ローラ殺人事件 Laura

映 画
邦 題

ローラ殺人事件

原題

Laura

ジャンル

ミステリ

監督

オットー・プレミンジャー

脚本

ジェイ・ドラットラー/サミュエル・ホッッフェンスタイン/エリザベス・ラインハート

撮影

ジョゼフ・ラシェル

公開年度

1944-1947 b&w 89

ソース

DVD  

テレビ・シリーズ『ツイン・ピークス』(90)に影響を与え、フィルムノアールの代表作といってもいい
    
  

ヴェラ・キャスパリー原作の探偵小説をプロデューサーであり監督であり俳優でもあるオットー・プレミンジャーが製作監督でオットー・プレミンジャーの初映画監督作品。
【解説】
美しきキャリア・ウーマン、ローラが殺害され、三人の容疑者が浮かびあがる。しかし死んだはずのローラが刑事の前に現れ、事件は意外な方向へ展開する。メロドラマとサスペンスを融合させることによって、観客にフィルム・ノワールフィルム・ノワール独特の世界を親しみ易くさせる事に成功している。ローラを密かに愛する初老の紳士、ウォルド・ライッデッカーを演じたクリフトン・ウェッブの演技は秀逸。G・ティアニーの美しさが堪能できるミステリー映画。ニューヨークの美貌のデザイナーが顔面を銃で撃ちくだかれて殺害された。容疑者として浮かんだ3人は、嘘ばかりついて若き敏腕刑事マークを困惑させる。ところが操作が行き詰まったある晩、殺されたはずの娘がひょっこり帰宅する・・・。会話と回想を多用した室内劇で、特異な登場人物のディティールが秀逸。※
ニューヨークで知られた美貌のデザイナー、ローラがそのアパートで、顔面を銃で打ち砕かれて殺害されていた探偵マークが、この殺人事件をが追う。
【逸話】
最初は製作だけを担当していたプレミンジャーは、監督にルイス・マイルストンを推薦するが、彼の意向に反してルーベン・マームリアンが起用される。マームリアンと、彼の起用には反対だったプレミンジャーは撮影の間中対立し、フォックスのボス、ダリル・F・ザナックは、マームリアンを降板させてプレミンジャーを監督に据える。刑事を虜にするローラの肖像画はダナ・アンドリュースの写真の上から絵の具を塗って絵画のように見せかけたもの。デヴィッド・リンチが製作した
【受賞】
アカデミー賞撮影賞受賞
  
【配役】
ジーン・ティアニ-(ローラ)、ダナ・アンドリュース(探偵マーク)、クリフトン・ウェッブ、ビンセント・プライス 

   

 
音 楽
音楽監督

デビット・ラクシン

主題曲・邦題

ローラ

主題曲・原題

Laura

ジャンル

JAZZ

作詞

ジョニー・マーサー

作曲

デビット・ラクシン

ソース

EP、LP、CD

1945年、大ヒットした 主題曲「ローラ Laura」は、男性ジャズ・ボーカルのスタンダード・ナンバーになるほどのヒットになり、ニューヨーク・フィルまでがこの曲をレパートリーに入れている 。

オリジナルサウンドトラック
●Laura  20世紀フォックスレコー 1944 EP
「ジェーンエア」とのカップリング盤

●Laura  US RCA 2011.3.1  CD

●Suites from Laura & Forever Amber  US RCA 1991.7.1 CD
1. Laura 、2. Forever Amber (Suite): Main Title: Amber 、3. Forever Amber (Suite): The King's Mistress 、4. Forever Amber (Suite): Whitefriars 、5. Forever Amber (Suite): The Great Fire 、6. Forever Amber (Suite): End Title:Forever Amber 、7. The Bad And The Beautiful (Suite): Main Title Theme: Love Is For The Very Young 、8. The Bad And The Beautiful (Suite): The Acting Lesson 、9. The Bad And The Beautiful (Suite): The Quickies And The Sneak Preview 、10. The Bad And The Beautiful (Suite): Nocturne And Theme

●Theme from the Motion Picture "Laura"

小説
邦 題

ローラ殺人事件

原題

Laura

ジャンル

サスペンス

作者

ヴェラ・キャスパリ

訳者

小野ヨチヨ

出版年度

1943-

出版社

早川ミステリーポケミス155

ラクシンの「ローラ殺人事件」がアルバムタイトルですが、収録時間は5分程度。あとは「悪人と美女」「永遠のアンバー」組曲。ラクシン自身が指揮した再録ですが、ローラのバリエーションを聴きたい方は、ARISTA/Fox Musicから発売されたサントラが断然良く、25分に渡る名曲のバリエーションが堪能できます。


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