第53回秋・10月場所の1 お題は【芋/相撲】でございまぁぁぁ〜す!
10月1日〜15日
優勝
日曜生関

    
優勝

受賞得点:10得点:21
累積:226
合計:257

与作:竹串で確認できる焼け具合。次は「芋が焼けたぞ」と聞こえてきそうです。
金太郎:とってもおいしそう・。なぜかって愛情たっぷりだから。うれしさが伝わってきます。
はじめ:もうすぐ冬ですね
酔魚:「さて」が良い。「さて」何をするんでしょう?判らないところが良い。
草千里:さて、のあとはなんと続くのでしょう?私だったら「さて、ビールビール!」かしら。
木古里:やっぱり初芋はそうですよね。湯で上がりを待つ間の期待感。感じました。
小酔:「さて」がいいですね。「さて」これから合わせ味噌を作ろうか、イヤ大吟醸で芋をパクリだね。
楽が鬼:小料理屋の小粋な女将が閑な店の調理場に立って芋を煮てる。閑なお客はぼんやり眺めている。と女将が「さて」とつぶやいた。何が「さて」と訝しむお客、粋な句だ。
風花:自分の所作を客観的に見ているのがいいです。
小石川:竹串といえばもう里芋ですね。澄んだ湯のなかでころころ廻る里芋、秋ですなあ。

殊勲賞

受賞得点:5得点:20
累積:260
合計:285

小石川:子供の頃に原っぱにゴザをひいて観た巡業相撲。しょっきり相撲のなんと切なかったことか。
三丁目:相撲界更正への応援句として戴きました。
鷹目:相撲を一度、この牧歌的世界に還しても良いような気がしました。
佳:相撲、詳しくないんですが「花相撲」を調べたらこの句の良さがぱーっと広がりました。
夏草:美人は三日で飽きると言いますが、素人を一瞬にして虜にするような玄人の色香、芸にしてやられました。
めだか:山や川のすがすがしさまで目に浮かびますね。かっこいい感がしました。
楽が鬼:月並み俳句でも爽やかにリズムよく一気に詠み上げているのがよろしく、もはやNHKアーカイブの中にしか存在しなくなっただろう景色を彷彿とさせられる、佳句だ。
小酔:巡業の相撲甚句の甲高い声が聞こえそうです。呼出しにはイジメはないと信じたい。
阿美土:花相撲に出て上手投げで勝ったことがあります昔。村の秋の景色が彩りを添えます。

    

    
敢闘賞

受賞得点:3得点:12
累積:8
合計:23

木古里:いっつも毎年同じ経験があり、はっとさせられました。
幻灯齋:女房殿不在の寂しさが中7に集約されていると思います。煮っころがしも作っていたのに、一体何があったんでしょうか?
金太郎:家にもまったく同じ境遇のお芋ちゃんが居ます。なーむー。忘れ芋、とは上手いですね。
宝玉:芋の放置プレイみたいなところが侘しいです。
小石川:「忘れ芋」の一語に共感。いまや我が身は「忘れ人」、「愚痴も無し」が響きます。


○○○勝ち越し○○○

得点:9
累積:218
合計:227

めだか:”腰伸ば”すところが感じがでてますね。料理もおいしそう!!
酔象:老母の腰伸ばしを詠んで芋の煮上がる様をみせるという巧みな技、この芋はうまいです、味が沁みてます
素松:私の家もこの料理は祖母しか作らなかったです。
緑地:母の手料理はうるさい。食べてやるのも孝行と思う今日この頃です。

得点:11
累積:437
合計:448

緑地:芋煮から東北の秋の風景とつづく大きさが気持ち良かったです。
天布留:雄大かつ、のどかさを感じます。
冬樹:「出羽」と言えば山形、山形と言えば芋煮会発祥の地。個人的な好みを言わせて頂ければ、快晴の「山なみを詠んで頂きたかったところですが・・・。
めだか:芋煮会はちょっと寒くて、くもっている・・・という感じがあるんですよね!
幻灯齋:芋の湯気の彼方に出羽の山並みが見えてきます。
夏草:芋煮といえば山形、〈出羽〉と〈煮えて〉の時間経過の描写が刻々と変化する空模様や集う人々の有り様をリアルに想像させます。

得点:11
累積:16
合計:27

冬樹:この句、単なる懐古趣味に非ず。「遠し」に現今の相撲界の惨状を撃つ批判眼が示されていると思います。秀句。
土羊:大きさと素直さを持ったストレートな句に好感を覚えます。平成に「大相撲」は不似合?
酔魚:昭和の横綱と言えば人それぞれ。双葉山の人もいるでしょうが、小生は柏鴎より栃若です。
宝玉:たしかに柏鵬時代の相撲は見応えあって面白かったですよね。
天布留:光陰矢のごとしですね。
孤風:平成の角界は、旧習つけ込む下衆な輩ばかりがの さばっておりますなぁ。
三丁目:柏鵬時代は眩しい程に土俵が輝いていた。

得点:10
累積:419
合計:429

日曜生:「煮っ転がし」使いたかったんですが、私は挫折しました。中七のリズムのずっこけ方、「思想家」の雰囲気崩しが大成功ですね。「塗りの箸」の彩りで納まりました。
舟酔:イキのいいリズムがありますね。茶化しているところも好きです。
阿美土:滝口修三やらが本に囲まれて煮っにっ転がし、いいですなあ。知性の深さ、塗りのよい品格もあります。
草千里:字余りですが、芋の煮っ転がしっていうリズムが気持ちいい。
酔象:仏頂面の思想家の顔で芋と格闘する姿が浮かぶ、おかしみのある句

