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敢闘賞:3
得点:16
累積:363
合計:382
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●日曜生:穴子飯がひと際味わえる情景だと思いました。「果たし」とは、延ばし延ばしてやっと、という状況なのでしょう。面倒というより、思いに囚われるのを避けて流される日常。そして「果たし」た後の、爽快感だけではない静まった心。穴子飯の軟らかさ、懐かしさ。体験したように実感できる句でした。
●小酔:「掃苔」なんて気取っちゃってサ。でも谷中も、穴子鮨も好きだからネ。
●小石川:ほう、あの店ですか!墓参を終えた安堵感と日常の暮らしへ戻る転換点が、「穴子鮨」の一語にくっきりと見えてきます。
●めだか:どなたかの命日でしょうか。穴子寿司も一連のルーティンでしょうか。
●緑地:墓参の帰りによっこらしょと休憩した折の心のやすらかさを感じます。
●孤風:重ねた年輪を感じます。
●冬樹:厳密に言うと「掃苔」は「墓参」と同義で秋の季語ですが、言わんとしていることは良く解ります。句の出来栄えがいいだけに、惜しい!
●三丁目:江戸情緒が渋くてなんともいいですね。「果たし」がちょっと消化不良気味では。
●小紫:お墓参りをすませほっとして穴子鮨。粋ですね
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