第二十回 五月場所の二 お題は【五月】でございまぁぁぁ〜す!
18年5月16日〜30日
 優勝
種無四等歌関
低迷すること苦節18場所を迎えた参力士種無四等歌関が、この五月場所の五月のお題を頂き、幕下優勝という快挙。
五月晴れ肩も露わに浅間山
の句にて並み居る強豪を抜き去りぶっちぎりの優勝を遂げました。
おめでとうございま〜〜〜す!

優勝
殊勲賞
敢闘賞
技能賞
降格
休場
 地 人

優賞

優勝:5
得点:20
累積:11
合計:36

楽が鬼:見事な男俳句。緩む五月、遠景に浅間山を捉え「肩も露わに」の中七の手柄で、怒り煙る噴火山を一気に艶っぽい鯔背なお山に変えてしまった。
冬樹:浅間山のなだらかでしかも雄大な山容を、「五月晴」の中に捉えて見事です。
酔魚:浅間を諸肌(片肌?)脱いだ人間と見た作者に共感を感じました。
酔象:どすこい、ど真ん中直球、露わな肩にみとれ見送り三振だ
土羊:浅間山には若年の折、縁が有り、景色が眼に浮かびます。緑の前の「浅間山」 青黒く、肩を張ってる感じがしますネ。
笑い猫:近場では、大島の三原山もなかなか肩が露わでセクシーです。 因みに雪積もります。
玄吾:これだと下の句が欲しくなる造りなので、もう少し推敲して欲しかったけれど。
利根ノ雫:毎年ゴールデンウィークに軽井沢に行っていましたが雄大な姿を見ると気持ち良くなります。
三丁目:対象の姿をふまえた比喩が素直。作者は身近にいつも見ているのでは、そんな気がする句。

殊勲賞

殊勲賞:3
得点:16
累積:252
合計:274

小酔:「万物」という語は気になるけど五月は一端光るが似合うし「万一五」と数字並べが面白い。そういえば「万と光」が入る句は大関の春の句にありましたね。
山路紫琴:北に暮らすと、特に強くそう感じます。
風花:まず雲の輪郭が光り、万物がキラめいて見える様。
天布留:きらきらと、全てが新しく生まれ変わる五月を感じます。
小紫:いろいろなものがひかり始める時期ですよね。きれい です。
阿美土:万物が森羅万象が色を、個性を発する。五月の惑星はこれから。
酔魚:名調子に乗せられて選びました。でも「万物の一端が光る」って何でしょう?

敢闘賞

敢闘賞:1
得点:14
累積:12
合計:27


豆菊:今年は雨が多かった。木はすっかり緑に覆われて雨宿りの身を受け入れてくれる。
マユ:ドラマのワンシーンのよう。濡れる地面も涼しげです。
小石川:春が過ぎ雨の日が多い五月、その気分が下五でひしひしと切なさを交えつつ感じられます。
素松:梅雨の時期に見えるきれいな景色だと思いました。
種無四等歌:どこか漂う孤独感に惹かれた。

技能賞

○○○○○○

得点:10
累積:88
合計:98

三丁目:できれば子供に還り吸われてみたい、そんな思いにからる五月な らではの爽快感。
焚火古:双曲的非ユークリッド空間世界の体験、素晴らしい。
冬樹:「空に吸われる」という表現が何とも新鮮で、今の季節にぴったりとはまっています。
与作:鯉幟でも見せながらうたたねてしまったのでしょうか。「空に吸われる」の表現がいいですね。
小酔:五月の晴れ上がった空の表現として「空に吸われる」は秀逸と感じました。 

得点:10
累積:42
合計:52

天布留:竹の葉音のシンフォニー、さわやかです。
酔魚:竹林の隠者にもさわやかな薫風が吹くのか...。
山路紫琴:おもわず深呼吸してしまう清々しさ。
佳:新しい竹の林、海が近いのですね。こんな風の中に入ってみたいです。気持ちの良い風景です。
珍念:竹林と初夏の爽やかな取り合わせが鮮やかに目に浮かびます。
風花:波のように寄せては返す葉のうねり。

得点:8
累積:178
合計:186

土羊:軽〜い流れが、私の5月のイメージと近い感じです。軽〜い感じです。
幻灯斎:人の情という事で人との関わりを色々と想像させてくれます。シンプルですが含みがあって好きです。 
三丁目:何人も否応無しに子供、母に思いをはせる五月。意外な視点が新鮮。        

得点:8
累積:132
合計:140

珍念:母の日に花を来る人がまだいることは、幸せなことですねえ。
与作:母への思いが5月の空に溶け込んでいます。
日曜生:母をおくった人には悲しい季節だと思います。赤いカーネーションに目を伏せるのでしょう。青い空に白い花、清らかな祈りを思いました。

得点:8
累積:14
合計:22

佳:五月の嬉しさ、ふと風の中の素敵な香りを感じることです。夏みかんの花、濡れた土、ジャスミン、微かな薔薇。全く同感。私も楽しんでいます
阿美土:匂いきこえる、がいいなあ。五感が繋がって染み渡り清々しい。
楽が鬼:一人周りを見まわせば、行き交う人たちは悠然と長雨の身支度で雨を楽しんでいるようだ。あぁなのに傘も持たず不用意な己だぁ。と読み違えてみる俳句の楽しさよ。
小石川:湿気を含んだ空気感のなか、ふと嗅覚に感じる季節の変わり目。「きこえる」がいいですね。

