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12/29
 ■根津甚八（元俳優）山梨県都留市
29日、深部静脈血栓症及び肺塞栓症による肺炎のため東京都内の病院で死去、69歳。
獨協大学外国語学部フランス語学科を中退。69年唐十郎主宰の状況劇場に入団。78年NHKドラマ「男たちの旅路
墓場の島」や「黄金の日日」で注目される。82年映画「さらば愛しき大地」で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。黒澤明監督の映画「影武者」「乱」のほか、映画「その後の仁義なき戦い」「駅
STATION」「吉原炎上」「ヌードの夜」などに出演した。01年右目下直筋肥大やうつ病を患う。04年交通事故を起こし、俳
優活動を休止。10年俳優引退を発表。その後、15年石井隆監督からの依頼で映画「GONIN
サーガ」に出演した。
12/28
 ■デビー・レイノルズ（米女優）
28日、脳梗塞でロサンゼルスの病院に緊急搬送された死去。84歳。息子のトッドは娘のキャリーが前日27日に急死したことのストレスに耐えられなかったのだろうと思うとコメントした。
息子宅に滞在していたのはフィッシャーさんの葬儀について話し合うためだったと伝えている。ミュージカル映画『雨に唄えば（Singin'
in the Rain）』で知
られる米映画界の伝説的大女優、
12/28
 ■ピエール・バルー（仏俳優で作曲家）パリ
28日、5日間の入院後、心臓発作で 死去、82歳。
第2次世界大戦後にジャーナリストをへて、バレーボールのフランス代表選手に選出される。その後、ブラジルに渡る。フランスに帰国後、66年クロード・ルルーシュ監督の映画「男と女」に出演。同映画の同名主題歌の作詞と歌を担当し、世界的にヒットした。「男と女」の主演女優アヌーク・エーメと66年結婚したが、3年後に離婚。その後日本人女性と結婚。
12/27
 ■キャリー・フィッシャー(米女優)カリフォルニア州ハリウッド
27日、23日に英ロンドンから米ロサンゼルスへ向かう飛行機内で心臓発作を起こし、病院で治療を受けていたが、ロサンゼルスの病院で死去、60歳。
77年公開の「スター・ウォーズ」でヒロインのレイア姫を演じた。80年「帝国の逆襲」、83年「ジェダイの帰還」にも出演した。15年公開の「フォースの覚醒」では30年ぶりにレイア姫を演じている。83年歌手のポール・サイモンと結婚するが、翌年離婚。
12/4
 ■荒川博（元ヤクルト監督）東京都台東区
4日、心不全のため東京都内の病院で死去、86歳。
早稲田大学商学部を卒業、53年毎日オリオンズに入団。61年現役を引退。
引退後62-70年まで川上哲治監督のもと巨人一軍打撃コーチを務め、7度のリグ優勝と日本一に貢献した。コーチ時代は荒川道場と呼ばれる指導で、王貞治選手に「一本足打法」を教えたことで知られる。73年シーズン途中からヤクルトアトムズの一軍打撃コーチに就任。74−76年ま
で監督として指揮を執った。
11/29
 ■小川宏（フリーアナウンサー）東京都墨田区
29日、多臓器不全のため東京都内の病院で、90歳。
早稲田大学専門部工科建築科を卒業。間組（現：ハザマ）に入社するも半年で退職。NHKに二次募集で入局。鶴岡、郡山勤務を経て、52年東京勤務となる。55年から「ジェスチャー」4代目司会者として10年間番組を担当。
65年NHKを退職。フジテレビと専属契約を結び、65年から朝のワイドショー「小川宏ショー」司会を17年務めた。
11/25
 ■デイヴィッド・ハミルトン（英写真家、映画監督）英ロンドン
、仏パリの自宅で死去、83歳。薬物による自殺と見られる。
建築設計事務所に勤めたのち、20歳のときパリに移る。ELLE誌ピーター・ナップのもとでグラフィックデザイナーを務める。その後、ロンドンのクイーン・マガジン誌の美術監督となる。ふたたびパリに戻り、パリ最大のデパート・プランタンの美術監督に就任。在職中に商業写真を撮影し始め、ソフトフォーカス作品によって世界的に名を知られるようになる。映画監督として77年「ビリティス」などの作品がある。
11/25
 ■フィデル・カストロ（前キューバ国家評議会議長）キューバのビラン
25日、首都ハバナで死去、90歳。
ハバナ大学で法律を学び、50年卒業。50−52年まで弁護士として活動。53年親米バティスタ政権に抵抗し、同志らとモンカダ兵営襲撃を敢行。59年キューバ革命を起こして親米政権を打倒。同国の最高指導者となり、首相に就任。65−11年までキューバ共産党中央委員会第一書記、76−08年まで国家評議会議長（国家元首）兼閣僚評議会議長（首相）を務め、反米社会主義政権を率いた。米ソ冷戦中は旧ソビエトと関係を深め、62年ソビエト製ミサイルのキューバへの配備をめぐって「キューバ危機」が起きた。プロレタリア国際主義に基づき、アンゴラなどの革命運動を積極的に支援した。暗殺未遂事件は600回を超える。08年議長を退任、実弟のラウル・カストロに政権を移譲した。その後15年ラウル議長のもとで、54年ぶりに米国と国交回復。
11/14
 ■高井研一郎(漫画家)長崎県佐世保
１４日、肺炎のため東京都調布市内の病院で死去、79歳。
上海育ち。５６年「リコちゃん」で少女漫画誌デビュー。62年赤塚不二夫作「おそ松くん」の連載開始の際、キャラクターデザインなどに協力。７０年ころまでフジオ・プロダクションで赤塚漫画を支えた。86年から自動車会社を舞台にした「総務部総務課山口六平太」（原作：林律雄）を雑誌「ビッグコミック」に連載。TV
ドラマ化やアニメ化もされた。３０日に単行本80巻目が発売される。このほか「プロゴルファー織部金次郎」（原作：武田鉄矢）などでも知られた。
11/11
 ■りりィ（シンガー・ソングライター、女優）福岡市
１１日、肺がんのため闘病生活を送っていたが死去、64歳。
10歳で上京、東映の児童劇団に所属するが1年で辞める。高校にはいかず、17歳で母が亡くなりスナックで弾き語りをする。71年下田逸郎のアルバム「遺言歌」に参加。72年20歳で東芝EMIより歌手デビュー。74年「私は泣いています」、78年「ベッドで煙草を吸わないで」などがヒット。独特のハスキーボイスで知られるほか、女優としてもドラマ、映画、ＣＭに多数出演。99年斉藤洋士とユニット「Lily-Yoji」（りりィアンドヨージ）を結成、活動を続けた。長男はドリームズ・カム・トゥルーの吉田美和の夫で、ロックバンド・
ＦＵＺＺＹ ＣＯＴＲＯＬのＪＵＯＮ。
11/
■レナード・コーエン（カナダのシンガー・ソングライター、詩人）カナダ・ケベック州モントリオール
7日、死去、死因は明かされていない。82歳。
56年マギル大学在学中に最初の詩集「Let Us Compare
Mythologies」（神話を生きる）を出版。61年第2詩集「The
Spice-Box of
