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2008/11/ |
2008年 |
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★ |
2008/11/ |
飢餓海峡 |
監督: 内田吐夢 |
★吐夢の名をもらった内田吐夢監督作品で俺の人生のターニングポイントに大きく影響した映画。店を開店する一年前の映画。 |
1965 |
リベンジ |
監督: トニー・スコット |
「アンタッチャブル」で正統派ヒーローを演じたK・コスナーが一転、危険な恋に落ちるダーティな役で新境地を築こうとした野心作。 |
1990 |
フェノミナン |
監督: ジョン・タートルトーブ |
突然天才になってしまった男の恋愛を描いた、ハートフルなファンタジー映画。カリフォルニアの小さな町ハーモンに暮らす、自動車整備工のジョージ。彼は自分の38歳の誕生日の晩、不思議な光を浴びて超人的な力を得る。 |
1996 |
ラブホテル |
監督: 相米慎二 |
★相米監督初のロマンポルノ作品。監督はは挿入歌の使い方がうまいことでは評判で、この作品でも山口百恵の「夜へ」が上手に使われていた。この夜へという曲は初めて聴いたがいい曲だ。石井隆の脚本なので、主人公は村木と名。 |
1985 |
南へ向かう女たち |
監督: ローラン・カンテ |
★中年女の男あさりのアバンチュールを軸に展開するが、色っぽくないこと夥しい。シャーロット・ランプリングの女の業の凄さを見せつけられた・・・がいかんせん歳をとってしまった女の業もついでに見せつけられた。が、面白かったぞ! |
2005 劇場未公開 |
ゴジラVSデストロイア |
監督: 大河原孝夫 |
★観たなぁ〜いくら時間調整だといってもよくこんなもの観たもんだ。でも最後までしっかり観てしまったんだもんね・・・言葉まで子供になっている |
1995 |
アップタウン・ガールズ |
監督: ボアズ・イェーキン |
ワガママ放題に育った元金持ちのお嬢様と可愛げのない大人びた少女が、互いにいがみ合いながらも次第に友情を築いていく過程をキュートに描いた女の子コメディ。 |
2003 |
サバイバル・アイランド |
監督: スチュワート・ラフィル |
★ケリー・ブルックの白ビキニ姿と裸身が見所、といった塩梅の暇つぶし映画 |
2005 劇場未公開 |
ウェイトレス
〜おいしい人生のつくりかたWAITRESS |
監督: エイドリアン・シェリー |
ハル・ハートリー作品をはじめインディペンデント映画で活躍してきたエイドリアン・シェリーが、妊娠中に書き上げたという脚本を自らメガフォンをとり映画化した人生賛歌の女性ドラマ。 |
2006 |
シビラの悪戯 |
監督: ナナ・ジョルジャーゼ |
グルジア出身の女性監督ナナ・ジョルジャーゼが、母国グルジアの田舎町を舞台に、バカンスにやってきた同い年の美少女に淡い恋心を抱く14歳の少年のひと夏の出来事を詩情豊かに綴ったドラマ。 |
2000 |
レッドクリフ Part I |
監督: ジョン・ウー |
「M:I-2」「フェイス/オフ」のジョン・ウー監督が、三国志の有名なエピソード“赤壁の戦い”を全2部作で描く歴史スペクタクル巨編の前編。出演は周瑜役にトニー・レオン、諸葛孔明役に金城武、そして周瑜の妻・小喬役に映画初出演のリン・チーリン。 |
2008 |
ジョンソン大統領/ヴェトナム戦争の真実PATH
TO WAR |
監督: ジョン・フランケンハイマー |
評判のよくないジョンソン大統領側からみたベトナム戦争。 |
2002 |
エバン・オールマイティ |
監督: トム・シャドヤック |
「ブルース・オールマイティ」でブルースのライバルだったエバンを主人公に、今度は彼が箱船を作るという無理難題を神から突きつけられ悪戦苦闘するコメディの第2弾。 |
2007 |
上海の伯爵夫人 |
監督: ジェームズ・アイヴォリー |
ジェームズ・アイヴォリー監督が、「日の名残り」でコンビを組んだ人気作家カズオ・イシグロのオリジナル脚本を基に映画化した大河ロマン。1930年代の上海を舞台に、時代の波に翻弄される男女の運命を華麗な映像美で綴る。主演は「ナイロビの蜂」のレイフ・ファインズと「チェルシー・ホテル」のナターシャ・リチャードソン。 |
2005 |
青い棘 |
監督: アヒム・フォン・ボリエス |
1927年のベルリンを舞台に、思春期の繊細で多感な青年2人が、愛をめぐる思い込みを危険なほどに純化させ破滅へと向かうさまをノスタルジックかつデカダンなタッチで描く青春ドラマ。当時のドイツで“シュテークリッツ校の悲劇”と呼ばれセンセーションを巻き起こした実際の事件を映画化。主演は「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュール。 |
2004 |
ベルリン、僕らの革命 |
監督: ハンス・ワインガルトナー |
理想に燃える男女3人の若者が主人公の青春恋愛ドラマ。監督は長編二作目となるハンス・ワインガルトナー。主演は「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュール。 |
2004 |
潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ |
監督: ランダ・ヘインズ |
豪華キャスティングにより、一人の美しいウエイトレスを囲む老人たちの心の絆を描いたハートウォーミングなヒューマン・ドラマ。 |
1993 |
ハワイ珍道中 |
監督: 斎藤寅次郎 |
★新東宝発のカラー映画作品というだけあって気合いも入ってハワイロケで、彩りも鮮やか作品は時代を反映するアチャコバンジュンのドタバタコメディで、いまにして観ると新味はない。 |
1954 |
カーラの結婚宣言 |
監督: ゲイリー・マーシャル |
プリティ・ウーマン」のG・マーシャル監督が、末娘の自立をめぐって揺れ動く家族の絆を描いたドラマ。 |
1999 |
ブレイク・ダウン |
監督: ジョン・ウー |
かつて犯罪者だった男と女が、極秘の国際犯罪撲滅組織に加わった……。香港とバンクーバーを舞台にしたアクション映画。 |
1996 |
スウィート・ノベンバー |
監督: パット・オコナー |
1968年製作の「今宵かぎりの恋」を、「マトリックス」のキアヌ・リーヴス、「サイダーハウス・ルール」のシャーリーズ・セロン主演でリメイクしたラブ・ストーリー。 |
2001 |
中国の鳥人 |
監督: 三池崇史 |
ひょんなことから中国奥地を訪れることになった男たちが、“鳥人の伝説”が残る小数民族の村で体験する出来事を描いた、椎名誠の同盟小説の映画化で、ノスタルジックな大人たちの寓話。商社に勤める和田は急遽、ヒスイの輸入の為、中国・雲南省へ向かう。雲南省に着いた和田を待っていたのは、変な日本語を話す中国人通訳と、鉱脈の取り引きを見張りに来たヤクザ・氏家だった。3人がやっと辿り着いた村は、のどかで、しかも飛ぶことを教える“鳥人学校”なるものがあった……。 |
1998 |
三十三間堂通し矢物語分 |
演出: 成瀬巳喜男 |
★俺が生まれた二ヶ月後の年の作品。時代劇がそうさせるのか田中絹代が印象が薄い。そしてブス。 |
1945 |
ストレイト・ストーリー |
監督: デヴィッド・リンチ |
1994年にNYタイムズに掲載された実話を基に、「ツイン・ピークス」のデヴィッド・リンチ監督がユーモアとペーソス溢れるタッチで描いた感動作。アメリカ・アイオワ州ローレンスに住む73歳のガンコな老人アルヴィン・ストレイト。ある日、彼のもとに、76歳の兄が心臓発作で倒れたという知らせが入る。10年来仲違いをしていた兄に会うため、アルヴィンは周囲の反対を押し切り、たったひとりで時速8kmのトラクターに乗って旅に出ることを決意する。 |
1999 |
完全犯罪クラブ |
監督:バーベット・シュローダー |
運命の逆転」のバーベット・シュローダー監督による犯罪サスペンス。
1924年にアメリカで実際に起きた“レオポルド&ローブ事件”をモチー
フに、周到な犯罪計画を実行に移す2人の高校生と、彼らを執拗に追いつめる女性捜査官の息詰まる攻防を描く。 |
2002 |