得点:7
累積:37
合計:44

種無四等歌:荒ぶれる十代、二十代を経て今の自分をみている青春俳句って感じがします。
与作:剣崎の五月の高波に向かう作者の心持が伝わってきます。
幻灯斎:断崖絶壁の剣崎は荒々しく、およそ5月とは縁のない印象があります。そのあたりが妙にそそられました。
玄吾:形を整え過ぎだけど、まあまとまっているかと。そういえば今回は「五月かな」がむやみと多い。
    十七文字しかないうちの二文字も使うのですからもう少し大事にして欲しいのですが。

得点:7
累積:37
合計:44

玄吾:意味が良くわからないのだが、語感の力強さから。馬券を外して青ざめたって話じゃないよね。
日曜生:皐月賞のことかもしれませんが私はペガサスを思い浮かべましたよ。五月に「蒼」・「天馬」、似合いますね。嫉妬するくらい似合います。
笑い猫:これってディープ?カワカミプリンセス?・・・
     否、メイショウサムソンだって!(5月25日・記)アタマ当たるも、結果に蒼ざめる・・・ダービー惨敗!(5月28日・記)
山路紫琴:見事に抜いてレコードでしたね。

得点:7
累積:135
合計:142

小酔:寺山修司も五月の海も「凪」は似合わないと思うけど逆説的表現か、或いは天国では凪いでいるかなと思いまして一票。
幻灯斎:この海は津軽の海ではないと思いますが、逆に穏やかでキラキラした光りさえ感じます。
利根ノ雫:静かに情景が目に映ります。
めだか五月みたいにクリアーでさわやかな寺山修二は五月に逝ったのですね。

得点:7
累積:38
合計:45

楽が鬼:中七の言葉遣いが気になりますが、すがすがしい初夏をむかえようとする気持ちに溢れた句で、爽やかいっぱいで気持ちがいいです。
豆菊:心が弾む季節。白いスニーカーが眩しく目に浮かぶ。
マユ:ちょっと気恥ずかしい春ですね。
冬樹:季重り(白靴は夏の季語)気味ではありますが、面白い視点だと思います。「なぞ」は「など」でしょ?

得点:7
累積:189
合計:196

小石川:夏が生まれつつある時間、人もまた、来るべき季節に思いを馳せるのか
焚火古:映画、血と骨のラストシ〜ンが思い浮かびました。
マユ:蝿さえも、うるさく感じない季節。縁側で昼寝している様子を思い浮かべました。
種無四等歌:手が出せない状況なのか、トレーニングなのか緊迫感漂う。
酔象:愛おしむ、とはちとこそばゆいが、きっと良い事があったのであろう願います

得点:7
累積:87
合計:94

めだか:心が沈んでいるのに、やけに明るく陽気な初夏…、そんな経験を思い出しました。元気出してください!
酔象:節操と気品がある人、ヒトとして素敵です
豆菊:憂いの季節でもある五月、明るすぎる光に不安になるのか。確かに雨上がりの日差しはまがまがしく思える時がある。
土羊:何か、寂し〜い5月。大丈夫ですか?1点差し上げます。元気出してください。

得点:5
累積:47
合計:52

利根ノ雫:五月の風は本当に気持ち良く酔えます。
めだか:風に酔う」が出そうで出ない感じ。この句を読んだら、ああ。こういう風なことが歌いたかったな…と思いました。

得点:5
累積:108
合計:113

笑い猫:これ・・・やっぱ◎でしょ。因みに、私が最後まで投句を迷ったもう一つの句は「五月晴れ Gジャン娘と 白いミニ」という駄句でした・・・お粗末。
素松:五月は本当にスカートが似合う季節だと思いました。

●●●●●

降格:1
得点:4
累積:1
合計:2

小紫:ビール片手に この光景をみてたのでしょうか。昼港 がいいです。
焚火古:何故かしら、千葉の勝浦港には鳶がたくさん。

降格:1+3
得点:4
累積:75
合計:75

はじめ:私のこと見てたのかい。
天布留:なんとか「五月」をクリアしたと思ったら、またまた「蛞蝓」に脂汗です。
小紫:俳句の〆は、毎月あるけど、こんな良い季節に脂汗を流してる人、、好きです。

降格:2+3
得点:3
累積:115
合計:113

日曜生:命溢れる季節に「身置く」と言う人、謙虚さにはっと胸をつかれました。染めなす何色か、猛々しい緑ではなくて透明な色の渦を感じます。
     この人の皐月は静かで美しいです。

降格:2
得点:3
累積:8
合計:9

はじめ:鎌輪奴がいいね。

降格:2
得点:3
累積:16
合計:17

珍念:いや、ミニスカートが好きなもんで、つい……。
阿美土:白のミニクーパー似合う似合う。乗り換えたくなったね。吸い込むフロント、ユーモラスだし。以上です。

降格:3
得点:2
累積:2
合計:1

風花:変わる天気とともに気持ちまでくるくると変わる5月ですね。

降格:3+2
得点:2
累積:54
合計:51

素松:「乱五月」まさに五月の気候を良く表している言葉だと思いました。
はじめ:今年は本当に乱五月だね。

降格:5+2
得点:0
累積:63
合計:56

降格:5+2
得点:0
累積:49
合計:42

降格:5+1
得点:0
累積:31
合計:25

降格:5+1
得点:0
累積:21
合計:15

引退

引退

引退

引退

選句投票者  総勢29 名
天布留
はじめ
香花
与作
焚火古
四等歌
土羊
小酔
玄吾
珍念
マユ
三丁目
小紫
酔象
笑い猫
冬樹
紫琴
利根の雫
幻灯斎
めだか
日曜生
楽が鬼
阿美土
小石川
豆菊
風花
酔魚
素松

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