、好きです。
幻灯齋:色々と未練を残し、死んでしまう事は世の常とは言うものの、せつないですね。

大関昇進場所ながら、低位成績にて大関昇進は見送りとなりました。

降格:2
得点:3
累積:-3
合計:-5

無名:負けん気の強い、ひねくれ者のかっこよっさをかんじます。
孤風:花もまた報われるために咲くのではない。咲きたいから咲くのだ。

降格:1+1
得点:4
累積:40
合計:38

三丁目:帰り花が妙に艶っぽく意味深。言い訳の原因か。
焚火古:さりとても、人生のエネルギーは恋なのでせうか。

降格:2+3
得点:2
累積:107
合計:102

めだか:なんか、勝手に思い違いをしているかも知れませんが、わかる感じがするんです。それにしても、浦島は幸せだったのでしょうか?
土羊:私も見てみたい。本当かな?中身を聞かせてほしい。

降格:5+6
得点:0
累積:208
合計:197

降格:2+5
得点:0
累積:84
合計:77

降格:5
得点:0
累積:-6
合計:-11


得点:
累積:20
合計:18

無断休場

得点:
累積:88
合計:86

無断休場

得点:
累積:32
合計:30

無断休場

得点:
累積:
合計:23

届出休場

得点:
累積:26
合計:26

届出休場(公傷)

選句投票者  総勢 名

1-酔魚

2-佳

3-与作

4-土羊

5-玄吾

6-紫琴

7-小石川

8-日曜生

9-阿美土

10-素松

11-酔象

12-楽が鬼

13-孤風

14-焚火古

15-舟酔

16-豆菊

17-利根雫

18-珍念

19-小酔

20-はじめ

21-めだか

22-笑猫

23-冬樹

24-三丁目

25-小紫

26-天布留

27-幻灯斎

28-風花

29-玄吾

30-利根雫

31-豆菊

32-無名

四等歌/値札
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