Earth」で詩人として知られるようになる。67年アルバム「レナード・コーエンの唄」を発表し、レコードデビュー。「ハレルヤ」や「さよならマリアンヌ」などの代表曲がある。68年詩選集
(1956ﾐ68)
カナダ総督賞を受賞。一方で、60年代から禅に傾倒し、ロサンゼルス近郊のマウント・ボールディ禅センターで佐々木承周に師事。96年臨済宗の和尚となる。
11/7
 ■荒戸源次郎（映画プロデューサー・映画監督）、長崎
7日、虚血性心疾患のため東京都内の病院で死去、70歳。
九州大学建築科を数か月で中退し、上京。唐十郎主宰の劇団状況劇場に入団、演劇の道に進む。72年上杉清文らと劇団天象儀館を旗揚げ。73年大和屋竺監督の映画「愛欲の罠「を製作、自ら主演した。80年鈴木清順監督「ツィゴイネルワイゼン」を製作する。89年監督阪本順治と俳優赤井英和のデビュー作品「どついたるねん」を手がける。その後、鈴木清順監督「陽炎座」「夢二」、阪本順治監督「鉄拳」「王手」「トカレフ」、坂東玉三郎監督「外科室」などを製作した。95年内田春菊原作の「ファザーファッカー」で映画監督デビュー。
03年車谷長吉原作の「赤目四十八瀧心中未遂」を監督、毎日映画コンクール日本映画大賞、ブルーリボン賞作品賞などを受賞し、キネマ旬報ベストテンでは第2位に選出された。10年生田斗真主演「人間失格」を監督。07年小説家の夏石鈴子と結婚。
10/31
 ■堀越千秋（画家）東京都
31日、多臓器不全のためスペイン・マドリードで死去、67歳。
75年 東京芸術大学油絵科大学院を修了。76年
スペイン政府給費留学生として渡西。
80マドリード・エストゥディオ・ソト・メサにて個展.。
82年東京セントラル絵画館にて個展など。スペインのマドリッドを拠点に活動。07年から全日空の機内誌「翼の王国」の表紙絵を手がけた。
10/27
 ■三笠宮崇仁（皇族、歴史学者）東京府
27日、心不全のため東京都中央区の病院で死去、100歳。
大正天皇の第四皇男子で、昭和天皇の弟。
36年陸軍士官学校を卒業、陸軍騎兵学校をへて、騎兵第15連隊中隊長などを務めのち、陸軍大学校を卒業。戦時中は所属の陸軍に批判的
な姿勢を示す。終戦時の階級は陸軍少佐、航空総軍参謀。47年東京大学文学部研究生となる。専攻はオリエント史。55年東京女子大学講師となる。ほか、青山学院大学、専修大学、天理大学、拓殖大学でも教壇に立ち、日本オリエント学会の会長も務めた。79年東京都三鷹市に中近東文化センターを設立し、同センター総裁を長く務めた。歴史家として、歴史修正主義に批判的立場をとる。東京芸術大学名誉客員教授、日本赤十字社名誉副総裁。このほか８０年から日本アマチュアダンス協会（現：日本ダンススポーツ連盟）の総裁を務め、８１年三笠宮杯１０カップダンス選手権を創設。三笠宮杯全日本ダンススポーツ選手権は国内最高峰の競技会として知られる。
10/23
 ■平幹二朗（俳優）広島市中区
23日、浴槽で倒れているところを発見されたがｍすでに心肺停止状態で
死去、82歳。
広島県立上下高等学校を卒業。53.年俳優座養成所5期生となる。56年俳優座に入団。63年五社英雄演出のTVドラマ「三匹の侍」に出演。68年フリーになる。70年ＮＨＫ大河ドラマ「樅ノ木は残った」、73年「国盗り物語」
に主演。ほか蜷川幸雄演出の舞台「王女メディア」「近松心中物語」
「ＮＩＮＡＧＡＷＡマクベス」などにも数多く出演した。84年女優の佐久間良子と離婚。俳優の平岳大は長男。
10/20
 ■田部井淳子（登山家）福島県三春町
20日、腹膜がんのため埼玉県内の病院で死去、77歳。
62年昭和女子大学英米文学科を卒業。日本物理学会で学会誌の編集に従事しながら、社会人の山岳会に入会。75年エベレスト日本女子登山隊
副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰エベレスト（チベット名：チョモランマ）に女性世界初の登頂に成功。88年マッキンリー、91年ビンソンマシフについでエルブルス山に登頂し、女性として世界初の７大陸最高峰登頂者となる。92年文部省スポーツ功労賞、95年内閣総理大臣賞。99年旧ソ連7000m峰5座の登頂により、スノー・レオパードの称号を得る（日本女性初）。00年九州大学大学院比較社会文化研究科修士課程を修了。
10/20
 ■平尾
誠二（ラグビー選手）京都市南区
20日、膵臓がんのため市況。53歳。
日本代表選手であったほか、日本代表監督、神戸製鋼
コベルコスティーラーズ総監督兼任ゼネラルマネージャーなどを歴任した。年京都市南区出身。81年伏見工高（当時）で山口良治監督のもと全国高校ラグビー大会初優勝。同志社大学ラグビー部で大学選手権3連覇に貢献。86年英国リッチモンドにラグビー留学。86年神戸製鋼所に入社、同ラグビー部を７年連続日本一に導く。87年に始まったラグビーワールドカップ（Ｗ杯）に３大会連続出場、92年キャプテンを務め日本代表初勝利を飾った。代表キャップ35。「ミスター・ラグビー」と呼ばれた。98年現役引退。その後、神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督兼任ゼネラルマネージャーに就任。00年NPO「スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構（SCIX）」を旗揚げ。
10/9
 ■アンジェイ・ワイダ（ポーランドの映画監督）ポーランドのスヴァウキ
9日、肺不全のためワルシャワで死去、90歳。
第二次世界大戦中は対独レジスタンス運動に参加。46年クラクフ美術大学に進学。その後、ウッチ映画大学に移り、53年同校修了。55年「世代」で監督デビュー。57年「地下水道」でカンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞。59年「灰とダイヤモンド」でヴェネツィア国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞。これら３作品は「抵抗三部作」として知られている。71年「白樺の森」でモスクワ国際映画祭監督賞、75年「約束の土地」でモスクワ国際映画祭金賞を受賞。77年「大理石の男」を発表するが、ポーランドでは上映禁止処分。
78年同作品でカンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞。81年その続編となる「鉄の男」でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した。88年ドストエフスキー原作「白痴」の舞台化作品「ナスターシャ」の演出を担当し、坂東玉三郎を主演に起用。94年再び玉三郎を主演に映画化。共産主義体制下にあったポーランドで、弾圧を受けながらも反骨精神に満ちあふれた映画を撮り続けた。89年議会選挙で「連帯」候補として出馬して当選、91年まで上院議員を務めた。
10/6
■ロッド・テンパートン（英作詞家、で音楽プロデューサー）イングランドのリンカンシャー州クリーソープス