得点:10
累積:12
合計:22

宝玉:本好きの人が料理すると危ないですよね(笑)。芋食べたかったと思います。
黒子坊:痛ましく炭化させられた食物の悲哀。焼肉なんかにも通じますね。
舟酔:私にもよくあります。幸せな時間で良かった。もう一ツ焙りましょう。
与作:うーん、わかるなー。大切なお芋を炭にしてしまうほどはまっちゃう本ってありますよね。
蠱冬:最近はそんな夢中になれる本が少なくて……。

得点:9
累積:43
合計:53

孤風:東京出て来て酒飲むようになって初めて食ったなぁ衣被。
草千里:ナイター中継も父親も肩身の狭いこのご時世、この句どこか懐かしい感じがしますね、ホッとします。
緑地:塩つけてつるんと食べる芋に両親の幸せ感を感じます。
金太郎:何度か見直して、急に入って来ました。個人的かつ普遍的な世界。懐かしさを感じました。

得点:8
累積:169
合計:177

阿美土:なんだかこのゆんまりとに参りました。秋深き里の記憶をくれました。
小酔:「ゆんまり」「白い雲」が、里芋の柔らかな雰囲気をよく現わして良い感じですね。
はじめ:ほのぼのします。

初土俵
得点:7
累積:0
合計:7

素松:安心して酔える幸せな環境ですね。
楽が鬼:秋は酒が進んでつい飲み過ぎて、馴染み小料理屋のカウンターで、粋な女将に肩叩かれ起こされて「おいしく煮えたのよ酔い覚ましに如何」なんてね、粋な句だ!
佳:まるで病み上がりのような、いたわられ方にほっとします。湯気と芋の白さのせいですね。

得点:6
累積:322
合計:328

蠱冬:世の中、不条理も多いけれど、それもあながち悪いものじゃない。という気がします。
夏草:先例や類句がありそうで、〈芋〉である必然性に欠けますが、俳諧の基本、諧謔の精神が投句の中で最もよく発揮されていると思いました。

得点:6
累積:52
合計:58

土羊:音は今一つ不自然さを感じますが糸引く様子を「手に負えず」と表現したところが好きです。
孤風:世を剥くとは、また強引な。
鷹目:実のところ芋を剥くこともなにもかも人任せで「手に負えぬ」のは自分なのですが。

得点:8
累積:36
合計:44

三丁目:字面のまがまがしさが今の相撲界にぴったり。
鷹目:ただもう、見たばかりの「ジャンゴ」のような映像が浮かびまくって痛快です。
幻灯齋:固有名詞は一切出さず、しかも彼の相撲への取り組み方とその相撲に寄せる期待まで伝わってきます。見事!
三丁目:字面のまがまがしさが今の相撲界にぴったり。

得点:5
累積:98
合計:103

利根ノ雫:旅先で田舎の人の温かさに触れた時を思い出しました。
日曜生:単純な内容だなあ、というのが第一印象。でもその平和な空気がふつふつと良くなって来ました。土地柄、笑顔、景色、旅に行きたいですねえ。

得点:5
累積:147
合計:152

酔象:読んでみて口にしてみて語感が楽しい、ケンケンの笑い声が浮かんできた
木古里:どういったら分かりませんが離れられないです。
酔魚:ナンセンスな笑いが楽しい。新旧仮名遣いの混在が気になる。
日曜生:「イモ食う」ってこう言われると哲学的です。犬は笑わないよ、とつっこみたくなる余韻もいいかも。


●●●大関負け越し●●●

得点:5
降格:10+2累積:545
合計:533

天布留:さわやかな風にのって、太鼓の音が聞こえてくるようです。
佳:相撲を屋外に持ち出した、季節の濃さがいいです。触太鼓で耳も楽しい。
冬樹:ちょっと決まり過ぎ(そこがかえって弱点)と思える程の名句ですね。こういう風情を取り戻せるよう、相撲界もきちんと建て直しを図ってもらいたいものですね。


●●●負け越し●●●

得点:3
降格:2+2
累積:56
合計:52

風花:中七が際立っていますね。

得点:3
降格:2
累積:15
合計:13

黒子坊:豪華な食卓ではないけれど幸せを感じる家族の情景が浮かびます。

得点:3
降格:3+2
累積:112
合計:107

蠱冬:山形の人間でなくても、芋煮会ってなぜか“ふるさと”な感じですよね。
素松:東京人の気持ちが分かる句でした。

得点:2
降格:3
累積:-9
合計:-12

利 根ノ雫:川越の芋は有名ですよね。古里を思う気持ちがわかります。

得点:2
降格:5+3
累積:210
合計:202

風花:さりげない句ですが、いろいろ想像できます。
黒子坊:我慢できず買いに走りたくなるシズルを感じます。

得点:3
降格:2
累積:20
合計:18

はじめ: もうひとひねりでした。
与作:作者の幼少のころのことでしょうか。昔芋幹の煮つけを食べた記憶がよみがえりました。
土羊:真ん丸い透き通った玉、芋の葉の不思議な光景がよみがえります。

得点:1
降格:3+4
累積:135
合計:128

舟酔:これは余り料理しない男性の手でしょうか。困ったなあ。

得点:1
降格:2+4
累積:107
合計:101

利 根ノ雫:私もこの句に賛同します

得点:0
降格:5
累積:23
合計:18

得点:0
降格:5
累積:27
合計:22

得点:0
降格:3+5
累積:149
合計:141

得点:0
降格:5
累積:14
合計:9

得点:0
降格:1+5
累積:68
合計:62

得点:0
降格:1+5
累積:50
合計:46

得点:5
累積:136
合計:141

届出休場

降格:2
累積:289
合計:287

無断休場


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句合・阿佐ヶ谷俳句草相撲協会