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第35回 冬 師走場所 お題は【冬日向/除夜の鐘】でございまぁぁぁ〜す!
18年12月16日〜29日
優勝  小紫関 大関復帰
小紫関談:今回の冬日向は、大好きなお題です。
たくさんの方に選んでいただき、また大関復帰という知らせもあり、と ても嬉しいです。
盆と正月がいっぺんに来たようでございます。
これからも一生懸命俳句道に精進したいと思っております。
ありがとうございました。
トピックス
小紫関 今場所の優勝にて大関復帰/新大関 楽が鬼、早くも来場所は角番です。
今場所から、緑地関、草千里関が選句に参加。来場所は投句にも参加でごんす。
2006年休まず励まれた力士、そこそこにやったぞの力士、それほどでもなくなんとなくの力士の方々・・・ごっつあんでした!

優勝:10
得点:30
累積:233
合計:273

めだか:路地裏は冬は日が差さないのですが、家並みの隙間から差し込んだ一筋の冬日に子どもの画いた蝋石の線が浮き出たようなきがしました。印象的なシーンと思いました。
冬樹:もう「蝋石」という懐かしい言葉で参りました。「路地裏」「蝋石」「冬日向」・・・ちょつと完璧過ぎるかもしれませんが。
善福寺川:40年前の自分の後ろ姿を想う。
小酔:子らの遊びの後に残る蝋石の跡は、静けさの中に温かみを感じる冬の日に照らされてこそ何かを物語る。
玄伍:今時、蝋石なんてあるのかーと思いながらも。12番の句とどちらにするか迷ったのですが、こちらを。
楽が鬼:路地裏が舗装されだした頃の風景で下町育ちの自分には、鮮やかに浮上する景色である。
豆菊:子供たちは家に帰ってしまったのでしょうか。冬の一日はあっという間に暮れてしまう。
天布留:ポエムです。カメラをもっていたなら、シャッターを押すでしょう。
紫琴:昭和にはよく見られた光景ですが。あたたかい一枚の写真のようです。
三丁目:昭和のあのころの懐かしい風景。子供達の気配が留まっている。
笑い猫:谷中の裏路地で最近こんな風景と遭遇。
風花:もうどこにもない、幻の風景ですね。
幻灯齋:午後2時頃でしょうか?ひと通り子供が遊んでいなくなった路地。冬の日向に差し込む光は真横からアスファルトに反射して蝋石の跡さえ良く見えないくらい眩しい。情景がイメージ出来ます。
酔魚:蝋石が懐かしい。三段に切れてるのが惜しい
孤風:村岡秀男のモノクロの写真を見ているようです。

殊勲賞:5
得点:25
累積:91
合計:121

日曜生:冬日が確かなものに見えます。堂々とした老松に金の帯、豪華な情景です。「腰抱きたる」と表現をまとめるところが、上手いなあ、と思いました。
与作:日が腰を抱くという表現に冬日のやわらかさがあらわれていると思います。
酔象:腰抱くと描く老練な言いまわし、眼差しに敬服
三丁目:枯れた墨絵のごとし風格。冬日が暖かい。
土羊:母と同居中の私には甚く響きます。
珍念:なんとなく温かみを感じます。
風花:中七の表現がいいです。
冬樹:「腰抱きたる」という擬人法が評価の分かれるところかもしれませんが、作者の暖かな視線が伝わってきます。
はじめ:正月の選句に老松も嬉しい

敢闘賞:3
得点:21
累積:223
合計:247

小酔:冬日向には猫の欠伸がよく似合う。そう言えば「あくび指南」という面白いけど難しい噺があったけ。
孤風:長閑な冬日向。素直で、淡泊、技巧的でないのがより長閑さを感じさせてくれる、と思う。
幻灯齋:あくびが移るのは人からだけではありませんね。なんとも暖かな日射しを感じます。
黒髪:ぬくぬくと心地よさそうな猫から「幸せ欠伸」をもらう。平和なひとときですね。
笑い猫:のーんびりと陽だまりで転寝、羨ましい限り!
豆菊:のどかな感じがすきです。
土羊:まったり感が出てます
酔象:あたたかな情景にこちらもつられて選んでしまう

