第55回秋・10月場所の2
11月1日〜15日
 お題は
月/新蕎麦でございまぁぁぁ〜す!
優勝
三丁目関

三丁目関談
2度目の0点、3度目の大関陥落目前。角番の暗い気持ちで迎えた今場所でしたが、思 わぬ朗報。
おかげさまで、安堵のひとり祝杯で酔いしれることができました。
今回の句は、昨年見た石川賢治氏の月光写真展で受けた幻想的な印象から発想したも のです。
皆様ありがとうございました。

    
優勝

優勝:10
得点:31
累積:516
合計:557

阿美土:スケールのでかさに、海の豊かさに圧倒されました。
鷹目:月と海はなにを語らうのでしょうか。
小酔:「月光にゆだねた鼓動」が、潮の干満、大波のうねり、さざ波の煌めきなどをうまくの表現している。
蠱冬:いつか沖縄で見た、夜の海にできた月の道を思い出しました。
めだか:”海の鼓動”いいですね!
酔象:ゆーらりゆらり、生命のうねり、ゆだねることのできる大きな心、ゆらゆらーり
与作:月光と海の鼓動というリズム感が絶妙です。エモーショナルな静寂があります。
舟酔:月に照らされた海が浮かび、波の音も聞こえます。絵の中に入ったようです。美しいです。
楽が鬼:日本伝統俳句会長稲原汀子が泣いて喜びそうな名句、なにもいう言葉はありません。
小紫:きれいです。最後の鼓動かな、、がきいてます。
夏草:潮の満ち引きに月が関係することも含め、たゆとう海とそれを照らす月の光の様が実にエロティックに詠まれていて琴線に触れました。

    
殊勲賞

殊勲賞:5 得点:23
累積:16
合計:44

酔魚:月の微笑み、いいですね。地上のことはすべて些事と思おうとしてます。
緑地:諧謔と自虐が入り交じってなおかつ平明な佳句だと思います。
宝玉:悩むのが人間、されど他人からみたらどうって事ないのでしょうね。
木古里:どでかい月が見えました。
黒子坊:疲れた帰り道にはそのように思うことといたします。
孤風:拙も笑う月で捻っておりましたが良句成らず。考えすぎたかな。
天布留:しみじみと、うなづいてしみました
はじめ:そうだよね
冬樹:はい。私もこれからは、物事をあまり難しく考えず、楽に生きていきたいと思います。
夏草:「むずかしく」とひらがなにしたセンスと軽妙さ、一読しただけですとん腑に落ちました

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:18
累積:141
合計:162

日曜生:言葉遊びのような楽しさ、繰り返し読むと、どんなに綺麗な月だったのかが伝わります。ふりかえりつつ帰る人の踊る気持ちが微笑ましいです。
天布留:リズム感が良く、楽しい。
冬樹:極めて平易、一読了解、なのに心に残る味がある・・。「ふりかえり」のリフレイン、「り」音の多用、漢字の使用は「月」のみの句の立ち姿、等々、実はかなり計算され尽くした名句だと思います。
酔魚:「かえり」のリフレインと月だけが漢字 の字配りが効果的で聴いても見てもきれい。
与作:3つの「かえり」韻をふんだところがにくい。
舟酔:ひらがながきいていると思います。一晩中でも眺めていたいほど月は魔力たっぷりです。
めだか:”ふりかえり”のリフレインが印象的です。よ〜くわかる感じです。
蠱冬:言葉の重ね方が少々あざといかなとは思いつつも、つい空を見上げてしまう、その気持ちはよくわかります。


○○○勝ち越し○○○

得点:10
累積:249
合計:259

三丁目:満月なのに小さく見えてしまう、そんな作者の不安を抱えたこころ模様が伝わる。
風花:かわいらしい句ですね。
酔象:すごく気になる、何を祈るのか、だけど、大きい月はいつだって小さかったのだ
楽が鬼:なにがそうであるかは頓着せずとも作者のやるせない胸の裡を「月の小さき」で言い切っている。月の小さきが手柄。小さき月ではいけない。
孤風:星に願うは明るい未来、月に願うは何なのやら。
舟酔:小さい方が真実味があり、祈りガイがあるのでは?(無責任ですね)
土羊:景色なのか観念なのか分かりにくいのですが、音が綺麗だと感じました。

得点:9
累積:69
合計:78

蠱冬:新蕎麦粉、挽きたて、茹でたて、昼の酒。初冬の醍醐味ですね。う〜〜いいな〜〜。
素松:粋な生活風景ですね。
木古里:そうですよねー蕎麦屋での昼酒。大好きなんです。う〜ん飲みたい。
幻灯齋:今回そばをたぐるというのが何句かありましたが、この句はそばではなく香りをたぐっているんですね。視点の面白さでいただきました。
珍念:蕎麦屋に入ると昼間から酒飲みたくなるんですよね。じゃ、とりあえず板わさと、ヌキでてんぷら。
風花:そば屋の昼酒、ぜひやってみたい。
宝玉:新そばに日本酒いいですよね香りを楽しみたいなぁ。

得点:8
累積:38
合計:46

小紫:神と猫の対比が絶妙です。
冬樹:「神は死んだ」と言ったのはニーチェですが、まあそんなことはどうでもよく・・、「月」にまつわる多くの季語の中から「昼の月」をもってきたところに、作者のセンスを感じます。
日曜生:月のイメージをふっと離れて、切り口の意外性が勉強になります。昼の月もからんとしていていいものですね。「神は無し」の重さとの対比が面白いです。でも、何があったのでしょうね。
楽が鬼:お題をいただく三題噺の様に作られた句で月と神無の季重ねに猫を配するあざとさに呻るも、長閑さと無常観の対比の景色がいいのでいただきました。

