第68回春・5月場所の1
平成20年5月16日〜31日
 お題は
新茶/春昼でございまぁぁぁ〜す!
優勝
小紫関
優勝ありがとうございます。
我が街の優良バス、「すぎ丸くん」に揺られながら作りました。
いい感じに力の抜けた句が出来て良かったと思っています。
選句してくださった方、ありがとうございました。

優勝

優勝:10
得点:30
累積:367
合計:407

緑地:春昼の気分がとても良く出ていると思います。
鷹目:わざとでも乗り越し道草したい春ののどかさです。
風花:素朴な味わい。良いと思いました。
蠱冬:陽気に誘われてついいつもより遠出したくなる、その気持ち、わかります。
珍念:メタボ対策に一駅分くらい歩きますか。気持ちいい季節ですし。
酔魚:まさに春風駘蕩、ここはやはり駅じゃなくて停留所 ですね。
黒髪:「もっとバスに揺られていたい」「もう少し景色 を眺めていたい」と思っての乗り越しだと読みました。本当に気持ちの いい季節です。
天布留:ぼんゃり、のんびり、乗り越しいいですねぇ。
利 根ノ雫:のどかな春の日によくあることで共感します。
孤風:停留所ひとつは「あっしまった」で済む。一駅だ と「やばい…」
めだか:気持ちのよい昼下がりの感じがよくわかります。
舟酔:平凡な日常の一コマがイヤ味がなく伝わってきます。
小酔:「バスの乗り越し」は「春の昼」が、よく似合う。
笑い猫:この句の気分すごく分ります。誰でも一度は経験しているのでは…so 反対方面の電車に乗ってしまったこともあります。それは単なるボケ?
冬樹:「朽ちゆく骨」の句に比して、こちらは「春昼」の季題をそのまま活かして詠んだ佳句ですね。ただ私は、「乗り越」さずに「ひとつ手前で」降りたいところですが・・。

殊勲賞

殊勲賞:5
得点:21
累積:131
合計:154

鷹目:何の求人なのか、読むたびに憶えていない。無人駅そのものが夢のような…。
孤風:なるほど「間が抜けている」
酔象:止まった時間。勝手に一つの音を当てはめて、想像する。無制限に物語が展開する。
めだか:のどかな田舎の無人駅の求人が面白いですね
日曜生:オフィス街から遠く遠く離れた無人駅の、後ろめたい程ののどかさ。求人広告は誰も見そうも無いけれど、必死な感じもなくて。この句が一番、うっとり眠くなりました。●楽が鬼:どこかで見た景色が浮かんできた、そうだ「田園に死す」あの映画の中に書き割りのようなモノクロの異空間があった。いつかこんな景色の中に行ってみよう!
冬樹:「無人駅といっても駅員がいないだけで乗客は幾らかは居るんだろうが、でもこんな駅に求人広告を出してもねぇ」と、多分作者は思ったのでしょう。名詞を連ねただけの句ですが、確かな観察眼、批判眼が伝わってきます。
夏草:駅がお好きなようで。求人と無人、春ののどかな情景に殺伐たる時世を重ねて諧謔ありて、地。
はじめ:意味なんて無くていいんですね
与作:各駅停車の列車で春旅をしている情景が浮かびます。
小石川:霞みたつ春の陽に、不気味なほど鮮明に迫る光景、まさしく言葉のスナップショット。

敢闘賞

敢闘賞:3
得点:20
累積:137
合計:160

小石川:張りつめた荒々しさと、ほどけきった緩み感との混在、これは「円空」の春の一日か。
黒子坊:円空も思わず臍を掻く陽気が感じられ面白い句でした。
阿美土:円空が仏像彫りの手を休め、にんまりしながらへそを掻く図が浮かびます。素朴な像まで描いています。
はじめ:ながい昼のんびりです
天布留:かけじくの一幅にありそうですね。ほのぼのとします。
三丁目:円空さんなら然もありなんとニンマリ納得。
珍念:ぽりぽりって感じですね。
夏草:高踏的で嫌味なれど選外にはできず、人。

○○○勝ち越し○○○
 

得点:19
累積:265
合計:284

酔象:言葉でなく、まさに一服の絵、時間が浮かんでくる。すろーモーだ。
笑い猫:最初「牛」を「丼」と読み、そのシュールさにタマゲましたが…but 田舎の情景が思い浮かぶほのぼのとしたいい句ですね、谷岡ヤスジの漫画でも見たかも。
舟酔:熱があったので親子牛を親子丼と読んでしまいそのインパクトでそのまま選びました。
小紫:陽炎もゆらゆら、、、情景が浮かびます。
はじめ:風景が目に浮かびます
小酔:「親子の牛が踏切を渡る」風景は、「春昼や」が、とてもよく似合う。
天布留:日本でも、こんな光景が見られるのでしたらすてきですね。
風花:いかにもありそうで、なさそうで、...
酔魚:心に残っている景色でしょう。青梅街道の牛の荷車 を覚えてます。「幕末太陽伝」の冒頭昭和32年の品川商店街の実景に荷を曳いた馬が出てますね。

得点:12
累積:163
合計:175

三丁目:ものみな芽吹く春に朽ちゆく骨。無常感と春昼がピタリはまった。
夏草:諸行無常、輪廻転生、生まれいずるものあれば朽ち果てるものありて、確かなのは今が春の昼であることのみにて、天。合掌
冬樹:「春昼」という極めてのどかな季語に「朽ちゆく骨」をぶつけたあなた、かなりの詩人とお見受けしました。いわゆる二物衝撃の技法が見事に結実しています。
小紫:雪解けあとの動物の骨でしょうか?斬新ですね
鷹目:時の流れの無常。白く残る骸骨の静謐を感じました。

