優勝
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優勝:10
得点:31
累積:544
合計:585
5点以上
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●めだか:恩師が幾人もいて羨ましいと思えます。「昴」の歌も聞こえてきそうです。
●冬樹:鬼籍に入られた恩師を偲ぶ気持ちがしみじみと伝わってきます。中学高校の六年間、ろくな教師に巡り会わなかった私としましては、うらやましい限りです。季語の選択も効果的ですね。
●かぼす:まるで先生方も神になったような、ユーモラスな感じと寒昴という寒々しい世界があいまって深い作品になっていると思います。
●三丁目:寒昂と黄泉の国の対比が秀逸。作者の恩師への深く静かなる思いが十二分に伝わります。
●土羊:天地を広く詠んだ着想が素晴らしい。
●阿美土:消えゆく魂は久遠の昴、壮大で細やかな心に満ちている。根の国もいい。
●零下:
星空の下、恩師の方々に思いを馳せるというところに、寂しくも暖かい気持ちがこもっているなあと思いました。
●楽が鬼:立春前のこの時期にしか使えないこの「寒昴」は何時か使ってみたかった。特に牡牛座生まれ拙は口惜しい思いでいっぱいです。
●夏草:恩師と根の国と寒昂、この連関が冬の距離感の有り様をよく伝えていると思います。
●小酔:「根の国」たる表現に感服。皆行く道に乾杯。
●幻灯齋:恩師みなという事を六連星にかけ、上手く恩師像に重ね合わせています。冴え渡る空気に恩師の導き方も感じとれます。
●写汰:会えない寂しさ、死や生への俯瞰。意図的ではないかもしれませんが、たくさん意味がつまっているところがよかったと思います。
●鷹目:根の国を思い、そこからぐっと空を見る展開が力強いです。
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