6日、ロンドンで闘病生活を送っていたが死去、66歳。
多国籍バンドのヒートウェイヴのキーボーディストとしてデビュー。脱退後、作曲家に転じる。クインシー・ジョーンズに作曲の才能を認められる。マイケル・ジャクソンのヒット曲「スリラー」「ロック・ウィズ・ユー」
などを作詞作曲。ほかジョージ・ベンソン、アレサ・フランクリン、ドナ・サマーらの楽曲を手がけた。90年にはグラミー賞最優秀インストゥルメンタル編曲賞を受賞。
9/25
 ■アーノルド・パーマー（米プロゴルファー）ペンシルベニア州ラトローブ
25日、米ペンシルベニア州ピッツバーグで死去、87歳。
ウェイクフォレスト大学中退。54年全米アマチュア選手権を制し、その後プロに転向。58−63年に4度、米ツアー賞金王を獲得。メジャー大会ではマスターズ4勝、全米オープン1勝、全英オープン2勝を挙げた。PGAツアー通算62勝は歴代5位。04年74歳までにマスターズ50回連続で出場した。「アーニーズ・アーミー」と呼ばれた熱心なファンがパーマーのプレーを追った。74年世界ゴルフ殿堂入り。ゴルフ場経営、コース設計など実業家としても成功。09年米ツアーのアーノルド・パーマー招待に当時17歳の石川遼を招いて出場させた。
9/25
 ■ホセ・フェルナンデス（米MLBマーリンズ投手）キューバ・サンタ・クララ
25日、事故のためマイアミ市内のビーチで搭乗していたボートが岩礁に激突し死去、24歳。
05年から3度亡命に失敗、08年15歳でに母親、妹と米国に亡命。11年MLBドラフトでマイアミ・マーリンズからドラフト1巡目（全体14位）で指名され入団。13年ニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビューし、ナショナル・リーグ新人王を獲得。15年市民権を取得。16年29試合に先発し、16勝8敗で防御率2.86。リーグを代表する右腕だった。キューバでは「神」ともいわれる同僚のイチロー外野手を敬愛していた。
9/20
 ■カーティス・ハンソン（米映画監督）、
20日、ロサンゼルス、ハリウッドヒルズ自宅で意識不明の状態で発見されたが、その後で死去、71歳。
1945年ネバダ州リノ生まれ。高校を中退、映画雑誌「Cinema」の編集者となる。72年「ミッドナイト・ランブラー」で監督デビュー。92年サイコスリラー「ゆりかごを揺らす手」が大ヒット。98年「L.A.コンフィデンシャル」でアカデミー賞脚色賞を受賞。他の監督作品に00年「ワンダー・ボーイズ」、02年エミネム主演「8
Mile」など。
9/17
 ■山本一義（元ロッテ監督）広島
17日、尿管がんのため広島市の病院で死去、78歳。
広島商業高校をへて、法政大学を卒業。大学在学中、リーグ史上初めて4年間8シーズン全試合フル出場。61年広島入団。1年目から89試合に出場、15年間で、ベストナイン2回、オールスター戦5回出場。広島がリーグ初優勝した75年で現役を引退。通算1594試合、1308安打、打率2割7分、655打点、171本塁打。引退後は広島や近鉄（現：オリックス）などのコーチを歴任。82年ロッテ監督に就任。
9/16
 ■エドワード・オールビー（米劇作家）年バージニア
16日、糖尿病のためニューヨーク州モントークの自宅で死去、88歳。
生後2週間で劇場経営者の養父に引き取られる。ニューヨーク郊外ラーチモント育ち。コロンビア大学中退。
ニューヨーク市内でさまざまな職業に就く。58年戯曲「動物園物語」で劇作家デビュー。62年「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」を発表、ブロードウェーで上演されトニー賞演劇部門を受賞。66年マイク・ニコルズ監督によりエリザベス・テーラー主演で映画化された。「デリケート・バランス」などの作品でピュリツァー賞文学芸能部門を3回受賞した。
8/30
 ■ベラ・チャスラフスカ（元チェコ体操選手五輪金メダリスト）プラハ
30日、死去、74歳。
64年チェコスロバキア（当時）代表として東京五輪で個人総合、平均台、跳馬で金メダル。68年メキシコ五輪で個人総合連覇、跳馬と段違い平行棒、ゆかでも優勝。体操競技の美しさを象徴する選手で、「五輪の名花」「体操の名花」と称された。チャスラフスカ以降は技の難度を競う体操競技へと移行していく。世界選手権では62年プラハ大会で
跳馬金メダル。66年ドルトムント大会で個人総合、団体総合、跳馬で金メダルを獲得した。68年民主化運動「プラハの春」を支持し、「二千語
宣言」に署名。メキシコ五輪後も反体制の姿勢を崩さなかったため、政府の監視下で不遇な時期を過ごす。89年共産党政権崩壊後はチェコ・オリンピック委員会会長などを務めた。
8/29
 ■桐山靖雄（阿含宗開祖管長）横浜市神奈川区
29日、老衰のため死去、95歳。
53年偽ビール事件で逮捕さ、懲役1年6ヶ月・罰金5万円の実刑判決。54年
「観音慈恵会」を設立。60年真言宗金剛院派得度と自称。67年真言宗大日山金剛華寺観音慈恵会に改称。69年真言宗金剛院派補副管長に就任。石川県で宗教法人格取得。70年富士宮市で「大柴燈護摩供」開催（のちの阿含の星祭り）。78年「観音慈恵会」とは別に「阿含宗」を立ち上げる。81年「阿含宗本庁」に改称。
8/28
 ■ジーン・ワイルダー（米俳優、映画監督）米ウィスコンシン州ミルウォーキー
28日、アルツハイマー病の合併症によりコネチカット州スタンフォードの自宅で死去、83歳。
アイオワ大学卒
業、専攻は演劇。61年ニューヨークの劇場で俳優デビュー。69年「プロデューサーズ」でアカデミー賞助演男優賞、75年「ヤング・フランケンシュタイン」でアカデミー最優秀脚色賞にノミネート。71年「夢のチョコレート工場」で風変わりなチョコレート工場の工場主を演じた。75年「新シャーロック・ホームズ
おかしな弟の大冒険」以降、出演作で監督も兼ねた。
8/27
 ■松山善三（映画監督、脚本家）神戸市
27日、老衰のため東京都内の自宅で死去、91歳。
46年岩手医学専門学校（現：岩手医科大学）を中退。48年助監督として松竹大船撮影所に入社、木下恵介監督に師事。「荒城の月」で脚本家デビュー。55年女優の高峰秀子と結婚。61年聴覚障害者の夫婦しを描いた「名もなく貧しく美しく」で監督デュー、毎日映画コンクールとブルーリボン賞の脚本賞を受賞した。
81年サリドマイド症の被害者本人が出演したセミドキュメンタリー映画「典子は、今」を監督。他の監督作に「ふたりのイーダ」「虹の橋」など。小林正樹監督の「人間の條件」シリーズほか、「乱れる」「恍惚の人」、一般公募で選ばれた「人間の証明」などの映画脚本も手がけた。
■8/21
 ■十勝花子（女優、タレント）北海道上士幌町
21日、大腸がんのため死去、70歳。
北海道帯広三条高等学校商業科を卒業。
66年歌手デビュー。71年TVドラマ「なんたっ18歳！」に意地悪な先輩役で出演。他の出演作にＮＨＫ「大地の子」、映画「野良猫ロック」など。03年エッセイ「イカの足三本」が文藝春秋「ベスト・エッセイ集」に収録される。