イグジステンズ |
監督: デヴィッド・クローネンバーグ |
鬼才デビッド・クローネンバーグ監督によるSFサスペンス。脊
髄に穴をあけ、そこにバイオケーブルを接続して楽しむバーチャルリ
アリティゲーム。その最新ゲームをめぐり、天才ゲームデザイナーと
反ゲーム主義者たちとの闘いが繰り広げられる。クローネンバーグ独
特の、奇妙かつダークなビジュアルが満載。究極の体感ゲーム「イグジステンズ」の発表会で、女性ゲームデザイナーが狙撃された。彼女
は会場にいた男性と、その陰謀を暴こうとするが・・・。 |
1999 |
シザーズ・カップ |
監督: ケヴィン・アレン |
スコットランドのカリスマ美容師(しかもゲイ)が、アメリカの地で差別や勘違いを受けながら、成功するみたいな話 |
1999 劇場未公開 |
マイ・ボーイ・ジャック |
監督 ブライアン・カーク |
1914年、イングランド。作家キプリングは17歳の息子ジャックが兵士となって戦場に行くことを望むが、人よりも視力が劣る息子はメガネが欠かせないため、陸軍と海軍から入隊を拒まれてしまう。あきらめられないキプリングは史上最年少でノーベル文学賞に輝いた自分の影響力を使い、息子を近衛歩兵第四連隊に入れる。連隊で訓練を受け、フランスの最前線に出征したジャックだが、やがて彼が行方不明になったという連絡が家族に……。 |
2008/11/05 |
シビル・アクション |
監督: スティーヴン・ザイリアン |
実話。敏腕弁護士のジャンは、ある家族から持ち込まれた金にならない訴訟依頼の裏に、巨大企業による環境汚染の実態がある事を付き止める。莫大な慰謝料が請求できると踏んだ彼は金を目的に調査を始めるが、事件の背後に潜む巨大企業の非道さを知るにつれ、自らの利益を省みずこの訴訟に全てを投げ打っていく・・・。 |
1999 |
悪い男 |
監督: キム・ギドク |
錯した男女の愛憎を描いた衝撃の問題作。愛する想いをうまく表現できないヤクザ男と、その男の策略で娼婦にされてしまった女が辿る苛烈な運命を鋭利にしてスタイリッシュな映像で語っていく。 |
2001 |
ブロウ |
監督: テッド・デミ |
1970年代に若くして伝説のドラッグ・ディーラーとなった男ジョージ・ユングの波瀾の半生を家族や恋人との愛と葛藤を織り込み描いたドラマ。 |
2001 |
大いなる別れ |
監督: ジョン・ |
ンターナショナル・プロモーションによって公開の運びとなった旧作フィルム・ノワールの一本 |
1947 |
東京ジョー |
監督: スチュアート・ヘイスラー |
49年、戦後まもない東京に、一人の男が帰ってきた。かつて彼は、銀座に“Tokyo Joe’s”というレストランを経営していたが、大戦にパイロットとして従軍。その間に店は人手に渡り、妻は占領軍将校と幸せな再婚生活を送っていた。彼の名はジョー。再会した旧友イトウに紹介されたキムラ男爵から、戦争中の妻の過ち(東京ローズは彼女だった!)をネタに脅かされ、韓国から日本人戦犯を脱出させる企てに加わる。が、その一方で、計画を捜査官にリークする。しかし、裏切りは出発直前に発覚、男爵はジョーの愛娘を誘拐したと告げる……。 |
1949 |
巨人と青年 |
監督: クシシュトフ・ザヌーシ |
40年もの間、活動を中止している天才音楽家と、夢で彼の未完成曲に惹かれた青年との心の交流を描いたヒューマン・ドラマ。 |
1992 |
マグダレンの祈り |
監督: ピーター・ミュラン |
キリストによって改心した娼婦マグダラのマリアに因んで名付けられたマグダレン修道院。性的に“堕落した”女性たちを矯正させる目的で運営され、閉鎖される1996年までに延べ3万人もの少女が経験したとされる過酷な実態を綴った衝撃の真実の物語。俳優ピーター・ミュランの監督第2作目。 |
2002 |
ぼくの伯父さんの授業 |
監督: ジャック・タチ |
★プレイタイムと同年に作られた短編映画。タチ三作をぶっつずけで見たら、変になりそうになったぞ・・・! |
1967 |
プレイタイム |
監督: ニコラス・リボフスキー |
70mmで製作された、タチの風刺コメディの大作で、ここでも彼は定番のキャラクター、大会社就職のためパリに登場するというおのぼりさんという設定の、ユロ氏に扮する。 |
1967 |
ぼくの伯父さん |
監督: ジャック・タチ |
タチの永遠のキャラクター“ユロ氏”を本邦に初紹介し、その独創性は他に類を見ない |
1958 |
オールウェイズ |
監督: スティーヴン・スピルバーグ |
山火事消火の作業中に事故死したパイロットは、青年パイロットの守護霊として現世に舞い戻るが、青年がかつての自分の恋人に恋してしまった事を知る……。“A GUY NAMED JOE”(43)をスピルバーグがリメイクしたラブ・ファンタジー。 |
1989 |
プラネット・テラー in
グラインドハウス |
監督: ロバート・ロドリゲス |
クエンティン・タランティーノ監督と盟友ロバート・ロドリゲス監督がホラー映画を競作した2本立てムービー「グラインドハウス」のうちのロドリゲス版で、独立した1本の作品として再編集されたディレクターズ・カット完全版。 |
2007 |
デス・プルーフ in グラインドハウス |
監督: クエンティン・タランティーノ |
B級映画ばかりを2本立て、3本立てで上映するアメリカでかつて流行った映画館“グラインドハウス”を現代に甦らせるべく、クエンティン・タランティーノ監督と盟友ロバート・ロドリゲス監督がホラー映画を競作した2本立てムービー「グラインドハウス」のうちのタランティーノ版で、独立した1本の作品として再編集されたディレクターズ・カット完全版。 |
2007 |
ヘアスプレー |
監督: アダム・シャンクマン |
1988年のジョン・ウォーターズ監督による同名作品を原作とするトニー賞受賞ブロードウェイ・ミュージカルを豪華キャストで映画化した痛快コメディ。あからさまな差別や偏見が存在した60年代のアメリカを舞台に、人気TV番組のダンサーを目指す天真爛漫な太めの女子高生とその周囲の賑やかな人間模様を描く。主演はオーディションから選出された新鋭ニッキー・ブロンスキー。 |
2007 |
ドメスティック・フィアー |
監督: ハロルド・ベッカー |
継父の秘密を知ってしまい命を狙われる息子を救うために別れた実父が奔走する姿を描いたサイコ・サスペンス。 |
2001 |
ウォンテッド |
監督: ティムール・ベクマンベトフ |
規格外のエンタテインメント大作。マーク・ミラー&J・G・ジョーンズによる人気グラフィック・ノベルを「ナイト・ウォッチ」のティムール・ベクマンベトフ監督映像化。 |
2008 |
プライドと偏見 |
監督: ジョー・ライト |
「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」を手掛けたイギリスのワークング・タイトル社が、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイを主演に迎えてジェーン・オースティンの『高慢と偏見』を映画化した文芸ラブ・ストーリー。“プライド”と“偏見”が邪魔をして素直になれない男女の恋の行方を、雄大なロケーションを背景に活き活きと描き出す。監督は、本作で長編デビューのジョー・ライト。 |
20052 |
妻の心 |
監督:成瀬巳喜男 |
★銀行員役で妙に清潔感溢れる三船がめちゃかっこよかったよ |
1956 |
リアリズムの宿 |
監督:山下敦弘 |
成り行きで出会ってしまった男女3人のアテのない旅を描いたロー
ド・ムービー。つげ義春の原作漫画『リアリズムの宿』と『会津の釣り宿』を基に、「ばかのハコ船」「どんてん生活」の山下敦弘監督が映像
化。旅の道中で3人が遭遇するささいな出来事の数々をオフビートな笑
いで綴ってゆく。 |
2003 |
輝ける女たち |
監督: ティエリー・クリファ |
昔ながらのキャバレーでマジシャンとして働くしがない中年男が、オーナーの突然の死によって否応なく自らの人生を見つめ直すさまを、彼を取り巻く女性たちの人間模様と共に綴る大人のコメディ・ドラマ。主演は「ル・ブレ」「ムッシュ・カステラの恋」のジェラール・ランヴァン。彼との因縁浅からぬ女性たちとしてカトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール、ミュウ=ミュウというフランスを代表する女優陣が豪華に共演。監督はこれが長編2作目のフランスの新鋭ティエリー・クリファ。 |
