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第66回春・4月場所の1
平成20年4月16日～31日
　お題は【囀り/遠足】でございまぁぁぁ～す！

優勝
値札関
復帰しての優勝ありがとうございました。
久々の土俵で足の裏に言葉の血豆ができました。
次の場所はもっと稽古してがんばりますー値札

優勝

優勝：10
得点：33
累積：200
合計：243

●小紫：あさりでは駄目なんですよね。しじみでなくっちゃ。情景が浮かびます
●与作：大男と小さい椀の小さい蜆のコントラストがいいです。
●風花：大男の大きな背中が丸くなって大きな手に小さな椀、絵のようにうかびます。
●天布留：正座している後ろ姿が見え、ズッズウとすする音が聞こえそうです。
●楽が鬼：空間と時間のパースがみごとに描かれています、そしてなにが素晴らしいかと言えば俳句にとって一番のエッセンスである諧謔というパンチが利いていますね。
●酔魚：しじみ汁ってあまり大きな椀では出てきませんよね、光景が浮びます。
●冬樹：うまい！蜆汁のことではなく、もちろん俳句の出来栄えのことですが・・。相当の観察眼がなければこういう風には詠めませんね。大袈裟ではなく、当句会発足以来五指に入るほどの名句だと思います。感嘆！
●小石川・朝のしじみの魅力はこの一句にこそあり。
●舟酔：笑うけどちょっと悲しい。
●孤風：可笑しいですよね、しかも蜆の中身をせせっていたりしたら尚更…
●珍念：小男が堂々と飲むのが似合うのは、ラーメンスープをどんぶりから直接か！？。
●はじめ：椀を両手で包むように持ち大切にいただく大男の姿が目に浮かびますよ。
●阿美土：対比がいい。でかい背中まるめて汁すする姿が微笑ましい。
●草千里：小さい器に口付けて背中を丸めてる姿を想像すると、ふふふとなります

殊勲賞

殊勲賞：5
得点：18
累積：339
合計：362

●舟酔：切り口がいいです。絵になっています。
●小酔：「紫木蘭」を広辞苑で引くと「老女の帯」と書いてあり、大辞林を見ると「型崩れ」と記されている。
●小石川・老女と帯がおぞましき印象を鮮明にしている。
●楽が鬼：木蓮の花のよれっとした気配とばばぁの型くずれした帯の比喩にやられましたね、素敵です。
●阿美土：美しかった娘時代が写り込む。しっとりした風情があります。
●風花：老女、帯、崩れ、着眼に感心。
●黒子坊：少し崩れたくらいがよい、と言う人もいます。

敢闘賞

敢闘賞：3
得点：15
累積：117
合計：135

●黒髪：シジミの次は？　のんびりいきましょう。
●小酔：シジミのあくびは、退化する人間をあざ笑うあくびでしょう。
●値札：進化論で脅しをかけやがって。
●小紫：しじみの遠吠えが聞こえてきそうです。大あくびがいいですね～
●幻灯齋：ただひたすら食われるのを待つ蜆。進化論など「そんなの関係ねえー」
●楽が鬼：うまいなぁ～この着目。でもね大あくびを持ってきたことで衒いが出てしまったような気がするのね。ではなにかというと思いうかばない悔しさで人にしてしまった。
●舟酔：しじみって、しみじみ眺めると可愛いいんですよね。ちょっと大きめのしじみが今、口を開けるところ、いただきまーす。
●黒子坊：先日、開かない蜆＝死んでいた、とは限らないと知りました。
●佳：面白い。進化論とあくびのギャップに笑えます。

○○○勝ち越し○○○

得点：11
累積：601
合計：612

●孤風：蜆かと思ったら目だった…。元ネタを上手く昇華させている。
●珍念：「何見てんだよ」とかつぶやいちゃったりして、もう酔っ払いすぎて何がなんだか分かりませんね。
●緑地：枝雀なんかにやらせたらそれだけで一席ですね。のんべぇが可愛く見える？
●与作：酔眼の黒目と蜆かー　うまい！
●風花：黒目がいくつもあって驚く様、愉快。

得点：12
累積：207
合計：219

●緑地：同感です！パッと現われたように感じる不思議な存在感ですよね。
●木古里：春の芽吹き前の殺風景ななかに咲いている景色。覚えがあり成るほどです。
●はじめ：花のない季節の木蓮が解るようになったのはつい最近のことです。本当におっしゃとおり。
●鷹目：木の花ならではの演出の妙ですね。
●小石川・芙蓉にはこんな一面があったんだっけ。

得点：8
累積：469
合計：477

●幻灯齋：拙句も砂抜きの句でしたが力量の差を見せつけられました。上手いな～。
●土羊：子供の頃、覗いていたのは蜆のグチだったことが良く解りました。
●冬樹：鍋を火に掛けるのを思わずためらいそうになるほど、妙なリアリティーがありますね。擬人法を用いたことで、より諧謔味にあふれた面白い句に仕上がっています。
●三丁目：砂抜き済み利用者にはお目にかかれない様。作者のこころの反映…？。

得点：8
累積：218
合計：226

●草千里：あの花びらは確かに「花舟」、風に揺れる木蓮の感じがしました
●土羊：春らしい句。水の流れがユラユラのどかな雰囲気が素晴らしい。
●珍念：やはり、きれいな俳句はいいなとしみじみ思う、春の風景ですね。
●はじめ：黒くなってしまいますが、運良く水面に落ちた花びらが傷つかないまま優雅に流れていく様子はなんとも美しいです。

得点：8
累積：213
合計：221

●阿美土:合掌の形だと聞いたことを思い出した。想いの深い気高い花を連想させます。
●日曜生：天を仰ぐ、清純な祈りのような姿。私もこれを詠みたかったのですが不作でやめました。「合掌の果て」に膝を打つ思いです。「果ての」の「の」は朗誦すると省きたくなりますがいかがでしょうか。
●三丁目：木蓮と青空のコントラストが、視線の流れで効果的に伝わる。最後の「の」は無い方がはっきりするのでは。
●緑地：近景からいっきに遠景に飛ぶドライブ感が気持ち良さを引き立てている。

得点：8
累積：129
合計：209

●笑い猫：何なんだ！この句は…面白すぎる！冤罪で獄中の人は豆腐汁か？
●冬樹：「大男・・」の句があったばかりに、こちらは地にさせて頂きましたが、この句も相当なもの・・。「真犯人」と「蜆汁」の取り合わせが、意外感を伴って絶妙です。
●与作：真犯人蜆をすするシルエット
●日曜生：よくよく考えると、蜆汁なんて不気味な食べ物ですよ。この一句でそんなことに気付いちゃいました。
●幻灯齋：劇場型とでも言うのでしょうか？この手の句はなかなか思いつきません。無い物ねだりでいただきました。