その人は、未だあったことのない人で文面からすると かつて新宿で絶大な人気を誇っていたジャズ喫茶<DIG>の常連らしかった。 そのメールの内容はオレを驚喜させた。 その経緯を忘れないためにも、彼のメールをそのまま此処に残しておこうと思う。 |
第一報 6/22 |
折りからの大雨のなか、荒木さんからメールで送ったと連絡のあった小荷物が届いた |
開けてビックリ、ジャズ喫茶<DIG>のオリジナル・デザインそのままの箱が出てきた。 |
蓋を開ければ、往時の姿そのままに保存され、パッケージも真新しいDIGのマッチがぎっしり入っていた。 |
マッチの白紙部分には、荒木さんがDIGに行った日付と、リクエストしたアルバムのメモ書きが残されていた。 |
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写真:中平穂積 |
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上と同じDIGのジャズカレンダー |
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★ 届けられたものは、まさに68年度DIGのマッチ。まだコレクションに手を出していない頃のモノで、すっぽり抜け落ちていたものだけに驚喜した。5月19日〜翌年の2月13日までの45個のマッチ箱は、丁寧に日付順に箱に収められ、全てに日付やレコードタイトルと聴いたアルバム面がメモしてある。これで散逸してしまったマッチの一部と言うだというのだから、すごい量のDIGコレクターだったようだ。当時は、大学新卒の給料が1万2千円だったかな?DIGのコーヒー代が120円だったと記憶しているので、荒木さんが飲んだコーヒー代だけでも、学生の身分では凄いことになる。もっとも、あの頃は飯代も惜しんで此処に通っていた若者だらけで、腹を鳴らしながら益子のコーヒーカップで冷えたコーヒーを啜っていた。近いうちに中平さんのところに見せにいこう。きっと、中平二世の塁くんたちもみんな感動するだろう!ついでに写真でも撮って荒木さんに送ろうかな!なにはともあれ、荒木さんの好意には感動してしまった。 |
梅雨まっさかりのうっとうしい時期、いかがお過ごしですか。 |
★ 私は今、ウェッブ・オーナー冥利を、快く味わい、噛み締めしみじみと酔っています。 |