2006 |
何故彼女等はそうなったか |
監督: 清水宏 |
竹田敏彦の小説『少女の家』を「次郎物語(1955)」の清水宏(1)が脚色、監督し「息子一人に嫁八人」の鈴木博が撮影を担当した。主なる出演者は「驟雨」の香川京子、「若人のうたごえ」の池内淳子、「息子一人に嫁八人」の藤木の実、宇治みさ子、「花嫁会議」の浪花千栄子、「裏町のお嬢さん」の高橋豊子、他にニューフェイス多勢。 |
1956 |
陸に上った軍艦分 |
監督:山本保博 |
巨匠・新藤兼人監督の戦争体験を、新藤監督自身の証言と脚本で描き
出した異色の反戦ドキュメンタリー・ドラマ。新藤監督が自ら語るドキュメンタリー部分と、その実体験を詳細に再現したドラマ部分の2つ
から構成。監督は、「三文役者」など新藤作品の助監督を務めてきた山本保博。本作が監督デビュー。1944年春、松竹大船脚本部のシナリオライターだった32歳の新藤兼人のもとに召集令状が届く。そしてそのまま、広島県の呉海兵団に二等水平として入隊した新藤兼人
だった。 |
2007 |
歓びを歌にのせて |
監督: ケイ・ポラック |
本国スウェーデンで大ヒットし、2005年のアカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた感動ドラマ。世界的な指揮者の主人公が、心身共に疲弊した末に引退して戻った故郷の小さな村で、純朴な人々と音楽を通じて交流を深めるうちに、再び音楽の歓びを呼び覚していく姿を描く。 天才指揮者として世界的に大きな名声を得ているダニエル・ダレウス。しかし想像を絶するプレッシャーと過酷なスケジュールのために彼の肉体と精神はもはや限界に達していた。そしてついに彼は第一線から退くことを決断する。すべてを捨てた彼がたった一人で向かった先は、幼年期を過ごした小さな村ユースオーケル。ここで静かに余生を送ろうとしていたダニエルだったが、やがて地元の聖歌隊を指導してほしいと頼まれる。最初は抵抗を感じたものの、素人ばかりの彼らが心から音楽を楽しむ姿に触れ、次第に彼自身も音楽の素晴らしさを改めて実感していくのだった。 |
2004 |
BROTHER |
監督: 北野武 |
野武監督第9作目。長期にわたるアメリカ・ロケを敢行した、ビートたけし主演によるハード・バイオレンス・アクション。ヤクザ同士の抗争で組織を追われ、日本を脱出しL.A.に移住したヤクザ組長の山本。彼は、そこで暮している腹違いの弟を探し、そこに転がり込む。やがて、山本はヤクの売人をしていた弟とその仲間たちと共に縄張りを拡大。遂にはイタリアン・マフィアと抗争するまでに勢力を広げていく |
2000 |
大阪の宿 |
監督: 五所平之助 |
★戦後9年という時代の大阪の景色に乙羽信子の鉄火な芸者が生き生きとして力強く描かれていて気持ちがよい。 |
1954 |
エバーラスティング |
監督: ジェイ・ラッセル |
森の中で出会った少女と不老不死の一家との触れ合いと葛藤を描いたファンタジー。監督は『マイ・ドッグ・スキップ』のジェイ・ラッセル。出演は『天才マックスの世界』のアレクシス・ブレデルと『ディープエンド・オブ・オーシャン』のジョナサン・ジャクソン。 |
2002 劇場未公開 |
北京ヴァイオリ |
監督: チェン・カイコー |
代の中国を舞台に、ヴァイオリンを通して貧しい父と子の強い絆を綴った心暖まる感動ドラマ。息子の才能を花開かせるために、慣れない都会に移り住み懸命にサポートする父と、そんな父を心から思いやり健気にがんばる純粋な息子の姿をクラシックの名曲にのせて描く。監督は「さらば、わが愛/覇王別姫」のチェン・カイコー。 |
2002 |
ポーラX |
監督: レオス・カラックス |
『ポンヌフの恋人』の鬼才レオス・カラックスが、発表当時“狂気の書”と評されたハーマン・メルヴィルの『ピエール』を映画化。 |
1999 |
それぞれのシネマ 〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜 |
監督: テオ・アンゲロプロス「3分間」/オリヴィエ・アサヤス「再燃」/ビレ・アウグスト「最後のデート・ショウ」/ジェーン・カンピオン「レディ・バグ」/ユーセフ・シャヒーン「47年後」/チェン・カイコー「チュウシン村」/マイケル・チミノ「翻訳不要」/デヴィッド・クローネンバーグ「最後の映画館における最後のユダヤ人の自殺」/ジャン=ピエール・ダルデンヌ「暗闇」/リュック・ダルデンヌ「暗闇」/マノエル・デ・オリヴェイラ「唯一の出会い」/レイモン・ドゥパルドン「夏の映画館」/アトム・エゴヤン「アルトー(2本立て)」/アモス・ギタイ「ハイファの悪霊」/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ「アナ」/ホウ・シャオシェン「電姫戯院」/アキ・カウリスマキ「鋳造所」/アッバス・キアロスタミ「ロミオはどこ?」/北野武「素晴らしき休日」/アンドレイ・コンチャロフスキー「暗闇の中で」/クロード・ルルーシュ「街角の映画館」/ケン・ローチ「ハッピーエンド」/デヴィッド・リンチ「アブサーダ」/ナンニ・モレッティ「映画ファンの日記」/ロマン・ポランスキー「エロティックな映画」/ラウル・ルイス「贈り物」/ウォルター・サレス「カンヌから5557マイル」/エリア・スレイマン「臆病」/ツァイ・ミンリャン「これは夢」/ガス・ヴァン・サント「ファースト・キス」/ラース・フォン・トリアー「職業」/ヴィム・ヴェンダース「平和の中の戦争」/ウォン・カーウァイ「君のために9千キロ旅してきた」/チャン・イーモウ「映画を見る」 |
2007年に60回の節目を迎えたカンヌ国際映画祭が、それを記念して製作した豪華な短編集。日本の北野武監督をはじめ同映画祭ゆかりの巨匠監督たちが“映画館”をテーマにそれぞれ3分間のショートフィルムを撮り上げた。日本でも2007年11月に第8回東京フィルメックスのオープニング作品として特別上映されたほか、コーエン兄弟の「ワールドシネマ」が未収録のバージョンながら2008年5月には劇場公開も実現。 |
2007 |
若親分兇状旅 |
監督: 森一生 |
★このシリーズはなんて事はないんだけれど、つい見てしまう。なぜだ? |
1967 |
ボルケーノ |
監督: ミック・ジャクソン |
大都市L.A.の中心部に突如出現した火山と、それに立ち向かう人々の姿をSFXを駆使して描いたパニック映画。 |
1997 |
ブロック・パーティー |
監督: ミシェル・ゴンドリー |
2004年9月、人気コメディアン、デイヴ・シャペルの発案により開催された歴史的なブルックリンでの無料路上ライヴの模様を収めたドキュメンタリー映画。フージーズの再結成で大きな話題を集めたローリン・ヒルをはじめ、カニエ・ウエスト、モス・デフ、コモンらシャペルの友人で、その主旨に賛同した一流ミュージシャンたちが熱いステージを披露する。さらには、シャペルの人柄がにじみ出たバックステージやライヴ実現に向けた準備の模様も映し出していく。監督は「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー。 |
2006 |
帝銀事件 死刑囚 |
監督: 熊井啓 |
社会派サスペンス。 |
1964 |
ルーキー |
監督: クリント・イーストウッド |
すでに'88年で終結した「ダーティハリー」シリーズに変わって、ワーナーで製作された刑事アクション。 |
1990 |
シモーヌ |
監督: アンドリュー・ニコル |
究極の美貌と演技力で世界中を虜にした完全無欠の女優が、実はCGだったことから巻き起こる騒動を描いたコメディ。落ちぶれた映画監督が、ひょんなことから手に入れたCGソフトで完璧な女優を創造するが、予想以上の人気を得てしまったことで秘密を隠しきれなくなっていく。監督・製作・脚本は「ガタカ」のアンドリュー・ニコル。完全無欠のCG女優“シモーヌ”を演じるのは監督の実の妻でスーパーモデルのレイチェル・ロバーツ。 |
2002 |
ジーパーズ・クリーパーズ |