○○○○○○

得点:13
累積:86
合計:99

佳:除夜の鐘、「煩悩を払う」から離れて祝福の音に捕らえたのが新鮮でした。「幸あれ」っていい響きです。
玄伍:数少ない「除夜の鐘」に敬意を表して 帰る故郷(くに)のある喜びよ除夜の鐘
阿美土:願う穏やかさがあり、端的で美しい。
幻灯齋:上五の発音しにくい感じは否めませんが、定年を迎えた友人に送るエールはあたたかい。
利根ノ雫:慎ましやかな愛を感じます。

得点:10
累積:279
合計:289

小石川:詠み手の気負いをサッとはぐしつつ、強烈な想起へと誘う言葉遣いに100点です。
舟酔:何を例えたのか知りたいですが知らなくてもいいような悲しみいっぱいの句ですね
紫琴:何とも独特な色ですよね。例えられるならば、きっと大丈夫ですね。
与作:なんとなく寂寞とした心象風景が浮びます。

得点:10
累積:60
合計:70

素松:頭に風景が浮かぶ良い句でした
天布留:ほのぼのとした光景。横に腰をおろし、ながめていたい気がします
酔魚:諧謔味が好きです。冬日より春の陽射しが似合う気がしますが。
小酔:窓の外から室内深く差し込む冬日を背に感じながらの陶器作りの映像がいいですね。
草千里:暖かい日差しの下一度やってみたい。

得点:10
累積:397
合計:407

小紫:とてもありふれた景色ですが、古い団地にさす冬の陽、 そこには静か〜な時が流れているのでしょう。
珍念:年寄りばかりで若い人がいない団地って、静かだけど、なんとなく寂しい。
善福寺川:子供たちが駆けていく幻が見えるよう。
天布留:この情景にでくわして作句する人。作句できない私めとの差を感じました。
土羊:セピアの景色、何だか寒い冬日向。
利根ノ雫:荻窪団地頑張れー!

得点:10
累積:92
合計:102

草千里:頬に伝う涙は冷たかろうな、冬日は涙でまぶしかろうな、切ない気持ち今いずこ。
舟酔:ウッカリ者の私はタトーかなと、そしてああ女性なんだと泣いて生きてください
小紫:一度泣くにやられました。切ないですね。
日曜生:「一度泣く」。嫉妬のあまり、選ぶのを止めようかと思いました。冬日の癒し、素直になってしまう暖かさ。そんなことを私も詠みたかったのですが。この句が昇華したようです。
笑い猫:心の傷跡なのでしょうが、乳がんの手術跡にもとれました。
紫琴:私も冬日に透かしてみたら泣きそうになりました。

得点:8
累積:19
合計:27

楽が鬼:ひなびた町の昼さがり教会の前にたたずみ喪服のわたしは祈る言葉さえ失くしてた 冬の暖かな日射しが降り注ぐ色絵のガラス窓。色彩を描き出した秀句です。
日曜生:心情の書かれていない句の、清潔感があります。冬日のあたる教会を見て、部屋の中の静けさと、壁に映るステンドグラスの色を思い描いているのではないでしょうか。映像が玉手箱のような句ですね。
黒髪:教会という場所が暖かさに割り増し感を与えてくれていると思いました。
めだか:誰もいない教会に入ってみようかと思うような日、暗い教会の中から窓に差し込む日の光は癒やされるかもしれないな、と思いました。

得点:8
累積:67
合計:75

無名:少々冷えてしまったおむすびではありますがポカポカした陽の中外で食らうそれは富士に勝るとも劣らず、いや富士よりも遥かに大きく暖かいものです。私も知っています。阿美土:一休息の景色が浮かぶ。むすびを富士に見立て、遠近感まで描いている。
孤風:澄んだ空気のもとで食べるお結びはホントにうまそう。
酔象:きっぱりと抜けのいい空気を吸った気分、清々しい


