優勝盾贈呈

阿佐ヶ谷俳句草相撲協会
 
     
  阿佐ヶ谷俳句草相撲 第九回 
平成十七年十二月冬場所の三
 優勝
楽が鬼 関
優勝句
お題:山眠る
諏訪病棟看護婦の背に山眠る
小品ながら確実にこつこつ当てていた楽が鬼さん。前回初登場の笑い猫さんへの挨拶句ブロンソンを折り込んで大駄作、無念の得点一点。
思い直して心機一転巻き返しで、今回のお題「山眠る」を正攻法で詠み、見事、格下幕下初優勝の栄誉に輝き、めでたく関取に昇格した。
幕下優勝・楽が鬼関 初優勝おめでとう〜〜でゴンス!
楽が鬼関チョォォォ〜マジ談!
この句は長野の諏訪病棟で52歳の若さで鬼籍に入った友人への追悼句です。
山が好きで、長野県高遠の山奥、柴平に山小屋を建て山に抱かれて自由奔放に生きた人。
その彼が、まさに「山眠る」頃。ガンとの闘いに挑もうと心ならずの入院生活に入いりました。
残念ながら翌年の春、山に戻ること叶わず、当地自慢の満開の桜も見ずに、この病棟から旅立っていってしまいました。
彼を偲び彼のそのことを思うと・・・山間の病棟で「山眠る」景色をどのような心境で見ていたのだろうか・・・の思いで作句しました。

句合・阿佐ヶ谷俳句草相撲協会
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