監督: ヴィクター・サルヴァ |
車で帰省中の大学生の姉弟が道中で巻き込まれる戦慄の恐怖を描いたサスペンス・ホラー。不気味なトラックに追われる事件を発端に、23年に一度、大量の行方不明者が出るという“都市伝説”の謎が浮上してさらなる恐怖へと主人公たちを導く。 |
2001 |
封鎖作戦 |
監督: コンプトン・ベネット |
アメリカの老朽艦がイギリスに贈られた。乗り込んだ艦長は勇んで艦隊護衛の任に当たるが、満足に動かすことも出来ない。責任を問われた艦長は、軍法会議にかけられてしまう……。オンボロ駆逐艦の活躍を描いた海洋アクション。 |
1952 |
情痴 アヴァンチュール |
監督: グザヴィエ・ジャノリ |
夢遊病の美女に惹かれていく一人の青年が、いつしか危険な運命の渦に呑み込まれていくさまをミステリアスに綴ったラブ・サスペンス。監督はこれが長編2作目の新鋭グザヴィエ・ジャノリ。主演は「8人の女たち」「スイミング・プール」のリュディヴィーヌ・サニエと「さよならS」のニコラ・デュヴォシェル。ちなみに2人は私生活でも恋人関係となり、その後2人の間には娘も誕生している。 |
2005 |
ヴァイキング |
監督: リチャード・フライシャー |
★ロードショーで見たということは当時13歳。大迫力の大画面と冒険活劇に魅惑された。半世紀ぶりの再会したこの作品のカメラワークと、全て実写である満足感は捨てがたい。 昔の映画に賭けた人々への尊敬の念が深まる作品だ。カーク・ダグラスは凄い演技力の人ということを再確認したので、スパルタカス、ユリシーズももう一度見て見たくなったぞ。 |
1957 |
原爆の子 |
監督: 新藤兼人 |
世界で最初に原爆の洗礼を受けた広島の原爆の子供たちがつづった作文を編集したヒロシマ・ピースセンター理事長、広大教授長田新の「原爆の子」にヒントを得て、新藤兼人が「雪崩(1952)」に次いで自身脚色、演出を行っている。製作には吉村公三郎が当たり、近代映画協会と劇団民芸が資金の一切を作りだした。 |
1952 |
英雄の条件 |
監督: ウィリアム・フリードキン |
★ハリウッドの得意とする軍事法廷物サスペンス・アクションだが、主人公と同い年の俺としては、この間まで生き生きとした役者がこれかいといった感がある、老兵ものが気になるところだぞ。 |
2000 |
グラスハウ |
監督: ダニエル・サックハイム |
主演は「愛ここにありて」「ロードキラー」のリーリー・ソビエスキー。共演に「パーフェクト
ストーム」のダイアン・レイン。監督はこれが初劇場作品のダニエル・サックハイム。 |
2001 |
風のダドゥ |
監督: 中田新一 |
馬とのふれあいを通して心の再生を図る“ホースセラピー”をテーマにしたヒューマンドラマ。阿蘇の雄大な自然をバックに、心に傷を負った少女が、馬との出会いによって生きる力を取り戻していく姿を描く。 |
2006 |
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 |
監督: スティーヴン・スピルバーグ |
ハリソン・フォード、スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスの黄金トリオで19年ぶりに復活した人気シリーズ第4弾のアクション・アドベンチャー。今回は米ソ冷戦下の1950年代を舞台に、インディが宇宙の神秘を解く力を持つ秘宝をめぐって熾烈な争奪戦を繰り広げる。 |
2008 |
マイ・アーキテクト |
監督: ナサニエル・カーン |
現代建築の巨匠ルイス・カーンの足跡を辿るドキュメンタリー。彼の“二人目の愛人の息子”という立場から、カーンに対し複雑な感情を抱える本作の監督ナサニエル・カーンが、父の死後30年を経て、初めて父ルイス・カーンと向き合い、そのルーツを探る旅へ出る。★とりたててルイス・カーンをリスペクトしている訳ではないが、生来建築家なるものを愛する傾向にある俺、このドキュメンタリー作品を見たのは今回で5回にもなろうか? |
2003 |
女と三悪人 |
監督: 井上梅次 |
昭和37年正月映画。当時の大映の看板スターがそろい踏みした娯楽時代劇。フランス映画、マルセル・カルネ監督の大作『天井桟敷の人々』(1944)を歌舞伎の白波物の名作『三人吉三』を巧妙になぞらえた翻案。導入部におなじく黙阿弥の『弁天小僧』が取り込まれ雷蔵は女形を披露。エンディングに富士子による歌舞伎舞踊の『娘道成寺』と豪華。 |
1962 |
火の鳥 |
監督: 市川崑 |
手塚治虫のSFマンガ「火の鳥(黎明編)」の映画化。手塚治虫総指揮によるアニメーションが実写に合成されている。 |
1978 |
U・ボート |
監督: ウォルフガング・ペーターゼン |
第二次大戦下、基地を出航したドイツの潜水艦U-96の過酷な戦いを描いた骨太な戦争ドラマ。狭い艦内を自在に動くカメラワークの迫力と続発するトラブルの息詰まる緊張感は見応えがあるが、その果てに迎えるラスト・シーンの虚しさは、史実をなぞらえなくても戦争の悲惨な一面を充分に訴えかけるという証明でもある。 |
1981 |
招かれざる客 |
監督: スタンリー・クレイマー |
トレイシーとヘプバーンの名優コンビが、リベラリストたる面の皮を剥がされる新聞社社長とその夫人を演じ、さすがにうまくて舌を巻く、S・クレイマーの問題作。 |
1967 |
若親分出獄 |
監督: 池広一夫 |
★ |
1965 |
ダウン・バイ・ロー |
監督: ジム・ジャームッシュ |
舞台はニューオリンズ。ザックとジャックが、それぞれ警察がらみの罠にひっかかってOPP刑務所の同じ房に入れられる。そこに不思議な仲間、イタリア人旅行者のロベルトが加わって、脱獄からどことも知れぬどこかへ、3人は地獄とも天国ともつかぬ冒険の旅を重ねてゆく……。映画全編にジャームッシュ独特の奇妙な可笑しさが広がり、やはり同じくその全体に頽廃的な香りが漂う、ジャームッシュ・ワールドの王道的作品。ウェイツ(担当している音楽も秀逸)、ルーリー、ベニーニら出演陣も素晴らしい。 |
1986 |
グラマラス・キラーズ |
監督: アンディ・シダリス |
★なんじゃ〜この映画。すっげ〜いい女がひたすら脱ぎまくり作り物のパイオツオンパレードだけが売り物。しか〜し観賞するにはウッシッシだ。朝の6時半から8時に観る馬鹿な俺 |
1992 |
トランザム7000 |
監督: ハル・ニーダム |
レイノルズ主演の爆走カー・アクション。好評につき続編「トランザム7000VS激突パトカー軍団」が製作された。 |
1977 |
アダルト♂スクール |
監督: トッド・フィリップス |
それぞれに事情を抱え惨めな生活を送っていた男3人が大学のそばで同居することになったことから、自宅を非公式の学生友好の場として開放しバカ騒ぎを繰り広げるコメディ。 |
2003 |
俺たちニュースキャスター |
監督: アダム・マッケイ |
1970年代の米テレビ局を舞台に、ハチャメチャなニュースキャスターたちの前に野心家の女性キャスターが入社したことから巻き起こる大騒動を描いたコメディ。 |
2004 |
フラットライナーズ |
監督: ジョエル・シューマカー |
シカゴの医大生ネルソンは、1分間心肺停止状態を保ち臨死体験をする、という実験計画を仲間に打ち明けた。死後の世界に興味を持った4人の医学生たちが彼の実験に協力した。だが蘇生後、誰もが心の深層にある罪の意識が作り上げた幻覚に悩まされることになる。 |
1990 |
迷子の警察音楽隊 |
監督: エラン・コリリン |
アラブの国エジプトの警察音楽隊が、平和交流のために招かれたイスラエルで迷子になり、図らずも一般家庭で一晩を過ごす中で、地元の人々とぎこちなくも心温まる交流を繰り広げる姿をユーモラスに描いたイスラエル製ヒューマン・コメディ。監督はこれが長編デビューとなったイスラエルの新鋭エラン・コリリン。 |
2007 |
誰がために |
監督: 日向寺太郎 |
ある日突然最愛の人を理不尽な暴力によって失った男が、そのやり場のない怒りと悲しみとどう向き合っていくかを見つめた社会派人間ドラマ。 |
2005 |
ハイ・クライムズ |
監督: カール・フランクリン |
兵隊特殊部隊に属し、エル・サルバドルで一般市民を虐殺したとして逮捕された夫の無実を晴らそうと奮闘する女性弁護士の活躍を描くサスペンス。 |
