阿佐ヶ谷俳句草相撲歴代優勝盾
 
 歴代優勝楯の紹介でございますが・・・そのまえに俳聖からお言葉がございまぁ〜〜す! 
師曰く:金もいらなきゃ名もいらぬわたしゃも少し字が欲しい・・・などと泣かず堪え忍び「十七文字」の立ち姿に酔いしれよ・・・喝ッ!
平成17年度
第一回 夏場所の一
第二回 夏場所の二
第三回 夏場所の三
第四回 秋場所の一
第五回 秋場所の二
第六回 秋場所の三
梅里道余関
お題:日傘
大曲り日傘のひとの影を踏む
該当者無し
お題:
冷奴 
三丁目関
お題:打ち水
打ち水の消えゆくまでの逢瀬かな
珍宝亭関
お題:花火
里帰り夜汽車の窓に遠花火
酔魚関
お題:胡桃
音たてて胡桃割るなり昼の酒
酔魚関
お題:鰯
海の香や鰯一匹飯二飯

第七回 秋場所の四
 第八回 冬場所の一
 第九回 冬場所の二
 第十回 冬場所の三
 第十一回 冬場所の四

貫井冬樹関
お題:里の秋
刈り了へし田に猫眠る里の秋
値札関
お題:焚き火
縄文の顔に戻りし焚き火かな
天布留関
お題:日向ぼこ
寝ころびて鳥のかげのみ日向ぼこ
楽が鬼関
お題:山眠る
諏訪病棟看護婦の背に山眠る
三丁目関
お題:大晦日
銭湯の太き煙や大晦日

平成18年度
第十二回 一月場所の一
第十三回 一月場所の二
第十四回 二月場所の一
 
第十五回 二月場所の二
第十六回 三月場所の一
第十七回 三月場所の二
小紫関
お題:三が日
挨拶はお国訛の三が日
酔魚関
お題:寒燈
老猫の水飲む夢音や寒灯下
楽が鬼関
お題:春隣
豆腐屋の湯気薄まりて春隣
酔魚関
お題:猫の恋
恋猫の口惜しかるらん鼻の傷
天布留関
お題:ぶらんこ
ぶらんこや風まとう児の帆のごとし
三丁目関
お題:春
春光を束ねて覗く万華鏡

第十八回 四月場所の一
第十九回 四月場所の二
 第二十回 五月場所の一
第二十一回 五月場所の二
第二十二回 六月場所の一
第二十三回 六月場所の二
値札関
お題:柳
しょんぼりと店裏柳風を待つ
南三丁目関
お題:蝶
藍染めの暖簾を抜けし紋白蝶
種無四等歌関
お題:五月
五月晴れ肩も露わに浅間山
土羊関
お題:なめくじ
生業は一筆書き也なめくじら
三丁目関
お題:更衣
ポケットの底の記憶や更衣
値札関
お題:冷酒
こやつらは冷酒二合の合手かな

第二十四回 七月場所の一
第二十五回 七月場所の二
第二十六回 八月場所の一
第二十七回 八月場所の二
第二十八回 九月場所の一
第二十九回 九月場所の二
貫井冬樹関
お題:雷
遠雷や心しずかに発狂す
舟酔関
お題:扇子
手に扇子死にゆく
雄牛(うし)をじっと見る
めだか関
お題:水羊羹
枝を切るはさみを起きて水羊羹
小石川関
お題:朝顔
陽を収めあさがおの種弾け飛び
小石川関
お題:秋刀魚
紺碧を見据えし眼なり初秋刀魚
値札関
お題:月
満月や四つに畳んで持ち帰る

第三十回 十月場所の一
第三十一回 十月場所の二
第三十二回 十一月場所の一
第三十三回 十一月場所の二
第三十三回 十一月場所の二
第三十四回 十二月場所の一
第三十五回 十二月場所の二
小紫関
お題:柿
西日さす母屋の軒の柿暖簾
楽が鬼関
お題:天高し
万策も尽きて大の字秋高し
三丁目関
お題:冬の海
犬もまた遠き眼をして冬の海
はじめ関
お題:酉の市
酉の市値切ってはずむ祝儀かな
楽が鬼関
お題:酉の市
鼻ピアス長き願いの酉の市
楽が鬼関
お題:焼鳥
老女あり焼鳥焼酎軽き嘘
小紫関
お題:冬日向
路地裏に蝋石のあと冬日向
平成19年度
第三十六回 新年初場所の一
第三十七回 新年初場所の二
第三十八回 二月場所の一
第三十九回 二月場所の二
第四十回 三月場所の一
第四十一回 三月場所の二
三丁目関
お題:若菜
若菜摘ひと葉ひと根に願いあり
与作関
お題:寒鴉
白き野に落墨のごとき寒鴉
焚火古関
お題:梅
山門を額縁にして梅一本
阿美土関
お題:朧月
仕舞湯や窓に描かるる朧月
貫井冬樹関
お題:雛祭
おとうとの頬に紅差す雛の前
酔魚関
お題:東風
こち風や冷たき下駄の履きごこち

