第47回夏・6月場所の2お題は【青田/梅雨】でございまぁぁぁ〜す!
6月16日〜30日
優勝
舟酔関


優勝:10
得点:22
累積:67
合計:99

与作:雨の日、家で待ってる猫に気持ちを寄せているのがいい
酔魚:独居老人の孤独を感じたが、作者が子供なら可愛いし、女性なら佳人ならん。
日曜生:温かいもの、寄り添うものが嬉しくなる最後の寒さ、「梅雨寒」。猫を思う煮干程度の優しさ加減が似合うと思いました。
素松:猫も外に出たくなる季節ですね
はじめ:おもいやりですね
冬樹:何ともはや、全く肩の力の抜けた、まさに「生産を為さぬ男」の代表句のような・・・。
孤風:名優も子役と動物には勝てないといいますが、この句会で猫は黄金ワードかもしれません
木古里:「長いお別れ」の冒頭を思い出し自分勝手にハードボイルドを感じました
笑い猫:まるで、猫はまだ炬燵に入ってるような寒々しさがスキです。
金太郎:なにげなーい句のなかに、日常のいとしさ、やさしさが滲んでいます。
幻灯齋:作者のふとした時の優しさ、普段からの猫との関わりの断片が垣間見れるような句です。
利 根ノ雫:雨で外に出られぬ猫への思いやりのある句ですね。
めだか:梅雨寒の日の留守番猫はけなげな感じがします。ご褒美に好物をと思うのは、やはり同類の「猫バカ」だからでしょうか。

殊勲賞:5
得点:19
累積:510
合計:534

素松:「Y字路」が梅雨と良い関係性を作ってますね
舟酔:上手ですね。どっちの路がぬれないかしら?
めだか:右をとっても左をとっても、ぱっとしないのは梅雨のせいに思えるけれど、実はもろもろ、気分もやるかたなし…、と思ったのですが。
楽が鬼:Y路地は人生の曲がり角、その決断も尽きかねる。はぁ〜どうしたものか。困惑の果てのような句で、ブラックユーモア満点。巧い!
金太郎:Y字路の持つ神秘性に梅雨の憂いを重ねる。作者の心象風景に何ともいえない魅力を感じました。
幻灯齋:すぐ横尾忠則のタブローが浮かんできました。何かちょっとおどろおどろしい、暗い背景に赤い人間が田舎のY字路に佇んでいる、そんな梅雨時の風景です。人間どっちに行ったっておんなじだよ、とでも言いたそうな句ですね。
酔象:そのとおりなのだが、おもしろい風景に見えた。右と左はやはり違う町なんだろう
風花:Y字路がいいですね。どこもかしこも梅雨一色。
酔魚:「しぐるるや駅に西口東口」という名句(作者失念)を思い出しました。

敢闘賞:3
得点:17

累積:325
合計:345

冬樹:「生産」・・・およそ詩語には似つかわしくない武骨な言葉ですが、それ(生産)を「為さぬ男」と言われると、正直ドキリといたします。何はともあれ、このドキリ感に敬服いたしました。
緑地:このどうしようもない投げ遣りな感じが心にしみました。
草千里:人生ここにあり、って句。深い。
木古里:生産的な田んぼとのギャップに田舎ものの自分はどきりとしました。
舟酔:最近はこういう男もいいかなと。レディオ・ヘッドの「エグジット・ミュージック」がピッタリ。
土羊:何とも言えないチカラワザ、凄い。
小紫;生産を為す田んぼと為さぬ男。言い切っているところが すごい!
酔象:ときにはころびなさい、穴にもおちなさい。「行く」が良いかと思う

敢闘賞:3
得点:17
累積:355
合計:375

幻灯齋:天気のいい日に畦でくつろぐ様子が即座にイメージ出来ました。しゃがみ煙草、田人をもってこれる語彙力が羨ましい。
孤風:紫煙の先に瑞々しい緑の苗が見える
小酔:そういえば野良でしゃがみ込んで居るオッサンがいたなー。「田人」とは、おそれ入谷の鬼子母神。
天布留:なつかしい。昔、父も畦道で「しんせい」を吸っていました。
佳:気持ちが良いですね。のどかな風景の裏に真面目な労働が感じられます。田人の誇りや満足、いい表情が思い浮かびます。
利根ノ雫:田舎ののんびりした風景が浮かんできます。
草千里:エコーかわかばを吸ってるおっちゃんが目に浮かんだ。昭和だなぁ。
珍念:真っ黒に日焼けした爺が、タバコをポイ捨てするんです。

得点:12
累積:172
合計:184

はじめ:広さを感じます
楽が鬼:三階節「♪〜〜柏崎から椎谷まで間に荒浜荒砂悪田の渡しが無かよかろ(このセンテンスは原発を意識する)の前節のよう。
めだか:柏崎だけでなく、上越の風景が目に浮かびます。送電線がない方がいいけれど、それが実際ですね。
冬樹:「柏崎」と言えば、奥の細道の道中、芭蕉が宿を断られた「天屋」の所在地。そして「送電線」と言えば、「柏崎刈羽原発」。う〜ん、どう解釈すればいいのか?できれば作者にお伺いしたい気持ちです。
天布留:広大な景色が、実に気持ちがいいです。
三丁目:原子力発電の送電線か。地名が効いて説得力のある風景に。