2002 |
フック |
監督: スティーヴン・スピルバーグ |
スピルバーグによるSFXを駆使したピーター・パンの実写映画化。 |
1991 |
ドリームガールズ |
監督: ビル・コンドン |
ブロードウェイの大ヒットミュージカルを「シカゴ」の脚本を手がけたビル・コンドン監督が映画化。モータウンによってブラック・ミュージックが白人文化へと広く浸透していった60年代から70年代のアメリカ音楽シーンを背景に、女性ボーカル・グループが辿る波瀾万丈のサクセスストーリーを豪華なキャスト陣で華麗に綴る。 |
2006 |
アラキメンタリ |
監督: トラヴィス・クローゼ |
写真家・荒木経惟の素顔に迫る異色のドキュメンタリー。アラーキーマニアを自認するアメリカ人映像作家トラヴィス・クローゼが東京に1ヵ月滞在し、類い希な天才アーティストの日常に密着、いくつもの顔を持つアラーキーワールドの全貌を捉える。北野武、ビョーク、森山大道といった豪華ゲストにも注目。 アメリカの青年トラヴィス・クローゼがアラーキーこと荒木経惟の写真と出会ったのは5年前のこと。以来、様々な被写体を相手に驚くほどの量の作品を生み出し続け、そのエネルギーに満ちたパーソナリティで多くの人を魅了する彼の存在に強く惹きつけられていった。そしてついに、2003年7月、この“怪物”アラーキーの実像を理解するためのプロジェクトを実行に移すのだった。本作は、アラーキーがこれまでに生み出した名作の数々を紹介するとともに、彼の日頃のダイナミックな活動から様々な側面を内に抱えた鬼才の素顔に迫っていく。 |
2004 |
サラエボの花 |
監督: ヤスミラ・ジュバニッチ |
第二次世界大戦後のヨーロッパで最悪の紛争となったボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦によってもたらされた深い爪痕に苦しむ母娘の再生と希望の物語を描く衝撃と感動のヒューマン・ドラマ。主演は「アンダーグラウンド」のミリャナ・カラノヴィッチと新人ルナ・ミヨヴィッチ。監督は、地元サラエボ出身で、これがデビューとなる弱冠32歳の女性監督、ヤスミラ・ジュバニッチ。 |
2006 |
ワーキング・ガール |
監督: マイク・ニコルズ |
大会社で働くしがないOLが、事故で休職中の新任女性重役に成りすまして恋に仕事に燃えるコメディ・タッチのサクセス・ストーリー。企業ドラマとしては女性VS女性という構図が珍しく、S・ウィーバーの悪役ぶりも面白い。主人公に扮するM・グリフィスも、女性観客の共感を呼び起こすようなキャラクターをうまく作り上げており、そのたどたどしい喋り方もプラスになっている。グリフィスの恋のお相手役であるH・フォードは客演的な扱いだが、作品の格には大貢献。アカデミー主題歌賞受賞。 |
1988 |
エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜 |
監督: オリヴィエ・ダアン |
『愛の賛歌』や『バラ色の人生』をはじめ数々の名曲で知られる伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフの偉大な足跡と、歌と愛に生きた47年間の波瀾万丈の生涯を綴る感動の伝記ドラマ。劇中で歌われた歌のほとんどは、実際にピアフ本人の音源から使用されている。 |
2007 |
タンポポ |
監督: 伊丹十三 |
初監督作品「お葬式」で高い評価を受けた伊丹十三の監督第2作目。タンクローリーの運転手が、さびれたラーメン屋を経営している美しい未亡人に惹かれるまま、そのラーメン屋を町一番の店にするまでを、他に13の食べ物にまつわるエピソードを織り交ぜて描く。★ |
1985 |
バラ色の選択 |
監督: バリー・ソネンフェルド |
自分の夢の実現を前に、愛か金かの選択を迫られるホテルマンの悲喜劇。「アダムス・ファミリー」で監督デビューしたキャメラマン出身のバリー・ソネンフェルドの第二作。 |
1993 |
静かな生活 |
監督: 伊丹十三 |
★ |
1995 |
マルサの女2 |
監督: 伊丹十三 |
★ |
1988 |
マルサの女 |
監督: 伊丹十三 |
国税局査察部(マルサ)に勤める女性が、ラブホテル経営者を脱税で摘発するまでを描いた痛快娯楽作品の傑作。税務署の調査官・板倉亮子は脱税を徹底的に調べ上げるやり手。ある日、一軒のラブホテルに目をつけるがオーナーの権藤はなかなかシッポを出さなかった。そんな時、亮子は国税局査察部に抜擢される。マルサと呼ばれる摘発のプロとして経験を積んでいった亮子は、上司の花村と組んで再び権藤と相対するのだった……。「お葬式」「タンポポ」についで監督第3作目となる |
1987 |
あげまん |
監督: 伊丹十三 |
★ |
1990 |
スーパーの女 |
監督: 伊丹十三 |
スーパー好きの主婦が、売れないスーパーを立て直そうと奮闘するコメディ。監督は「マルサの女」のマルサの女。スーパー“正直屋”の専務・小林五郎は、商品も売れず、店員も覇気がなく困り果てていた。ある日、五郎はライバル店へ調査に出向いたところ、偶然幼馴染みの井上花子と再会する。五郎はスーパー好きである花子の鋭い視点を買って、花子を正直屋で雇う。花子は早速問題の解決に取りかかるが、プライドだけは高い職人たちの協力を得られず苦労する。それでもめげない花子は的確な改善策を提案し成果を上げ始めるが……。★ |
1996 |
大病人 |
監督: 伊丹十三 |
映画監督で俳優でもある向井は、撮影中に倒れて入院することになった。彼は病室で女優と不倫を楽しんだりしていたのだが、やがてガンに冒されて残り一年の命だと知ってしまう……。死後の世界を描くのにSFXを使用している。 |
1993 |
マラノーチェ |
監督: ガス・ヴァン・サント |
「ドラッグストア・カウボーイ」「カウガール・ブルース」「誘う女」のガス・ヴァン・サント監督が85年に製作した幻の長編監督デビュー作。「ドラッグストア・カウボーイ」「マイ・プライベート・アイダホ」と同様、彼のホームタウンともいえるオレゴン州ポートランドを舞台に、地元出身の詩人ウォルト・カーティスの自伝的小説を映画化。不法移民の青年に心ときめかせる地元の青年の切ない恋の行方を全編モノクロ映像で綴る。 |
1985 |
ミンボーの女 |
監督: 伊丹十三 |
「お葬式」「マルサの女」の伊丹十三監督が、バブル期の日本において地上げ屋、総会屋といった暴力団による経済活動が活発化するのに目を付け、ヤクザと対決するミンボー(民事介入暴力)専門の女性弁護士の活躍を描いた痛快エンタテインメント。 |
1992 |
灯台守の恋 |
監督: フィリップ・リオレ |
60年代のフランス・ブルターニュの閉鎖的な小さな村を舞台に、よそ者としてやって来た一人の青年が村の人妻と許されぬ恋に落ちる大人の恋愛ストーリー。出演は、フランスを代表する実力派サンドリーヌ・ボネール、「今日から始まる」のフィリップ・トレトン、「ボン・ヴォヤージュ」のグレゴリ・デランジェール。監督は「マドモワゼル」のフィリップ・リオレ。 |
2004 |
あなたになら言える秘密のこと |
監督: イザベル・コイシェ |
「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシェ監督が再びサラ・ポーリーを主演に迎えて描く一人の女性の痛みと再生の物語。海洋に浮かぶ油田掘削所を舞台に、心に深い傷を負い夢や希望も持たず静かに生きる孤独な女性が、事故で一時的に視力を失った男性の介護を通じて少しずつ固く閉ざした心を開いていく姿を美しく静謐な映像で綴ってゆく。 |
2005 |
ハリウッドランド |
監督: アレン・コールター |
0年代に「スーパーマン」のテレビシリーズで人気を博した実在のハリウッド・スター、ジョージ・リーブスの謎の死を独自の切り口で映画化したサスペンス・ミステリー。世界一有名なスーパーヒーローを演じる俳優の苦悩と、彼の死の調査に乗り出した私立探偵が解き明かしていくハリウッドの衝撃の内幕をミステリアスに描き出していく。 |
2006 |
転々 |
監督: 三木聡 |
