優勝
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優勝:10
得点:26
累積:535
合計:571
7点以上
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●豆春:鮎の地図がいいです、釣りをしないのでその地図みたことないのですけど。地図から一筋の川を辿るロマンが伝わってきて好きです。
●冬樹:「鮎の地図」というのは、多分、鮎がその体内に本能的に持っている母川回帰の性のことを言っているのでしょうね。「地図」と見立てたところが評価を分けるかもしれませんが、今回、多くの類想句の中にあって、その異色振りが際立っていました。
●夏草:全句中(自分の句も含め)、唯一、〈記憶〉と〈地図〉という語彙の選択ほかに熟考の跡が見受けられ、感ずるものがありました。
●酔象:なるほど、地図というのは人の記憶なのだと合点した。人知れず様々な場所で鮎釣りをしたその記憶は、場所の形状も思い出も含めて釣り人の心の記録である。それを鮎の地図と表現したその巧みさに天。
●素松:川の記憶というのが綺麗に哀愁を感じれました。
●楽が鬼:これこれを言いたくて散々悩んで挫折した鮎のテーマを、こうまでぴしゃりとやられたらもはや頭を垂れて、天に抜くしかないでしょう
●小酔:なぜ鮎が同じ川を上るか解らない。「一筋」という言葉が潔く、鮎の気持ちになったところに共感しました。
●酔魚:鮎の地図とは鮎のいる川の地図なのか
鮎の泳いでいく航跡?なのか。いずれにせよ人里は
なれた清流の記憶がきれいに詠まれていて見事。
●阿美土:一筋、川の記憶、鮎の地図、すべてが人生を辿るようです。
●舟酔:縦に長い日本のどの川にも鮎はいるかしら?遠い記憶ですね
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