第四十二回 四月場所の一
第四十三回 四月場所の二
第四十四回 五月場所の一
第四十五回 五月場所の二
第四十六回 六月場所の一
第四十七回 六月場所の二
酔魚関
お題:さくら
大仏や桜吹雪の中に居り
楽が鬼関
お題:亀鳴く
煙草吸う喪服の女に亀鳴けり
孤風関
お題:夏めく
夏めくや「はじめました」の札を書き
三丁目関
お題:新緑
新緑や両の手に抱く朝湯かな
日曜生関
お題:裸
巌なる裸の背中大太鼓
舟酔関
お題:梅雨
梅雨寒やるすばん猫に煮干買う

第四十八回 七月場所の一
第四十九回 七月場所の二
第四十九回 七月場所の二
第五十回 八月場所の一
第五十一回 八月場所の二
第五十二回 九月場所の一
土羊関
お題:夕焼け
夕焼けを背負いた悪女影長し
酔魚関
お題:梅干す
小坊主が梅干す寺に泊(は)つるかな
酔魚関
お題:夜店
肩口の龍睨みおる夜店かな
土羊関
お題:水浴び
水浴びて駿馬の瞳和みたり
素松関
お題:向日葵
絵日記に大きなひまわり一つ描き
金太郎関
お題:
蚯蚓鳴く
夢覚めて音なき雨に蚯蚓鳴く

第五十三回 九月場所の二
第六十一回 新年初場所の二
第五十五回 十月場所の二
第五十六回 十一月場所の一
第五十七回 十一月場所の二
第五十八回 十二月場所の一
第五十九回 十二月場所の二
日曜生関
お題:芋
初芋の竹串通りさてと言い
草千里関
お題:檸檬
日に照りしたわわの檸檬瀬戸の道
三丁目関
お題:月
月光にゆだねて海の鼓動かな
楽が鬼関
お題:団栗
団栗や本郷菊坂下駄の音
はじめ関
お題:冬支度
背丈より高く薪積み冬支度
三丁目関
お題:蒲団
蒲団打つ音に流儀のらしきもの
風花関
お題:竈猫
生くるとは眠ることなり竈猫
平成20年度
第六十回 新年初場所の一
第六十回 新年初場所の一
第六十一回 一月場所の二
第六十二回 二月場所の一
第六十三回 二月場所の二
第六十四回 三月場所の一
第六十五回 三月場所の二
冬樹関
お題:
福寿草
野仏の足元温し福寿草
日曜生関
お題:福寿草
福寿草小さきものの確かなり
舟酔関
お題:女正月
ふるさとにまだ母のおり女正月
草千里関
お題:隙間風
すきま風猫の帰るを知らせおり
利根ノ雫関
お題:雪解
雪解けて泥靴並ぶ軒の下
三丁目関
お題:山笑う
大仏の軽き衣や山笑う
三丁目関
お題:春愁
春愁や黄身のくずれし目玉焼き

第六十六回 四月場所の一
第六十七回 四月場所の二
第六十八回 五月場所の一
第六十九回 五月場所の二
第七十回  六月場所の一
第七十一回  六月場所の二
第七十二回  七月場所の一
値札関
お題:

大男小さく座り蜆汁
珍念関
お題:
囀り
開けた窓風と囀り文机
小紫関
お題:
春昼
停留所ひとつ乗り越す春の昼
酔象関
お題:
桜桃忌
借りた傘返しにゆくよ桜桃忌
値札関
お題:辣韮
ひと理屈聞いたふりして
ラッキョ噛む
風花関
お題:蝸牛
雨粒の隙間にをりし蝸牛
値札関
お題:金魚
留守番の顔つきになる古金魚

第七十三回 七月場所の二
第七十四回 八月場所の一
第七十五回 八月場所の二
第七十六回 九月場所の一
第七十七回 九月場所の二
第七十八回 十月場所の一

該当者無し
第七十九回 十月場所の二

該当者無し
幻灯斎関
お題:トマト
湧水のたらいで泳ぐトマトかな
舟酔関
お題:炎天
炎天や村中午睡犬の糞
孤風関
お題:残暑
老犬の伏して動かぬ残暑かな
三丁目関
お題:登高
下駄鳴らし高きに登る音羽富士
利根ノ雫関
お題:林檎
りんご持つ幼き手にも力あり

第八十回 十一月場所の一
第八十一回 十一月場所の二
第八十二回 十二月場所の一
第八十三回 十二月場所の二
第八十三回 十二月場所の二

孤風関
お題:七五三
玉砂利に浅き足跡七五三
舟酔関
お題:寒稽古
少年のソプラノ澄みし寒稽古
夏草関
お題:嚔
くさめして静かさ満てり大嚔
金太郎関
お題:年忘れ
 年忘れ自転車夜をかっとばす
鷹目関
お題:古暦
 後悔を焚付けにする古暦

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