得点:7
累積:588
合計:595

小酔:「ダリの時計が砂に沈む」のは「春の昼」が、大変よく似合う。
幻灯齋:ダリとの取り合わせでいただきました。ダリの時計は夏という勝手なイメージがありましたが、春昼でも確かにはまりますね。
日曜生:ぐにゃん、って感じですね。これはまさしく春の昼ですね。

得点:7
累積:450
合計:357

値札:私なんぞが裁判員になってはたいへんなことが起きそうです
めだか:長閑な春に裁判員制度のニュースを聞いた時のことを思いだした。
楽が鬼:春昼を白日夢に書き換えたいほど、恐ろしい事実が迫りくる現実に怯えます。この句を法務省に持ってゆこう、そう市井の民の警句として・・・・

得点:7
累積:99
合計:106

酔魚:毎年毎年新らしい茶は出るけど、人間と茶器は古びてゆく。くすんで風格がでりゃいいけど。
舟酔:新茶ってやはりアクが強いのだろうか?
小石川:淡々と繰り返される時の流れの中にあってこそ、新茶の味わいも深まること、このうえもなし。

得点8
累積:-6
合計:2

日曜生:ブラウニング、”時は春・・・”を思い出しました。春爛漫の中を無心で歩く、満たされた思いに気付きます。説法のように聞こえない、身近な言葉の良さを改めて考えました。
楽が鬼:てくてくてくのオノマトペと「それだけでいい」で語り終えたレトリックがスリリングな気配を醸しだし、匕首のような凄みを感じさせる。
珍念:散歩するだけで、本当に気持ちいい季節ですね。ま、私が散歩好きなんで。
値札:何の力もいれずにぼうっとしたいものです

得点:6
累積:211
合計:217

値札:叔母の湯のみをちょんと覚えているところがエライ。
佳:親や夫婦でなくて「叔母」なので、かえって現実的な思いが感じられます。仲の良い素敵な叔母さんだったんですね。語りかける口調の優しさが聞こえそうです。
利 根ノ雫:死んだ人への思いが伝わって来ます。
小紫:去年と新茶の新の対比が面白いです

得点:5
累積:127
合計:127

与作:古女房と新茶の対比がいいです。新婚時代とまた一味違うお茶の味といったところですね。
阿美土:古く新しくなんと美しい結婚の在り方か。さらっと言える、こんな句のようだといいですなあ。

得点:5
累積:105
合計:110

利根ノ雫:季節によって憂いの感じ方も違うんですよね。
風花:『憂きことうすれ』という感じがいいです。

得点:5
累積:34
合計:39

緑地:ぼんやりとした明るい風景が美しい。
笑い猫:この句を読み、すぐに検証したい誘惑に駆られ…and ウチの裏庭=Z公園に出かけてみました。たしかに「雲の夢」見ました。
黒髪:あまりにきれいな句なので、つい選んでしまいま した。

●●●大関負け越し●●●

得点:4
降格:10+3累積:349
合計:336

蠱冬:そういうヴィンテージものの新茶のパック、我が家にもたくさんあります。
与作:新茶を大事に大事にとっておいて飲み忘れる。よくあります。

●●●負け越し●●●

得点:4
降格:3+1

累積:236
合計:232

幻灯齋:それぞれが勝手に何かをしていての休憩でしょう。老夫婦で既に枯れ落ち葉夫婦になっているんでしょうか?それでも亭主に新茶を飲ませているという事は...想像を膨らませてくれる句です。
蠱冬:新茶を一緒に飲めるなら、実は仲良し夫婦なのでは……?
緑地:この静けさが怖ぇ〜。

得点:4
降格:3+2
累積:227
合計:223

黒子坊:珈琲や紅茶で寛ぐ午後もよいですが、新茶のほうが和みそうですね。
佳:何となく、若い夫婦ではないかと思いました。新鮮さや初々しさ、どの言葉の効果でしょうか。
孤風:シンプル素直グッド!!

得点:4
降格:3+1
累積:467
合計:463

酔象:流れのある展開、絶えて久しい官能である。
阿美土:赤子の胸に手を。生の神秘と悦びを感じ入る。赤子は春うらら、指をそらし応える。ととりました。温かくいい気持ちの句です。
幻灯齋:独特のリズム感と季語の入れ方が面白い。心音は普通聴くものと思っていますが、この句は触れるとしています。おなかの赤ちゃんを触っているのかしらん。
三丁目:漂う妖しげな気配がなんとも春。

降格:3
降格:1+2
累積:40
合計:37

佳:どんなお母さんなのか、どんな暮らしぶりなのか、これだけで伝わります。爽やかですね。

得点:3
降格:2
累積:7
合計:6

黒髪:昨夜の出来事。それが何であれ、春の日中の圧倒 的なさわやかさの前では、煙のように浄化される。すごい句ですね!

得点:1
降格:4
累積:15
合計:11

黒子坊:その昔、中国の茶摘娘は処女でなくてはならなかった、とか。

得点:0
降格:5+5
累積:492
合計:482

得点:0
降格:5+5
累積:249
合計:239

得点:0
降格:5+5
累積:189
合計:179

得点:0
降格:2+5
累積:170
合計:163

得点:0
降格:2+5
累積:71
合計:69

得点:0
降格:2+5
累積:80
合計:73

得点:0
降格:2+5
累積:91
合計:88

得点:0
降格:1+5
累積:44
合計:38

得点:0
降格
:5
累積:12
合計:7

得点:0
降格
:5
累積:-14
合計:-19


得点:0
累積:188
合計:

届出休場

得点:
累積:133
合計:

届出休場


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