ロシア・ハウス The
Russia House
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ロシア、ロンドン、リスボン、バンクーバーのロケーションは、素晴らしいカメラワークで画面がとっても綺麗だった。コネリーはいつもながら素晴らしいカツラで際だったいい男ぶりがかっこいい。脇を固める役者陣が良く、特に、ブラウンダウァーが渋くとっても良かった。
【解説】
世界の防衛体制を揺るがす恐るべき内容が記された。それを運んだロシアの美人編集者カーチャと、その出版を依頼されたイギリス人のバーリー。英国情報部、CIA、KGBが入り乱れて、危険と謎に満ちたストーリーが展開する。これは「寒い国から帰ってきたスパイ」などの冷戦時代の傑作小説の数々で圧倒的な人気を誇る小説家ジョン・ル・カレが、ゴルバチョフ政権下のソ連を訪れ徹底取材をした”今のソ連”が克明に描き出されている同名のベストセラー小説の完全映画化だ。(映画チラシより)
【配役】
英国出版社経営者バーリー・・・ショーン・コネリー/ロシア人編集者カーチャ・・・ミシェル・ファイファー/天才物理学者ダンテ・・・クラウス・マリア・ブランダウァー/CIAソ連担当部長ラッセル・・・ロイ・シャイダー/英国情報部員ネッド・・・ジェームズ・フォックス/CIA部員ブラディ・・・ジョン・マホニー
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【サントラ】
1. Katya/2. Introductions/3. The
Conversation/4. Training/5. Katya and Barley/6. First Name,
Yakov/7. Bon Voyage/8.The Meeting /9. I'm With You / What Is
This Thing Called Love/10. Alone In The World - Patti
Austin/11.The Gift /12. Full Marks/13. Barley's Love/14. My
Only Country/15. Crossing Over/16. The Deal/17.The Family
Arrives
【音楽】
ショーン・コネリーがロシア文学界の連中とパーティーの時に吹く紙笛の「浮気は止めて」等、粋なショットの連続。
ブランフォード・マルサリスのテナー・サックスをリーダーとしたジャズが、ストリングスと絡み合い叙情的な曲想で映画を引き締めていく。パティ・オースティンのテーマ曲のボーカル・バージョン、ベースにジョン・パティトゥッチが参加。
【演奏】
ブランフォード・マルサリス(ts、ss)/マイケル・ラング(p)/ジョン・パティトゥッチ(b)が加わったオーケストラ
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ジョン・ル・カレ作品映画化リスト
1.『リトル・ドラマー・ガール The Little Drummer
Girl』 ハヤカワ文庫NV(1991)ほか
「リトル・ドラマー・ガール THE LITTLE DRUMMER
GIRL」1984(米)
監督:ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ダイアン・キートン,ヨルゴ・ボヤギス,クラウス・キンスキー
2.『鏡の国の戦争 The Looking‐Glass
War』ハヤカワ文庫NV(1980)
「鏡の国の戦争 THE LOOKING GLASS WAR」1968(米)
監督・脚本:フランク・ピアスン出演:クリストファー・ジョーンズ,アンソニー・ホプキンス,ピア・デゲルマルク
3.『高貴なる殺人 A Murder of
Quality』ハヤカワ文庫NV(1979)
「高貴なる殺人 A Murder of Quality」1991(英)
監督:ギャビン・ミラー
4.『ロシア・ハウス The Russia House』ハヤカワ・ノヴェルズ
1990
「ロシア・ハウス The Russia House」1990(米)
監督:フレッド・スケピシ 出演:ショーン・コネリー,ミシェル・ファイファー,ロイ・シャイダー
5.『寒い国から帰ってきたスパイ The Spy Who Came in from the
Cold』ハヤカワ文庫NV(1978)
「寒い国から帰ったスパイ The Spy Who Came in from the
Cold」1966(米)
監督:マーティン・リット 出演:リチャード・バートン
6.『死者にかかってきた電話 Call for the
Dead』ハヤカワ文庫NV(1978)
「The Deadly Affair」1967(英)
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