8/16
 ■山下賢章（映画監督）鹿児島県串良町
16日、急性心不全ため8月16日死去、72歳。
69年早稲田大学第一文学部哲学科を卒業。東宝撮影所に入社し、岡本喜八監督のもとで長く助監督を務めた。７９年監督デビュー。「１９ナインティーン」「ゴジラＶＳスペー
スゴジラ」などを手がけた。
814
 ■豊田泰光（元プロ野球西鉄（現：西武）選手）茨城県大子町
14日、誤嚥性肺炎のため神奈川県川崎市内の病院で死去、81歳。
水戸商業高校時代、52年夏の甲子園に出場。53年西鉄に入団。同年打率2割8分1厘、27本塁打で新人王。56年同３割２分５厘で首位打者を獲得し、58年までの日本シリーズ3連覇に貢献。稲尾和久、中西太や大下弘らとともに西鉄の黄金時代を築いた。ポジションはショート。63年国鉄（現：ヤクルト）に移籍、69年引退。現役17年で通算1699安打、打率2割7分7厘、263本塁打、888打点、215盗塁。06年特別表彰で野球殿堂入り。著書に「プロ野球を殺すのはだれだ」
「豊田泰光のチェンジアップ人生論」など。
8/12
 ■武邦彦（元騎手・調教師）北海道函館
12日、病気のため滋賀県栗東市の病院で死去、77歳。
57年騎手としてデビュー。72年ロングエースで日本ダービー初制覇。73年菊花賞で代役としてタケホープに乗りハイセイコーを破る。74年キタノカチドキで皐月賞、菊花賞の2冠制覇。その後トウショウボーイで有馬記念、宝塚記念も勝った。
通算1163勝（うち重賞80勝）。「ターフの魔術師」と呼ばれた。85年調教師に転じ、三男の豊騎乗で137勝、四男の幸四郎騎乗で85勝など、通算375勝を挙げた。
8/6
■梅津栄（俳優）富山県泊町
6日、肝硬変のため死去、88歳。
富山県立富山工業学校機械科を卒業。舞台芸術学院で学ぶ。俳優の木村功の付き人になる。その後、
TVドラマや映画、舞台に出演。老け役として知られた。主な出演作にドラマ「水戸黄門」「Ｇメン’７５」、映画「復讐するは我にあり」「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」、舞台「ぺリグリーズ」な
ど。
7/31
 ■九重親方（元横綱千代の富士）北海道福島町
31日、膵臓がんの手術の手術後、がん転移がみつかり闘病中だっが東京都内の病院で死去、61歳。
70年秋場所に初土俵。75年秋に新入幕。81年秋から横綱を務め、「ウルフフィーバー」を巻き起こした。生涯通算1045勝、437敗159休
（125場所）。幕内戦歴
807勝253敗144休（81場所）で、優勝31回。三賞7回、金星3個。89年国民栄誉賞を受賞。現役時は183cm、127kg。91年夏場所限りで引退し、年寄陣幕を襲名。92年九重を襲名し、
部屋の師匠となる。08年理事に初当選。広報部長、審判部長、巡業部長などをへて、12年から事業部長。
7/
 ■中村紘子（ピアニスト）山梨県塩山町
26日、大腸がんのため東京都内の自宅で死去、72歳。
東京都世田谷区等々力育つ。桐朋学園「子供のための音楽教室」で幼児期から学んだ。
59年慶応義塾中等部在学中に日本音楽コンクールで史上最年少で第１位特賞を受賞。60年岩城宏之指揮の東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会にソリストとしてデビュー、ＮＨＫ交響楽団初の演奏旅行のソリストに起用された。その後、米ニューヨークのジュリアード音楽院に留学。65年ショパンショパン国際ピアノコンクールで４位に入賞した。89年『チャイコフスキー・コンクール』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。05年エクソンモービル音楽賞受章。夫は小説家の庄司薫。
7/
 ■ゲイリー・マーシャル（映画監督、俳優）ニューヨーク・ブロンクス
19日、肺炎の合併症のためカリフォルニア州バーバンクにある病院で死去、81歳。
脚本家として「おかしなカップル」などTVコメディシリーズを手がけたのち、映画監督となる。主な監督作品に84年「病院狂時代
」、90年「プリティ・ウーマン」、01年「プリティ・プリンセス
」など。ほかに64年「007
ゴールドフィンガー」、92年「プリティ・リーグ」、09年「ER緊急救命室
ER」などに出演した。
7/12
 ■大橋巨泉（司会者、タレント）
12日、急性呼吸不全のため 死去、82歳。
17年胃がんを患って以降、手術を繰り返していた。４月入院し、５月下旬から集中治療室で治療を続けていた。1934年東京市本所区生まれ。千葉県育ち。早稲田大学政治経済学部在学中から、モダンジャズ・コンサートの司会者として活動。大学中退後、
ジャズ評論家や放送作家をへて、TV司会者に転身。「巨泉・前武のゲバゲバ９０分！」「１１ＰＭ」「クイズダービー」「世界まるごとＨＯＷマッチ」などの司会を務めた。馬主でもあり、競馬評論でも知られた。愛川欽也、長門裕之ら昭和９年生まれの芸能人らと「昭和９年会」を結成。90年セミリタイア宣言し、全レギュラー番組を降板。カナダなどで土産物チェーンを経営する事業家に転じた。その後オーストラリア、カナダなどと日本を行き来して過ごした。01年参院選に民主党比例代表候補として立候補し、当選。半年で辞職した。
7/
 ■永六輔（作詞家・放送作家・ラジオパーソナリティ）東京市浅草
7日、。長くパーキンソン病を患っていたが 死去、83歳
早稲田大学文学部を中退。ラジオやTV番組の企画・演出、作曲家の中村八大らと組んで作詞を手がける。水原弘「黒い花びら」、坂本九「上を向いて歩こう」などが大ヒットする。58年石原慎太郎、江藤淳、谷川俊太郎、寺山修司らと「若い日本の会」を結成し、60年安保に反対。60年代には1年間大阪で漫才作家として漫才台本を書く。74年野坂昭如、小沢昭一と中年御三家を結成して日本武道館でコンサートを行う。77年革新自由連合の結成に参加し政治活動に進出、83年参院選比例代表区から出馬したが落選。94年「大往生」を出版し、ベストセラーとなる。00年菊池寛賞を受賞。08年ギャラクシー賞45周年記念賞を受賞。13年毎日芸術賞特別賞を受賞
7/4
 ■アッバス・キアロスタミ（イラン映画監督）テヘラ
で4、がんのため治療で訪れていたパリ日死去、76歳。
テヘラン大学芸術学部を卒業。73年「パンと裏通り」で長編監督デビュー。「ジグザグ道三部作」と呼ばれる87年「友だちのうちはどこ？」、92年「そして人生はつづく」、94年「オリーブの林をぬけて」を監督。97年「桜桃の味」でカンヌ国際映画祭パルムドール賞、99年「風が吹くまま」でヴェネチア国際映画祭審査員賞特別大賞を受賞。イランを代表する映画監督として知られるた。03年小津安二郎に捧げたドキュメンタリー「5
five
〜小津安二郎に捧げる〜」、12年「ライク・サムワン・イン・ラブ」を日本で制作し発表。
6/25
 ■ビル・カニンガム（ファッション写真家）マサチューセッツ州