得点:11
累積:97
合計:108

日曜生:若い稲が柔らかいことを、驚きをもって見た事を思い出しました。「乙女」と呼ぶに相応しい清々しい景色です。
小酔:青い稲草が乙女の髪ってぇのか。風が梳くってぇのかい。鈴木大地の間違いじゃあないのかい。でもオイラの負けだ、これで「天プラ」でも喰ってくんねぃ。
蠱冬:自転車通学なのかな? 学生時代に弘前で会った女子中学生を思い出しました。 
佳:田んぼに神様がいるようです。緑の髪の女性の神様?神聖な美しさです。
阿美土:まったく乙女はさらさら。しかし大地がどうかなあと。清々しい言葉にしたいですが。
風花:風に梳かれる様が見えるよう。

得点:10
累積:285
合計:295

三丁目:モノクロ写真の印象を持つ強い情景に仕上がっている。
天布留:きれいな一枚の絵ですね。
酔魚:時代劇でしか見なくなった田舎の葬礼の景色がきれいにとらえられている。
緑地:綺麗で恐い、映画のようです。

得点:9
累積:8
合計:17

黒髪:一直線という言葉が、子供たちの素直なさまと重なり、利いてます。
阿美土:爽やかななり、晴天なり。上向いて大きく手を振り振り、やったやったあの日。
珍念:それでも、田んぼに落ちるやつもいれば、肥溜めに落ちるやつもいる。
小石川:遠い昔の帰校時風景を思い出します。ただし僕らの時代は自由奔放。青田にとびこんで、ゲンゴロウやドジョウを捕まえたものでした。

得点:8
累積:95
合計:103

利根ノ雫:野良作業で忙しく ても子供には関係ないですからね
珍念:子供は遊びつかれたのか、一生懸命お手伝いをしたのか。
与作:昔、田んぼ道でこんな光景に何度か出会いました。

得点:8
累積:200
合計:208

蠱冬:「笑顔みやげに」ってひと言が、小津映画みたい。そういえばお中元の時期ですしね。
佳:嬉しいの一言ですね。ぱっと明るくなる瞬間ですね。中七が良いです。
はじめ:よくぞ来ました。
日曜生:梅雨だからこその嬉しさですね。「来たる」という文語が、この句ではユニークに聞こえて楽しいです。

得点:6
累積:40
合計:46

木古里:まさしく現在の我が家なのかなり共感を覚えてしまいました。
小石川:子育てのワンショット、伝わってきますね。だけど、我が妻の「嵐」はもっと怖いですよ、ひしひしと。
そうそう、外で遊べないのはつまらないんですよね。子供の心は嵐でしょう。

得点:5
累積:55
合計:6

小石川:田植えの後のほっと一息ついた田園風景、静けさの中に漂う予兆を感じます。
笑い猫:生き物地球紀行「北関東・里山編」! 感動的な動物ドキュメントですね。

得点:5
累積:186
合計:191

小紫;情景がくっきりと浮かびます。ふりむけば、、がいいですね。
黒髪:風そよぐ爽やかな風景。列車の色はエンジが合いそうですね。
緑地:いつか観た絵のようです。振り向くという動作の後にある絵というのが効いています。

得点:5
累積:157
合計:162

金太郎:はてさてや・に引き込まれ、立ち尽くしてしまう自分がいました。好きな景色でした。
土羊:梅雨明けを待望させる句
草千里:降ったりやんだり、傘をさしたりしまったり、ジーパンの裾をめくったり、梅雨のうんざり感に共感。

二場所負け越しにつき 大関降格

得点:2
降格:10+5
累積:316
合計:301

三丁目:元気に育つ青田と日本農業の寂しい現実。風景の表と裏が見える。

得点:5
累積:115
合計:120

小紫;面白い!確かにばあさんはモノクロです。よけいに青がくっきりと生きてきますね
舟酔:シュールです(解らないことをこの一言で片付けて)でも引かれました。
素松:青々しい田の中ではおばあちゃんも目立ちそうですね
小酔:「モノクロばばぁ」は、青に染まったのですか、緑にみえたのですか、それともピンク?

●●●●●

得点:3
降格:3+2
累積:119
合計:114

土羊:小諸から木曽路へと遊子が移動した?洒落た句

得点:3
降格:2
累積:12
合計:10

笑い猫:「○の流刑地」(見てないけど)に向う二人、しっぽりとエエですなぁ!

得点:3
降格:2
累積:-11
合計:-13

酔象:このバスに乗せられた、素直な言い回しが心地よい

得点:3
降格:2+2
累積:77
合計:73

風花:情けなくて、滑稽で、我身のよう。

得点:2
降格:5+3
累積:214
合計:206

阿美土:妖しくうごめくむき出しの本能か。丹下左膳の映画を思い出した。

得点:2
降格:3
累積:27
合計:24

黒髪:可愛らしく、きれいにまとまっていると思います。

得点:2
降格:1+3
累積:35
合計:34

楽が鬼:梅雨の類痩句の典型なのだが、この句は(つかまえ)を持ってきたことで一気に調子も格調も高くなった。健康的で明るい気持ちの良い句に仕上がっている。
孤風:今時は乾燥機なんてものが幅を効かせつつあり。やがてはこの景色も時の彼方に

得点:1
降格:2+4
累積:135
合計:129

与作:「じわり」というのが梅雨の感じと一致して悲哀感がでていると思いました。

得点:0
降格:3+5
累積:153
合計:145

降格:2
累積:3
合計:1

降格:2
累積:122
合計:120

無届け出休場


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