三段目勝ち越し

得点:4
累積:-5
合計:-1

素松:「三丁目の夕陽」の世界を感じました
風花:なつかしい感じ。
冬樹:作者はどんな「昔の空」を見たのでしょうか。興味があります。口語調が効いていますね。

降格:10+2得点:5
累積:291
合計:279

利根ノ雫:何か童心に戻って懐かしいです。
阿美土:長く映った影に贈った心のやさしさが滲む。
はじめ:母子と法師の響きがいいね

●●●●●

降格:3+1
得点:4
累積:157
合計:153

酔魚:まさに冬日の如くじんわりと心に届いてきました。
豆菊:冬の光りが感じられます。

降格:3+1
得点:4
累積:151
合計:147

めだか:「うつらうつら」が小春日和のようでほのぼのとしていていいですね。
三丁目:ある日見た荻窪南にある洋館の風見鶏はまさしくこの姿でした。中七に工夫が欲しい。
黒髪:「うつらうつら」という言葉がやさしいですね。

降格:3+3
得点:3
累積:126
合計:120

はじめ:今年最初の選句に今年の月のお題を忍ばせているのがにくいね。

降格:2
得点:3
累積:13
合計:11

佳:冬の晴れた日の西日だと思います。本当にそれだけでいいと、私も思います。
舟酔:すなおな句。目を閉じて、くちびるから笑みがこぼれそう。私も隣に座っていいですか?

降格:2+2
得点:3
累積:75
合計:71

与作:冬日向が寒さを際立たせています。
無名:じっと動かない影と、じわじわと赤らんでゆく頬の対比に惹かれました。もしかしたら影の頬も赤らんでいるのかもしれませんね。

降格:2
得点:3
累積:22
合計:20

玄伍:音感では寝る寝る寝るでいいのですが内容的には「我」は韻を踏んで別のものにして欲しかった。犬寝る猫寝る我は猿(??勿論冗談です)
小石川:冬のひなたの、一抹の寂寞感と安堵感が、ひしひしと伝わってくる気分です。
小紫:冬日は暖かくて気持ちがいいです。ほんとに我も寝 る、、ですよね。

降格:3
得点:2
累積:-11
合計:-14

草千里:10代の頃「死んだら新聞に載るようなロックスターにぃ〜!」(The YELLOW MONKEY)って口ずさんでました。

降格:2
得点:2
累積:-11
合計:-13

善福寺川:暖かな情景うかぶ。 あ〜昼寝がしたい。
珍念:猫と日向で小さい春が来る?

降格:3
得点:2
累積:10
合計:7

楽が鬼:晴れて舞子として身を立てようと言う半玉に、目出度い愛でたいと除夜の鐘が百八つ。去年今年、こういう明るい句はいいですね。が、「仕立てっ娘」が難。
佳:苦労が実ったんですね。舞妓さんの華やかな姿が年越しの夜に鮮やかです。

降格:1+3
得点:2
累積:34
合計:30

小石川:年の暮れにいつも訪れる、茫然自失の瞬間。共感度は最高です。

降格:3+2
得点:3
累積:127
合計:122

無名:先日中杉通りを走行中にあなたの肩に止まった風太君とばったり出くわしまして「やぁ」と声をかけたところ彼は「選句よろしく」と一言。はにかみながら僕の耳元を撫でてゆきました。彼の「はからい」に一票。

降格:5+4
得点:1
累積:148
合計:139

素松:怪しい感じがにおっていて気になりました

降格:5+5
得点:0
累積:175
合計:165

降格:1+5
得点:0
累積:56
合計:50

降格:2+5
得点:0
累積:79
合計:72


得点:
累積:
合計:24

届出休場

降格:2
得点:
累積:
合計:237

届出休場

無届休場
合計:3

届出休場

降格:2
得点:
累積:
合計:72

届出休場

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句合・阿佐ヶ谷俳句草相撲協会