ボストン
25日、脳卒中で入院していたが、ニューヨーク州
ニューヨークで死去、87歳。
ハーバード大学を中退。ニューヨークの広告業界で働いたのち、帽子づくりの仕事に転身。趣味で写真を始める。シカゴ・トリビューン紙で働いていた60年ごろにストリート・スナップを開始。ニューヨーク・タイムズのコラムを担当し、自転車に乗り、青い上着を羽織り、50年以上にわたってニューヨークの街角でファッション・トレンドを撮影した。08年フランス政府からフランスの最高勲章・レジオンドヌール勲章を授与。
6/24
 ■バーニー・ウォーレル（米ミュージシャン）ニュージャージー州ロングブランチ
24日、肺がんのため死去、72歳。
3歳からピアノを習い、４歳で初コンサート、8歳でピアノ協奏曲を自作。高校卒業後、名門音楽院ニューイングランド音楽院に進学。クラシック音楽を学んだ。69年ファンクミュージック開拓者のジョージ・クリントンに誘われ、
ファンカデリックの１ｓｔアルバム「ファンカデリック」のレコーディングに参加。以後、Ｐファンクの中心メンバーとして活動。ピアノ、ハモンドオルガン、モーグ・シンセサイザーによって独創的な楽曲作りを行った。80年代トーキング・ヘッズの準メンバーとして活動、このほかキース・リチャーズら数多くのミュージシャンと共演した。奥田民生の１ｓｔアルバム「２９」、３ｒｄアルバム「ＦＡＩＬＢＯＸ」にも参加。
6/20
 ■瀬川昌治（映画監督）東京市神田
20日、老衰のため東京都内の自宅で20日死去、 90歳。
東京帝国大学（現：東京大学）文学部英文科を卒業、在学中は野球部に所属し東京六大学野球リーグ戦にも出場した。49年新東宝入社。助監督として57年まで勤務。59年に東映助監督へ。60年東映に移り、映画「ぽんこつ」でデビュー。
68年「喜劇・大安旅行」から松竹へ移り、78年まで松竹作品の監督をつとめる。「喜劇 急行列車」がヒット。「列車」シリーズのほか、「旅行」シリーズなど多数の喜劇映画を手がけ、榎本健一、伴淳三郎、ミヤコ蝶々、渥美清、ビートたけしら喜劇人を多数起用した。TVドラマでは山口百恵主演「赤い」シリーズのほか、「スチュワーデス物語」「ホテル」などを演出。後年は若手俳優を育成する「瀬川塾」を主宰した。
6/20
 ■佐々木行（「ダークダックス」メンバー）福島県
20日、心不全のため横浜市都筑区の老人保健施設で死去、84歳。
慶応大学経済学部を卒業。在学中の51年同大ワグネル・ソサィエティー男声合唱団のメンバー３人がパーティーで合唱を披露したのが始まりで、佐々木行（マンガさん）、喜早哲（ゲタさん）、遠山一（ゾウさん）が51年「ダークダックス」を結成。
テノールを担当。52年高見沢宏（バクさん）を加えて4人組となる。57年ロシア民謡「ともしび」をヒットさせ脚光を浴びる。このほか「雪山讃歌」「北上夜曲」「山男の歌」などがヒットし、TVやCMでも親しまれた。82年年芸術選奨文部大臣賞、93年紫綬褒章をグループとして受章。世界最長寿のコーラスグループとしてギネス記録にも登録された。97年に体調を崩し、療養を続けていた。
6/19
 ■アントン・イェルチン(俳優)ロシアのレニングラード
19日、ロサンゼルスの自宅前で自分の車とレンガの門柱との間に挟まれ事故死去、27歳。
一家は難民としてアメリカへ移住。07年南カリフォルニア大学へ入学。9歳で俳優活動を開始。01年アンソニー・ホプキンスと共演した「アトランティスのこころ」でヤング・アーティスト賞主演男優賞を受賞。ロバート・デニーロ主演「15ミニッツ」、モーガン・フリーマン主演「スパイダー」などに出演。ほかグリフィン・ダン監督「Fierce
People」、デイヴィッド・ドゥカヴニー初監督作「最高のともだち」、ニック・カサヴェテス監督「アルファ・ドッグ
破滅へのカウントダウン」、ジョン・ポール監督「チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室」に主演。09年「スター・トレック」「ターミネーター4」にも出演した。
6/14
 ■白川由美（女優）東京都世田谷区
14日、死去、79歳。
頌栄女子学院高校を卒業。55年東宝に入社。同年青柳信雄監督「ならず者」でデビュー。64年俳優二谷英明と結婚。おしどり夫婦としてドラマ「フルムーン旅情ミステリー」にも出演。ほかにドラマ「家政婦のミタ」、ＮＨＫ朝の連続ドラマ「おひさま」、
小津安二郎監督の映画「小早川家の秋」などに出演した。元女優でトライグループ社長の二谷友里恵は娘。
6/14
 ■中川梨絵（女優）東京都台東区
14日、肺がんのため死去、67歳。
5歳のとき「藤娘」で初舞台、その後子役として活動。NHKドラマ「お笑い三人組」などにレギュラー出演した。67年都立田園調布高校を卒業、東宝に入社。67年を中川さかゆの芸名で「乱れ雲」に出演、映画デビュー。71年中川梨絵として日活に入社。73年神代辰巳監督の「恋人たちは濡れた」などに出演。初期ロマンポルノのスター女優として白川和子、田中真理、片桐夕子らとともに黄金時代を築いた。74年日活を離れ、映画「竜馬暗殺」「歌麿 夢と知りせば」などに出演した。
6/6
 ■ピーター・シェーファー（英劇作家、脚本家）英リヴァプール
6日、アイルランドのコーク郡にあるホスピスで死去、 90歳。
ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジを卒業。50年ケンブリッジ大学で歴史学の学位を得る。炭鉱夫や書店店員、ニューヨーク公立図書館の収集係員、音楽出版社ブージー・アンド・ホークス勤務などをへて、54年「The
Salt
Land」で劇作家デビュー。73年発表の「エクウス」でトニー賞やニューヨーク劇作批評家賞を受賞、77年映画化された。79年発表の「アマデウス」でトニー賞受賞、84年映画化され作品賞・脚色賞など8部門でアカデミー賞を獲得した。01年エリザベス2世からナイト位を授与された。晩年は故郷リヴァプールに住んだ。劇作家アンソニー・シェーファーは双子の兄。アンソニー&ピーター・シェーファーの筆名で推理小説を共筆している。
6/3
 ■モハメド・アリ
（米プロボクシング元ヘビー級王者）米ケンタッキー州ルイビル
3日、呼吸器疾患のためアリゾナ州フェニックスで死去、74歳。
出生名カシアス・クレイ。12歳からボクシングを始める。60年ローマ五輪でライトヘビー級金メダルを獲得、同年プロ転向。64年ヘビー級王者に挑戦、ソニー・リストンを破り世界王座獲得。「チョウのように舞い、ハチのように刺す」と形容された。同じころ、黒人指導者のマルコムＸらの影響を受けてイスラム教に改宗、名前をモハメド・アリに改めた。67年信仰とベトナム戦争への反対を理由に米軍への入隊を拒否。ボクシングライセンスを剥奪され、王座も失う。このとき「私とベトコンの間に争いはない」と述べて、世論に影響を与えた。70年ライセンス再取得しリング復帰。74年ジョージ・フォアマンに勝利し、７年ぶりに王者奪回。78年レオン・スピンクスに敗れるも、同年再選で勝利し3度目の王者となった。76年プロレスラーのアントニオ猪木と「格闘技世界一決定戦」を行い、時間切れ引き分け。81年引退後、国連「平和大使」に指名されたが、パーキンソン病を発症。96年アトランタ五輪では病気に苦しみながら聖火点灯役を果たした。
