第四十回 春・三月場所の一 お題は【鶯/雛祭】でございまぁぁぁ〜す!
19年3月16日〜30日
優勝
貫井冬樹関談:思いもかけぬ久方ぶりの優勝、恐縮至極です。
 13名もの方々から多様な評価のお言葉を頂き、まさに俳句は、良き鑑賞者がいて初めて完結・成立する文芸であると感じます。
 これからもこの貴重な「座」を大切にしていきたいと思っております。
万年関脇 貫井冬樹

優勝:10
得点:20
累積:256
合計:286

風花:くっきりと情景がうかびます。
佳:お化粧したら遊んであげる、とか言うんですよね。弟もちょっと喜んだりするんでしょう。笑えました。
小石川:可愛いようであって実は人形の醸し出すおどろおどろした気配。佐伯俊夫の絵を思い出しました。
与作:雛人形に感動した男の子の心境かな。お姉ちゃんが詩っているようでいいですね。
焚火古:デジャブーか、懐かしいような気がする。
はじめ:妙にヤバイネ
幻灯齋:男の子に女の子の衣装を着せる方は近くにいましたが、紅をさすという事は当然衣装も着せているのでしょうか?独特の雰囲気がありますね。
小紫:こういう句好きです。女の子のお祭りなのに思わず乱入したおとうとに紅を・・・・
酔魚:おとうとだからいい。ほっぺの赤いいたずら坊主が目に浮かびます。
孤風:おかまちゃんの9割はこの経験がおありだそうです。
阿美土:女の子と見初める情景が生き生き写る。
黒髪:可愛らしい。古い映画の一コマのよう。
三丁目:微笑ましい。

殊勲賞:5
得点:17
累積:117
合計:139

幻灯齋:素晴らしい!詳細選評不要の句。俳句相撲に参加させていただいて以来の最高傑作だと思います。いい句に出会えて幸せです。ありがとうございました。
日曜生:平和で美しい鶯の声を、ふさわしくない場所と心で聞く。悲しみが増すようなとりあわせの違和感が上手いなと思いました。
三丁目:景色は勿論、作者の心の清清しさが伝わる。
めだか:納骨堂の周りは竹林でしょうか。
冬樹:多少季語が動く感じが無きにし非ずですが、説明を一切排した思い切りの良さに敬服します。(最近、説明過多な句が多いように感じますが・・・)
小酔:上り坂でなければならない。坂を一人登るは誰か。ホー法華経と一声流れ又静寂の余韻。
珍念:なんか、横溝映画のワンシーンのようで、怖くなって一票入れてしまいました。

敢闘賞:3
得点:16
累積:8
合計:27

酔象:面白い、じっとしているあなたの中にある宇宙。無限と極小のパラドックス。イメージの音速が光速を超えた。ウグイス的相対性理論の誕生である
楽が鬼:そうなんです、鶯はホーホケキョと啼き訪ね来ては、つっと姿をかき消して行く。子供の頃、あの鶯の住みかは何処なのだろうと思っていた。
小酔:鶯をもってして「宇宙のすみにじっとおり」とした哲学的表現がすばらしい。反語か、座禅か、悲劇か。俳句だ。
舟酔:いるんですよね。なんかほのぼの真理ですね。
天布留:宇宙のすみが、どこなのかわからないけど、このとらえ方に、ひかれました。
冬樹:「宇宙のすみに」という捉え方に心が引かれます。かく言う私も、宇宙のすみのすみで、ずーっとじっとしています。
風花:策略を感じながらも、つい選んでしまいました。

○○○○○○

得点:13
累積:138
合計:151

与作:最初に語りかけるときってちょっとうまく言えないし、鶯だってそうですよね。うまい!
天布留:ケキョケキョと聞こえてきそうです
日曜生:「ケキョケキョ」からですよね。「ホー」がついてくると微笑ましいのです。「稽古始め」「カ行」の言葉の発見が面白い。
舟酔:私の不粋な連れ合いは「このキティチャン・キティちゃんって鳴く鳥は何だろう」と言ってました。
楽が鬼:まさにそのとうり・・・こういう句を目からうろこ俳句とでもいいましょうか!
草千里:うぐいす!そっちですかっ!思いつかなかったので、その発想に。
焚火古:お手つきをしそうになった、カルタのように美しくて。

得点:11
累積:67
合計:78

佳:「酢の香立つ」が良いです。ふわっと情景が広がります。みんな笑顔ですね。
小石川:「酢の香」の一語に感服。懐かしく愛おしい風情にひたることができました。
草千里:ひな祭りにはちらし寿司つきものです、小さい頃をおもいだしました。
阿美土:ちらしの彩りと雛の華やかさが美しい。
与作:ちらし寿司感無量のひいな哉