時効警察」シリーズ、「図鑑に載ってない虫」の三木聡監督が藤田宜永の同名小説を基に、冴えない男二人の悲喜こもごもなヘンテコ“東京散歩”を、お約束の小ネタを盛り込みつつしみじみとしたタッチで描いた人情コメディ。 |
2007 |
アメリカン・ドリームズ |
監督: ポール・ワイツ |
アメリカで隆盛を極めるリアリティ・ショーを代表する一つで、高視聴率を誇る公開オーディション番組“アメリカン・アイドル”を下敷きに、現実のアメリカが抱える諸問題を皮肉いっぱいに描き出したブラック・コメディ。 |
2006 劇場未公開 |
女は夜化粧する |
監督: 井上梅次 |
川口松太郎の原作を、「ああ女難」の斎藤良輔が脚色し、「銀座っ子物語」の井上梅次が監督したメロドラマ。撮影も同じく「銀座っ子物語」の中川芳久。 |
1961 |
世界最速のインディアン |
監督: ロジャー・ドナルドソン |
21歳<インディアン>という名のバイクと出会う。63歳──生涯の夢<世界最速>に初挑戦。夢に向かって走り続けた男の<実話>を描く、ヒューマンドラマ。 |
2005 |
アメリ |
監督: ジャン=ピエール・ジュネ |
「ロスト・チルドレン」「エイリアン4」のジャン=ピエール・ジュネ監督が、空想好きのちょっと変わった女の子の恋の道行きを、遊び心いっぱいにレトロでキッチュでチャーミングに描いた心暖まるコメディ。主演は本作ですっかりフランス中を虜にしてしまった「エステサロン/ヴィーナス・ビューティ」のオドレイ・トトゥ。ジュネ作品につきもののある種の“いかがわしさ”は随分と控えなものとなり(マルク・キャロとのコンビ解消によるもの、とはジュネ本人の弁)、表面的にはひたすら陽に徹した傑作ファンタジー。 |
2001 |
野生の証明 |
監督: 佐藤純彌 |
大ヒットとなった『人間の証明』に続いて森村誠一のベストセラーを映画化。東北の寒村で大量虐殺事件が発生。唯一生き残った少女・頼子はショックから記憶喪失となっていたが、当時山中でサバイバル訓練を行っていた自衛隊員・味沢に引き取られる事になる。退役した味沢と頼子は地方都市で平穏な生活を行っていたが、予知能力とも言える頼子の持つ不思議な力が二人を巨大な陰謀へと巻き込んでいく……。クライマックスの軍事演習シーンはアメリカで撮影され、本物の戦車が大挙登場する迫真の画面が展開された。頼子に扮したのはデビュー間もない薬師丸ひろ子。 |
1978 |
不都合な真実 |
監督: デイヴィス・グッゲンハイム |
民主党クリントン政権下で副大統領を務め、2000年の大統領選挙では共和党ジョージ・W・ブッシュ候補と激戦を展開、前代未聞の大接戦と混乱の末に敗れ去ったアル・ゴア氏。その後は、自身のライフワークとも言える環境問題、とくに地球温暖化への対策の緊急性を訴え全米を中心に世界各地で精力的な講演活動を続けている。本作はそんなゴア元副大統領の講演活動の日々に密着、豊富なヴィジュアル素材と巧みなトークで分かりやすく構成された鮮やかな講演の模様を紹介するドキュメンタリー。 |
2006 |
マルタイの女 |
監督: 伊丹十三 |
★84年「葬式」以来毎年一本撮っていた?伊丹十三の遺作。この映画の公開された3ヶ月後の12月21日彼は飛び降り自殺をする。奇しくも友人数名と台湾旅行に旅立つその日。 |
1997 |
めがね |
監督: 荻上直子 |
大ヒットした「かもめ食堂」の荻上直子監督が再び小林聡美を主演に迎え、のどかな海辺の町を舞台に描くスローライフ・ムービー。 |
2007 |
夕凪の街 桜の国 |
監督: 佐々部清 |
平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名マンガを実写映画化したヒューマン・ドラマ。過去と現在の2つの物語を通して原爆が世代を超えてもたらす悲劇を静かに見つめる。 |
2007 |
ラザレスク氏の最期 |
監督: クリスティ・プイウ |
1980年代、チャウシェスク独裁政権下のルーマニアの首都、ブカレスト。ある晩、年老いたラザレスク氏は救急車で病院に搬送されるが、次々とたらい回しにされてしまう。ラザレスク氏の体調はどんどん悪化し、衰弱した氏に死の影が静かに迫る。 |
2005 |
ザ・センチネル/陰謀の星条旗 |
監督: クラーク・ジョンソン |
ジェラルド・ペティヴィッチの原作『謀殺の星条旗』の映画化。 |
2006 |
永遠のマリア・カラス |
監督: フランコ・ゼフィレッリ |
伝説の天才オペラ歌手、マリア・カラス、亡くなる前の数ヶ月間、隠遁生活を送るマリア・カラスが仲間の支えを得て一転かつての栄光を取り戻そうと奮闘する、という設定で芸術家の情熱と孤独を描く。生誕80周年を記念して製作された音楽ヒューマン・ドラマ。 |
2002 |
犯人に告ぐ |
監督: 瀧本智行 |
雫井脩介の同名ベストセラー小説を映画化したサスペンス・ミステリー。連続児童殺害事件の捜査を任された刑事が、テレビを使った前代未聞の“劇場型捜査”で犯人を追い詰めていく中、地位や名誉を優先する警察幹部や視聴率至上主義にはしるマスコミ人それぞれの思惑が絡み合っていくさまを描いていく。 |
2007 |
自虐の詩 |
監督: 堤幸彦 |
業田良家の同名コミックを映画化した人情喜劇。大阪の下町を舞台に、元ヤクザで稼ぎもせずに理不尽な暴力を繰り返すダメ男と、そんな男にひたすら尽くす健気な女が繰り広げる切ない愛の物語を軸に、社会の底辺に生きる個性豊かな登場人物が織りなす人間模様を綴る。★この国の俳優はそこそこのポジションにいるのに作品を選ばないなぁ〜 |
2007 |
腑抜けども、悲しみの愛を」見せつけろ |
監督: 吉田大八 |
劇団の主宰として活躍する傍ら、小説『生きてるだけで、愛。』で芥川賞候補になるなど作家としても注目が集まっている本谷有希子の同名舞台劇を映画化。自意識と自己愛にみちたヒロインを取り巻く陰鬱な人間模様をアイロニカルに描き出す。共演は「海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ」の佐津川愛美と永作博美、永瀬正敏。監督は長年CM界で活躍し、これが長編監督デビューの吉田大八。 |
2007 |
街のあかり |
監督: アキ・カウリスマキ |
アキ・カウリスマキ監督自ら位置づける、「浮き雲」「過去のない男」に続く“敗者三部作”の最終章。これまた女に騙され、まんまと罠にかかって落ちてゆく男。孤独な男に訪れる底割れの不幸と再生へのかすかな希望を抑制されたタッチで静かに綴る。 |
2006 |
スクール・オブ・ロック |
監督: リチャード・リンクレイター |
バンドをクビになった男がひょんなことからエリート小学校の教員となり、管理教育に漬かりきった生徒たちに“ロックの精神”をたたき込む痛快ロックンロール・コメディ。 |
2003 |
サッド ヴァケイション |
監督:青山真治 |
「Helpless」「EUREKA
ユリイカ」に続く“北九州サーガ”の集大成として撮り上げた人間ドラマ。行き場を失った者たちを寛容に受け入れる小さな運送会社を舞台に、そこに暮らす男女の人間模様と、偶然の再会を果たした母と息子の愛憎の行方を、ユーモアを交えつつ鋭い人間洞察で綴る。 |
2007 |
愛の昼下がり |
監督: エリック・ロメール |
「モンソーのパン屋の娘」(62)から始まったロメールの“教訓的物語”シリーズの完結編。本シリーズはすべて、一人の男を語り手に、彼と彼が観察する女たちとの関係が描かれているが、この作品は特にその集大成。物語は恋愛に貪欲である主人公が、さまざまなアヴァンチュールを夢想するうち、奔放なファム・ファタールと深い仲になり、彼女の偏執狂的な情熱に翻弄され、やがて、追い詰められる様を皮肉いっぱいに描いている。 |
1972 |
ジャケット |
監督: ジョン・メイバリー |
1992年と2007年の2つの時を往き来しながら自らの死の謎を探る青年と、そんな彼と恋に落ちる孤独な女性の悲愴な運命をスリリングに描く。 |
2005 |
めぐりあう時間たち |
監督: スティーヴン・ダルドリー |
ピュリッツァー賞を受賞したマイケル・カニンガムのベストセラー小説。時を隔て、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』に関係する3人の女性たちそれぞれの人生を凝縮した運命的1日を綴った文芸ドラマ。 |