 ■加藤旭（高校2年生の作曲家）滋賀県彦根
20日、脳腫瘍のため死去、 16歳。
3歳からピアノを習い、４歳で楽譜を書き始める。小学３年で「小田原ジュニア弦楽合奏団」に入団。東京交響楽団が毎年サントリーホールで行う「こども定期演奏会」のテーマ曲に作品応募。06年・09年に採用された。15年ピアノ曲27作品を収録したファーストアルバム「光のこうしん」を発表。注目を集めた。一方で、中学2年時に脳腫瘍を発症。今年、病状が悪化。3月半ばから極めて危険な状態だったが、２枚目のＣＤ制作がスタート。亡くなる2日前に次作ＣＤ「光のみずうみ」の入稿した。
5/18
 ■伊藤ユミ（歌手「ザ・ピーナッツ」の妹）愛知県常滑町
18日、病気療養中だったが死去、75歳。
名古屋市に転居。10歳のころNHK名古屋放送局の唱歌隊に双子の姉エミとともに所属。西陵商業高校（現：名古屋市立西陵高校）2年時に中途退学。59年ザ・ピーナッツとして「可愛い花」で歌手デビュー。61−72年まで人気バラエティー番組「シャボン玉ホリデー」でメイン司会を務めた。「恋のバカンス」「ふりむかないで」など多くのヒット曲をだすほか、「モスラ対ゴジラ」など映画にも多数出演した。75年芸能界を引退。その後はファッションデザイナーになった。
5/17
 ■水谷優子｛声優｝愛知県
17日、乳がんのため死去、51歳。
大阪府高槻市育ち。85年「機動戦士Ζガンダ」の飛行場アナウンサー役でデビュー。アニメ「ちびまる子ちゃん」のお姉さんの声で知られる。このほか「ブラック・ジャック」のピノコ、「犬夜叉」の蒼天ほか、「スーパーロボット大戦」などで多くの声を担当した。
5/16
 ■式場壮吉（元レーシングドライバー）千葉県市川
16日、病気のため死去、77歳。
成蹊大学文芸学部を卒業。出版社に勤務。そのかたわら、63年第1回日本グランプリ（鈴鹿）C-Vクラスでコロナをドライブして優勝。64年第2回日本グランプリT-VIクラスでクラウンをドライブし3位。GT-IIクラスでは個人エントリーし、ポルシェ・904をドライブして優勝した。その後、ジム・ラッセル・レーシングスクールに短期入学。
しかし、65年の大会が中止になったことで、レーサーを引退。引退後、シキバエンタープライズを設立し、「レーシングメイト」ブランドで自動車のドレスアップ市場を開拓。自動車雑誌「カーマガジン」
の編集にも携わるなど、草創期の日本モータースポーツ発展に貢献した。78年歌手の欧陽菲菲と結婚。
5/12
 ■蜷川幸雄（演出家、映画監督）埼玉県川口市
12日、肺炎による多臓不全により死去、80歳。
開成高校を卒業。劇団青俳」に参加。
67年劇団を退団し、蟹江敬三や石橋蓮司らと劇団「現代人劇場」結成。
69年「『真情あふるる軽薄さ」演出家としてデビュー。71年劇団解散。72年劇結社「櫻社」結成するが、74年解散。同年「ロミオとジュリエット」で商業演劇に進出。以降、商業演劇に活動の場を移しダイナミックな演出の作品を発表。93年桐朋学園大学短期大学部教授に就任。04年学長に就任。代表作は「身毒丸」「ムサシ」「海辺のカフカ」「ＮＩＮＡＧＡＷＡ・
マクベス」「ハムレット」など。長女は写真家の蜷川実花。
5/5
 ■冨田勲（作曲家・編曲家・シンセサイザーアーティスト）東京都杉並区
5日、慢性心不全のため死去、84歳。
慶応大学文学部を卒業。在学中に作曲家として活動を始める。NHK大河ドラマをはじめ民放の番組、映画、虫プロダクション関連のアニメーションなど多くの作品で音楽を担当した。69年モーグ・シンセサイザーを知り、以降は古典的名曲をシンセサイザーによって現代的な解釈を加えて発表するという活動が中心となった。74年日本人として初めてグラミー賞にノミネートされる。
01年「千年の恋
ひかる源氏物語」の音楽を作曲し、日本アカデミー優秀音楽賞を受賞した。
4/26
 ■戸川昌子(推理作家、シャンソン歌手）東京都
26日、胃がんのため静岡県の病院で死去、85歳。
東京都立千歳丘高校を中退。三菱商事のタイピストへて、シャンソン歌手となる。東京・銀座の「銀巴里」でデビュー。
62年自身の住む同潤会大塚女子アパートを舞台としたミステリー「大いなる幻影」で江戸川乱歩賞を受賞。63年「猟人日記」で直木賞候補となり、映画化された。67年都内のシャンソン喫茶「青い部屋」オーナーとなる。川端康成や三島由紀夫ら文化人とも交流した。TVや映画にも出演した。
4/24
 ■ビリー・ポール（米ソウル歌手）ペンシルベニア州フィラデルフィア
24日、すい臓がんを患っていた。ニュージャージー州ブラックウッドにある自宅で死去。81歳。
テンプル大学とグラノフ音楽学校で音楽教育を受ける。71年初アルバム「Going
East」発表。72年「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」が大ヒットし、グラミー賞を受賞。
4/23
 ■山本功児（元プロ野球巨人選手元ロッテ監督）大阪府堺市
23日、肝臓がんのため福岡県北九州市内の自宅で死去、64歳。
三田学園で春夏計２度甲子園に出場。法政大学をへて本田技研鈴鹿、西濃運輸、新日鐵名古屋で社会人野球を経験。75年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団。76年から巨人で代打の切り札となる。84年ロッテに移籍、88年引退。ロッテのコーチ、2軍監督をへて、00−03年までロッテ監督。０４年巨人2軍ヘッド兼打撃コーチ、05年１軍ヘッド兼打撃コーチを務めた。長男の山本武白志内野手はＤｅＮＡの育成選手。
4/20
 ■ガイ・ハミルトン（英映画監督）パリ
20日、スペインのマジョルカ島の病院で日死去、93歳。
英海軍勤務をへて、英映画監督キャロル・リードらに師事。52年監督デビュー。映画「００７」シリーズで、64年第3作「ゴールドフィンガー」、71年「ダイヤモンドは永遠に」、73年ロジャー・ムーア起用の「死ぬのは奴らだ」、
74年「黄金銃を持つ男」の４作品などで監督を務めた。
4/21
 ■プリンス（米ミュージシャン）ミネソタ州ミネアポリス
21日、自身が所有するミネソタ州ミネアポリス近郊のペイズリー・パークスタジオで亡くなっているところを発見された。
57歳。
78年メジャーデビュー。
82年2枚組アルバム「1999」が400万枚の大ヒット。
84年サウンドトラック「パープル・レイン」がビルボードチャートで24週間トップ。ほか「レッツ・ゴー・クレイジー」などヒット曲を量産。プラチナアルバム12作品、トップ40シングル30曲をリリース、アルバム・シングルの総売り上げは1億5,000万枚にのぼる。
グラミー賞を７回受賞.