得点:9
累積:434
合計:443

冬樹:何も言うことはありません。完璧な出来栄え、見事な立句です。
土羊:自然豊かな情景。個人的な記憶と合致しました。
はじめ:初鳴きの頃の鎌倉もいいね

得点:9
累積:177
合計:186

黒髪:さわやかです。こんな場所に行きたくなりました。
孤風:釣り人か。早春の渓谷、訪れたくなった。
楽が鬼:橋の上?川?側道?この方はどこでこの句を読んだのか?作者の居場所が判りませんが、一服の清涼感を与えてくれる素敵な句です。
酔象:沢のある空間が広く心地よい、橋の高さが臨場感を作ってくれた。今回つくづく思った、音と空間は一体なんだなと……

得点:8
累積:283
合計:291

緑地:春の気配に導かれ希望ある未来に踏み出していく感じがさり気なくていい。
酔魚:花の下にて我死なんの境地なのでしょうか、あわれを感じました。
土羊:法華経ですか?、墓参りの季節感ですね。
舟酔:そんな所があるのか知らないけれど行ってみたいなぁ。

得点:7
累積:302
合計:309

小紫:うちの母もそうなのでしょうか?まさしく三代にわたるひなまつりです。
酔象:老いることの実感と変化の一瞬を言葉で捉えた、カラーがセピアになった、お見事
小酔:中七字余りですが「雛しまふ」から「姥めきぬ」へ流れがあって母の背中に人生の寂しさがよく見えます。
はじめ:そうだね、早く嫁に行けよ

得点:7
累積:138
合計:145

幻灯齋:子供の頃からひな祭りをやりたかったのですね。これからでも遅くありません。大人になってからでもひな祭りを楽しんでください。
三丁目:一人息子ゆえその機会を与えられなかったと。微妙な親心をうまく現している。
風花:サラリと詠んでいて、一層感慨深い。
めだか:ふと気づくとひな祭りの日。大人の女は忙しい。

得点:7
累積:51
合計:58

焚火古:まったりして、幽玄・・・いいです。
珍念:おやつも忘れないでね。
利 根ノ雫:お茶菓子を食べながら鶯の音を楽しむのは春ならではですね
小石川:ふむ〜、春ですね〜。

得点:6
累積:24
合計:30

酔魚:鶯→なき比べ→赤子という発想が面白い
素松:投句者のあたたかさが伝わります
佳:鶯のたどたどしい鳴き初め、「頑張れ」って思いますね。赤ちゃんの豪勢な鳴き声には勝てません。

得点:5
累積:119
合計:124

珍念:そう、まずは酒。
素松:初音をつまみにして飲んだらおいしそうですね。
緑地:春の訪れ、身も心もぬくくなって飲みたくなりますよね。

得点:5
累積:6
合計:11

草千里:母に会いたくなりました。
黒髪:「母は今」の残す余韻が哀しすぎず、いいと思いました。


得点:6
降格:10+1累積:300
合計:289

素松:「ひいな」がいたずらっぽくていいです。
利根ノ雫:何年も飾り継がれるひな人形にも歴史を感じます
土羊:業の中身を聞いてみたいような、恐ろしいような。

●●●●●

得点:4
降格:2+1
累積:86
合計:83

利根ノ雫:早春の山間でのどかな聞いていると心和みそうです
日曜生:初めての鶯の声を聞けたら運が良いような気がする。知っている感情が鮮やかになりました。言葉の格が高くてきれいです。

得点:3
降格:3+2
累積:100
合計:95

阿美土:健やかな成長願う、素直な温かさを感じます。

得点:2
降格:5+3
累積:172
合計:164

めだか:三月三日を過ぎるとサッサとしまうひな人形。名残惜しさでせめてもと置く貝合わせでしょうか。

得点:2
降格:3+3
累積:157
合計:151

緑地:ちっぽけな自分を笑い飛ばしてくれる春の訪れもまた救いです。


得点:2
降格:3
累積:19
合計:16

小紫:う〜ん 身につまされますね。でも古い女子も元気にがんばっていると思いますよ。

得点:2
降格:3
累積:-28
合計:-31

孤風:雛祭りきれいと見つめる母も娘も

得点:1
降格:2+4
累積:78
合計:72

天布留:低俗な私は、初音を聞くと得した気分になります。

得点:0
降格:3+5
累積:125
合計:117

得点:0
降格:2+5
累積:108
合計:101

得点:0
降格:1+5
累積:27
合計:21

得点:0
降格:5
累積:15
合計:10


得点:
累積:
合計:24

届出休場

得点:
累積:
合計:3

届出休場

得点:
累積:
合計:18

届出休場

降格:2
累積:245
合計:243

無断休場

降格:2
累積:89
合計:87

無断休場

降格:2
合計:54

無断休場

降格:2
累積:-5
合計:-7

無断休場

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