得点:8
累積:12
合計:20

はじめ:秋の山に行きたいな
土羊:「色づく」情景が何種類も浮かんできて好きな句です。
珍念:月の光って意外に明るくて、阿佐ヶ谷の駅から富士山が見えることがあります。

得点:5
累積:96
合計:104

幻灯齋:毎年新蕎麦を楽しみに齢を重ねている方なんでしょう。たぐりたぐりてが蕎麦食いの時間の長さを感じさせます。
黒子坊:ながらえる感じが好きです。
めだか:そば好きだった父が偲ばれました

得点:7
累積:162
合計:169

素松:子供時代隠れ見た恐い棟梁のイメージとピッタリでした
緑地:「てやんでい、蕎麦手繰るのは一番しめいよ〜」てな感じの棟梁の背中を想像しました。
小石川:淡々として詠む構え。心情吐露なく、しかしなお深く“感”を語る境地ひしひしと。
鷹目:つられて背筋を伸ばしてしまいました。

得点:5
累積:133
合計:138

利根ノ雫:秋の夜長に一人飲む酒もしみじみして良いものですね
三丁目:月下独酌の本歌取りか。ひとひねり欲しいが、いい風情です。

得点:5
累積:45
合計:50

宝玉:月も低けりゃあちょっとした建物に隠れちゃいますよね。
孤風:ビル街のどこの飲み屋に入ったのやら。
与作:私のように山中に住んでいると感じませんが、確かに都会では月が道しるべではあります。

得点:5
累積:171
合計:176

鷹目:遠くに音のないお神楽が聞こえます。
佳:思わず歌いたくなるような句です。明るい月夜ですね。
日曜生:「木漏れ月」も「さのよいよい」も、いい言葉を見つけられたなあと思いました。何故か宮崎アニメ思い出しました。

得点:5
累積:5
合計:10

土羊:「月」を正面からシンプルに相手にしているところが好感。
木古里:勢いのあるこういう句を詠めるようになりたいです。
利 根ノ雫:何か苦悩の人生が心に響きます

●●●大関負け越し●●●

得点:6
降格:10+1
累積:292
合計:281

夏草:蕪村の名句の下句を上句に用いたところが心憎く、待つという時間の経過を月の移動という具体で表わしたところもお見事です。
小石川:お見事。わずか17文字で六時間の移ろい、俳句の奥深さを見せつけられた思いです。

得点:4
降格:10+2
累積:215
合計:203

阿美土:酒の醍醐味か。酒の滴りに手を合わせる気分、痛快ですな。
小酔:最初は「届きたる」の中に光の部分は含まれていると思い下五は字余りにせず「月を飲む」だろう。と思ったが「月光を飲む」という下七の具体性は「月光」でなければならないか。

得点:4
降格:10+3
累積:438
合計:425

小石川:歯切れ良し。たたみかけるような流れの中に、“故郷のなまり懐かし”と吾感ず。
小紫:うちのじいさんの口癖もそうでした。ぬしゃ、、久しぶ りにききました。
三丁目:「月と鼈」で無理矢理作り上げた(?)力技に参りました。

得点:1
降格:10+6
累積:459
合計:443

阿美土:永遠なる月は変わらずに平等に照らす。ちっぽけな人間がんばれ。

●●●負け越し●●●

得点:4
降格:3+1
累積:335
合計:331

珍念:なんつーか、余裕ですな、大事なのは。必死で飲み屋に急ぐより、遠回りして……。家にたどり着くのはいつになるやら。
酔象:名月とは満月だけではない、遠回りする月が名月なんだな、と思った

得点:4
降格:1
累積:29
合計:28

はじめ:まだ寒くなくていいですね
黒子坊:そんな夜も道連れいればまた楽し、といった気分でしょうか。
緑地:気持ちよさげな風情を感じます。

得点:4
降格:2+1
累積:83
合計:80

利 根ノ雫:昭和初期の田舎芝居を想像したんですが今もあるのかな
酔魚:唐組を私が見に行くといつも雨です。屋台崩しの 月を見たいんですが。醍醐味がちょっと大げさな気がしました。醍醐味 と言わないで作者の醍醐味が表せればもっといいんでしょう が・・・。
素松:まだ見た事がないですが見てみたいです。

得点:3
降格:3+2
累積:104
合計:99

風花:月は一人で見るのがいいですね。

得点:3
降格:2
累積:-14
合計:-16

佳:飲兵衛さんは「あー、またやっちゃった」と思うのでしょうか。月は許してくれそうですね。

得点:3
降格:1+2
累積:67
合計:64

幻灯齋:月単独ではなく、むら雲との組み合わせで一気に雰囲気のある情景になったと思います。
天布留:気分は、私も湯につかり月を見ています。

得点:2
降格:3+3
累積:208
合計:202

佳:家まで送ってくれますよ。不思議ですね。
小酔:子供の頃は確か月も一緒に着いてきたな。「月もまた」と「月と友達」になったところがにくい。家路を急ぐ風景がいいです。

得点:0
降格:2+5
累積:99
合計:92

得点:0
降格:1+5
累積:44
合計:38

得点:0
降格:5
累積:15
合計:10

得点:0
降格:1+5
累積:17
合計:11

得点:0
降格:5
累積:47
合計:42

得点:
累積:44
合計:

届出休場

降格:2
累積:11
合計:9

無断休場

    

降格:2
累積:163
合計:161

無断休場

降格:2
累積:285
合計:283

無断休場


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句合・阿佐ヶ谷俳句草相撲協会