4/6
 ■大平透（声優）東京
12日、肺炎のため死去、86歳。
明治大学政治経済学部に入学するも、肺結核で3年間休学。52年「ラジオルーテルアワー（日本ルーテル教団）」専属アナウンサーでデビュー。63年に大平プロダクションを設立。声優として「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造、「ハクション大魔王」のハクション大魔王、映画「スター・ウォーズ」ダース・ベイダーの声などを務めた。日本俳優連合副理事長を務めた。
4/6
 ■秋山ちえ子（放送ジャーナリスト、評論家）宮城県
6日、肺炎のため東京都内の自宅で死去、99歳。
東京女子高等師範学校（現：お茶の水女子大）を卒業。国立東京聾唖学校教諭を務める。結婚後中国へ。48-56年までＮＨＫラジオで「婦人の時間」などのリポーターを担当。
54年ラジオ番組「私の見たこと聞いたこと」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。ラジオによるルポルタージュという新分野を開拓した。57年 ラジオ番組「秋山ちえ子の談話室」（当初は「昼の話題」）がスタート、45年間続けた。67年から終戦記念日に東京・上野動物園で「かわいそうなぞう」の朗読を毎年続けた。著書に「大晦日のローストビーフ」「いぶし銀のように」「九十九歳の恋うた」など多数。菊池寛賞、東京都文化賞、エイボン女性年度賞などを受賞多数。
4/3
 ■望月三起也（漫画家）横浜市
3日、肺腺がんのため神奈川県川崎市中原区の病院で死去、77歳。
高校卒業後、建設会社に就職。1年で退社し、漫画家に。60年「特ダネを追え」でデビュー。64年「秘密探偵ＪＡ」がヒットした。69年極道が白バイ警官になったという設定の「ワイルド７」が人気を得て、10年間連載が続く。72年TVドラマ化、11年映画化された。
3/26
 ■喜早哲(ダークダックス/メンバー)東京都
26日、急性肺炎のため 死去、85歳。
慶応大学経済学部在学中の51年同大の男性合唱団「ワグネル・ソサィエティー」のメンバー3人で結成。翌年高見沢宏が加わり４人組となる。このなかでバリトンを担当し、 「ゲタさん」の愛称で親しまれた。56年ロシア民謡「ともしび」がヒット。「北上夜曲」「山男の歌」「銀色の道」などの代表曲がある。58年からNHK紅白歌合戦に14回連続、通算15回出場。著書に「日本の美しい歌−ダークダックスの半世紀」がある。
3/21
 ■四代目江戸家猫八（声帯模写芸人）東京都中央区
21日、進行性胃がんのため死去、66歳。
68年玉川学園を卒業。同年父の三代目猫八に弟子入りし、初代江戸家小猫を名乗る。01年三代目が死去。04年文化庁芸術祭賞優秀賞受賞。09年四代目を襲名した。
3/19
 ■夏樹静子（推理作家）東京都
19日、心不全のため福岡市内で死去、77歳。
慶応大文学部英文学科を卒業。在学中の60年「すれ違った死」が江戸川乱歩賞候補となる。これがきっかけで、NHK推理ドラマ「私だけが知っている」の脚本を担当。以後3年間で約30本の脚本を執筆69年「天使が消えていく」が江戸川乱歩賞候補。73年「蒸発」で日本推理作家協会賞を受賞。「第三の女」が仏訳され、89年フランス犯罪小説大賞（ロマン・アバンチュール大賞）を受賞。他の代表作に「見知らぬわが子」「量刑」「見えない貌」「Wの悲劇」やノンフィクション「妻たちの反乱」など。
3/13
 ■出目昌伸（映画監督）滋賀県八日市市（現：東近江市）
13日、膵臓がんのため東京都内の病院で死去、83歳。
早稲田大学法学部を卒業。57年東宝に入社。黒澤明監督らの助監督を務め、68年「年ごろ」で初監督。退社後は東映作品が多く84年吉永小百合主演の「天国の駅」、
86年「玄海つれづれ節」、95年「きけ、わだつみの声」、96年吉永小百合と岩下志麻共演の「霧の子午線」を監督。
3/11
 ■キース・エマーソン（キーボード奏者）英ランカシャー州トドモーデン
11日、米カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死
亡、頭部に銃痕があり、自殺の可能性もあるとみて警察
が調べている。71歳
。第一次大戦後にウェスト・サセックス州のワージングに転居。63年「キース・エマーソン・トリオ」としてピアノトリオ演奏で初レコーディング。学校卒業後、地元の銀行電算機課に就職したが、バンド演奏を優先したことで解雇される。その後、いくつかのバンドをへて、70年英プログレッシブ・バンド「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」(ELP)を結成。アルバム「タルカス」が英チャートで１位となるなど、74年までのバンド活動で世界的な知名度を得る。79年にバンドを離れ、
80年代にELPは消滅。しかし、92年と10年にバンドを一時的に復活させた。
310
 ■聖日出夫（漫画家）札幌市
10日、胃がんのため死去、 69歳。
北海道札幌南高校を卒業。大学受験で上京するが進学できないまま、東京で暮らす。68年「一発野郎「で漫画家デビュー。82年から1991年まで「なぜか笑介」をビッグコミックスピリッツに連載。その後、続編の「だから笑介」をビッグコミックスペリオールに連載する。「試験あらし」「ホームルーム」などの学園もので人気をえる。他の作品に「ザ・飲ミュニケーション」など。
3/6
 ■多湖輝（心理学者、千葉大学名誉教授）インドネシアのスマトラ島
6日、間質性肺炎のため東京都内の病院で死去、90歳。
東京大学文学部を卒業。東京工業大学助手、千葉大学講師、同助教授をへて、1973年同教授に就任。89年退官し、名誉教授となる。この間、66年出版の「頭の体操」第１集が200万部を突破するベストセラーとなる。同操シリーズは23集が発行され、計1200万部を売り上げた。このほか「図解・子どもの性格を決めるしつけの習慣」「叱る！知恵」などの著書がある。91年多湖輝研究所を設立。07年東京未来大学学長に就任。
3/4
 ■パット・コンロイ（米作家）ジョージア州
アトランタ
4日、膵臓がんを患っていたが、サウスカロライナ州ビューフォートの自宅で死去、70歳。
70年「ザ・ブー」で作家デビュー。86年「潮流の王者」を出版。91年同書を原作とし、バーブラ・ストライサンド監督・製作・主演「サウス・キャロライナ／愛と追憶の彼方」として映画化された。脚本を担当しアカデミー賞候補となった。このほか「コンラック先生」「影の私刑」などが映画化されている。
2/19
 ■合田佐和子（画家）高知市
19日、心不全のため神奈川県鎌倉市の病院で死去、75歳。
63年武蔵野美術学校（現：武蔵野美術大学）を卒業。唐十郎主宰の「劇団状況劇場」「唐組」、寺山修司主宰の「天井桟敷」の舞台・宣伝美術を手などに参加。65年から各地で個展・オブジェ展を開催。82年第1回現代芸術祭「瀧口修造と戦後美術」に出品。女性像を中心に油彩、パステル、写真などに取り組んだ。作品集に「パンドラ」など。
2/19
 ■ウンベルト・エーコ（伊、作家で哲学者）伊ピエモンテ州アレッサンドリア
19日、がんを患っていた。ミラノの自宅で死去、84歳。
54年トリノ大学卒業。トマス・アクィナスの美論について学位論文を書くが、その後信仰が揺らぎカトリック教会から距離を置く。国営放送局のイタリア放送協会でドキュメンタリー番組プロデューサーとして勤務。
56-64年トリノ大学でも講義を行う。50年代後半から記号論を展開し、70年代にボローニャ大学で記号学教授に就任。80年中世の修道院を舞台にしたミステリー小説「薔薇の名前」を出版し作家デビュー。同作は世界的なベストセラー。他の著作に「美の歴史」「フーコーの振り子」「プラハの墓地」「もうすぐ絶滅するという紙の書物について」など。
2/16
 はかま満緒（放送作家）東京都
16日、心不全のため東京都内の自宅で倒れているのが見つかり搬送先の病院で死去、78歳。
57年慶応大学を中退。ラジオ東京（現：東京放送ホールディングス/TBSラジオ・TBSテレビ）に入社。
59年同社を退社し、フリーの放送作家となる。林家三平のギャグの台本を数多く手がけたことで知られる。61年開始のTV番組「シャボン玉ホリデー」をはじめ、TV・ラジオのコメディ・バラエティ番組の作・構成を担当。77年から続くNHK-FM「日曜喫茶室」では長くパーソナリティを務めた。
「はかまお笑い塾」を自宅につくり、萩本欽一や車だん吉、脚本家の市川森一らを輩出。72年芸術祭大衆芸能部門文部大臣賞、芸術祭賞を受賞。01年放送文化基金賞を受賞。
2/3
 ■モーリス・ホワイト（バンド「アース・ウィンド＆ファイアー」創設者リーダー）メンフィス
3日、長年パーキンソン病を患っていたが、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で死去、74歳。