2002 |
妻 |
監督: 成瀬巳喜男 |
★地味。えっこんな結末ふざけるな。
成瀬作品のこれが印象とはなんともはやである。 |
1953 |
クンドゥン |
監督: マーティン・スコセッシ |
スコセッシ監督が紡ぐ、壮麗で幻想的な映像も秀逸。映画史上初めてダライ・ラマ14世の半生にスポットを当てた野心作。ダライ・ラマ14世の転生者である少年を発見し、彼がチベットを脱出してインドへ亡命するまでの22年間を、歴史的事実に即して描いてゆく。 |
1997 |
ビートルジュース |
監督: ティム・バートン |
★ティム・バートンの色濃いブラック・ユーモアは日本人の典型的なステロタイプな俺には理解の範疇にはなく、特にこの映画はそれがストレートすぎてなんだかなぁ〜なんだった。●1988年アカデミー賞
■ メイクアップ賞 スティーヴ・ラ・ボート/
ロバート・ショート /ヴェ・ニール |
1988 |
死ぬまでにしたい10のこと |
監督: イザベル・コヘット |
「スウィート
ヒアアフター」のサラ・ポーリーが、わずか23歳にして余命2ヵ月と宣告された女性を演じたヒューマン・ドラマ。幼い子どもや夫に打ち明けることなく、残された時間で本当にしたいことをリストに挙げ、そのささやかな願いを実行していくなかで、初めて生きる喜びを実感する姿を丁寧な筆致で描く。監督は「あなたに言えなかったこと」のイザベル・コヘット。 |
2003 |
明日へのチケット |
監督:
エルマンノ・オルミ/アッバス・キアロスタミ/ケン・ローチ脚本:
エルマンノ・オルミ/アッバス・キアロスタミ/ポール・ラヴァーティ |
エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチという巨匠監督3人によるコラボレーションが実現した人生コメディ。ローマへと向かう列車を舞台に、偶然乗り合わせた乗客たちの様々な人生模様が鮮やかに紡がれていく。3監督それぞれが演出する3つのエピソードは緩やかに繋がり、全体として1本の長編作品を構成していく。 |
2005 |
アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗AMERICAN
PASTIME |
監督: デズモンド・ナカノ |
戦時中の実話を基に、強制収容キャンプに収監された日系アメリカ人家族が、野球を通して困難な状況に立ち向かっていく姿を描く。日本から中村雅俊とジュディ・オングが出演した★なんの情報もなしにアメリカ映画だなと観てたら中村雅俊がでてきたのには驚いた。 |
2007 |
あの手この手 |
監督: 市川崑 |
★実にのんびりとした時代がそこかしこにちりばめられ善人ばかりが描かれている。 |
1952 |
800 TWO LAP RUNNERS |
監督: 廣木隆一 |
原作は思春期のこどもたちの心情を歌い上げた傑作。トラックを2週走る800m走に挑む二人のランナーを中心に思春期の男女の恋と友情を描いた青春ドラマ。 |
1994 |
良いおっぱい悪いおっぱい |
監督: 本田昌広 |
伊藤比呂美原作の同名小説と西成彦原作「パパはごきげんななめ」の映画化で、脚本はこがねみどりが執筆。一組の夫婦の目を通して、妊娠、出産、育児の本音をユーモラスに描く。★知り合いの山田耕大さんの作品ながら、なんでこんなしょうもない映画を作るのだ? |
1990 |
エリザベス |
監督:シェカール・カプール |
ロマンス悲劇の要素がかなり強いエリザベス女王の史劇。衣装・セットは豪華絢爛だが、物語としては余り目新しさのない作品。同じ年代を扱った「恋におちたシェイクスピア」と98年のアカデミー争いをしたが、受賞作と落選作の差が感じられた。 |
1998 |
鍵 |
監督: 市川崑 |
初老の大学教授とその妻、その娘と恋人の関係を官能的に描いた作品。 |
1959 |
燃ゆるとき |
監督: 細野辰興 |
経済小説の第一人者・高杉良のベストセラー『燃ゆるとき』と『ザ・エクセレント・カンパニー/新・燃ゆるとき』を、「シャブ極道」「竜二
〜Forever〜」の細野辰興監督で映画化。実在の食品会社をモデルに、アメリカに進出した工場の再生を任された一人の企業戦士が会社と家族のために苦難を乗り越えていく姿を描く。 |
2006 |
かあちゃん |
監督: 市川崑 |
山本周五郎が1955年に発表した同名小説をもとに、かつて愛妻・和田夏十と共に映画化を暖めていた市川崑が、彼女の死後18年を経てようやく結実させた企画。天保の時代を背景に、貧乏長屋で暮らす一家を通して、人が人を信じることの大切さ、家族の愛を描き出す。★江戸時代、市井の底辺に生きる人々。肝っ玉母ちゃんを中心に淡々と語り紡ぐこの映画は久し振りに心地よい日本映画を観たぞと、思わせる。キャスティングも見事にお人好しを演じたらこの人たちというような役者の集大成。また映画の尺の長さはこの程度が一番良いのだと改めて思わせる心地の良い良作であった。亡くなった春風亭柳昇と老いて益々盛んな小沢昭一の対比場面が印象的だった。 |
2001 |
敬愛なるベートーヴェン |
監督: アニエスカ・ホランド |
“第九”完成前後の晩年のベートーヴェンに光を当て、彼とその創作を支えた一人の若き女性との心の交流を綴る音楽伝記ドラマ。 |
2006 |
ナイロビの蜂 |
監督: フェルナンド・メイレレス |
冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの同名ベストセラーを、「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督で映画化した感動のミステリー・サスペンス。 |
2005 |
Breath Less ブレス・レス |
監督: 渡辺寿 |
★全編阿佐ヶ谷ロケということもあり、主景のパールセンターのねじめ民芸店など知る町の景色を追ってしまい、ストーリーに没頭出来なかったが、良く出来た映画だと思う。助監から脚本、監督もこなし、水琴窟、ブルースをなど巧みに挿入する音楽的センスも良いこの 渡辺寿、一押し監督だ。阿佐ヶ谷出身の忍足さんもかわゆくキレイに映っていたのもよい。 |
2005 |
ナイルの宝石 |
監督: ルイス・ティーグ |
前作で結ばれた二人も、平和な日々が続きすぎ、既に倦怠期を迎えていた。そんなある日、ジョーンはアフリカの独裁国家に、大統領の伝記を書くために招待される。そして“ナイルの宝石”という謎の秘宝を追って、ラルという男(前作にも登場したD・デヴィート)も、現地に向かっていた……。 |
1985 |
麦の穂をゆらす風 |
監督: ケン・ローチ |
社会派ケン・ローチ監督が、激動の歴史に翻弄される2人の兄弟を軸に、独立戦争から内戦へといたる1920年代のアイルランド近代史を描いた悲劇の物語。2006年のカンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドールに輝いた。主演は「バットマン
ビギンズ」「プルートで朝食を」のキリアン・マーフィ。 1920年。長きにわたりイギリスの支配を受けてきたアイルランドでは、疲弊した人々の間に独立の気運が高まっていた。そんな中、南部の町コークでは、医師を志していた青年デミアンが、ついにその道を捨て、兄テディと共に武器を取り、アイルランド独立を目指す戦いに身を投じる決心をする。そして、イギリス軍との激しい戦いの末に、イギリスとアイルランド両国の間で講和条約が締結された。しかし、完全な独立からは程遠い内容に、条約への評価を巡ってアイルランド人同士の間に賛成派と反対派の対立が生まれ、ついには内戦へと発展してしまう。 |
2006 |
ダウト |
監督: ウェイン・ビーチ |
レイ・リオッタ扮する地方検事が、謎が謎を呼ぶ不可解な事件に巻き込まれていくミステリー・サスペンス。監督は「ホワイトハウスの陰謀」「アート
オブ
ウォー」の脚本を手がけこれが監督デビューとなるウェイン・ビーチ。 |
2005 |
バベル |
監督:
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
