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その156 |
1.初夢やおのが笑いで起きる朝 |
8..初夢や江戸切絵図に迷い込み |
3..初夢の飯白きのみ覚えけり |
その157 |
該当者なし |
9.日脚伸ぶ散歩の犬と長話 |
5.日脚伸ぶ家路に迷ふ足の向き |
その158 |
9.外気研ぐ二月の夜の青さかな |
4.空に枝待つものどもの二月かな |
9.まだ二月首の短きキリンかな |
その159 |
該当者なし |
6.春暁の空を連れ出す下弦かな |
6.亡失の名閃きたり春の曙 |
その160 |
10.山独活や母のハガキを読み返す |
9.雨土の万感濾して独活となり |
2.独活食んで孤独は山になしと言ひ |
その161 |
17.水温む明るき朝や黄身ふたつ |
6.水温むホッキョクグマのふて寝かな |
4.水温む掴んだ指のながさかな |
その162 |
休場場所 |
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その163 |
休場場所 |
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その164 |
2.行く春や本に見知らぬ付箋あり |
該当者なし |
該当者なし |
その165 |
該当者なし |
9.万感をゆさぶる如く山若葉 |
11.みどり児の瞳の奥の若葉かな |
その166 |
該当者なし |
10.相撲取り麦わら帽の軽やかさ |
10.岬より見えし城(グスク)や夏帽子 |
その167 |
4.レコードの針取り替える梅雨ごもり |
5.梅雨籠り壺中の天を想いけり |
10.車両庫の機関車まるく梅雨籠 |
その168 |
4.石畳時を刻んで巴里祭 |
11.屋根裏の他国暮らしや巴里祭 |
4.パリ祭飼い猫サヴァと名付けらる |
その169 |
11.蝉時雨つもる話の七日間 |
該当者なし |
5.夜伽して明ければ蝉のしぐれかな |
その170 |
11.風死すや瞬きひとつ孕み馬 |
該当者なし |
6.不義もまた午睡の夢よ風が死す |
その171 |
9.送り火や母の形見のフライパン |
10.送り火やいつもの煙草買いました |
9.送り火や抜けられますかこの道は |
その172 |
10.手品師の鳩逐電す秋の空 |
5.別れれば広き世界や秋の空 |
9.子のなくて使命のなくて秋の空 |
その173 |
5.文鳥の埋め跡に濃くカンナ咲く |
該当者なし |
12.ボタ山のカンナ燃ゆるや夢のあと |
その174 |
1.落つ影を伴に通いし夜学かな |
2.カウンターわが夜学の師並びいる |
該当者なし |
その175 |
該当者なし |
12.羊水に戻りたき日やそぞろ寒 |
12.独り言独りで聞いてそぞろ寒 |
その176 |
7.オリオンや羆は眠る奥日高 |
13.オリオンや終の住みかをここと決め |
該当者なし |
その177 |
該当者なし |
該当者なし |
12.鼻歌は宮司の女房神の留守 |
その178 |
該当者なし |
10.闇汁や小沢昭一的こころ |
6.闇汁や喰道楽の友しずか |
その179 |
1.一目づつかぎ針運ぶ炬燵かな |
12.炬燵して小津の世界に浸りけり |
該当者なし |