53年ドラムを始める。シカゴ音楽院に通う。66年ピアニストのラムゼイ・ルイスのバンドに加入。69年自身のグループ「ソルティ・ペパーズ」を結成、シングルを発表。
70年バンド名を「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」に変更する。72年活動拠点をロサンジェルスに変え、フィリップ・ベイリーが加入したことでモーリスとのツインヴォーカルになる。「セプテンバー」「ブギー・ワンダーランド」「シャイニング・スター」「アフター・ザ・ラブ・ハズ・ゴーン」「宇宙のファンタジー」「レッツ・グルーヴ」などが大ヒットし、「ディスコ」全盛の70年代から80年代にかけダンスミュージックを象徴するバンドとなった。世界でのレコード、CDの売上は9000万枚に上り、グラミー賞を６回受賞、00年「ロックの殿堂」入り。
1/29
 ■ジャック・リヴェット
（仏映画監督）仏ルーアン
29日、パリの自宅で死去、87歳。
映画誌『ラ・ガゼット・デュ・シネマ』、『カイエ・デュ・シネマ』の創刊に関わる。49年から短編映画の製作を始める。56年短編映画「王手飛車取り」を監督、同映画から“ヌーヴェル・ヴァーグ”が始まったと定義され、ジャン＝リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォー、エリック・ロメールらとともにその中心的存在として活動した。60年「パリはわれらのもの」で長編監督デビュー。63年カイエ・デュ・シネマの編集長に就任。66年長編2作目「修道女」がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されるが、反宗教的という理由によりフランス国内で上映禁止処分を受ける。91年「美しき諍い女」でカンヌ国際映画祭グランプリを獲得。同年、ロカルノ国際映画祭で名誉豹賞を受賞。その後、01年「恋ごころ」、03年「Mの物語」、
07年「ランジェ公爵夫人」、09年「ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー」を監督。
1/18
 ■中村梅之助（歌舞伎俳優）東京都
18日、肺炎のため東京都内の病院で死去、85歳。
38年に初舞台を踏み、39年四代目中村梅之助を名乗った。45年乳の中村翫右衛門が設立した劇団前進座に入座。舞台では「四千両小判梅葉」の富蔵、「新皿屋舗月雨暈」の魚屋宗五郎役で、93年松尾芸能賞演劇最優秀賞を受賞。93年前進座十月公演「一本刀土俵入」で文化庁芸術祭賞（演劇部門）を受賞。時代劇俳優としても広く活躍し、大河ドラマ「花神」をはじめ、TV時代劇「遠山の金さん捕物帳」「伝七捕物帳」などで主演した。前進座代表を長年務め08年その演劇活動により朝日舞台芸術賞特別賞を受賞した。俳優の中村梅雀は長男。
1/18
 ■グレン・フライ（ギタリスト）ミシガン州デトロイト
18日、内臓疾患などの合併症のためニューヨークで死去、67歳。
米ロックバンド「イーグルス」ギタリスト）で創設メンバー。71年ドラマーで歌手のドン・ヘンリーとロサンゼルスで「イーグルス」を結成。「呪われた夜」「ホテル・カリフォルニア」「テイク・イット・イージー」などが大ヒット。1970年代を代表するロックバンドの一つとなった。80年イーグルス解散。その後もソロ・アーティストとして「The
Heat Is
On」などのヒットを放った。イーグルスのメンバーとしてグラミー賞を6回、アメリカン・ミュージック・アワードを5回受賞。バンドは94年に再結成された。
1/14
 ■アラン・リックマン（英俳優）ロンドン
4日、癌のため1死去、69歳。
王立演劇学校で学んだのち、舞台演劇で活動。85年ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによる「Les
Liaisons
Dangereuses」に出演。87同作のブロードウェイ・プロダクションでトニー賞にノミネート。蜷川幸雄演出の舞台「Tango
at the End of
Winter」で主役を演じる。映画「ロビン・フッド」で英国アカデミー賞助演男優賞を受賞。「ラスプーチン」でゴールデングローブ賞男優賞とエミー賞主演男優賞を受賞。「ハリーポッター・シリーズ」でセブルス・スネイプ役を演じ、高い評価を得る。02年舞台「Private
Lives」でトニー賞ノミネート。
1/11
 ■デヴィッド・マーギュリーズ（俳優）ニューヨーク市ブルックリン
11日、病気のためニューヨークで死去、78歳。
ニューヨーク市立大学シティカレッジを卒業。58年にオフ・ブロードウェイでデビュー。
舞台俳優として活動後、84年映画「ゴーストバスターズ」にニューヨーク市長役で出演、広く名を知られる。89年続編にも同役で登場した。その後、ジム・キャリー主演「エース・ベンチュラ」、ウディ・アレン監督「セレブリティ」などに出演した。他の出演作に「殺しのドレス」「ナインハーフ」「幸せの行方」など。
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 ■桂春団治（落語家）大阪市
9日、心不全のため大阪市内の病院で死去、85歳。
浪華商業高校（現：大阪体育大学浪商高校）を卒業。兵庫県宝塚市の自動車部品販売会社に勤めるも1年で退職。47年父の二代目春団治に入門。父の死後、29歳で三代目春団治を襲名。六代目笑福亭松鶴、五代目桂文枝、三代目桂米朝とともに上方落語を再興に尽力し、「四天王」と称された。75年文化庁芸術祭優秀賞を受賞。77年上方落語協会会長に就任し、83年まで務める。78年上方お笑い大賞を受賞。
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 ■デビッド・ボウイ（英ロックシンガー）英ロンドン南部ブリクストン
8日、癌のため死去、69歳。
62年ガールフレンドを巡る喧嘩で左眼の視力をほぼ失う。16歳で本格的音楽活動を開始し、サックス奏者としていくつかのバンドに所属した。64年「ディヴィー・ジョーンズ・アンド・ザ・キング・ビーズ」名義で最初のシングル「リザ・ジェーン」を発表。いくつか名義を変更後、66年シングル「Do
Anything You
Say」から使い始めた「デヴィッド・ボウイ」が定着。67年デビューアルバム「デヴィッド・ボウイ」を発表。69年前年開の映画「2001年宇宙の旅』」モチーフにしたアルバム「スペイス・オディティ」が大ヒットし、スターダムに上がった。70年「世界を売った男」、71年アルバム「ハンキー・ドリー」をリリースし、カウンターカルチャーの旗手としての地位を確立する。
72年コンセプト・アルバム「ジギー・スターダスト」をリリースし、架空のロックスター「ジギー・スターダスト」を名乗り、1年半の世界ツアーを組んだ。このほか代表的なアルバムに、75年「ヤング・アメリカンズ」、77年「ロウ」、88年「ティン・マシーン」などを発表。米エスクァイア誌が選ぶ「史上最も洗練された10人のミュージシャン」で１位に輝く。一方、76年初の主演映画「地球に落ちてきた男」が公開される。
83年大島渚監督の映画「戦場のメリークリスマス」でも主演を務め、
ビートたけしらと共演した。ほか「バスキア」など映画出演多数。晩年は病気に苦しみ、06年のニューヨーク公演が最後のライブだった。
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 ■ナタリー・コール（米歌手）カリフォルニア州ロサンゼルス
12月31日、心疾患などのためロサンゼルスの病院で死去、
65歳。
父は歌手のナット・キング・コール。大学卒業後、75年デビュー曲「ジス・ウィル・ビー」がビルボード全米総合チャート6位を記録し、グラミー賞最優秀R&B女性ボーカル賞、最優秀新人賞に輝く。76年初来日、「Mr.
Melody」で東京音楽祭でグランプリを受賞。 77年全「I've Got
Love On My
Mind」で米総合チャート5位、R&B部門1位に輝く。80年代に入りセールスが落ち込み、薬物中毒に陥って一時活動を休止。88年「ピンク・キャデラック」のヒットで復活、89年「Miss
You Like
Crazy」でビルボードR&B部門とアダルト・コンテンポラリー部門ともに第1位、全米シングルチャート第7位、全英オフィシャルチャートのシングルランキング第2位、91年父ナット・キング・コールのカバー集「アンフォーゲッタブル
(Unforgettable... with
Love)」を発表、全米ポップチャートで5週1位の大ヒットを記録、グラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した。シングル「アンフォーゲッタブル」は、亡父の音源とのオーバーダブ共演が話題を呼び、同年グラミー賞ソング・オヴ・ザ・イヤーに輝いた。
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