「アモーレス・ペロス」「21グラム」の俊英アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、旧約聖書の“バベルの塔”をモチーフに描き出す衝撃のヒューマン・ドラマ。モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本、それぞれの場所で孤独な魂どうしが織りなす愛と哀しみ、再生への希望の物語が同時並行で鮮やかに綴られていく。日本から役所広司とともに参加した菊地凛子が各国の映画賞レースを賑わせ日本でも大きな話題となる。 |
2006 |
ボルベール <帰郷> |
監督: ペドロ・アルモドバル |
「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」のペドロ・アルモドバル監督が贈る郷愁と女性讃歌のヒューマン・ドラマ。監督自身の故郷でもあるラ・マンチャを物語の背景に、母、娘、孫娘の三代の女性たちの葛藤と和解を、色彩豊かな映像でミステリアスかつユーモラスに綴る。アカデミー賞主演女優賞にも初ノミネートされたペネロペ・クルスをはじめとする6人の女性キャストがカンヌ国際映画祭で女優賞に輝くなど、各映画賞で称賛された。 |
2006 |
フル・モンティ |
監督: ピーター・カッタネオ |
仕事もなく生活のためにストリップをする事を決意するしがない男たちの姿を描いた英国産のヒューマン・コメディ。ダメな男たちがダメなりに頑張るというストーリー、それだけで充分カタルシスは得られるのだが、これが劇場長編デビューという脚本・監督コンビは、愛すべき人物像と、微笑ましくも切ないエピソードの積み重ねで実に楽しい作品に仕上げている。ガズと息子の親子というより友達同志といったような関係や、女房にクビになった事を言い出せず毎日会社に行くフリをしているジェラルドのエピソードなど、ひねりを利かせた設定も秀逸だ。もちろんガズに扮するR・カーライルをはじめ役者陣も魅力的。アメリカ製の騒がしいだけのコメディとは一味も二味も違う、人情喜劇の秀作である。必見。 |
1997 |
チャイナ・シンドローム |
監督: ジェームズ・ブリッジス |
チャイナ・シンドロームとは元々、「もしアメリカで原発事故が起こったら、核が地中を溶かして中国まで到達する」というアメリカン・ジョークから生まれた言葉だが、全米公開直後の1979年3月、スリーマイル島原子力発電所で事故が起こり住民が被爆するという事態に、これ以上ないほどの迫真性を観る者に与えた |
1979 |
グッドナイト&グッドラック |
監督: ジョージ・クルーニー |
ジョージ・クルーニーによる「コンフェッション」に続く監督第2作目。“赤狩り”の猛威が吹き荒れた1950年代を舞台に、危機に瀕した自由を守るため、時の権力に敢然と立ち向かった国民的ニュースキャスター、エド・マローと番組スタッフたちの姿を、全編モノクロ映像による緊張感あふれるタッチで描き出す。 |
2005 |
県庁の星 |
監督: 西谷弘 |
「官」と「民」の意識の違いを分かりやすくユーモラスに描き出した桂望実の同名ベストセラーの映画化。エリート意識に凝り固まった県庁のキャリア公務員が三流スーパーで研修することになり、それまでのお役所で培われた常識が一切通用しない現実を思い知らされ、本当に大切なものを学んでいく姿を描く。 |
2006 |
ホタル |
監督: 降旗康男 |
激動の昭和を生き抜いた特攻隊の生き残りである男と、その妻の人生を描く人間ドラマ。 東映創立50周年記念作品。 |
2001 |
しゃべれども、しゃべれども |
監督: 平山秀幸 |
『一瞬の風になれ』で2007年本屋大賞に選ばれた佐藤多佳子の出世作『しゃべれども しゃべれども』を国分太一主演で映画化した純情青春ドラマ。東京の下町を舞台に、ひょんなことから“話し方教室”を始めることになった落語家の青年と、そこに通うワケありの3人を中心に、不器用にしか生きられない人々が織りなす心温まる人間模様を優しい眼差しでさわやかに綴る。監督は「愛を乞うひと」「OUT」の平山秀幸。 |
2007 |
駅 STATION |
監督: 降旗康男 |
★ |
1981 |
ムースポート |
監督: ドナルド・ペトリ |
TV「Hey!レイモンド」の人気コメディアン、レイ・ロマノが映画初主演を果たした全米スマッシュヒット・コメディ。共演に大物俳優ジーン・ハックマンを迎え、田舎の町長選に余裕しゃくしゃくで立候補した元米国大統領が、対抗馬である配管工に思わぬ苦戦を強いられ、互いに熾烈な選挙戦を繰り広げるさまをユーモラスに描く。 |
2004 |
どついたるねん |
監督: 阪本順治 |
“浪花のロッキー”と呼ばれた元プロボクサーの赤井英和が主演した本格的ボクシング映画。イーグル友田との試合で負傷し、再起不能となった元チャンピオン、安達英志。所属ジムを飛び出し、自らのジムを設立する。ある日英志は、ジムに現れた元ウェルター級日本チャンピオンの左島をコーチとして雇うが、英志の横暴な指導に練習生たちはみな去ってしまう。そこで、英志は古巣に戻り、会長とその娘・貴子、そして左島とともに奇跡のカムバックへ向け激しいトレーニングを始める……。主演の赤井は本物のボクサーだけに試合のシーンはそれまでの映画には見られない迫力と臨場感がある。また、俳優としても達者なところを見せ、ガムシャラで一直線な英志役をみごとに演じきった。その他、英志を叱咤、励まし温かく見守る貴子を相楽晴子が好演。 |
1989 |
サイドカーに犬 |
監督: 根岸吉太郎 |
長嶋有の同名小説を「黄泉がえり」「いま、会いにゆきます」の竹内結子主演で映画化。80年代初頭を時代背景に、小学4年の少女が、家を出て行った母親に代わって現われた父親の若い愛人との奇妙な共同生活の中で体験する初めてづくしの刺激的なひと夏の出来事を、乾いたタッチでノスタルジックに綴る。 |
2007 |
犬神家の一族 |
監督: 市川崑 |
“角川映画”の第1回作品として76年に製作され大ヒットした横溝正史原作ミステリーを、豪華キャストで市川崑監督自らが再びメガフォンをとり完全リメイク。名探偵・金田一耕助役はオリジナル版と同じく石坂浩二が演じる。犬神家の一族に遺された巨額の財産を巡って凄惨な殺人事件が発生、解決に乗り出した金田一耕助の名推理が驚愕の真相を明らかにしていく。 |
2006 |
キャッチボール屋 |
監督: 大崎章 |
ひょんなことから10分100円でキャッチボールをする“キャッチボール屋”となった主人公と、人生の岐路に立ち、それぞれに悩みを抱える客たちとのつかの間の交流をやさしく見つめる異色ドラマ。北野作品などの助監督を努めてきた大崎章監督の長編デビュー作。主演は「殺し屋1」「ヴァイブレータ」の大森南朋。 |
2005 |
樹の海 |
監督:
瀧本智行 |
自殺の名所としても知られる富士山麓の青木ヶ原樹海を舞台に、様々な理由でこの森に足を踏み入れ、それぞれに生と死の境に直面する人々を、少しずつ交錯する4つのエピソードで綴った群像ドラマ。監督は助監を経て本作で初メガホンとなった瀧本智行。 |
2004 |
男はつらいよ 幸福の青い鳥 |
監督: 山田洋次 |
★ |
1986 |
男はつらいよ 翔んでる寅次郎 |
監督: 山田洋次 |
シリーズ始まって十年、二十三作目の今作品の二十一代目のマドンナには桃井かおりが迎えられた。北海道で知り合った娘に一目惚れするが、最後は彼女の仲人をつとめる寅次郎の姿を描く。脚本は「男はつらいよ 噂の寅次郎」の山田洋次と「俺たちの交響楽」の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。 |
1979 |
居酒屋兆治 |
監督: 降旗康男 |
函館の街を舞台に小さな居酒屋を営む男と初恋の女とのすれちがう想い、その店に集まる人々の人生模様を描く。山口瞳原作の同名小説の映画化で脚本は「未完の対局」の大野靖子、監督は「駅/STATION」の降旗康男、撮影は、「小説吉田学校」の木村大作がそれぞれ担当。 |
1983 |
居酒屋ゆうれい |
監督: 渡邊孝好 |
街のはずれにある小さな居酒屋を舞台に、主人と新妻、ユーレイとなった前の妻が繰り広げる恋を描くコメディ。山本昌代の同名小説(河出書房新社・刊)をもとに、「エンジェル 僕の歌は君の歌」の渡邊孝好が監督。脚本は「夏の庭 The Friends」の田中陽三、撮影は藤沢順一が担当。 |
1994 |