優勝
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優勝:10
得点:32
累積:549
合計:591
6点以上
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●めだか:私にもそんな経験があります。なんとも寂しいことです。
●緑地:春の朧ろな空気感が情景にも感情にもよく出ていてしんみりと味わいました。
●かぼす:”春燈”というと艶っぽいイメージがありますが、きっと故人もそんな人だったのかもしれません。悲しさというより、懐かしさのほうが感じられて、優しい句になっていると思います。
●豆春:あるがままを詠んでいるのに、春の愁いのような物がまとわりついていて、とても良いと思いました。
●天布留:表札をそのままにの人は、多い気がします。なんとなくわかる気もします。
●土羊:家の佇まいが目に浮かびます。
●夏草:春燈というと門灯、外灯をイメージしますが、その下で密かに起きている命の明滅、一瞬と永遠の交錯、ドラマを感じさせます。
●冬樹:拝読後、瞬間的に故郷の実家の佇まいを思い出してしまいました。父の死後三年間、解体に至るまでの主無き生家は、まさにこの句と同じ状態でした。普段気にもとめていない些細な事実を他の人の句によって教えられる・・これもまた、俳句を鑑賞する喜びのひとつですね。
●楽が鬼:こういう句はすでに物語が出来あがっているので、語る言葉はいらず、それぞれの詠み手の景色の中でよい。
●佳:よくありますね。少し字が薄くなっていたりします。そのままでいいですよね。
●利根ノ雫:亡き人とおぼろに照らす春の明かりがマッチしていて情感がでている。
●酔魚:亡くなった友人の家の前を通るといまだに彼の名前の表札が出ていて彼を思い出します。しみじみ分ります。
●写汰:今は亡き近しい人を思い出しました。
●幻灯齋:亡くなった方の想いを整理出来ず、春の華やいだ明かりではない寂しげな明かりが見えてくるようです。
●舟酔:そっとしとこうという作者の気持ちと春のあかりが良く合っています
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